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イスラエル建国
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投稿者 中川隆 日時 2020 年 9 月 14 日 09:15:28: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ユダヤ人とは関わらない方がいい理由 投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 11 日 19:48:05)

イスラエル建国

2020.09.14
バーレーンもイスラエルと国交正常化、大イスラエル構想へ向かう
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202009140000/

 アラブ首長国連邦に続き、バーレーンがイスラエルと国交を正常化すると伝えられている。アラブ首長国連邦とイスラエルの調印式は9月15日に行われる予定だ。


 アラブ首長国連邦の場合、合意の条件としてイスラエルはヨルダン川西岸の併合を停止するとされているが、イスラエルはこの説明を否定、イスラエル駐在アメリカ大使のデイビッド・フリードマンは併合が永遠に行われないわけではないと語っている。イスラエルがヨルダン川西岸の併合を止めることはありそうもない。


 アラブ首長国やバーレーンを含むペルシャ湾岸の産油国はイギリスやアメリカに従属しているわけで、米英両国の支配者に逆らうことは難しいが、一般市民はパレスチナ人を支援しているため、ある程度のカムフラージュは必要だということだろう。


 イスラエルの建国が宣言されたのは1948年5月14日。そこには多くのアラブ系住民が住んでいたことから、追い出す必要があった。そこで1948年4月上旬には「ダーレット作戦」を始めている。これは1936年から39年にかけてシオニストがアラブ系住民を殲滅する作戦を展開した作戦の延長線上にあるとも見られている。


 シオニストの軍隊、ハガナの副官だったイェシュルン・シフがエルサレムでイルグンのモルデチャイ・ラーナンとスターン・ギャングのヨシュア・ゼイトラーに会ったのは4月6日。イルグンもスターン・ギャングもシオニストのテロ組織だ。


 その3日後にイルグンとスターン・ギャングはデイル・ヤシンという村を襲撃、住民を虐殺する。襲撃の直後に村へ入った国際赤十字の人物によると、254名が殺され、そのうち145名が女性で、そのうち35名は妊婦だった。イギリスの高等弁務官、アラン・カニンガムはパレスチナに駐留していたイギリス軍のゴードン・マクミラン司令官に殺戮を止めさせるように命じたが、拒否されている。少なくともこの司令官はシオニストの仲間だと言えるだろう。(Alan Hart, “Zionism Volume One”, World Focus Publishing, 2005)


 こうした虐殺に怯えた住民は逃げ出したが、シオニストは予定していた地域を全て占領することができなかったと言われている。約140万人いたアラブ系住民のうち、5月だけで42万人以上がガザやトランスヨルダン(現在のヨルダン)へ移住、その後1年間で難民は71万から73万人に達したと見られている。国際連合は1948年12月11日に難民の帰還を認めた194号決議を採択したが、現在に至るまで実現されていない。そしてイスラエルの建国が宣言された。


 そして1967年6月5日に始まった第3次中東戦争。この年の3月から4月にかけてイスラエルはゴラン高原のシリア領にトラクターを入れて土を掘り起こし始めて挑発、シリアが威嚇射撃するとイスラエルは装甲板を取り付けたトラクターを持ち出し、シリアは迫撃砲や重火器を使うというようにエスカレートしていった。


 しかし、この時にイスラエルはシリアに対し、イスラエルに敵対的な行動を起こさなければイスラエルとエジプトが戦争になってもイスラエルはシリアに対して軍事侵攻しないと約束していた。


 軍事的な緊張が高まったことからエジプトは1967年5月15日に緊急事態を宣言、部隊をシナイ半島へ入れた。5月20日にはイスラエル軍の戦車がシナイ半島の前線地帯に現れたとする報道が流れ、エジプトは予備軍に動員令を出す。そして22日にナセル大統領はアカバ湾の封鎖を宣言した。


 イスラエルはこの封鎖を「イスラエルに対する侵略行為」だと主張、イスラエルの情報機関モサドのメイール・アミート長官が5月30日にアメリカを訪問、リンドン・ジョンソン米大統領に開戦を承諾させた。そして6月5日にイスラエル軍はエジプトに対して空爆を開始、第3次中東戦争が勃発する。


