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音楽はこういう部屋で聴きたい
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/508.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 08 日 11:31:51: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: JBL のスピーカーは買ってはいけない 投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 08 日 09:41:04)

音楽はこういう部屋で聴きたい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html

本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-12932] koaQ7Jey 2020年3月08日 11:34:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[605] 報告

口径38センチ(15インチ)のユニットではまともな音は出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1020.html

1W(ワット)アンプで 38pウーハーは無理
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/968.html

多チャンネルDSPサウンドが根付かなかった理由 _ 音の変化を聴く遊びには良いが、音楽の再現では使い物にならない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1022.html

チャンネル・デバイダ―は使ってはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1025.html

オーディオ自己診断のススメ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/787.html

2. 中川隆[-12921] koaQ7Jey 2020年3月08日 13:21:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[616] 報告

オーディオで一番美味しいのは高音域の残響音


「GRFのある部屋」さんのお宅へお邪魔しました。
Der Klang vom Theater(ドイツ〜劇場の音と音楽) 2014/06/13
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-443.html


オーディオというものは沢山の人が熱を上げる対象としては中々に良く出来ていると思います。

オーディオの趣味は機材を買い揃えた後にこそ本当の道が待ち構えていて、それがまた何とも思いのままにならないモドカシさ、怖さを楽しむマゾヒズムを含んだもので(笑)

スピーカーやアンプを買ったりいじったりするだけでも相当に楽しいけれど、それはあくまで手段にとどまっていて(時として主従逆転の場合もあるかもしれないがそれはさて置いて)出現される音楽を聴いて初めて評価が下る厳しさこそがオーディオの醍醐味と思うのです。

そんなマゾの特質を鑑み
オーディオを愛しちゃってその仕打ちに耐えている人は沢山みえるけれど、反面「オーディオから愛されている人」=何の機械を使っても何時もあの家は良い音出してるなあ!って人は存外に少ないのかも知れません。

そんな人は同じ香りを持っている様に感じられます。

1、音楽を心から愛しちゃって離れられない人
2、オーディオの音が突き抜けちゃったら、どんな心持ちになるかを体験しちゃった人。


今日の訪問は(実は半年程前です)「GRFのある部屋」さんです。
ブログの世界ではとみに著名な方です。ご案内を頂いてゆっくりとそちらのブログを拝見しました。

これはもう「1+2」に到達され魅了された方なんだと言う事は文章の端々から香って来ます。

ご住所は都心の真ん中で遠いのですが、なんとしても行かねばならんと予定を立ててお邪魔する事が叶いました。

この方はもう一つのハンドルネームを「和室のユニコーン」さんと言います。お宅にお邪魔して、まずはそちらの意味を知る事になります。


http://blog-imgs-68.fc2.com/k/a/o/kaorin27/2L_convert_20140613040823.jpg


「一角獣」の名の通り、円錐形の振動板1本で全帯域をカバーする無指向性スピーカーです。

アンプは
氏自ら調整に参画して完成された安曇野は水谷氏/サウンドパーツの真空管プリアンプから
岡山の是枝氏がユニコーンに合わせて特別に制作にあたったという真空管パワーアンプで駆動します。

フロントエンドは
emm-LabのSACDとマランツCD-34改(その内容が相当のものらしい)です。

元々のハンドルネームである「Tannoy GRF」に先んじてこのユニコーンをかけられたと言う事が氏の「聞き方」「求める物」を表していると思います。
コンサートホールの椅子に腰を沈めて、ふっと息を吐き目を瞑った時だけ感じる「あの感じ」なのではないでしょうか。

SACDの特徴を活かした地の底に届きそうな深いフロアの底から天井にかかりそうな広い空間の中に楽器の音がたち上がりました。

今、目の前に展開されているサウンドはユニコーンの特徴的な駆動方式に寄る物かもしれませんが、部屋を暗くして頂き音楽に対峙する時にはもうそのような考察をするのを私の脳は完全に拒否していました。

