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CIA の犯罪
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/147.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 16 日 12:19:44: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 中川隆投稿集 _ 「ラブドール」は女性の代わりにならない 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 15 日 11:58:22)

CIA の犯罪


小沢一郎先生を襲った恐怖とは
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html

安倍政権下で自殺・不審死した人物
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/542.html

Terror Tuesday _ オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/696.html

世界を支配しているCIA3派とは・・・・
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52001108.html

キッシンジャーがやった事
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/141.html

世界を反米にした殺人鬼ヒラリー・クリントン
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/548.html

日本人は「狂ったアメリカ」を知らなすぎる
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/175.html

日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/306.html
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html

アメリカ → 官邸 → マスコミによる支配
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/433.html

CIA が主催しているビルダーバーグ会議
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/753.html

大蔵官僚のノーパンしゃぶしゃぶ事件 _ 日本の国益を考える官僚は全員追放される
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/149.html

支配層は被支配者を教育で洗脳し、メディアを使って支配層が望む方向へ誘導していく
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/279.html

マスコミの偽情報 _ CIA は有力メディアを情報操作のために使っている
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/330.html

Google は CIA や NSA のIT部門 _ シリコンバレーが人々に知られたくない本当の姿
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/560.html

ジャニー喜多川は、CIA工作員だった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/521.html

GHQによって抹殺された歴史
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/176.html

日本や中国のバブルは簡単に崩壊するけれど、アメリカのバブルだけは絶対に崩壊しない理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/121.html

アメリカはソ連崩壊後に NO.2 になった日本をどうやって叩き潰したのか
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/326.html

アメリカが No.2 になった国を潰した方法
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/745.html

伊藤貫氏に聞く _ 日本人は何故アメリカの犬になりたがるのか
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/125.html

中国・韓国・北朝鮮の工作員がマスコミを押さえてしまった
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/280.html

日本を二等国にした反日売国奴の平成天皇
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/580.html

宮中『魔女追放事件』 _ 入江侍従長の祭祀簡略化工作と戦い敗れた女官
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/618.html

昭和天皇を震え上がらせた共産主義の恐怖とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/754.html

ミラーマンの世界_ 植草教授を嵌めた女子高生は創価学会? 統一教会?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/299.html

ミラーマン 植草教授にお尻を撫でられた女子高生のパンティにもウンスジが付いていたのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/317.html

裁判官がミラーマンを無罪にできなかった理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/300.html

松下忠洋金融・郵政民営化担当相が殺された理由
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/417.html

松下金融相が愛人を怒らせた理由は?
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/421.html

▲△▽▼


麻薬取引の黒幕は CIA
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/293.html

イリーナ・スルツカヤ _ Let it be _ ジョン・レノンを始末した組織は?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/551.html

ジュリアン・アサンジはレイプをでっちあげられた
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/904.html
 

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コメント
1. 中川隆[-13763] koaQ7Jey 2020年2月16日 12:21:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-347] 報告

CIA系売春組織の犯罪


プチエンジェル事件の顧客と噂されている秋篠宮・高円宮はロリコンなのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/362.html

高円宮が 47歳の若さで腹上死(?)しなければならなかった理由とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/370.html

プチエンジェル事件の深すぎる闇
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/358.html

中国美女も日本男性が大好き _ 皇族・政治家を中国のハニートラップにかけたプチエンジェル事件の黒幕は小沢一郎だった?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/290.html

牧野田 彩(AYA)が AV に出演させられた理由とは
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/190.html

ルーシー・ブラックマンさん殺害事件まとめ
http://www.asyura2.com/0601/nihon19/msg/394.html

2. 中川隆[-13762] koaQ7Jey 2020年2月16日 12:23:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-346] 報告

CIA のエージェント 小沢一郎の犯罪

中国美女も日本男性が大好き _ 小沢先生と行く中国ハニートラップの旅
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/290.html

日本を売った小沢一郎 _ 小沢の嫁は創価の幹部
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/232.html

衝撃!! 小沢一郎民主党代表の美人秘書(韓国籍)の真実
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/723.html

「小沢一郎」研究。料亭の女将から隠し子疑惑の元秘書、リポーターまで
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/316.html

小沢一郎先生の嫁が鬼になった理由
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/317.html

飼い主を裏切ったポチ君の運命 _ 小沢一郎先生は何故落ちぶれたのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/232.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/233.html

こういう風に恫喝、脅迫や賄賂で言論弾圧しようとするのが小沢一郎・小沢信者の手口
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/863.html

3. 中川隆[-13761] koaQ7Jey 2020年2月16日 12:23:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-345] 報告

CIA系カルト宗教の犯罪

闇の組織とは? _ 創価学会は鳥人コンテストが好き?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/270.html

カルトの世界 _ 創価学会とオウム真理教を背後から操っている組織とは…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/215.html

オウムを操った統一教会とは、どんな団体なのか?
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/401.html

統一協会は何故危険なのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/299.html

お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っている組織とは…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html

景山民夫を殺した“組織”とは?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/263.html

景山民夫を殺したのは? _ 景山民夫の人生を狂わせた幸福の科学と夫人との出合い
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/228.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/229.html

4. 中川隆[-13749] koaQ7Jey 2020年2月16日 20:40:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-332] 報告
飯島愛が殺された理由 _ ジャニーズ・プチエンジェル事件との関係
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/720.html
5. 中川隆[-7742] koaQ7Jey 2021年2月04日 10:15:41 : K6muIrSMR2 : TlUudzl6bDUwWlk=[4] 報告

2021.02.04XML
ナワリヌイにつらなるアングロ・サクソンの対ロシア工作
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202102040000/


 西側ではロシアの「民主派」として宣伝されているアレクセイ・ナワリヌイがロシアへ戻り、拘束されたが、​ナワリヌイの側近がイギリスの外交官と接触、不安定化工作について話し合う様子が撮影され、それをロシアのメディアが放送​した。相手のイギリス人はMI6(イギリスの情報機関)の人間だと見られている。

 ナワリヌイはエール大学の奨学生となり、同大学で学んでいるが、その手配をしたのはマイケル・マクフォール。バラク・オバマが大統領だった2010年8月、ムスリム同胞団を使って中東から北アフリカにかけての地域でアメリカ支配層にとって目障りな体制を転覆させるためにPSD-11を承認したが、その計画を作成したチームのひとりがマクフォール。

 この人物は2012年1月に大使としてモスクワへ着任するが、​その3日後にロシアの反プーチン派NGOの幹部が挨拶に出向いている​。その年の2月にはロシアで大統領選挙が予定されていて、その選挙に対する工作を指揮することがマクフォールの任務だったと考えられている。

 NGOの中には「戦略31」のボリス・ネムツォフとイーブゲニヤ・チリコーワ、「モスクワ・ヘルシンキ・グループ」のレフ・ポノマレフ、選挙監視グループ「GOLOS」のリリヤ・シバノーワらがいた。