 この戦争で圧勝したイスラエル軍はガザ、ヨルダン川西岸、シナイ半島、ゴラン高原を占領している。ゴラン高原の西側3分の2は今でもイスラエルが不法占拠している。イスラエルはシリアとの約束を守らなかったのだ。


 イスラエルが勝利した理由はいくつか指摘されている。ひとつはイスラエル軍の装備がアラブ諸国を圧倒していたこと。第2にアラブ諸国が分裂していたこと。第3にシリアとの秘密合意でイスラエルは北側を心配する必要がなかったこと。第4にアメリカが偵察のために上空から撮影した写真を提供し、政治的に支援していたこと。アメリカ空軍第26戦術偵察航空団は偵察機RF4Cをイスラエルへ派遣、そこで塗装をイスラエル軍の航空機のように塗り替えている。(Alan Hart, “Zionism Volume Three”, World Focus Publishing, 2005)


 戦争が勃発した4日後にアメリカは情報収集船のリバティを地中海の東部、イスラエルの沖へ派遣するが、そのリバティをイスラエル軍は8日に攻撃している。偵察機を飛ばしてアメリカの艦船だということを確認した後の攻撃だった。ロケット弾やナパーム弾が使われているが、これは船の乗員を皆殺しにするつもりだったことを示している。


 それに対し、リバティの通信兵は壊された設備を何とか修理、アメリカ海軍の第6艦隊に遭難信号を発信するが、それをイスラエル軍はジャミングで妨害している。


 それでも空母サラトガは遭難信号を受信。この空母の甲板にはすぐ離陸できる4機のA1スカイホークがあった。艦長はその戦闘機を離陸させたが、その報告を聞いたロバート・マクナマラ国防長官は戦闘機をすぐに引き返させるように命令している。


 その後、ホワイトハウス内でどのようなことが話し合われたかは不明だが、しばらくして空母サラトガと空母アメリカは8機の戦闘機をリバティに向けて発進させた。


 ジョンソン政権で秘密工作を統括していた303委員会は1967年4月、リバティを潜水艦と一緒に地中海の東岸、イスラエル沖へ派遣するという作戦、フロントレット615を立てたと言われている。リバティを沈没させ、その責任をエジプト、あるいはソ連に押しつけて戦争を始めようとしたという見方もある。この話が事実なら、イスラエルはアメリカの弱みを握ったと言えるだろう。


 その第3次中東戦争でも建国前に予定していた地域を支配できていない。しかもこの戦争で占領した地域の一部をイスラエルは手放さざるをえなくなる。が、彼らは諦めない。そしてガザやヨルダン川西岸を攻撃しているのだが、「国際世論」はこうしたイスラエルの行動に寛容だ。ユーフラテス川とナイル川に挟まれている地域を支配しようという大イスラエル構想をイスラエルは捨てていないだろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202009140000/  

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コメント
1. 中川隆[-10135] koaQ7Jey 2020年11月06日 06:27:48 : kW6RB4mKA8 : RXpaSHNGUmhrRVE=[3] 報告

2020.11.06
英国でシオニストが逆襲、コービン前労働党党首の党員資格が停止に
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011060000/


 アメリカではシオニストに従うふたりの人物が次期大統領の座を手にしようと戦っているが、イギリスではシオニストによるパレスチナでの残虐行為に異を唱えていたジェレミー・コービン前労働党党首の党員資格が10月29日に停止された。イギリスの平等人権委員会(EHRC)がコービンの言動が「反セム主義」だとする報告書を発表したからだという。

 反セム主義とはセム族を差別するイデオロギーであり、セム族とはヘブライ語やアラビア語などセム系の言葉を話す人びとを指す。反セム主義はユダヤ人やアラブ人を差別する思想ということになるが、なぜか「反ユダヤ主義」と同義語だと考える人が多いようだ。

 イスラエルの建国が宣言されて以来、イギリスの労働党はイスラエルを支持していたが、その姿勢は1980年代の初めに転換する。1982年9月にイスラエル軍の指揮下、ベイルートのキリスト教勢力、ファランジスト党のメンバーが難民を虐殺したことが大きい。殺害された難民の数はイスラエル側によると700名、パレスチナ側によると2750名に達する。