ショスタコの15番
漆黒の空間に一つのトライアングル?から始まる曲は徐々に楽器の数を増やして行きます。
フルートは3管かしら。フレーズ毎に奏者が主旋律を受け渡し引き継ぎ、掛け合いをしている様が見える様です。
少しづつボデイを膨らませたオーケストラはついにトッテイを迎えると、見えるのはステージの床であり壁や天井の木質の色でした。


我が家では最近ご無沙汰な「自分の頭蓋骨の中にステージが出現する」感じを初めて他のお宅で体験させて頂きました。

違法薬物などに手を出す連中はバカだなあ!と思います。

トリップして恍惚感に浸るなら優れたオーディオがあればより強烈に体験出来るのじゃないか(あっちは未経験なので比較論は想像で(爆))と。

それほどの強い印象を残した経験となりました。


このあと、アンドレ・プレヴィン氏の「真夏の夜の夢」を聴いて私は確信しました。そして「オーディオから出てくる音を無視している」方と初めて出会ったと思ったのです。

この家のご主人は音楽堂に踏み入れた時の「あの感じ」に包まれて「どこで誰が何をしているか」を聴いているんだと思ったのです。

おかしな言い回しかも知れませんが、あの感じさえ出てしまえば「音色」は文句の付けようも無い状態になっていると断言出来ます。音色を追いかけても「あの感じ」には到達出来ないかもしれませんが、逆のアプローチで達成した際にはもれなく最高の音色が付いてくるということになろうかと思うのです。

周波数応答など多くの要素が高い水準で達成していないとけっして「あの感じ」にはなりません。

こちらのお宅を見回しても、アクセサリーやケーブルの類いで苦労して(楽しんで?)いる様子は皆無です。マゾではない証拠です。道具の使い方を心得ている方に共通している境地である様です。


当日は金曜の仕事開けにお時間を割いて頂いたので、全体のプログラムは短縮板でお願いしました。

それでも少しの時間でしたが、Tー4スピーカーで平行法の実演とコーナー型のオリジナルGRFモニター・ゴールドでは交差法の音場感を聴かせて頂きました。


http://blog-imgs-68.fc2.com/k/a/o/kaorin27/3L_convert_20140613040836.jpg


こちらにも驚きは沢山あったのですが、とてもコメントを出来る程腰を落ち着けて聴いていませんので軽軽な発言は控えたいと思います。

ただ一点

最新のデジタルアンプ=先年惜しまれつつ亡くなったサウンドデザイン社の石田氏になるSDー05とGRFのコンビネーションが古き良きTannoyの伝統に新しい息吹を吹き込んで見事なプレイバックだったことをご報告させて頂きます。

しかし、私の睨んだ所こちらのお宅では一貫して感じた事なのですが、
古き袋に新しき酒を盛る・・・決して懐古趣味だけではない、かといってテクノロジーの新しさだけを誇示するのではない絶妙な時間の感覚を覚える構成・音でありました。


さてさて
こちらのお宅にはまだまだ底が見えない程の仕掛けが沢山ある様に聞いています。
また是非お邪魔できる事、そして片田舎の我が家にもお越し頂く事をお約束して、金曜日の夜のにぎわいを見せる高円寺の街を抜けて帰路につきました。


素晴らしい音に出会えました。
大変にお忙しい折、暇人のお相手をありがとうございました。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-443.html

詳細は


GRFのある部屋 Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/3735/

GRFのある部屋 tannoy.exblog.jp
http://tannoy.exblog.jp/

ベルウッド お茶の間オーディオ Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/2408/

セッティングについて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/20012832/

部屋との相関関係 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/11308411/
http://tannoy.exblog.jp/11369651/
http://tannoy.exblog.jp/11376702/
http://tannoy.exblog.jp/11395554/
http://tannoy.exblog.jp/11400690/

