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(回答先: テロとの戦い 投稿者 中川隆 日時 2021 年 9 月 15 日 04:18:26)
誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説!
日本メディア初「9.11本当の陰謀と真実」公開!この情報を発言した人間は”毒殺”…ジェームズ斉藤【タリバン・アフガン】
2021.08.24
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤
※本記事は、公開するにあたって非常にリスクの高い危険な内容を含む記事となっておりますので、有料化します。本記事の内容を拡散・コピペ・引用することは固く禁じます。
──前回、9.11はアフガン問題と大きくリンクしているということで終わりました。
ジェームズ そうですね。もともとアフガン侵攻は01年9.11の同時多発テロから始まっているわけですから、リンクしているのは当然なのですが、じゃあ、どうしてアフガンに侵攻したのかということですね。
──それはタリバン政権がビンラディンを匿っていたからですよね。
ジェームズ それで多国籍軍というか、主にアメリカがアフガンに侵攻したわけですが、前回も言ったように01年の12月にはビンラディンの居場所を見つけていて拘束することも可能だったんです。ところが、アメリカはそれをしなかった。不可解なのはそれだけではありません。例えば、アフガンには反タリバン勢力の北部同盟というグループがあってアフマド・シャー・マスードという人物が指導者だったんですが、彼は9.11の前々日の9月9日に殺されているんです。実はマスードはロシア軍事インテリジェンスGRUのエージェントでもあり、CIAとも二股をかけていました。彼の暗殺の直前には三人のGRU要員がアフガン入りしています。
また、マスード暗殺と同日にロシアのプーチン大統領がアメリカのブッシュJr大統領に電話しているんですよ、「近々とてつもないことが起きるから要注意だ」と。そして9.11が起きるわけです。
──どういうことですか? 9.11にはロシアも関わっていたんですか?
https://tocana.jp/2021/08/post_218816_entry.html
タリバンは米英の喰い物ですか?「9.11本当の陰謀」はコロナ問題にも関わっていた…ジェームズ斉藤
2021.09.04
https://tocana.jp/2021/09/post_219727_entry.html
ジェームズ 9.11の深層第2弾です。前回は9.11の黒幕が××(前回記事参照)で、彼らがパキスタン、イラン、サウジアラビア、イスラエル等中東諸国と組み、アルカイダに9.11をやらせたという話をしました。
今回は陰謀論でもあまり触れられていないビン・ラディンとザワヒリ自身が9.11の工作の詳細を知らなかったという話をしましょう。
──ちょっと待ってください。ビン・ラディンとザワヒリってアルカイダの旧No.1と現No.1じゃないですか。それが9.11で蚊帳の外だったということですか!?
ジェームズ そうです。ビデオで彼らはそう告白しているのです。つまり、ハイジャック犯のハンドラーはアルカイダではなく、別にいるわけです。それが前回記事で紹介した××企業の××社であり、今回のテーマとなるパキスタンISI(パキスタンで最大の情報機関(諜報機関)の名称)になります。
──パキスタンISIはパキスタンの諜報組織ですよね? それが9.11の黒幕になるほど大きな影響力を持っているんですか?
ジェームズ ISIなくして9.11は語れないほど大きな影響力を持っています。そもそもソ連アフガン戦でCIAが協力を求めた相手がパキスタンISIでした。これをきっかけとしてCIAが麻薬ビジネスとイスラム過激派への関与から抜け出せなくなっていきます。
アメリカの元国家安全保障顧問ズビグニュー・ブレジンスキーもフランスの雑誌にこう語っています。アメリカがアフガンに関わるようになったのは1979年7月3日だと。その日はカーター大統領が、カブールの親ソビエト政権の反対派に対する秘密の資金援助に署名した日で、「それがソ連のアフガン侵攻を引き起こした」と言っています。
──結局、ソ連・アフガン戦のきっかけはアメリカだったんですか!?