 戦略31はNEDから、モスクワ・ヘルシンキ・グループはNEDのほかフォード財団、国際的な投機家であるジョージ・ソロス系のオープン・ソサエティ、そしてUSAIDから、GOLOSもやはりNEDから資金を得ている。

 CIAには秘密工作を実行するための資金を流す仕組みが存在する。定番のルートがNED(国家民主主義基金)やUSAID(米国国際開発庁)だ。NEDは1983年にアメリカ議会が承認した「民主主義のための国家基金法」に基づいて創設された組織で、政府から受け取った公的な資金をNDI(国家民主国際問題研究所)、IRI(国際共和研究所)、CIPE(国際私企業センター)、国際労働連帯アメリカン・センターへ流しているのだが、そうした資金がどのように使われたかは議会へ報告されていない。CIAの活動内容を明らかにすることはできないからだ。USAIDもクーデターや破壊活動などCIAの秘密工作で名前が出てくる。

 アメリカの私的権力は1991年12月のソ連消滅で自分たちの国が唯一の超大国になったと考え、他国に配慮することなく侵略戦争を行い、世界を制覇できると考えた。そして作成されたのがウォルフォウィッツ・ドクトリンだが、そのプランは21世紀に入って大きく揺らぐ。ウラジミル・プーチンを中心とする勢力がロシアを曲がりなりにも再独立させることに成功したのだ。

 ロシアでナワリヌイは支持されていないが、西側ではロシアに対する攻撃を正当化するために利用されている。大多数のロシア人には相手にされない戯言でも西側では信じる人が少なくないだろう。

 イギリスのロシアに対する工作は遅くとも20世紀の初頭から行われている。例えばイギリス外務省は1916年にサミュエル・ホーアー中佐を中心とするMI6のチームをロシアへ送り込んでいる。その中にステファン・アリーとオズワルド・レイナーが含まれていた。

 アリーの父親はロシアの有力貴族だったユスポフ家の家庭教師で、アリー自身はモスクワにあったユスポフの屋敷で生まれている。レイナーはオックスフォード大学時代からフェリックス・ユスポフの親友。イギリスはロシアをドイツとの戦争に引きずり込もうとしていた。

 ロシアの産業資本やユスポフは戦争に賛成していたが、皇后やグレゴリー・ラスプーチンという修道士は戦争に反対、ラスプーチンはイギリスにとって邪魔な存在だ。ラスプーチンの背後には大地主がいた。

 そうした対立の中、皇后は1916年7月13日にラスプーチンへ電報を打つが、それを受け取った直後にラスプーチンは見知らぬ女性に腹部を刺されて入院。8月17日に退院するが、その前にロシアは参戦していた。

 そして1916年12月16日、ラスプーチンは暗殺される。川から引き上げられた死体には3発の銃弾を撃ち込まれていた。最初の銃弾は胸の左側に命中、腹部と肝臓を貫き、2発目は背中の右側から腎臓を通過。3発明は前頭部に命中し、これで即死したと見られている。暗殺に使用された銃弾はイギリスの軍用拳銃で使われていたものだ。

 暗殺したのはユスポフを中心とする貴族グループだとされているが、このグループはMI6のチームと接触していた。イギリスのお抱え運転手だったウィリアム・コンプトンの日記によると、彼はレイナーをユスポフの宮殿へ1916年の10月の終わりから11月半ばにかけて6回にわたり運んだという。またユスポフは1916年12月19日にレイナーと会ったと書き残している。(Joseph T. Fuhrmann, “Rasputin,” John Wiley & Son, 2013)

 ロシアでは1917年3月に二月革命があり、大地主は権力の座から陥落して産業資本家を後ろ盾とする臨時革命政府が成立した。この政府は戦争を継続、ドイツは両面作戦を続けなければならなかった。そこで目をつけたのが即時停戦を主張していたボルシェビキだ。

 二月革命に際、ボルシェビキの指導者は国外に亡命しているか、刑務所に入れられていて、例えば、レーニンはスイスにいた。そうしたボルシェビキの幹部32名をドイツは「封印列車」でロシアへ運んだ。レーニンが帰国したのは1917年4月。その後、紆余曲折を経て11月の十月革命でボルシェビキ政権が誕生、ドイツとの戦争を止める。

 しかし、ドイツ軍は迅速に部隊を西側へ移動させられなかったことから1918年11月には敗北する。その3カ月前にイギリス、フランス、アメリカ、そして日本などはロシア(ソ連)に軍隊を派遣して干渉戦争を始めた。

 そうした経緯があるため、その後もドイツとソ連との関係は悪くなかった。ボルシェビキと米英の金融資本を強引に結びつけようとする人びとがいるが、それよりはるかに強くユニポフを中心とするロシア貴族やケレンスキーの臨時革命政府は結びついていた。この結びつきを現在の西側を支配している勢力は秘密にしたがっている。

 ソ連とドイツとの関係を破壊したのはアドルフ・ヒトラーだ。第2次世界大戦でドイツ軍はソ連へ攻め込むが、スターリングラードでの戦闘で大敗、その直後からウォール街の大物、つまりアレン・ダレスたちとナチスの幹部は接触を始め、善後策を協議している。

 アレン・ダレスが君臨していたCIAが世界各地で買収、恫喝、暗殺、クーデターを含む秘密工作を展開してきたことは広く知られている。ダレスが死んだ後も変化はなく、秘密工作の一端は1970年代にアメリカ議会でも明らかにされた。今でもロシアや中国は勿論、中東、東南アジア、東アジア、ラテン・アメリカ、アフリカなど全世界が活動の舞台だ。

 CIAは第2次世界大戦中に活動していたOSS(戦略事務局)の後継機関として設立された。OSSは1942年6月にウォール街の弁護士だったウィリアム・ドノバンを長官として創設されたが、そのモデルはイギリスの機関だった。特殊工作はSOE(特殊作戦執行部)、通常の情報活動はMI6に基づいて組織されている。

 ドノバンは巨大化学会社デュポンの顧問弁護士を務めていたが、その時の同僚弁護士のひとりがアレン・ダレス。この関係でドノバンはダレスををOSSへ誘い、特殊工作を担当するSOを指揮させた。それ以降、ダレスはアメリカにおける秘密工作のトップとして君臨する。この時からアメリカの情報機関は金融資本と緊密な関係を維持している。

 SOEは1940年にイギリスの首相だったウィンストン・チャーチルの命令で創設され、初代長官は保守党の政治家だったフランク・ネルソンが選ばれた。1942年に長官はチャールズ・ハンブローに交代するが、この人物はハンブロー銀行の人間だ。チャーチルは親の代からロスチャイルド家と緊密な関係にあるが、ハンブローとも親しかった。

 大戦後、OSSは廃止される。アメリカでは平和時に情報機関を持つべきでないとする意見があったが、情報の収集と分析だけにするという条件で1947年7月にポール・ニッツェの執筆した国家安全保障法が発効、9月にCIAは創設された。