平行法の音場の出方 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/23954940/

音のバランス GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24493704/

ホログラフの音を求めて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24600639/
http://tannoy.exblog.jp/24601679/
http://tannoy.exblog.jp/24604716/
http://tannoy.exblog.jp/24610980/
http://tannoy.exblog.jp/24614836/
http://tannoy.exblog.jp/24615616/
http://tannoy.exblog.jp/24621404/
http://tannoy.exblog.jp/24627930/

3. 中川隆[-12920] koaQ7Jey 2020年3月08日 13:22:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[617] 報告

因みに、スピーカーの音場感の調整法には上記の「GRFのある部屋」さんのスピーカーの位置調整法の他に、スピーカー・ケーブルの長さを最適化する方法が有ります:

『PRO CABLE』
 こちらは数年前、ネットを賑わせたサイトですね。オーディオ機材の販売店です。

何と申しましょうか、表現の仕方が煽情的で、かつ独善的。名前通り、プロ用が一番、それ以外は粗悪品という言い方がピュアオーディオファンの気持ちを逆なでにし、非常な怒りを買っておりますね。事象の解釈が独りよがりで、お客様の声も自身のサイトを絶賛する物だけを掲載していますので(当り前ではありますが)、読んでいて辛いものがあります。

 ところが書かれている内容の7〜8割は本当に当っていて、今まで全く気付かなかった事を色々教えてくれた、私にとっては出会えてホントに良かったという貴重なサイトであります。

目から鱗という話が満載ですので、一度は目を通して見る事をお勧めします。
http://masedoine-de.mond.jp/new1049.html


▲△▽▼


『PRO CABLE』で、「音の焦点」として語られている事
https://procable.jp/setting/28.html

で、今まで誰からも聴いた事がない事でした。

しかし、私はスピーカーの自作をし始めた段階で、ダンピングファクターと周波数特性の変化については知っており、上のグラフも当時から見ていた物ですので、『ナ〜ルほど〜』と、まさしく目から鱗状態で、さっそく試してみたのです。

 よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト『オーディオの科学』でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

 今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。

大多数のオーディオファンは、こういう場合、原因を機材に求めてしまいます。
アンプを変え、スピーカーを変え、そして、更に太く、有名で高額なスピーカーケーブルを購入するのでしょう。

全ては無知のなせる技。

オーディオ雑誌やオーディオ評論家の言う事、書く事を鵜呑みにしてはいけません。

彼らは無知なのか? あるいはお金の為に真実を語らないのか?
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


▲△▽▼


音の焦点につきましては、下記をクリックして、理解されるまで熟読して下さい。


音の焦点(基本中の基本)
https://procable.jp/setting/28.html
https://procable.jp/setting/42.html
https://procable.jp/setting/90.html


この知識なくして、電源環境の判断を含んだうえでのスピーカーのセッティングなど、皆目、成り立ちません。盲目同然になってしまうのです。それほどまでに、重要な知識が「音の焦点」になります。


■AE線をスピーカーケーブルに使われる際のおよその長さ

1)カーオーディオ=そのまま現在のケーブルを交換するか、又はカーオーディオをいじり尽くしてどうにもならなくなってしまっている場合などには、そのままスピーカーケーブルを、AE線に交換するだけで、もの凄い音になる可能性が多大にあります。

2)当店のダウン&アイソレーションをご利用の場合には、元々その地域に来ている電源のクオリティーによって大幅にAE線の長さは違ってきますが、片チャンネル50mから200mくらいでしょうか。それで追いつかない場合には、クロスオーバー化する方法でセッティングする事により、AE線を最短距離で接続しても自由自在に音の焦点は合い、世にもまれな最高峰の音に近づく事が出来ます。


■音の焦点を合わせるための、クロスオーバー化の方法については、下記を熟読下さい。

48)音の焦点をクロスオーバーで合わせる方法
https://procable.jp/setting/48.html


3)空港などの近所で、音がシャープになってしまい、通常のスピーカーケーブルでは音が硬過ぎてセッティング出来ない場合には、AE線を10mくらいからはじめていただいて、それでも音が硬ければ、徐々に伸ばしていって下さい。そのためにこそ、200m巻きのAE線には、価値があります。
https://procable.jp/speaker