ジェームズ そうです。そしてソ連のアフガン侵攻はCIAがアフガンの麻薬と出会うきっかけであり、アフガンの麻薬をアメリカ人が知るきっかけでもありました。
実は、1979年以前、パキスタンとアフガンは欧米にヘロインを輸出していなかったんです。ところが、1981年になると、パキスタン軍のトラックがCIAの武器を積んでアフガンに行き、帰りはヘロインを満載して帰ってくるようになったんです。つまり、麻薬の密輸をパキスタン軍がしていたわけで、これを指示したのがISIです。
──ISIが麻薬の運び屋の元締めをやっていたんですね。
ジェームズ アフガンの麻薬をインド洋まで陸路輸送したのがパキスタンISIです。もちろんCIAから通行料を取っていました。これを海路で中南米に送り、そこから不法移民を使ってアメリカに運び込んだのがCIAです。
また、この時期、ISIはCIA長官のウィリアム・ケーシーと、サウジアラビアの情報機関GIP長官のトゥルキ・ビン・ファイサル王子と共同してアフガン人の過激派を養成するようになります。彼らによって集められたアフガン人過激派がムジャヒディンで、ムジャヒディンの戦士たちは全員パキスタンに集められ、CIAとMI6の指導するキャンプで軍事訓練を受けました。イギリス特殊部隊のSASからは爆弾作りなどゲリラ戦の技術も教えてもらっています。
──イギリスも関わっているんですか?
ジェームズ 当然です。もともとアフガンのアヘンを利用したのは大英帝国が最初で、アヘン戦争のアヘンはアフガン製ですので。しかも、CIAに麻薬ビジネスを紹介したのはMI6です。CIAはMI6経由でISIと接触しています。
──ISIの後ろにイギリスもついているんですね。
ジェームズ 裏では繋がっています。実際、先日のCIA長官のアフガン入りの後を追うように、MI6高官もカブール入りし、タリバンと面会しています。米英の諜報機関がタリバンと会談した理由は、今後のアフガン発の麻薬ビジネスについてだったと関係者から聞いています。
──タリバンは米英の喰い物ですか?と思ってしまうぐらいですね。
ジェームズ なにしろ、CIA、GIP、MI6、SASのバックアップを受けて、パキスタン国内でムジャヒディンは誕生しましたので。その数は、1986年から1992年にかけて延べ10万人以上と言われています。言うまでもありませんが、彼らがのちのアルカイダであり、タリバンであり、一部はISにも流れています。
──そうなると結局、欧米が悪くないですか? 特にイギリスは。なにしろ、パキスタンがインドから独立するように仕向けたのはイギリスですよね?
ジェームズ そうです。そもそもアフガンの麻薬ビジネスを始めたのも19世紀の大英帝国です。しかも、ISIの創設者で初代長官はロバート・カーソーン将軍という、生粋の白人イギリス人です。
──えっ、イギリス人なんですか!?
ジェームズ そうです。ここに英国の天才的な謀略性があります。独立させた国の諜報機関を最初から乗っ取っているわけですから。なので、大枠で見れば、やはり超大国の諜報機関が大きなアジェンダを設定しています。ISIのイスラム過激派支援も、大英帝国のスーパー諜報員であった「アラビアのローレンス」の対アラブ工作の模倣です。しかし、今言った経緯によってISIはおそらく世界トップクラスのイスラム過激派ネットワークを持っています。パキスタンISIの最大の特徴は、アフガンのイスラム過激派を訓練し、そしてアフガン本国に返していたことです。タリバンを作ったオマル師もパキスタンISIの訓練を受けていますし、ビン・ラディンもISIの保護下で2011年まで暮らしています。現アルカイダの指導者のザワヒリもパキスタンISIの庇護下で暮らしています。まあ、死亡説もありますが。
──イスラム過激派を養成していたのがISIなので大きな影響力があるんですね。
ジェームズ 実際、26日のカブール空港爆破事件はIS-K(イスラム国ホラサン州)が実行犯だと言われていますが、IS-Kはパキスタンの組織です。あまり報道されていませんが、このテロ事件にはハッカーニ・ネットワークという組織も関わっていて、これはタリバンの別動隊のようなものですが、やはりパキスタンISIの傘下にあります。ハッカーニ・ネットワークはタリバンと対立するISとも協調関係にありますから、パキスタンISIはタリバン、アルカイダ、ISに関与しているただ一つの組織と言っていいかもしれません。
──結局、ムジャヒディンを養成していたことですべてのイスラム過激派の母体みたいになっているんですね。ところで、パキスタンがそこまでイスラム過激派にテコ入れするメリットはどこにあるんですか?