 大戦中の1944年、イギリスのSOEとアメリカのSOは西ヨーロッパでドイツ軍と戦っていたレジスタンスに対抗するため、ジェドバラというゲリラ戦の部隊を編成する。レジスタンスの主力はコミュニストだったからである。後にベトナム戦争で住民皆殺し作戦のフェニックス・プログラムを指揮、CIA長官にもなったウィリアム・コルビーもジェドバラに所属していた。

 大戦後にジェドバラも廃止されるが、メンバーの一部は軍の特殊部隊へ流れるが、破壊活動を目的して秘密裏に組織されたOPCの幹部にもなる。この機関は1950年10月にCIAと合体、その翌年の1月にアレン・ダレスが秘密工作を統括する副長官としてCIAへ乗り込んだ。OPCが核になって1952年に作られたのが計画局である。

 この部署はCIAの「組織内組織」になり、今ではCIAを乗っ取ったような形。さらに国務省など政府内に触手を張り巡らせ、政府の外部にも「民間CIA」のネットワークが存在するが、その頭脳は今でもウォール街にあるはずだ。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202102040000/

6. 中川隆[-16924] koaQ7Jey 2021年8月23日 08:31:50 : PbajGxJEVA : WVVRRkFKTGJVbVk=[11] 報告
報じられない「タリバンによるアフガニスタン制圧の裏と陰謀」! 麻薬ビジネス、ゴールド、ペド、ディープステート…ジェームズ斉藤が解説!
2021.08.21
https://tocana.jp/2021/08/post_218619_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

──先日タリバンが首都カブールを陥落させてアフガニスタンを制圧しましたが、実際はどうなっているんですか?

ジェームズ 一言でいうとバイデン政権によるアフガンの「ポイ捨て」です。ポイ捨てした理由はいろんな利権の再分配が終わったためで、アフガン自体が必要なくなったからです。その利権の一番の要が麻薬貿易です。アフガンはアヘン、大麻の生産量が世界トップでアフガン経済のほとんどが麻薬経済に依存している状況だったんです。

──アフガン戦争中でもそうだったんですか?

ジェームズ そもそも戦争中、アメリカ兵たちが何をしていたのかというと「アフガン民主化と復興」という聞こえのいい大義名分の下でアヘン畑のパトロールですから。それは原住民の生活の糧である畑を守るという名目で行われていたんですけど、それは表向きでした。ただし、米軍がアヘン貿易の甘い汁を吸っていたのかというと、それも違うんですよ。米軍は関係ありません。関係していたのは諜報機関でした。

──CIAですか?

ジェームズ そうなんです。まさに、そこがディープステートなどのいろんな勢力の闇に繋がっていくんです。ですから、アフガン問題はいまのアメリカの闇と直結していますので、少し長くなりますが、説明させてください。

 まず、アフガン戦争ですが、意外に多くの人がソ連・アフガン戦争とアメリカのアフガン侵攻がゴチャゴチャになっていますので、そこを整理しましょう。いわゆるアフガン戦争は大きく分けて4つあります。

・19世紀にイギリスと3度戦って最後には完全独立を果たした戦争がひとつ。

・1978年から始まった内戦にソ連が介入してきたいわゆるソ連・アフガン戦争が10年間あります。

・1989年にソ連が撤退してからは内戦が起こって、97年からタリバンが政権を奪取します。

・そして2001年からは9.11を受けたアメリカの侵攻が始まります。

 ただし、アメリカは9.11以前からアフガンに関わっていました。CIAは、アフガン戦争をソ連にとってのベトナム戦争にしようと目論んで、ソ連・アフガン戦争に介入していたんです。ソ連・アフガン戦争を泥沼化してソ連の崩壊の引き金にしようとしたわけです。そのためにCIA主導で、アフガンでムジャーヒディーン(聖戦を遂行する者)を集めて彼らに武器と資金を提供していました。これがCIAによる「サイクロン作戦」です。ただし、あまり表に出ていない話をすれば、この時の資金提供は麻薬の販売によるものでした。アフガンで採れる質のいい麻薬をCIAが買い取っていたのです。要は麻薬ビジネスをしていたんです。また、これらの活動を現地で支援していたのが、我々諜報機関関係者の間では最悪のテロ支援組織として恐れられているパキスタンの軍統合情報局(ISI)でした。

──CIAは買った麻薬をどうしたんですか?

ジェームズ 中南米を経由してアメリカに持ってきたんです。CIAが監視下に置いている中南米の麻薬王、パブロ・エスコバルはその代表格でサイクロン作戦にはかなり貢献しましたが、彼らを中継ぎにして、メキシコの不法移民を使って、アフガン産の麻薬やコカインをアメリカ国内に持ち込んだんです。

──CIAが麻薬のディーラーだったんですか!?

ジェームズ そうです。イギリスのMI6なんかもそうでした。なので、ヨーロッパにも販売路はあり、ほとんどがオランダのアムステルダム等で消費されていました。アメリカの場合は黒人の居住区に売ったんです。それが原因で黒人街がスラム街と化して黒人ギャングのグループができて、いまのロサンゼルスやデトロイト等の「インナーシティー化(大都市周辺の低所得地帯)」した都市部が大量に発生したんです。特にロサンゼルスのダウンタウンは発展途上国レベルのスラム街となっており、コンプトン(全米最悪の犯罪都市のひとつ。ギャング犯罪率は全米平均の8倍)のようなギャングの巣と化したインナーシティは報告されているだけでも平均で毎日4人は銃弾に倒れるという、特殊作戦の専門用語で言う「低強度紛争」の前線と化しています。つまりアフガンに深入りしすぎたためにあろうことか米国の一部が麻薬とギャングが支配する「アフガン化」の様相を呈してしまったのです。ちなみにこれらの社会問題の頂点に君臨するのが民主党で、以前も話しましたが、カマラ・ハリス副大統領はカリフォルニア州検察総長時代に麻薬ギャング利権を牛耳っていたことで有名です。


◆アメリカがアフガン戦争を長引かせたかった理由

──CIA&民主党が自ら国内の治安の悪化を煽ったと。

ジェームズ そうです。彼らが国内の麻薬販売網を強制的に作って黒人をターゲットにしたんです。CIAの論理は、「ソ連との戦いに勝つにはこれしかない。それには犠牲は付き物だ」という論理です。その論理の裏側には「黒人の犠牲だったらいいだろう」という人種差別が無意識のレベルであります。ですから、いまのアメリカが抱える社会問題は、ソ連・アフガン戦争でCIAが行ったサイクロン作戦に起因していることがとても多いんですよ。

──アフガン問題ってアメリカの国内問題の元凶だったりするんですね。

ジェームズ そうです。であるのに、その後、アメリカは再び、アフガンに介入します。それが2011年の9.11以後に起きたアフガン侵攻です。ただし、ここでおかしなことが起きるのです。11年の12月にトラボラの戦いというのがあったんですが、この戦いでアメリカのデルタ・フォースが9.11の首謀者であるビンラディンを見つけているんです。半径100メートル以内にビンラディンがいるから空爆か、自分たちが攻撃するので指示してくれと上層部に連絡しているんですよ。ところが、上層部は「なにもするな」と言ってビンラディンを見逃しています。つまり、本当ならばアフガン侵攻は2カ月程度で終わらせることができたのです。