▲△▽▼


インピーダンスが全てを決める - 麻瀬憧庵(正)
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html

ダンピングファクター(DF)という言葉があります。

簡単に言うと、スピーカーの振動板の余分な動きを止める力を表すとでも申しましょうか。

 この数値が大きい程、振動板を強烈に制御し、特に低音においては過度特性の良いしまった音を提供してくれますが、大きすぎると、全体的には暗く沈んだ音となり、躍動感のないつまらない音になります。逆に小さくなり、特に10以下になると軟らかい、ふくよかな低音が朗々と鳴る事になります。

 昔の真空管アンプのDFはほとんど10以下でしたから、低音が豊か、出力が少ないのにパワー感がある等という真空管アンプに共通の性格は、このDF値からきているといっても過言ではないでしょう。

この数値は、アンプ、スピーカー、スピーカーケーブルの三位一体となった関係で決まり、求め方は次のようになります。


システムのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷(スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス)


ここでアンプの出力インピーダンスは普通カタログに表示されていないと思いますが、アンプのダンピングファクターは書かれていると思いますので、ここから計算できます。

アンプのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷アンプの出力インピーダンス


これより、アンプの出力インピーダンス=スピーカーのインピーダンス÷アンプのダンピングファクター

この場合のスピーカーのインピーダンスは普通8Ωで計算されていますので、

カタログにダンピングファクター100と書かれているアンプの出力インピーダンスは  

8Ω÷100=0.08Ω

となります。


 実際にダンピングファクターを変えて周波数特性を測定したものが右のグラフです。


 ◎ダンピングファクターと周波数特性の変化
    「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂より
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


ダンピングファクターが ∞〜10 位まではそれほどの変化は感じられませんが、それ以下では大きな変化が現れます。

 一般的にダンピングファクターというと低音部に影響を及ぼすというふうに言われていますが、このグラフでは、中音部(200〜1kHz)、高音部(2k〜7kHz)にも大きな変化が生じているのが解ります。
    


 部屋にスピーカーを設置した場合、その置き方を色々変える事により、ある程度周波数特性をコントロールする事が出来ますが、このダンピングファクターを変える事により周波数特性をコントロールする方がはるかに精度が高く、非常に現実的で効果的な方法です。

 ここで非常に重要な事があります。

このグラフのダンピングファクター ∞〜10 の間はあまり変化はないように感じられますが、実は、実際に聴く音はこの間で激しく変化します。

 ダンピングファクターを追い込んで行くと、いきなり目の前に音がぽっかりと浮かび上がる状態が出現します。

この最高の音が出た瞬間のグラフと、そのちょっと前の状態のグラフを比べたら、おそらくほとんど見分けがつかない状態でしょう。でも音的には激変したと思われる状態なんです。

グラフ上ではほとんど同じ状態であっても、人間の耳には著しい違いが感じ取れるのです。

 この時のダンピングファクターがいくらなのかという事は全く問題ではありません。
使用する機材、部屋の状態等で、最高の音が出る瞬間は違ってきます。

各々の部屋で、目の前の音と対峙し、最高の音を出す為にダンピングファクターをコントロールするという事が要点なのです。

このダンピングファクターを変化させる方法ですが、最初に書いたこの式でお解り頂けると思います。


システムのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷(スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス)

ここで「スピーカーのインピーダンス」と「アンプの出力インピーダンス」は不変です。

変化させられるのは、「スピーカーケーブルのインピーダンス」だけです。
これは、ケーブル長に比例します。

つまりケーブルの長さを変える事によりインピーダンスを変化させ、ダンピングファクターを変えて行くという事なのです。

 この事は、Cで紹介しました

『PRO CABLE』
https://procable.jp/

で、

「音の焦点」
https://procable.jp/setting/28.html
https://procable.jp/setting/42.html
https://procable.jp/setting/90.html
https://procable.jp/setting/48.html