ジェームズ パキスタンの最大の脅威はインドです。インドはアフガンを「インド化」し、そこからパキスタン侵攻の拠点を作ることを狙っています。パキスタンはこれを阻止しようとイスラム過激派を支援しているわけです。映画『ホテル・ムンバイ』でも有名な、2008年11月のムンバイ同時多発テロもパキスタンISIの工作です。
──そのテロ事件は一応、イスラム過激派が犯行声明を出していますが。
ジェームズ いえ、実際はISIです。ISIは反印感情からずっとイスラム過激派を支援してきました。そもそもイスラム過激派は諜報機関の支援なしに存続できません。イスラム教を徹底すると「反資本主義」の論理に陥り、必ずジリ貧状態になります。そこでアングラ経済が必要になり、裏社会を牛耳っている諜報機関に頼らざるを得ない状況になります。
──でも、CIAって敵じゃないんですか?
ジェームズ いえ、そこは「アッラーの御慈悲」によって許されるのです。むしろ、資金を調達するために資本主義化して毎日の礼拝を欠くようになってしまう方がアッラーに背く行為です。一方、諜報機関からすれば、イスラム過激派はどんな汚い工作でも必ず捨て身で行ってくれる最も使い勝手のいい勢力です。したがって、ISIは今回もタリバン政権樹立に協力しています。先日もISIのトップであるファイズ・ハミード長官本人がアフガン入りし、タリバン幹部と一緒に礼拝をしていました。ISIが狡猾なのはタリバンがパキスタンに牙を剥かないよう、反タリバンのハッカーニ・ネットワークやIS-Kも支援していることです。
──ISIのことがだいたいわかりました。結局、9.11はISIが大きな絵を描いてアルカイダにやらせたということですか?
ジェームズ テロの実行面に関してはそうなるでしょう。9.11の作戦計画はパキスタンISI傘下でアルカイダ幹部のハリド・シェイク・モハメドが行い、実行しました。パキスタンISIが関与している証拠は9.11の直前にアルカイダのモハメド・アタに数千万円を送金していることです。アタは9.11で旅客機をハイジャックしたグループのリーダーです。つまり、9.11はISIがイスラム過激派を使ってやらせたものです。また、ビン・ラディンやザワヒリが9.11の詳細を知らなかったのは個々のテロリストの動きを完全に把握できていなかったためです。
──聞けば聞くほどISIは9.11実行犯の黒幕ですね。しかし、わからないのはなぜ、ISIがアメリカを攻撃しなければならなかったか?なんです。
ジェームズ それは9.11がただのテロ事件ではないからです。例えば、9.11当日、アメリカン航空株が空売りされています。これはサウジ王室が関わっていると言われています。サウジの諜報機関GIPはさきほども言ったように、CIA、ISIとともにムジャヒディンを養成したイスラム過激派支援組織の一つです。
このように9.11には様々な勢力が断片的な情報をもとに陰謀を張り巡らしていました。その中で一番抽象度が高いレベルで戦略の方向性を牛耳った勢力だけが望んだ結果を勝ち取ることができるのです。そうなると前回解説したロシアと米国政府の一部の勢力には敵いません。次回はこの米国政府の一部の勢力について解説しましょう。
いずれにせよ、9.11関連の勢力はすべて暴かないといけないと思っています。なにしろもう20年も経っているのですから秘密も時効ではないでしょうか? それにいま暴く必然性もあります。コロナ危機も9.11と同じ構図なので、コロナ下のいまを理解するためには必要不可欠な情報だと思います。
文=ジェームズ斉藤
https://tocana.jp/2021/09/post_219727_entry_3.html
誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説! 利権、ディープステート、日本…
2021.09.11
https://tocana.jp/2021/09/post_220530_entry.html
──これまでは9.11特集としてロシア編、パキスタンISI編がありましたが、今回はいよいよアメリカ編です。やはりアメリカが一番の黒幕だったんですか?
ジェームズ いえ、全員グルです。特に大戦略レベルで米露が連携していた、という表現が正しいでしょう。
──米露が組んでアメリカを攻撃したということですか!?