──長引かせたい理由があったんですね。

ジェームズ その理由がさきほど言った麻薬ビジネスです。ソ連がアフガンから撤退し、アフガンは一時内戦になったのですが、97年にタリバンが政権を取ります。この時、彼らがなにをしたのかというと麻薬の撲滅です。彼らが本気だったのは、アフガンの麻薬の国内生産量が一年で約90%減少したことでもわかります。当時はアフガン産のアヘンが世界シェアの70%以上を握っており、それほど世界はアフガンの麻薬に頼っていたんです。しかし、これで焦ったのがCIAです。一番重要な収入源が消えようとしていたんです。それがアフガン侵攻の直接の原因であることは諜報機関関係者の間では常識です。実際、アメリカのアフガン侵攻直後から麻薬の生産量が増加し、数年経たないうちに00年以上になっているんです。

──つまり、アフガン侵攻って麻薬確保の戦争だったってことですか? 

ジェームズ はい、そうです。はっきり言えば、CIAの麻薬ビジネスです。ですから、今回のバイデン政権によるアフガンのポイ捨ては純粋に戦略面で考えると賢いことをやったんです。いやむしろ、9.11直後の2002年にアフガン復興関連法案を作り、アフガン関連の利権の窓口を務めたバイデンだからできたことだと思います。なぜかというと、アフガン戦争はアメリカにとってフェイクな戦争だったからです。表向きテロとの戦いと言いながら、本当にやっていたのは麻薬ビジネスでした。もうひとつは軍産複合体のための武器の消費でしかありませんでした。こんな戦争をやる意味はありません。つまりバイデンこそが米国のアフガン利権のトップに君臨し、今回大統領となり利権を再配分して「アフガンポイ捨て」を決めたのです。

 もうひとつ、いまアフガンの中央銀行の金庫が空っぽなんですよ。一部マスコミではガニという国外逃亡した超腰抜けの大統領が持ち逃げしたと言われていますが、それはムリです。ゴールドを大量に持ち出すのに1日2日では出来ないんです。しかも彼は報道では160億円程度しか持ち出していません。国家レベルでゴールドは兆単位で貯蓄されます。ゴールドを持ち逃げしたのは米軍です。タリバン侵攻後、米軍が5000人単位でアフガン人の救助、米国大使館スタッフの救助のために表向きには送り込まれたんですけど、彼らのメインのミッションはアフガンの中央銀行の中にあったゴールドを持ち出すことだったと見ています。

◆アメリカがアフガンのゴールドを持ち去った!?
──それは火事場泥棒じゃないんですか。

ジェームズ そうです、泥棒です。いや、それが戦争の本質です。日本が100年前のシベリア出兵で撤退時にドサクサに紛れ、以前ロシア皇帝が持っていた大量のゴールドを持ち帰ったこと、太平洋戦争後にGHQが日本の隠し金をさらっていったのと全く同じことが今回アフガンでも起こりました。そもそも、アメリカはずっとQE(量的緩和)を行って大量にドルを刷っているじゃないですか。あれは実は兌換紙幣(金と交換できるお札)だという話があって、アメリカのFRB連邦準備銀行の金庫を調べてみるとゴールドはもうスッカラカンなんですよ。日本銀行の黒田総裁の所にも最近FRBが頻繁にゴールドを分けてくれと頭を下げに来るという話は国際金融関係者からよく聞きます。ですから、今回のアフガン撤退の目的は戦略論でもあるんですが、ゴールドがないからゴールドを奪いに行ったというのもあるんです。アフガンでは麻薬だけでなく、金もよく採れるんですよ。そもそも、利子を取ることが禁じられているイスラム教圏のアフガンで、国家に借金をさせることがビジネスの中央銀行が存在する自体間違っています。やはり、9.11以降誕生した米国傀儡のアフガンはその存在自体がフェイクでした。

◆中国崩壊の足音

──聞けば聞くほどなんのための戦争だったのかと思ってしまいますね。

ジェームズ そうですね。20年間で2万人のアメリカ人の死傷者が出ていますが、なにもかも無駄だった可能性はあります。だからこそ、今回、アメリカは正しいことをしたと思っています。その最大の理由は中国がタリバンとアフガンの面倒を見る形で撤退したからです。これは大きいです。アフガンは「帝国の墓場」と呼ばれ、歴史的に見てアフガンに手を出した大国はすべて崩壊するか、力を落としています。マケドニア王国、モンゴル帝国、大英帝国、ロシア帝国、ソ連、アメリカがその例ですが、そこに「中華帝国」を目指す中国が加わることになりそうです。まあ、無神論でしかもウイグル問題を抱える中共が、イスラム過激派のタリバンを手懐けることはほぼ不可能なので、長期的にはアフガン問題で中国の崩壊も十分ありえますが。

──アフガンのバックには中国がついたんですね。

ジェームズ それを裏付けるように7月28日に中国の外務大臣の王毅がタリバンと会っていますから。なので、どの角度から見ても、今回のタリバンの首都奪還とアメリカの撤退は予定されていたことです。驚くことはなにもないですし、前述のバイデンの戦略に戻りますが、アフガンを中国に「朝貢」することで、中共に墓穴を掘らせたという点でむしろ現政権の外交政策は評価されるべきだと思います。また、アフガン国民にとっては良い方向になっていくはずです。

──マスコミの論調だとアメリカがいなくなるととんでもないことが起こるみたいな話ばかりですが。

ジェームズ それはアフガンをよくわかっていない人たちの妄想です。そもそもアフガンは多民族国家で多数派はパシュトゥーン人です。彼らの一部がタリバンで、さきほどお話したようにソ連・アフガン戦争が終わったあとアフガンは内戦状態のカオスになっていたんです。そこで伝統的なマドラサ(イスラム神学校)に通う生徒(タリバン)に通う人たちを集めて作ったムーブメントがタリバンなんです。その指導者がオマル師で、タリバンがなぜ人々の人気となったのかというと、実はペドに関連してくるんです。アフガンという土地は何世紀にも渡ってずっとペドが行われてきた国なんです。中年のおじさんが10歳ぐらいの少年とかを寝取りに来るんですよ。


◆タリバンが支持を得た裏に「ペド」

──少年ですか?