として語られている事(タイトルバーにある「 オーディオの基本と鬼門・その真実」内にあり)で、今まで誰からも聴いた事がない事でした。

しかし、私はスピーカーの自作をし始めた段階で、ダンピングファクターと周波数特性の変化については知っており、上のグラフも当時から見ていた物ですので、『ナ〜ルほど〜』と、まさしく目から鱗状態で、さっそく試してみたのです。

 よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト


『オーディオの科学』
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm


でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

 今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。

大多数のオーディオファンは、こういう場合、原因を機材に求めてしまいます。
アンプを変え、スピーカーを変え、そして、更に太く、有名で高額なスピーカーケーブルを購入するのでしょう。

全ては無知のなせる技。
オーディオ雑誌やオーディオ評論家の言う事、書く事を鵜呑みにしてはいけません。
彼らは無知なのか? あるいはお金の為に真実を語らないのか?


さて、実際の長さがどれくらいになるか? 

これは何とも申し上げられません。
使用する機材により全く異なる値になるでしょう。

 どれくらいの太さのケーブルが良いか?

これも機材によって違ってきますが、アンプとスピーカーの距離を考慮する必要があります。

距離が短く1〜2m位で繋げるならば、とても細いケーブルで十分です。


それが4〜5m以上ある場合はいくらか太い物が必要です。
といっても今オーディオ用に出回っているような太いケーブルは全く必要ではありません。というより絶対使ってはいけない物と言えるかもしれません。

ここから先は全て実験です。ご自身で試行錯誤するしかありません。

 例えば、ケーブルを10m買ってきたとすると、それを5m、3m、1m、1m、に切ってみましょう。

片チャンネルに5mを、もう一方に3mを繋いで音楽を聴いてみましょう。
この時かける音楽はボーカル物を。インスト物では正確に音を判断することはできません。

正確にセンターに陣取り、音を聴いたらどちらかに顔を20度ほど捻ってそのチャンネルの音を聴きます。
次に反対側に顔を捻ってそちらのチャンネルの音を聴きます。

どちらの音が好ましく聞こえたでしょうか?

もし5mの方が良く聞こえたならばそちらにもう1m繋いで同じように聴いてみましょう。
もしさっきの方が良かったというのであれば、目指すポイントは6m以内にあるという事です。

次には3mの方に1m繋いで聞いてみましょう。まだ5mの方が良ければポイントは4m〜6mの間にあるという事が出来ます。

この様にして大雑把な長さが解ったら、次には数cmづつ切って行き試聴を繰り返します。

一番初めに3mの方が良く聞こえたら、事は簡単。5mの方を数cmづつ切って行くだけ。
ポイントは3m〜5m間にあるか、又は3m以内にあるか。

 何んとなくいい音に変化してきたと思ったら、切り取る長さに御注意を。
一度に切るのは5mm〜1cm位にして試聴を繰り返して下さい。

もし切りすぎたと思ったらまた繋いで試聴。継ぎ足しても全く問題ありません。

但し、プラスマイナスがショートしないように、この点だけは細心の注意が必要です。

 私が経験した本当の事をお話しします。

最後、最高のポイントはわずか数mm以内の所にあります。
本当にそれだけの差でがらりと音が変わるポイントがあるんです。

これって、インピーダンスにしたらどれくらいの差になるんでしょう? 
おそらく数mmΩという事なんでしょう。

上のダンピングファクターの曲線グラフ上では差を見いだせない位の値でしょう。

信じられないとは思いますが、こればかりはご自身で経験して頂くほかありません。

 何度も何度もトライ&エラーを繰り返すことにより自分の耳も成長していきます。
今まで聞こえなかった音、判断がつかなかった音の差、確信が持てなかった優劣、そのような物が少しづつ解ってきます。これこそがオーディオの醍醐味。

そしてある日、目の前に歌手の顔がぽっかりと浮かび上がる日が訪れます。
生音の出現です。


※お薦め品
 私が上記の作業を繰り返していた時に使用していた物です。


まずはアメリカ・ベルデン社のスピーカーケーブル。

これはやはり『PRO CABLE』で絶賛されていたので使ってみました。
上が型番8460、下が8470。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html