 この虐殺は計画的なものだった。1982年1月にアリエル・シャロン国防相がベイルートを極秘訪問、キリスト教勢力と会ってイスラエルがレバノンへ軍事侵攻した際の段取りを決め、その月の終わりにペルシャ湾岸産油国の国防相が秘密裏に会合を開いている。イスラエルがレバノンへ軍事侵攻してPLOを破壊してもアラブ諸国は軍事行動をとらず、石油などでアメリカを制裁しないという内容ことが決まる。

 6月に3名のパレスチナ人がイギリス駐在イスラエル大使のシュロモ・アルゴブの暗殺を試みたが、この3名に命令したのはアラファトと対立していたアブ・ニダル派。イスラエル人ジャーナリストのロネン・ベルグマンによると、暗殺を命令したのはイラクの情報機関を率いていたバルザン・アッティクリーティだという(Ronen Bergman, “Rise and Kill First,” Random House, 2018)が、この組織には相当数のイスラエルのエージェントが潜入していて、暗殺の目標を決めたのもそうしたエージェントだったとされている。この事件を口実にしてイスラエルはレバノンへ軍事侵攻した。

 ところが、この虐殺を批判する声はイギリスやヨーロッパに広がり、それを危惧したロナルド・レーガン米大統領は1983年、メディア界に大きな影響力を持つルパート・マードックとジェームズ・ゴールドスミスを呼び出し、BAP(英米後継世代プロジェクト、後に米英プロジェクトへ改名)の創設につながる。BAPには編集者や記者も参加、そのために報道はほとんどされなかった。

 イスラエルを批判する声はイギリス労働党の内部にも広がり、党の軸がパレスチナ側へ移動する。それを懸念したシオニストの動きが表面化したのは1994年のことだ。この年の1月にトニー・ブレアが妻と一緒にイスラエルを訪問、帰国して2カ月後にロンドンのイスラエル大使館でユダヤ系の富豪、マイケル・レビーを紹介された。

 さらに2カ月後、つまり1994年5月に労働党の党首だったジョン・スミスが心臓発作で急死、その1カ月後にブレアが新党首に選ばれた。ブレアはレビーのほかLFIという団体を資金源にしていたが、このLFIの活動目的はイスラエルとイギリスとの関係強化。ブレアは労働組合の意向を無視、マーガレット・サッチャーの新自由主義的な政策を継承、親イスラエルへ党を引き戻している。

 ブレアの新自由主義的な政策、アメリカの侵略戦争への加担、イスラエルのパレスチナ人弾圧などに反発する党員に支持され、2015年9月に党首となったのがコービンだ。新自由主義で破壊された社会を修復、パレスチナ人や労働者の権利を回復させようという政策を打ち出した。

 しかし、そうした政策は支配者たちの逆鱗に触れることになった。早い段階から西側の有力メディアはコービンを「反ユダヤ」だと批判している。そして今回、ふたりのユダヤ系富豪、レベッカ・ヒルゼンラートとデイビッド・アイザックが率いるEHRCはコービンに対する懲罰的な報告書を出したわけだ。労働党の新体制はブレア時代に党を戻そうとしている。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011060000/

2. 中川隆[-10134] koaQ7Jey 2020年11月06日 06:29:02 : kW6RB4mKA8 : RXpaSHNGUmhrRVE=[4] 報告
2020.11.02
シオニストの内部抗争にしか見えないアメリカの大統領選挙
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011020000/


 アメリカの次期大統領は11月3日の投票で決まる。事前の世論調査では民主党候補のジョー・バイデンが共和党候補で現職のドナルド・トランプを8%ほどリードしていることになっているのだが、ドキュメンタリー映画を製作している民主党支持者のマイケル・ムーアは8月30日、トランプが勝ちそうだとしていた。2016年の選挙と同じことが起こる可能性があるというわけだ。有力メディアを操る支配システムへの不信感から調査に対し、本音を言わない人が増えているという。