ジェームズ 少女も当然狙われるんですけど、日本の衆道に近いものもあるんです。織田信長と森蘭丸に近い関係があったんです、アフガンにも。タリバンはそれを潰したので人気を集めたんですよ。ペドの中年のおじさんたちを処刑しまくって、子供たちを親のもとに返しているんです。それで民衆の支持を得て、オマル師こそ真の指導者だということで人気が出たんです。さらにパキスタンの諜報組織ISIの援助もあってタリバンのジハードを行うムジャハディーンも増えていって、一大ムーブメントになったんです。それが政権を作るまでになったのが97年です。

──しかし、タリバンってイスラム原理主義者ですよね? 原理主義者って普通あまり民衆の支持を得られないと思うんですが。

ジェームズ そこがイスラム教に無知な西側諸国の誤解しているところです。タリバンの考え方はイスラム教徒としては当たり前のことばかりなんです。

 そもそも「原理主義(ファンダメンタリズム)」とは啓典を文字通り解釈することで、戒律が無いキリスト教にしか通じない用語です。イスラム教とは、「宗教の戒律」、「社会の規範」、「国家の法律」が全て同じで、経典解釈及び実践が非常に明快になっている宗教です。要は、タリバンの理念はコーランに書かれていることを忠実に守った暮らしをしようということです。これはイスラム教徒なら真っ当な姿勢です。それが過激主義と言われる大きな理由は、我々の感覚からすると極端な男尊女卑や首切り等の残虐行為をやっているからです。それは現代社会ではあってはいけない行為です。しかし、彼らは宗教の中で生きているのです。イスラム教ではモハメッドが最後の預言者なので、彼らはいまでも7世紀時代の中東の論理から脱却出来ていないのです。

──だからこそ、近代化って話になるんでしょうけど。

ジェームズ ところが、彼らにとってそれは堕落なんです。しかも、「近代化だ、民主主義だ」と言ってる西側先進国がやっていることの中身は、大麻ビジネスで自国をスラム化していることです。タリバンたちはそれを間近で見ているんですから説得力なんかありません。

──善悪ははっきりしているけれど、簡単じゃないと。

ジェームズ そういうことです。また、タリバンとアルカイダを同じものだと見ている人も多いと思いますが、ゴールが違います。

 イスラムを信奉するという本質はともに同じなのですが、アルカイダのゴールは中東全体に真のイスラム教を取り戻すことです。彼らからすると、中東のサウジアラビアやアラブ首長国連邦等は、米国の傀儡政権でしかなくフェイクなイスラム国家なのです。アルカイダたちはフェイクなイスラム国家を潰し、カリフ制を敷き、アラブ人のオサマ・ビンラディンが全イスラム世界のカリフ(預言者の後継者)を名乗り、ウンマ(イスラム共同体)の頂点に立つことでした。

 一方、タリバンはそこまでは想定していません。タリバンはパシュトゥーン人の集まりで、パシュトゥーン人主導のアフガンでイスラム教を実践しましょうという人たちです。なので、彼らは基本的に祖国アフガンにしか興味がないんです。アルカイダのような全中東をイスラム化することまでは考えていません。

──ということはタリバンとは、いま日本のマスコミで言われているほど凶悪な人たちではないんですね? 

ジェームズ いえ、凶悪なのは確かで日本や欧米の感覚だと「悪」かもしれませんが、そのような特徴のみではタリバンの全体像は見えません。タリバンは政権奪取後、「我々は国民とアフガニスタンのサーヴァントだ」という声明を出しました。これはタリバンのプロパガンダですが、一応彼らの思想の根本であるパシュトゥーン民族主義を反映しています。これは宗教やテロとはなんら関係がなく、純粋な愛郷心の発揚です。

 確かに、アフガン国民はこれからシャリーア法の下で自由度ゼロの窮屈な生活が待っています。しかし、治安は回復し、米軍占領下でも全く統制が効かず腰抜けの支配層が汚職まみれになり毎日のようにテロが起こっていたような時代は過去のものになるでしょう。いま、身の危険を感じると騒いでいるのは米軍の協力者、人権団体関係者、そして麻薬ビジネスに協力して甘い汁を吸っていたアフガン人の可能性が高いです。彼らは西側とのパイプを持っていますから、そういう話だけしかこちらには伝わってこないだけで、これからアフガンは少なくとも国民のものにはなると思います。

──ということはバイデンの撤退はいまいろいろ批判されていますけど、悪いことではなかったと。

ジェームズ バイデンの戦略でもバイデンの手柄でもないですけど、結果的にそうなります。そもそも、タリバンとの手打ちはバイデン政権で始まったことではなく、トランプ政権時代から始まっていたことですから(笑)。実はタリバンを大統領の保養地であるキャンプデービッドに招く予定もあったんですよ。

──公式にですか?

ジェームズ そうです。トランプ大統領はタリバンの全権団と会うことになっていたんですけど、当時の政治状況でドタキャンになってしまってポンペイオ国務長官がタリバンのトップと会って、アフガン和平合意のロードマップとしてトランプ政権がガニ政権によって収容されていた5000人のタリバンの囚人を釈放することに合意しているんです。だから、撤退は数年前から予定されていたことなんです。アメリカの国民の世論もアフガンと永遠に戦争をするのは反対だったんですよ。

 確かに民主化したアフガンの方が良いですが、それは空想論です。結局、アフガンの民主化は国内が売国奴だらけになり、米国の麻薬ビジネスや軍産複合体だけが儲かるだけでした。20年に及ぶ対テロ戦争も結局イスラムテロはおろか、最近では極右・極左テロも撲滅できない始末です。究極には米国自身が疲弊し、「アフガン化」するという笑い話にもならない状況になっています。そういう中で消去法でアフガンをタリバンに任せることになったのですが、どう考えてもこの選択肢しかないと思います。

 ちなみに私は詳しくは言えませんがどちらかと言うと「反タリバン」のアフガン人脈と繋がっておりタリバンを一切認めていません。私の人脈は同じイスラム教徒でも過激主義やテロを嫌い、果敢にタリバンに立ち向かった真のムジャヒディーンです。しかし、その私でも安全保障上の理由で非常に残念ですが、今回生まれたアフガンの新しい現実を受け入れるべきだと思います。ただ、アフガンが二度とテロリストの拠点にならないよう、アフガン国外ではタリバン及びイスラム過激派とは徹底抗戦を継続するべきです。米軍撤退後も「対タリバン工作」をするために現在のカオスのドサクサに紛れて諜報員をアフガン入りさせておくべきでしょう。いずれにせよ、今回お話ししたようなイスラム教やタリバン等に関する基礎知識は今後の未来を考える上でも必須ですので長くなりましたがお話しました。

──日本の報道ではまったく見えてこないアフガン情勢がやっと見えてきました。ただ、ひとつ気になるのが、今回のジェームズさんの話を聞いてると9.11は誰がやったんだ?という疑問が芽生えるんです。まるでCIAが麻薬ビジネスのために何らかの画策をしたように感じたんですが、どうなんですか?