 太さは

8460が18AWG(アメリカの導線の太さの規格、数字が小さい物ほど太い)、
8470が16AWG。


8460はとても細く、昔のJBLのスピーカーターミナルの非常に小さい穴にも楽勝で入ります。

8470はその穴にちょうど良い位の太さです。

 これらは相当昔からある物だそうですが、いまだに大変評判が良く、その上大変安価。
ネットで探すと、1m当たり200〜250円位で購入できます(ホームセンターでは売ってません)。

これ位の値段なら、納得いくまでチョッキン、チョッキンできます。


プロケーブル - 最高峰のスピーカーケーブル・伝説のスピーカーケーブル -WEとBelden

BELDEN ベルデン 8460 18GA(推奨距離、片側2m前後)
https://procable.jp/speaker/belden8460.html

BELDEN ベルデン 8470 16GA(推奨距離、片側3m〜4m)
https://procable.jp/speaker/belden8470.html


 どの位の長さで最高の音が出るかは、機材により変わってきますが、

8460なら1〜3m位、8470なら3〜5m位でしょうか。

ですので実験される場合は最低でもこれ以上の長さから始めないといけないでしょうね。

購入時は少し長めに買っておいた方が良いですね。何しろ実験には失敗がつきもの。

 その下の表は昔のJBLから発表された家庭用スピーカーのケーブル適合表です。


JBL Wire Chart 1975年のJBL kit plan から
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


これを見ても、スピーカーのインピーダンスと距離によりケーブルの太さを変える事、つまりトータルのインピーダンス、ダンピングファクターの管理が重要だという事が解りますね。

 こちらはケーブルの先端を剥く時にとても重宝する「ワイヤー・ストリッパー」。

http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


何しろ数え切れないほど、チョッキン、チョッキンしなければいけません。
これがないとチョット辛いですよ〜。

ホームセンターで1,500円位で購入できるんではないでしょうか。
ケーブルの太さに会う穴を選んで、取っ手を握るだけ。簡単です。
  

※御注意

この「音の焦点合わせ」を行う上で注意しなければいけない事を、二つ程書きます。


■その1
『PRO CABLE』のサイトに焦点合わせの公式なる物が書かれています。


●公式、その1
 メッキ線材の場合(銅にメッキされていて銀色の線材)、

ベルデンや WE などのメッキされている線材は、

短くすると、音が柔らかくなります。長くすると、音は、よりシャープになります。
細くすると音はシャープになります。太くすると音はマイルドになります。


●公式、その2
 非メッキ線材の場合(銅そのままであり、銅色の線材)

非メッキ線材は、

長くすると音が柔らかくなります。短くすると、音がシャープになります。
太くすると、一般的には、音は柔らかくなります。細くすると、これも音はシャープになる傾向を見せます。


以上の二つなのですが、ここで紹介した方法は『公式 その1』の方です。

音がシャープな場合はケーブルを切って行き、軟らかすぎる場合は長くするという事なのですが、ここに書かれている、「軟らかい」、「シャープ」なる言葉は、初めのうちはなかなか実感しにくいものがありますので、とりあえず長さを変えてみて、音の変化をどのように実感するか、全てはご自身の感じ方で決まります。


 『公式 その2』の方なんですが、これはインピーダンスとダンピングファクターとの相関関係からは理解できないものなんですが、サイトでは論理的な説明は一切行われていない為良く解りません。

又、この公式内の記述も「この部分、逆に書かれているんでないの?」と思わざるを得ないところがあります。

 がっ、実は私この方法も試してみました。理由は不明なのですが、確かに長くすると高域が落ちて行き、軟らかな音になったように感じられます。

おそらく、長くする事により直列抵抗が増え全体の能率が下がるんでしょうが、その時、低音部より高音部の方がより低下度が大きいんじゃないんでしょうか。

 サイトの中で、VVFという、家屋の天井裏や壁内の配線に使われるぶっとい銅の単線を使用し、片側200mなんて長さになっている方がいらっしゃいましたので、こんなになっちゃ大変だという事で、直径0.68mmのベル線(チャイム用に使われる細い銅の単線)を使い音の調整をしたところ、片側約20mというところでバランスが取れました。