 ムーアがトランプが勝つ可能性があると指摘した直前の8月11日、バイデンは副大統領候補としてカマラ・ハリスを選んでいる。ハリスはカリフォルニア州のオークランド生まれ。父親はジャマイカ出身で、スタンフォード大学で経済学の教授をしていた人物。母親はインドからアメリカへ移り住んだのだが、生家はバラモン階級、つまりカーストの最上位に属し、インド政府高官を輩出している。インドのデリー大学を出た後、アメリカではカリフォルニア大学バークレー校で栄養学と内分泌学で博士号を取得した。カリフォルニア大学で夫妻は知り合っている。彼女は同大学の動物学科の癌研究所で研究を続け、落ちに乳癌大統領特別委員会に加わった。

 それに対し、カマラ・ハリスは法律の世界へ進む。2004年1月から11年1月までサンフランシスコ第27地区検事を、また11年1月から17年1月までカリフォルニア州司法長官を務めたのだが、エリート一家の出身ということもあり、社会的な弱者には厳しかった。その当時のことを民主党の大統領候補者選びに参加していた。タルシ・ガッバード下院議員に批判されている。

 州司法長官時代のカマラは人びとを刑務所へ入れることに熱心で、不登校の子どもの親も刑務所へ送り込んでいたが、それ以上に批判されているのはケビン・クーパーという死刑囚に対する姿勢だ。

 この人物は1983年に引き起こされた殺人事件で有罪となり、2004年2月10日に死刑が執行されることになっていた。逮捕されたときから彼は無罪を主張、DNAの検査をするように嘆願していたが、検事時代も州司法長官時代もカマラは拒否している。主張を変えたのは大統領選挙が視野に入り始めた2018年である。こうした経歴のカマラを副大統領候補に選んだことから、バイデン、あるいは民主党の幹部は大統領選挙で敗北する道を選んだのではないかと勘ぐる人がいた。

 バイデンにしろトランプにしろ、アメリカで大統領の有力候補はイスラエルを盲目的に支持している。議員の大半も同じだ。ただ、詳しく見ていくと違いはある。ヒラリー・クリントンもそうだったが、民主党は金融資本と結びついたネオコンとの関係が深い。ヒラリーとの関係が電子メールで明らかになった投機家のジョージ・ソロスはハンガリー系ユダヤ人で、そうした強大な金融資本のネットワークに属し、ソ連/ロシアを制圧するために活動してきた。

 それに対し、トランプのスポンサーとして有名なシェルドン・アデルソンはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と緊密な関係にあるウクライナ系ユダヤ人。1988年、55歳の時にカジノの世界へ入り、ラスベガス・サンズの会長兼CEOを務め、ラスベガスのほか、ペンシルベニア、東南アジアのマカオとシンガボールでカジノを経営している。​2013年にはイランを核攻撃で脅すべきだと主張するような人物​でもある。

 その2013年にアデルソンは来日、自民党幹事長代行だった細田博之に対して東京の台場エリアで複合リゾート施設、つまりカジノを作るという構想を模型やスライドを使って説明、議員たちは動き出した。利権のに臭いを嗅ぎ取ったのだろう。

 そして自民党などは2013年末にカジノ解禁を含めた特定複合観光施設(IR)を整備するための法案を国会に提出、14年2月にアデルソンは日本へ100億ドルを投資したいと語ったと伝えられている。

 ところが日本側の動きが鈍いとアデルソンは感じたいようで、2014年5月に来日したイスラエルの​ベンヤミン・ネタニヤフ首相は日本政府の高官に対し、アデルソンへカジノのライセンスを速やかに出すよう求めた​という。この話はイスラエルのハーレツ紙が2015年2月5日付け紙面で伝えたのだが、この記事をハーレツ紙はすぐに削除した。この記事が事実なら、犯罪になる可能性があるからだと見られている。

 2016年の選挙ではアデルソンをはじめとするユダヤ系の富豪が資金を出していたと言われているが、ここにきてトランプはネタニヤフ政権が望むような政策を次々に打ち出している。

 トランプはキリスト教系カルトからも支持されていた。マイク・ペンス副大統領やマイク・ポンペオ国務長官はキリスト教系カルトの信者。ブラックウォーター(XE、そしてアカデミへ名称変更)を創設したエリック・プリンスも信者仲間だ。プリンスの姉であるベッツィ・デボスはトランプ政権で教育長官を務め、夫のディック・デボスは「アムウェイ」の創設者として知られている。