ジェームズ いえ、さすがにそれは違います(笑)。ただし、トカナ読者ならばご存知のように9.11はあまりにも不可解なことが多すぎるんです。そして、当然ながら9.11はアフガン問題と大きくリンクしています。次回はそのことについて、あまり表に出ていない案件も話も含めてお話しましょう。


▲△▽▼


【タリバンと陰謀】アフガンの次は日本が米国にポイ捨てされる! 麻薬ビジネス、大麻解禁…もうすぐ残酷すぎる“大粛清”も!ジェームズ斉藤
2021.08.22
https://tocana.jp/2021/08/post_218621_entry.html


【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


ジェームズ アフガン情勢の続報です。タリバンが米軍の生体認証を収集する機器を入手したそうです。HIIDE(Handheld Interagency Identity Detection Equipment)と呼ばれる装置で、虹彩スキャンや指紋などの識別用バイオメトリックデータ、および経歴情報が含まれており、大規模な集中データベースにアクセスすることもができるようです。

──つまり、どういうことが起きるんですか?

ジェームズ アフガンに残っている米軍協力者の個人の特定ができるようになったということです。そもそもHIIDEは、連合軍のために働いている現地人を識別するためのバイオメトリクスIDツールとして使用されていたので、ここにデータが残っている人間はすべてアメリカに協力したという決定的な証拠となってしまいます。つまり、これから米軍協力者の大量粛清が起きるということです。

──結局、大虐殺が始まるんですね。

ジェームズ トカナでも米軍の飛行機にしがみついて振り落とされている人々の記事がありましたが、国に残ったらどうなるか、わかっているからです。

──しかし、国内で粛正を始めたら国際社会から非難されるんじゃないですか。アフガンという国をどこも承認しなくなると思うんですが。

ジェームズ それは大丈夫です。中国とロシアが支援するので問題ありません。たとえ、欧米等に認められなくても、国連の常任理事国である中露が支援すればタリバンも発言力を持てますし、そもそもタリバンが国内で政治基盤を確固たるものにするには粛清が必ず必要です。また、米軍協力者が対象であれば、中露はむしろ歓迎するでしょう。

──具体的にどんな人たちが粛清の対象になりそうなんですか?

ジェームズ 米軍で通訳をしていた者と米国大使館の現地採用です。どちらもタリバンから見たら「スパイ」で粛清対象です。そしてスパイは国際法の保護は受けません。したがって、最もターゲットにしやすい層です。女性やLGBTなら国際社会の非難も殺到しますが、米軍協力者であれば話は違ってくると思います。

──一応、スパイだからという大義名分はあるんですね。

ジェームズ そうです。スターリンの大粛清も殆どが「スパイ容疑」でした。

──粛清の方法ですが、また首切りとか残酷な方法を取るんですか?

ジェームズ 当然そうなるでしょう。ただしタリバンはイスラム国と違い、あまり凝った動画は作らず、淡々と処刑します。

──首切りをする意味ってあるんですか? 宗教的な意味合いとかですか?

ジェームズ はい、イスラム圏では家畜の屠殺法と神への生贄の意味合いを持ちます。つまり、裏切り者は人間ではなく、動物だという主張です。また、残酷さがMAXなのでプロパガンダにも有効です。


──それでもアメリカが関与していたアフガン時代よりもマシなんですか?

ジェームズ そこはタリバンも国民の生活保護や女性の教育向上を支援したり、上手く立ち回ると思います。スターリン時代もそうでしたが、アメとムチを上手に使い分けると思います。裏切りには厳しく、そして女性には寛容な態度を演出するでしょう。もちろん、欧米の基準では女性を虐待していることになりますが。

──女性に優しくなれば、将来的に国際社会に認められるということもあるんですか?

ジェームズ いえ、そう簡単にはならないと思います。中露は国内問題に干渉しないと言いながら、タリバンの後押しはします。ただし、いくら中露と言えども、いきなり一般市民を虐殺すると支援できないので、タリバンは米軍協力者をスパイ容疑で粛清することから始めます。欧米はおそらくタリバン政権を認めず、アフガンは事実上、中露の影響下になります。

──そうなるとCIAが作った麻薬ルートはどうなるんですか?

ジェームズ それは当然生きています。米国がアフガン中央銀行を火事場泥棒したのでタリバンは麻薬ビジネスとレアメタルの売却しか生きる糧がありません。米国は撤退しても諜報機関が裏ルートでタリバンと組むので麻薬ビジネスは続きます。もしも、タリバンがまた麻薬撲滅キャンペーンをやったとしても大丈夫です。米国はミャンマー軍事クーデター以降でも軍事政権と裏交渉で大麻のルートも確保したようですし、以前お話したように米国国内で大麻の解禁も進んでいます。

【重要】大麻合法化とエネルギー利権、愚民化計画の知られざる繋がり ジェームズ斉藤がグローバリストの思惑を解説
https://tocana.jp/2021/07/post_216024_entry.html


というか、大麻解禁、そして民主党が進めている「対麻薬戦争の終焉」はどちらともアフガン撤退後の麻薬ビジネス環境に対応するためです。解禁になれば、麻薬ビジネスがアメリカ国内で活発になります。アヘン畑もあちこちに作られるようになりますし、プランターを使って家庭菜園での大麻作りも可能になります。カリフォルニア州では大麻の家庭栽培専用コンテーナービジネスが大いに流行っています。そうなってしまえば、米国国内で大麻を確保でき、「対麻薬戦争」自体が終わるとアヘン等の更に悪質な麻薬が全米中に流通し、脱アフガンも可能になります。

──ともかく、大粛清が始まれば、メディアはまたアフガンを非難し、バイデン政権を責めるのでしょうが、ジェームズさんとしては撤退の選択肢は悪くなかったというものですね。

ジェームズ そうです。前回のインタビューでも説明しましたが、バイデン政権の「アフガンポイ捨て」は戦略的には真っ当なものです。私は個人的にはバイデン政権は利権の亡者が蔓延る極左政権なので全く認めていませんが、今回の決断は非常に勇気のある英断だと見ています。ここで重要なのは、米国は地球に興味がなくなったということです。「アフガンポイ捨て」は東半球の破棄に繋がり、いずれは米国以外の北アメリカ大陸を含む西半球も見捨てると思います。今米国が興味があるのは宇宙とサイバー空間です。これらの方がはるかに儲かるからです。今後外交関係等は維持しますが、今回の「アフガンポイ捨て」で見せつけられたように「もう外国の面倒は見ない」ということです。これは日米関係に大きな影響を与えるでしょう。20年も自国民の血と血税を注ぎ込んで作ったアフガンをポイ捨てするようでは、尖閣、台湾、朝鮮の有事で米軍が助けに来ると思いますか? 日本本土が襲われても助けに来るかも疑わしいです。つまり、米国の「日本ポイ捨て」も視野に入れておかなければならない時代が来ました。これが意味するところは、やはり日本人が「日本ファースト」の意識を持ち、「御国のために勝つ」覚悟を持たなければならないということです。今、「御国のために死ぬ」ではなくて「御国のために勝つ」と言いましたが、結局戦争は勝たなければ全く意味がありません。死ぬ覚悟だけしかなければ、第二次大戦の特攻等のように若者が政府のカモになるだけです。今回の「アフガンポイ捨て」で米国は敗北したかに見えますが、戦略目的に達したので撤退したのであり、米国は未だに「戦勝国」です。真の敗戦国は米国傀儡のガニ政権です。「勝つためには何ができ、しなければならないか?」を常に考えないと、先日実際に起こった「米軍無きアフガン」の阿鼻叫喚が日本でも繰り返されるでしょう。このような事態にならないよう、私も皆さんが「戦勝の思考」ができるように今後も啓蒙活動を続けたいと思います。