 ところが、こちらのケーブルを選んだ場合、ちょっと問題があるという事が解りました。
それは、『公式 その1』の方法より、ケーブル長がかなり長くなることからきています。

実は、抵抗値は温度によってかなり変動致します。ケーブル長自体も変動しますから。
真冬や真夏等、毎日ほとんど同じ気温ならいいんですが、季節の変わり目など、前日から3〜5度も変化する時期等は毎日音がコロコロ変わり、調整に時間を取られ音楽を聴くどころの話ではなくなってしまいます。

と言う訳で、こちらの方法はあまりお勧めできません。


まっ、『公式 その1』の方法でも、夏と冬ではケーブル長の調整は行わなければなりませんが。

昔から、夏と冬ではなんか音が違うなぁとか、昨日と違うなぁとか思う事が多かったんですが、気のせいなんだろうと思っていましたが、やっぱり、実際音が違っていたんですねぇ。


■その2

 同じくこのサイトでの記述で、生音が出現すると、それは昔からいつも聴いている音なのだからすぐ判るという風に書かれているんですが、はっきり申し上げまして、そこまでリアルな音がいきなり飛び出してくる訳ではございませんので、この生音に関しましては、なかなか悩むところであります。

 今聴いている音が良い方へ向かっているか否かは、結局はいつも聴いている音楽をより多く試聴し、判断していく他ありません。

今まで聴いていたトラックのこの部分に出ていた歪がなくなったとか、メタリックな響きが素直になったとか、ボーカルの上ずりがなくなりコクがでてきたとか、そのように比較試聴を繰り返しながら事を進めて行く必要があります。

すると、今まで録音が悪いと思っていたCDが、まったくそのような事はなく、結局は自分の装置の音が悪かったのだという事に気付かされて行きます。


 ロック向きの音、ジャズ向きの音、クラシック向きの音等という事も、単にスピーカーの周波数特性が悪いせいであり、良く調整されたスピーカーは、何を聴いても良い音がするという事が解ってきます。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


▲△▽▼


まあ、音の焦点合わせでスピーカーケーブルをハサミでチョキチョキしなくても、


スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 14GA (撚線, 2.081 mm2, 推奨距離 片側6m〜8m前後)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/884.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 16GA (撚線, 1.309 mm2, 推奨距離 片側3m〜4m)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/883.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 18GA (撚線、 0.823mm2, 推奨距離 片側2m前後)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/882.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 22GA (撚線、 0.326 mm2, 推奨距離 片側1m前後)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/894.html


の推奨距離に合わせてケーブルを選べば大過は無いです。

4. 中川隆[-12217] koaQ7Jey 2020年6月27日 07:28:02 : h8mTljU3UM : anJWam1WWEd1bjI=[8] 報告
映画の中のHiFi装置 : GRFのある部屋2020年 06月 26日
https://tannoy.exblog.jp/31246467/

配信映画は、なるべく通常の映画にしています。連続のTV番組は、シリーズで年間分続きますから、毎年10回分以上続きます。いずれも巧妙に話が連続するように作られていますから、ついつい見続けてしまいます。コロナでどこにも行けない状態が続いているときに、休みの日に連続モノを見始めると、もう止まりません。気がつくと深夜を越えていたりします。話が一旦解決するまでは止められません(苦笑)。

長時間画面を見続けた目は疲れが溜まり、翌日の朝はやはり目がしっかりと動かないパターンに陥ります。あたまは、目と繋がっていますから、目を酷使して疲れがたまると、あたまが疲れて翌日、なかなかエンジンがかからないことになります。コロナで自己免疫力を高めなければならないのに、配信ソフトの見過ぎの夜更かしは大敵です。