 前回の大統領選挙の場合、2015年の段階ではヒラリー・クリントンの当選が内定していたと言われている。そうした流れに変化が生じたと見られるようになったのは2016年2月10日。​ヘンリー・キッシンジャーがロシアを訪問​、ウラジミル・プーチン大統領と会談したのだ。22日にはシリアにほいて停戦で合意している。

 バラク・オバマやヒラリーはロシアとの関係を破壊、軍事的な緊張を高めていた。その流れの中、オバマ政権のネオコンはウクライナの合法政権を2014年2月にネオ・ナチを使ったクーデターで倒している。同じ年の9月から12月にかけて、香港では「佔領行動(雨傘運動)」を展開して中国を揺さぶっている。香港ではCIAがイギリスの情報機関MI6と連携、法輪功というカルトが手先として使われていた。

 法輪功が出現したのは1992年。その教義は仏教と道教を合体したものだとされているが、創始者の劉振営はキリスト教系カルトの信者で、「エルサレムへ戻ろう」という運動を行っている。つまりシオニスト。

 この団体は反コミュニズムでも有名で、アメリカの支配層はその点を評価。アメリカの政府機関であるUSAGM(米国グローバル・メディア庁)から法輪功へ資金が流れているのもそのためだろう。法輪功はイギリスのフィリップ王子を含むグループとつながりがあると言われ、ユーゴスラビアへの先制攻撃をビル・クリントン政権の国務長官として推進したマデリン・オルブライトからも支援されている。

 オバマ政権はこうした工作でロシアや中国を脅すつもりだったのだろうが、本性を現したアメリカにロシアと中国は警戒を強め、互いに接近していく。その後、両国はパイプライン、道路、鉄道などの建設で結びつきを強め、戦略的な同盟関係に入った。

 ロシアと中国を分断、あわよくば対立を煽って戦わせようとしていた人びとにとってネオコンの戦術は好ましいものではなかったはず。キッシンジャーのロシア訪問やトランプの台頭はそうしたことの反映だろう。

 そこでトランプはロシアとの関係修復を訴え、ロシアと中国との接近にブレーキをかけようとしたのだろう。そのトランプが安全保障の責任者に据えたのがマイケル・フリン元DIA局長。

 ​フリンが局長だった2012年8月にDIAはオバマ大統領に対し、シリア情勢に関する報告書を提出​、その中でシリアの反政府軍はサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団だと指摘、戦闘集団の名称としてアル・カイダ系のアル・ヌスラ(AQI)を挙げている。アル・ヌスラの主力はサラフィ主義者やムスリム同胞団。オバマ大統領が言うような穏健派はシリアに存在しないと警告したのだ。

 また、そうしたオバマ政権の政策はシリアの東部(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配地域を作ることになるとも警告していた。その警告は2014年に入ってダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国などとも表記)という形で出現した。そうした中、2014年8月にフリンは解任されている。

 そのフリンをトランプは国家安全保障補佐官にしたのだが、CIA、軍の強硬派、そして有力メディアに攻撃され、2017年2月13日に解任されている。この時点でトランプはネオコンに妥協、あるいは屈服した。今回の大統領選挙でバイデンとトランプ、どちらが勝っても期待はできない。問題はアメリカを中心とする支配システムに対抗できる勢力が育つかどうかだ。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011020000/

3. 中川隆[-9440] koaQ7Jey 2020年12月08日 10:14:54 : lLc7YEFIro : MUlJdEVVZjhSQ2c=[3] 報告
2020.12.08
戦争に反対していたジョン・レノンが殺されて40年
 ビートルズの一員だったジョン・レノンが殺されたのは1980年12月8日のことだった。それから40年前が経つ。マーク・チャップマンなる人物に射殺されたことになっているが、異説もある。銃撃時に彼はレノンの右側にいたのだが、レノンは左から撃たれたというのだ。しかも銃撃後、チャップマンはその場から逃げようとせず、その場でJ・D・サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいたという。(Lisa Pease, “A Lie Too Big To Fail,” Feral House 2018)