文=ジェームズ斉藤

7. 中川隆[-16314] koaQ7Jey 2021年9月16日 12:24:20 : 8vMnnZaGpD : ckdXOXUxaVRkdnM=[13] 報告
誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1106.html

なぜアフガンばかりが戦火に見舞われる?軍産複合体の思惑
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1052.html

8. 中川隆[-15654] koaQ7Jey 2021年11月01日 12:26:59 : iqAOGccErg : SEp1OTlwWGlHaWs=[17] 報告
CIAがやっている事


Terror Tuesday _ オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/341.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1137.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/696.html

世界を支配しているCIA3派とは・・・・
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52001108.html

CIAとメディア
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/347.html

マスコミの偽情報 _ CIA は有力メディアを情報操作のために使っている
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/330.html

Google は CIA や NSA のIT部門 _ シリコンバレーが人々に知られたくない本当の姿
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/560.html

CIA の犯罪
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/147.html  
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1042.html

麻薬取引の黒幕はCIA
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/345.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/293.html

アフガニスタンの麻薬ビジネスを始めたのは19世紀の大英帝国、CIAに麻薬ビジネスを紹介したのも MI6
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1108.html

CIA が主催しているビルダーバーグ会議
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/753.html

CIAは丸裸、中国が全てを把握してる 2018年7月 2日
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/407.html

米国が裏で操るビットコイン価格、200万円から30万円まで売り崩したCIAの戦略とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/665.html

エルビス・プレスリーやジョン・レノンはCIAやFBIから危険視され、監視されていた
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/323.html

CIA のド・ゴール暗殺計画
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1119.html

プーチンは CIA右派のエージェトだった
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/363.html

日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/306.html
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html

陰謀論大好き _ ♪高校生のブログ♪柏発信 日本のCIAエージェント一覧表(昭和天皇陛下)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/508.html

民主社会党(民社党)は CIA が野党分断の為に作った
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1169.html

ジャニー喜多川は、CIA工作員だった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/521.html

ロッキード事件にも関与 CIAでスパイを養成した日本人女性教官
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/597.html

陰謀論大好き _ 京都アニメーション集団放火殺戮事件でささやかれるCIA黒幕説
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/563.html
 

9. 中川隆[-13842] koaQ7Jey 2022年2月07日 07:00:05 : oCqatUkqPM : VzByNlhuRTcyRkE=[12] 報告

2022.02.07XML
バイデン政権の国務省報道官が抱えるCIAの闇
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202202070000/


 アメリカ国務省の報道官としてロシアとの軍事的な衝突を誘発しかねない深刻な主張をし、APのマット・リー記者から主張の根拠を問われて答えられなかったネッド・プライスは2006年から​2017年2月14日に辞表を提出​するまでCIAの分析官を務め、最後の時期にはNSC(国家安全保障会議)の広報官のポストにあった。辞表を提出した理由は新大統領のドナルド・トランプの下で仕事をしたくなかったからだ。

 NSCは安全保障、軍事、外交を決定する重要な場所で、議長は大統領が務める。大統領の安全保障補佐官も出席することになっているが、2017年1月に成立したトランプ大統領の補佐官、マイケル・フリンは出席できなかった。​CIAの妨害でクリアランス(国家の機密情報にアクセスできる資格)を取得できなかった​からである。その時、プライスはCIAの幹部としてNSCの広報官を務めていたわけだ。

 トランプの前のアメリカ大統領はバラク・オバマ。ロシアとの関係を悪化させようとしていた人物だが、2010年から中東から北アフリカにかけての地域でムスリム同胞団を使った体制転覆プロジェクトを推進、14年にはウクライナでネオ・ナチを使ってクーデターを実行している。

 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されてから10日ほど後にペンタゴンを訪れたところ、国防長官の周辺で攻撃予定国リストが作成されていることを知る。そのリストにはイラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、イラン、そしてスーダンが載っていたという。

 ジョージ・W・ブッシュ政権は2003年3月にイラクを先制攻撃してサダム・フセイン政権を倒したが、オバマはその後を引き継ぎ、2010年の後半に「アラブの春」を仕掛けた。2011年10月にリビアのムアンマル・アル・カダフィ体制は破壊され、並行してシリアも攻撃されたが、シリアは手強い。しかも2012年5月にロシア大統領へ返り咲いたウラジミル・プーチンがアメリカ/NATOのシリアへの本格的な攻撃にブレーキをかけた。

 オバマ政権はリビアからシリアへ戦闘員や武器/兵器を移動、集中させ、バシャール・アル・アサド政権の打倒に力を入れる。ムスリム同胞団やサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)への支援を強化したのだ。

 それに対し、アメリカ軍の情報機関​DIAはこの政策が危険だとオバマ政権へ2012年8月に報告​する。その中で、反シリア政府軍の主力はサラフィ主義者やムスリム同胞団だと指摘、アル・カイダ系武装集団のAQI(アル・ヌスラと実態は同じだとしている)の名前も出している。オバマ大統領が言うところの「穏健派」とは、一般的に「過激派」と見なされているグループだとしているのだ。ちなみに、2012年7月からDIA局長を務めていたのは後にトランプが国家安全保障補佐官に指名するマイケル・フリン中将である。

 オバマ政権の政策はシリアの東部(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配地域を作ることになるとも警告していたが、これは2014年にダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国などとも表記)という形で現実になる。その年の1月にイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国が宣言され、6月にはモスルが制圧されたのだ。当初、この武装集団は首を切り落とす演出をするなど残虐さをアピールした。アメリカ/NATO軍の本格的な介入を正当化するためだったと見られている。

 2015年にオバマ大統領は政府を好戦的な布陣に作り替えた。2月に国防長官がチャック・ヘーゲルからアシュトン・カーターへ、9月には統合参謀本部議長がマーチン・デンプシーからジョセフ・ダンフォードへ交代させている。

 ヘーゲルは戦争に慎重だったが、カーターは2006年にハーバード大学で朝鮮空爆を主張した人物。サラフィ主義者やムスリム同胞団を危険だと考えていたデンプシーはシリア政府と情報を交換していたと言われている。

 デンプシーは2015年9月25日に議長から退くが、その5日後にロシア軍がシリア政府の要請で軍事介入、アル・カイダ系武装集団の支配地域を急速に縮小する。その中にはダーイッシュも含まれていた。その後、ロシア軍は兵器と戦闘能力の優秀さを世界へ見せつけることになる。この出来事は歴史の転換点だと言えるだろう。