そんな中、ついクリックしてしまったのが 「BOSCH」という番組です。ドイツの部品会社では無く、Los Angels市警の刑事の名前です。キャラクターの設定が凝っていて、殺人課の刑事なのに、ロスアンジェルスを見下ろす一等地に住んでいます。

調べると、ハリーボッシュのロケ地とmapにも乗っています。こんなロスの一等地を、市警の刑事がどうして買えるのだとおもうと、彼の話を映画化して、そのお金で手に入れたとあります。そこで、実際にこの家はいくらぐらいするのだと調べると、200万ドル以上でした。設定に少し無理なところがありますが、ストーリーを受け入れると、このうちは素晴らしいロケーションです。

ガラス張りのモダンな家ですが、ロスのような地震が多いところで住むには、少し怖いですね。ん?中で話している主人公の前にマッキンらしきステレオが見えます。


よく見ると、中央はマランツのレコードプレーヤーにマッキンのチューナー付きプリ、パワーアンプは6L6GCの240と決まっています。スピーカーは無指向性のOhm Walshで、これで、アート・ペッパーなどのジャズ、それもサックスが好きだと主人公に言わせています。ロス・アンジェルスに住んでいるのに、東海岸のサウンド設定ですね。作家のこだわりでしょうか?こういうディテールの積み重ねが大事ですね。

実際には、こんなガラス張りの日が差すところに、ステレオ装置は置かないと思いますが、これもイメージ作りの小道具なのでしょう。音楽がかかるのは主に夜ですから、その場合は雰囲気が出ますね。このOhm Walshのスピーカーは、無指向性と言ってもスーパーツィーターだけは、45度内向きにセットされ、上方を向いています。中央の上方で像を結ぶのです。このあえて指向性を作るというやり方が、楽器のリアリティを出しているのでしょう。主人公のBoschのキャラクター造りに買っています。


キャラクター造りと言えば、一転して、スウェーデン北部の寒冷地に作られた、超モダンな家にある、B&Oの無指向性SPです。「Dragon Tattoの女」の映画の中で出てくる家です。連続殺人犯の豪邸です。


欧米によくあるガラス張りで中を見せる造りの典型ですが、寒いところ程、この様な中を見せる家が見られます。人口密度が少ないから出てくる発想ですが、見せている部分が大きいほど隠れている暗黒も大きいと、何時も怖くなります。


部屋の奥中央付近にある三角形の黒いモノが、B&OのスピーカーBeo Lab 5です。これも無指向性ですね。モダーンなデザインの部屋にこれほどマッチするSPも無いでしょう。

コロナ以降、テレワークが普及し、どこで働いても良くなります。都心に通う必要が無くなると、海でも山でも、本当に人間らしく暮らせる環境で、生活することが出来るようになりました。今までの都会の狭い環境では無く、田舎の大きな家の繋がった日本間などや、昔のお蚕さんを飼っていた大きな二階の空間などを使って、無指向性のSPが作り出す、広々とした空間でジャズでもクラシックでも、歌謡曲でも堂々とならすことが出来るようになってきました。思い切って切り変えるのは自分の気持ちだけです。
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5. 中川隆[-12603] koaQ7Jey 2023年5月07日 02:43:11 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[3] 報告
リンクが切れていたので再投稿します

音楽はこういう部屋で聴きたい
バング&オルフセン 二子玉川/BANG&OLUFSEN futakotamagawa
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201

長野県の別荘にBeoLab5スピーカーをインストール致しました。
オーナー様は別荘を計画されていた7年前からBeoLab5スピーカーの導入をイメージされてました。
リビングは3面、高さ4mのガラス張りの開放的なスペースとなっており目に入る自然環境を招き入れるような設計意図があります。
窓前に配置したBeoLab5はランドスケープを構成する要素として、これ以上ないほど調和しています。
7年越しの夢を叶えたオーナー様にはBeoLab5の圧倒的なサウンドクオリティとiPadでの快適な操作をご体感頂き、訪れる頻度が高くなりそうだと仰って頂きました。

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