 レノン殺害では不可解なことが少なくない。例えば、当初、チャップマンはレノンのファンだとされていたが、実際は違った。イギリスの弁護士でジャーナリストとしても活動していたフェント・ブレスラーによると、実際はトッド・ラングレンのファンだったという。チャップマンは福音主義(キリスト教原理主義)の信者だともいう。(ファントン・ブレスラー著、島田三蔵訳『誰がジョン・レノンを殺したのか?』音楽之友社、1990年)

 チャップマンの行動が不自然なことから、CIAが進めていた人間の行動を制御する研究を連想した人は少なくない。CIAは1950年に「ブルーバード」を開始、53年には「MKウルトラ」へたどり着く。研究の「材料」には西ドイツや日本にあった秘密の刑務所に収容されていた囚人が使われた。

 1951年、つまりブルーバード時代にCIAのチームは東京でソ連とのつながりが疑われた4名の日本人を尋問したが、その際にいくつかの薬物を試し、ソ連との関係を白状させている。その後、4名は射殺され、東京湾に沈められた。(Stephen Kinzer, “Poisoner in Chief,” Henry Holt, 2019)

 現在、エンターテイメントの世界は情報機関の強い影響下にある。特にアメリカの映画界や音楽業界はそうした傾向が強く、イギリスで首相を務めたトニー・ブレアのスポンサーだったマイケル・レビーも音楽業界の人間で、1973年にマグネット・レコードを設立している。

 ブレアの台頭はイスラエルによるパレスチナ人弾圧と深く結びついている。イスラエルが出現して以来、イギリスの労働党はイスラエル寄りの立場だったのだが、1982年に大きく変化する。

 この年の6月6日にイスラエル軍がレバノンへ軍事侵攻を開始する。イスラエル軍がベイルートから撤退したのは8月20日、その翌日にはPLOが撤退を始める。残されたパレスチナ難民を守るためにアメリカ、フランス、イタリアは国際監視軍を編成したが、この部隊も9月12日にレバノンから引き揚げた。

 その2日後、14日にレバノンのバシール・ジュマイエル次期大統領が暗殺される。イスラエル軍はこの出来事を利用して15日に西ベイルートへ突入してパレスチナ・キャンプを包囲。サブラとシャティーラの難民キャンプではレバノンの与党、ファランジストの民兵を中核とする右派キリスト教の民兵が16日から18日にかけて難民を虐殺する。この民兵を率いていたのはピエーレ・ジュマイエル、つまりバシール・ジュマイエルの父親。事前にピエーレは親友のシャロン国防相(当時)に手紙を書き、その中で息子の復讐を誓っていた。

 殺されたパレスチナ人の数は、レバノン政府によると460名、イスラエルの報告書では700から800名、PLO側は死者と行方不明者を合わせて5000から7000名としている。現地を取材したジャーナリストの推計では、国際赤十字が確認した死体が663、これにブルドーザーなどを使って隠されたり運び出された死体を加えると3000名以上だという。

 この虐殺を実行したのはファランジストだが、その黒幕がイスラエルだということからイギリスの労働党はイスラエルから離れ始めた。党の内部ではイスラエルの責任を問い、パレスチナを支援する声が大きくなり、イスラエルを支えているアメリカへも批判の目は向けられた。

 そうした情況を懸念したアメリカのロナルド・レーガン政権はイギリスとの結びつきを強めようと考え、メディア界の大物を呼び寄せて善後策を協議し、BAP(英米後継世代プロジェクト)なるエリートを集めた組織を作り上げる。その中には少なからぬメディアの記者や編集者が参加した。

 その一方、イギリス労働党を親イスラエルへ引き戻す工作も進められる。親イスラエル派にとって好都合なことに、1994年5月に党首だったジョン・スミスが急死、その1カ月後に行われた投票でブレアが勝利して新しい党首になったのである。

 ブレアと彼の妻は1994年1月にイスラエルへ招待され、3月にはロンドンのイスラエル大使館で富豪のマイケル・レビーを紹介された。その後、ブレアの重要なスポンサーになるわけだが、真のスポンサーはイスラエル政府だと言うべきだろう。

