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(回答先: 文部科学省は何故日本を滅ぼそうとしているのか? 投稿者 中川隆 日時 2020 年 4 月 15 日 08:05:06)
農水省は何故日本を滅ぼそうとしているのか?
日本の廃棄食品は少ない 食品ロス大国という誤解
日本の食糧廃棄が世界一多いというデマを、最初に流したのは農水省だった
引用:http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/pdf/0902shokurosu.pdf
日本の廃棄食品は世界一多いという指摘
廃棄食品や食品ロスの議論が活発にっていて、スーパーや食品業界で流通や販売のムダをなくす動きがあります。
以前もこの問題を調べたことがあったが、そもそも日本の廃棄食品が多いという事実が無く、まったくのデマに過ぎませんでした。
そしてこのデマの出所を辿っていくと、日本の農水省が「日本は世界で最も廃棄食品が多い」と間違った情報を流したのが原因でした。
「日本は輸入した食糧の半分を廃棄している」「世界一食品廃棄率が高い」という事を書いたサイトやブログが多く存在するが、その根拠は全て一つのサイトにたどり着きます。
農林水産省のHPで以前、日本では年間1800万トンの食品廃棄物が出ているという資料が断定的に掲載されていました。
日本が輸入している食糧は年間 5500万トンなので、約30%を廃棄していると指摘し、廃棄食品を減らすべきだと結論付けています。
この発表は2011年ごろテレビニュースや新聞などで大きく報道され、「日本はこんなに食糧を捨てている」と非難の声が上がっていました。
民間団体の推測では2700万トンを廃棄しているという調査もあり、輸入食料の半分を日本は廃棄していると主張しています。
スーパーや流通での食品ロスは500万トンから800万トンで、、短すぎる消費期限の影響で、食べられるのに大量に捨てられているとも言われています。
日本が年間に消費する食料品は6605万トンなので、政府発表で27%、民間推測値だと40%も廃棄しています。
世界では毎年1500万人が飢餓でなくなっていて、700万トンの食糧があったらこの人たちを救うことが出来ました。
ところがこれらの議論や元になっている数字は、一切がっさい全てが嘘で、農水省の間違ったデータが一人歩きした結果でした。
間違いだらけの主張
日本が年間に廃棄する食料を1800万トンとしているのは、生ゴミを含めた量で、ゴミを食べるのはその人の勝手ですが「食料」ではありません。
アフリカの飢えた人たちにタマネギの皮や、捨てられた食用油を食えと言うのはとても無礼だと思います。
国連は世界全体で、40億トン生産して13億トン廃棄しているという数字を発表しているので、世界全体で32.5%廃棄しています。
農水省の平成22年調査によると日本の食品流通量は8424万トンで、1874万トンが廃棄されました。
このうち1005万トンが焼却・埋め立てされ、約850万トンほどが再利用や肥料になりました。
常識で考えて1005万トンが「廃棄された」のであり850万トンは「回収され再利用された」という事です。
再利用された分を除外すると日本の食品廃棄率は11.9%、再利用分を含めても22.2%なので、国連調査の世界平均32.5%よりかなり少ないです。
さらに良く考えれば分かることですが、アメリカやカナダ、オーストラリアのような農業生産国では価格調整の為に毎年大量に廃棄しています。
ジャガイモを多く生産すると価格が暴落するので生産前(収穫前)に廃棄してしまい、生産量にカウントしていません。
こうした国では「生産」前に捨てられるので、食糧輸出国の廃棄率は公表値よりかなり高いのです。
さて「食品ロス」と「廃棄食品」は違うもので廃棄食品は生ゴミ全部を含み、食品ロスは食べられるものを捨てているという意味です。
マスコミが盛んに騒ぐ「食品ロス」は食べられるものを捨てているという意味ですが、捨てたものが食えるかどうかに、一体何の意味があるのでしょう?
生産量が減るだけで飢えた人は救えない
日本は「食品ロス率」は高めだが、食品廃棄率は逆にかなり低く、食料を無駄にしているという事実は全くない。
デマのルーツは日本の農水省HPと分かっていますが、実は「食品ロス」「廃棄食品」を全国調査しているのは日本だけで、主要国には他に一カ国もありません。
こういう環境問題ではかならず先進国として取り上げられる欧州各国は、自国の廃棄食品調査をしたことが一度もありません。
ドイツは日本よりかなり低い数値を発表しているが、都市部の食品ロスを調べただけで、国全体の廃棄食品調査はしていません。
他の先進的と言われている国や都市もそうで、スーパーの食品ロスを減らしても、廃棄食品全体とは関係ないのです。
もう一つの問題点は日本人が捨てた700万トンで、飢えてなくなる毎年1500万人を救えたというような議論です。
「日本人はもっと食料を余らせてアフリカに送るべきだ」というなら分かるが、日本が廃棄食品を減らしたら、単純に生産量を減らすだけです。
カナダや豪国の農家は日本に輸出して金儲けするために生産しているので、日本が廃棄食品を減らして輸入しなくなったら、生産量を減らします。
決して金にならないアフリカの貧困者のために、無償で農作物を生産したりしないし、日本がアフリカから食料を奪っているわけでもありません。
「食品ロスや食料廃棄を減らせ」という議論は一から十までトンチンカンで、当たっている部分が一つもありません。
http://www.thutmosev.com/archives/67691495.html
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