 2016年の大統領選挙中からCIAやFBIの中枢にはヒラリー・クリントンを支援する勢力が存在、反トランプ工作も行われていた。後にこの工作は発覚、責任問題になりつつある。そのクリントンを支援していたマイク・モレルは2010年5月から13年8月にかけてCIA副長官を務めた人物。選挙期間中の2016年8月、​チャーリー・ローズのインタビュー​でロシア人やイラン人に代償を払わせるべきだと語っている。その際、司会者からロシア人とイラン人を殺すという意味かと問われると、その通りだと答えた。

 実際、その後、ロシアの幹部外交官らが相次いで死亡している。例えば、2016年11月8日にニューヨークのロシア領事館で副領事の死体が発見され、12月19日にはトルコのアンカラでロシア大使が射殺された。

 12月20日にはロシア外務省ラテン・アメリカ局の幹部外交官が射殺され、12月29日にはKGB/FSBの元幹部の死体が自動車の中で発見され、17年1月9日にはギリシャのアパートでロシア領事が死亡、1月26日にはインドでロシア大使が心臓発作で死亡、そして2月20日にはロシアの国連大使だったビタリー・チュルキンが心臓発作で急死している。その間、2016年9月6日にはウラジミル・プーチンの運転手が乗った自動車へ暴走車が衝突、その運転手は死亡する。

 また、モレル発言の前、2015年11月5日にはアメリカ政府が目の敵にしてきたRTを創設した人物がワシントンDCのホテルで死亡している。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202202070000/

10. 中川隆[-10780] koaQ7Jey 2024年4月29日 15:00:44 : No5BV8Qtyk : aFNkc2lrN3ZtaXc=[1] 報告
<■89行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.04.29XML
揺らぐ支配体制を維持しようと言論統制の強化を図る日米の支配層
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404290000/

 ​岸田文雄政権は「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の改定案の中で、「感染症対策」を口実として「偽・誤情報」を監視する方針を明確にした​と話題になっている。言論の監視はこれまでも行われてきたはずだが、それを公然と行うという宣言だ。すでに大手メディアは支配システムに対して萎縮しているが、その先には治安維持法的な言論弾圧が待ち受けていると考えるべきだろう。それだけ支配体制が揺らいでいるということでもある。

 日本の支配システムは明治維新以来「天皇制官僚体制」を維持しているが、その上に米英の強大な私的権力が存在している。日本は現在もアメリカ軍に占領されているが、政治的にはCIAが大きな影響力を持っている。CIAやその前身のOSSはイギリスの情報機関のアドバイスで創設された金融資本の情報機関である。

 第2次世界大戦の後、OSSは破壊活動の部門を除いてCIAへ組織替えになったが、破壊活動はOPCとして存続、1950年10月にCIAへ吸収され、52年8月にCIAの破壊工作部門「計画局」の中核になった。世界各国でクーデターを仕掛け、要人を暗殺してきたのはアレン・ダレスが指揮していたこの部署にほかならない。

 アメリカの私的権力は大戦後、情報をコントロールするための仕組み「モッキンバード」を作りあげた。その中核がアレン・ダレス、ダレスの側近で戦後に極秘の破壊工作機関OPCを率いていたフランク・ウィズナー、やはりダレスの側近で後にCIA長官に就任するリチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハム。この陣容からも明らかなように、CIAのプロジェクトだ。

 この仕組みには西側の有力メディアが協力している。ワシントン・ポスト紙の記者としてウォーターゲート事件を取材したカール・バーンスタインはリチャード・ニクソン大統領が辞任した3年後の1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌に書いているが、そこでも仕組みの一端が明らかにされた。

 その記事によると、1977年までの20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供したとバーンスタインにCIAの高官は語ったという。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 また、​フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテは2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出版、その中で多くの国のジャーナリストがCIAに買収されていて、そうした工作が危険な状況を作り出していると告発​している。

 モッキンバードの仕組みが存在しているにも関わらず、1970年代にはCIAの秘密工作や極秘にされていた電子情報機関NSAの存在が明るみに出るといった事態が生じた。そこで情報機関の内部やメディアの統制を強める政策が推進される。

 そのひとつの結果がメディア各社の資本集中。1980年代には「規制緩和」で有力メディアの大株主は集中、メディアの大半を少数のグループが支配している。2019年ではCOMCAST(NBCなど)、ディズニー(ABC、FOXなど)、CPB(NPR、PBSなど)、Verizon(Yahooニュース、ハッフィントン・ポスト)、ナショナル・アミューズメンツ(VIACOM、CBS、MTVなど)、AT&T(CNN、TIME、ワーナー・ブラザーズなど)、グーグル、ニューズ・コープ(FOXニュース、ウォール・ストリート・ジャーナルなど)というようになっているが、その背後の巨大資本が連携していることも忘れてはならない。そうした巨大資本の広報部門と化しているのが実態だ。

 ノーム・チョムスキーは西側支配システムの枠組みから外れることのない人物だが、それでも1996年、「ジャーナリスト」のアンドリュー・マーに対し、​もしマーが支配システムが求める何かとは違うことを信じていれば、今座っている場所には座っていないと指摘​している。これは正しい。

 ケイトリン・ジョンストンが指摘しているように、​メディア世界でのキャリアを高めるような報道の仕方を学ばなければ、排除されてしまうか、内部での軋轢に疲れ果てて辞めるしかない​。そうした有力メディアに情報を頼り、そうしたメディアの記者や編集者に知り合いが多いことを鼻にかけているような「市民活動家」に期待できないことも確かだ。

 ウクライナに住み、キエフのネオ・ナチ体制を批判していたゴンザロ・リラは逮捕、収監され、刑務所内で拷問のすえ、死亡している。適切な治療も受けていなかった。殺されたというべきだろうが、西側の有力メディアはおとなしい。

 彼が逮捕されたのは、ジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領を批判した直後だ。アメリカ政府はジャーナリストの逮捕、そして拷問を容認、バイデン政権は自国民であるリラに救いの手を差し伸べなかった。

 勿論、完全とは言えないが、権力者にとって都合の悪い情報を明らかにし、有力メディアの嘘を暴いてきたWikiLeaksの象徴的な存在がジュリアン・アッサンジだが、この人物は2019年4月11日、アメリカの政府機関の要請でロンドンのエクアドル大使館でロンドン警視庁の捜査官に逮捕された。現在、イギリス版グアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所へ入れられている。

 アッサンジはオーストラリア人であり、活動はアメリカ以外の場所で行っていた。つまり、アメリカ政府はどの国の人間であろうと、どの国で活動していようと、自分たちに都合の悪い人物は拘束し、処罰できると主張、それを少なくともイギリスやオーストラリアは受け入れているわけだ。

 リラのケースもアッサンジのケースも明白な言論弾圧だが、有力メディアが沈黙している。日本をアメリカの植民地にしようと努力している岸田政権が言論統制を強化するのは必然だろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404290000/

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