ジェームズ そうです。米国の黒幕の思惑と、ロシアの大戦略が奇妙に一致したんです。ロシアはすでに前々回の記事で書いていますが、軍事インテリジェンスのGRUが中心になって動いていました。
米国側の黒幕の中心的存在の有名どころは、ディビッド・ロックフェラーとキッシンジャーとブレジンスキーです。いわゆる日本通と言われる人たちです。
──日本通?
ジェームズ そうです。そこが重要になってきます。なぜなら、彼らは三極委員会(国際社会における日本・北米・欧州(三極)の協同を促進する為に設立された非営利の政策協議組織)の創設者だからです。そして、思い出してほしいのが世界貿易センタービルにはどういう企業が入っていたのか?です。
──ちょっと確認します……あっ、◯◯銀行!
ジェームズ そうです。なぜ、米国側の黒幕が三極委員会なのかはそこに意味があります。三極委員会の三極は米国、欧州、日本のことです。もともとディビッド・ロックフェラーが日本をグローバリストの仲間に入れるために作った組織で、のちに総理となる宮沢喜一氏も創設者でした。ですから、9.11では、日本は捨て石として組み込まれていました。
──いきなり、凄い話ですけど、ロックフェラーは何が狙いだったんですか?
ジェームズ 石油利権です。もともとロックフェラー家はスタンダードオイル社からスタートし、世界のエネルギー産業を牛耳りました。彼らは直接の陰謀に関与するというよりも、関係者のパトロンになり自由にやらせ、自分たちが儲けるというやり方です。ロックフェラーはイラク侵攻後のイラク産石油の民営化を完全に自分のものにしましたので。
──随分わかりやすい構図ですけど、以前、ジェームズさんは当時の米副大統領ディック・チェイニーと、ロシアのインテリジェント組織のフロント企業●●社(第一回記事参照)がこの事件の黒幕だったとおっしゃってましたよね。
ジェームズ その通りです。ただし、チェイニーをホワイトハウスに送り込んだのはブッシュ・シニア、リチャード・ヘルムズ元CIA長官、テッド・シャックリー元CIA工作員、フランク・カールッチー元国防総省長官、ドナルド・ラムズフェルド国防総省長官などです。彼らはAssociation of Former Intelligence Officers (AFIO)等の諜報機関OBからなる秘密結社のメンバーでそこで謀略計画が議論されました。ちなみに私も会のメンバーで、何度もヴァージニア本部の総会に参加しています。
──そうなんですか! 大丈夫ですか、話しても。
ジェームズ 問題ありません。ラムズフェルドなどさまざまな関係者が鬼籍に入ったいまとなっては、時効はとうに過ぎ、諜報機関の将来のため、暴露しなければならないと思っています。AFIOを動かしていたのが三極委員会のロックフェラーたちでした。ただし、彼らの狙いは石油利権だけなので、資金を出すから上手にやれという立場です。
また、●●社はアメリカ本土テロを実行するためにロシアの軍事インテリジェンスGRUが作ったフロント企業です。
●●社の役割は米国とアルカイダ、ISI、サウジの諜報機関等の仲介で、米国が直接関与できない裏の仕事を請け負っていました。チェイニーはこの企業の取締役でした。 ●●社とチェイニーの関係は9.11で最重要項目の一つで、今後段階的に暴露しようと思います。
──実質的には●●社が動いていたんですね。ただ、よくわからないのがチェイニーです。アメリカの副大統領がロシアと手を組むのはいまのバイデンと中国の仲を見ればわかるんですけど、自国へのテロ活動まで支援しますか?
ジェームズ そこまで売国的なことをするのかということですね。十分あり得るというか、米国史では常識です。アメリカはもともとそういう国なのです。例えば、南北戦争でリンカーンが南軍に一発目を撃たせて、Remember Fort Sumter!になっていますし、ルーズベルトは大日本帝国に一発目を撃たせ、Remember Pearl Harbor!をやっています。米国は必ず相手に一発目を撃たせます。自国内に犠牲者が出ても平気です。もとが祖国を捨てた漂流民からなる国なので、外敵なしに国家が団結することはできません。これが米国の裏の顔です。
──ただ、アメリカの裏の顔がなぜ、ロシアと共闘したんですか?
