2022年02月21日 中国の貧富の差は今も拡大している農民、少数民族、農民工は最初から統計に含まれていない 画像引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/63125 「脱貧困」目指す中国 無理な投資で莫大な負債 データ捏造も:東京新聞 TOKYO Web 世界最大の格差がある国 2016年頃にカリブ海のタックスヘイブンに資産を預けている富裕層の名簿が流出するバハマ文書事件がありました。 その報道の中で「中国共産党幹部の資産は1人当たり数兆円」と言うのがあり、おそらく事実だと思われる。 習近平や江沢民のような大物とその取り巻きは、欧米の資産家を超える多額の資産を海外に預けている。 ジャックマーのような資産家番付を見ると1位は6兆円ほどで10位は3兆円ほどだった。 これが中国の最上層の人達で、資産100万ドル以上の富裕層は528万人存在する。 日本では経済統計は世帯ごとに発表するが中国は個人単位なので、実際には「資産1億円以上の家の人」は2000万人以上でしょう。 その一方で貧困層は月収1.5万円が6億人存在するが、これも西側と統計の取り方が違うので変換しなくてはならない。
「月収1.5万円が6億人」の意味は人口6億人の地域の1人当たり月収が1.5万円だったという意味です。 3人家族なら月収4万5千円、3世代5人家族なら平均月収7万5千円という意味になります。 貧困層の1人っ子の3人家族で年収54万円であり、平均年収80万円程度の中国ではそう悪くない。
だが本当の貧困層はもっと下にあり、農民工と農民は所得統計を取っていない。 農民が農地で自給自足しても所得はないからで、平均年収10万円以下の農村は今も存在している。 農民と農民工は調査に入っていない 都会の農民工も所得調査に入っていないし、農民と農民工は失業率調査からも外されている。 農民工はコロナ以前は大都市で月給10万円貰っていて、年収120万円なら中国では高収入の部類でした。 コロナ後は多くの農民工が失業したうえ、職を得られた人も月収5万円以下になった。 それでも年収60万円なら良いほうで、それすら得られなくなった農民工が大勢いる。
多くの農民工はアパートなど借りれないので、低所得者用の一つの部屋を数人で使用している。 中国は農民戸籍でも都市戸籍になれる制度を用意しているが、収入や信用情報に厳しい審査がある。 中国は14億人全員を信用情報のポイントで管理していて、赤信号で道路を渡ってもポイントが減点される。
交通違反でも原点、学歴が良かったり一流企業勤務だとプラス、収入や借金やネット上の買い物も政府に把握されている。 ネット上に政府批判を書いても実名が公安に分かるようになっていて、反政府書き込みも減点される。 実際には住所不定の農民工が都市戸籍になるのは困難で、北京、上海、深センの大都市戸籍は絶対に不可能です。
戸籍は都市ごとに決まっているので、大都市戸籍があり高学歴で一流企業勤務だと、特権階級のようになり将来が約束されている。 例え同じ会社で同じ業務をしていたとしても、農民工は非正規でしかなく給料は一生半額です https://www.thutmosev.com/archives/87806244.html
|