ジェームズ では、最初から順を追ってお話しましょう。そもそも9.11の陰謀が具体化したのは1990年代後半です。米国の黒幕たちが核を使わない米国本土侵攻を画策し、それを利用して中東に米軍が侵攻するというアイデアを思いつきました。中東に侵攻すれば、エネルギーの民営化と軍産複合体の需要創出が同時にできます。同時期にロシアは冷戦後、テロで米国を弱体化し、ロシアの復興を実現するという戦略を思いつきました。
──アメリカもロシアも、アメリカ本土を攻撃したかったと。
ジェームズ そうです。この二つの大きな流れが1990年代初頭から存在し、1998年にProject for a New American Centuryというシンクタンクが「真珠湾攻撃の様な壊滅的で変化の触媒となる出来事が米国安全保障改革には必要だ」という研究レポートを発行します。PNACにはチェイニーやジェブ・ブッシュ(ブッシュJrの弟)なんかもいました。同じ年、●●社も設立されています。
その一方で、アルカイダNo1のオサマ・ビン・ラディンとNo2のザワヒリが連名で第二次対米ファトワー(死刑宣告)を下し、事実上の対米宣戦布告をしています。ここで重要なのはザワヒリがファトワー宣告の直前にアフガン入りしした三人の金髪スラブ系GRU要員(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)と合流し謀議をしていることです。この様子は米国の諜報機関からは公開されていませんが、現地では映像記録が残っています。この時点でGRUの工作があったことがわかります。
──確かにジェームズさんが言ったようにアメリカの黒幕たちとロシアの思惑が一致していますね。
ジェームズ アルカイダがテロをやったことは事実です。しかし、彼らを操ったのはGRUであり、そこにロックフェラーやチェイニーらが乗っかった形です。これが一番成功しやすいのです。
謀略工作で成功確率が高いのはすでにある計画を乗っ取り、自分の利益になる様に誘導することです。日露戦争の明石工作が成功したのも、明石大佐がレーニン等の共産主義者に自由に好き放題やらせたからです。人間というのは命令されるのが嫌いで、本質的に自由を求めます。ビン・ラディンは純粋にイスラム教徒によるユートピアをテロで実現しようとしていました。ザワヒリもロシア側に取り込まれましたが、イスラム教徒による理想郷の実現をやはり目指していました。しかし、作戦初期のレベルで米国の黒幕やロシアに乗っ取られてしまい、ビン・ラディンたちは9.11の詳細を知らされなかったのです。
──アメリカは石油利権などのために、ロシアはアメリカを弱体化させるためにアルカイダの計画を乗っ取ったということですね。
ジェームズ そうです。ここで最悪なのは米国の黒幕たちです。ロシアは自国の利益のために動きました。アルカイダも自分たちの理想にために命を賭けました。ところが、アメリカの黒幕たちは利権が目当てです。金のためなら自国民の命などなんとも思わない人たちがいるということです。この9.11の「利権ファースト」の米国の黒幕が、所謂ディープステートという、民主主義のプロセスを経ずに権力の座に居座っている勢力です。ディープステートは9.11を契機に本格化し、表舞台に出てくる様になりました。
──国よりも自分の儲けが大事という人たちがトップなんですね。
ジェームズ それはいまもそうです。今後の米国の安全保障の最大の関心は米国国内です。トランプ支持者を極右テロに認定し、ワクチン独裁、LGBTQ独裁等、極左のアジェンダを推進するということです。ここで重要なのがアフガンの麻薬利権です。麻薬を使って一気に国内の極左化を図ろうとしています。もともとアフガンの麻薬利権はCIA左派の専売特許で、アフガン侵攻はCIA左派の利権を拡大するために行われました。対してCIA右派は石油利権を代理し、自らの利権のためにイラク侵攻をしました。9.11後、米国はアフガンとイラクに侵攻しましたが、なんとCIA左派と右派の利権のために二正面戦争を断行したのです。
そして、気になるのが日本の立場です。9.11には日本も関わっています。犠牲者も出しています。それは米国の黒幕たちのせいで、しかも、その黒幕たちはいまでもアメリカを牛耳っています。
それでもアメリカ追従をやめないんですか? という話なのです。9.11とはそういう教訓なのです。
次回は9.11の日本編をお伝えしましょう。
文=ジェームズ斉藤
https://tocana.jp/2021/09/post_220530_entry_2.html
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