 レビーのほか、イスラエルとイギリスとの関係強化を目的としているという団体LFIをブレアは資金源にしていた。ブレアがマーガレット・サッチャーの後継者と呼ばれるようになるのは必然だった。イラクへの先制攻撃を実現するためにブレアが偽文書を作成したのもそうした背景があるからだ。

 ブレアはジェイコブ・ロスチャイルドやエブリン・ロベルト・デ・ロスチャイルドとも親しい。首相を辞めた後、彼はJPモルガンやチューリッヒ・インターナショナルから報酬を得るようになる。

 こうしたブレアのネオコン的な政策への反発に後押しされて2015年に労働党の党首となったのがコービン。彼がライバル政党だけでなく、労働党の内部や有力メディアから攻撃されたのも必然だった。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202012080000/

4. 中川隆[-9391] koaQ7Jey 2020年12月10日 09:52:23 : A8APEzsbZs : WjdVYXowTk04bEk=[10] 報告
2020.12.10
英労働党の議員が人権の先駆者と書き込んだチャーチルは人種差別主義者だった
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202012100000/

 ​イギリス労働党のデイビッド・ラミー議員​(影の国務大臣)は12月8日、保守党の現議員を批判する目的で、ツイッターに「ウィンストン・チャーチルは人権の先駆者だ」と書き込み、物議を醸している。イギリスによる支配(大英帝国)は社会進化論の結果であり、優秀なプロテスタントの白人がアフリカ、オーストラリア、カリブ海、アメリカ、インドなどの野蛮な先住民の上に君臨するのは当然だと彼は考えていたからだ。1999年から2008年まで南アフリカの大統領を務めたタボ・ムベキはチャーチルを人種差別主義者と呼んでいる。

 イギリスの支配者が中東政策の一環としてイスラエルとサウジアラビアを作り上げたことは本ブログでも繰り返し書いてきたが、アラブ民族を軽蔑し、シオニズムを強く支持していたチャーチルもイギリスのそうした政策に賛成、パレスチナにおける「ユダヤ人国家」の建設に賛成していたイブン・サウドを支持している。

 日本でも語られることは少ないようだが、チャーチルはベンガル(現在のバングラデシュ周辺)に住む人びとを餓死に追い込んだことでも知られている。

 イギリスの資金と技術で明治維新を実現した日本がその後、イギリスの影響から逃れることはできなかった。イギリスがアヘン戦争で勝利しても支配できなかった中国(清)へ日本が軍事侵攻、さらにロシア/ソ連を攻めようとするのは必然だったと言えるだろう。

 琉球併合、台湾派兵、江華島事件、日清戦争、日露戦争、満州国の建国という流れの先にはロシア/ソ連があった。そして1939年5月に満州国警備隊と外モンゴル軍が交戦、日本側は関東軍が陸軍省と参謀本部の方針を無視して戦闘を拡大させるが、8月にソ連軍の機械化部隊が攻勢に出て関東軍は敗北した。

 ドイツ軍がソ連へ攻め込んだ直後の1941年7月に日本軍はソ連へ軍事侵攻する目的で関東軍特種演習(関特演)を計画したが、8月に中止、ターゲットを東南アジアへ切り替えた。中国への兵站を叩き、石油を確保することが目的だったと言われている。

 イギリスの首相だったチャーチルは日本の動きを見て1941年11月にベンガルで焦土作戦を実行した。日本軍の食糧にしないということでサイロや倉庫から種籾を含む全ての米を押収、また輸送手段を奪うということで漁民の船や自転車を取り上げたのだ。その作戦を遂行中の1942年10月にベンガル地方はサイクロンに襲われている。

 ベンガルからインドにかけての地域における食糧の不足は不可避で、飢餓が見通された。1943年10月には現地の提督からチャーチル首相へ政策の継続は大惨事を招くという警告の電報が打たれ、イギリス下院では満場一致で食糧を送ると議決しているが、それを首相は無視、それだけでなく食糧を送るというフランクリン・ルーズベルト米大統領の提案も拒否した。実際、懸念されたようにベンガルでは1943年から44年にかけて大規模な飢饉が引き起こされ、餓死者の数はベンガル周辺だけで100万人から300万人に達したと推計されている。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202012100000/

5. 中川隆[-8889] koaQ7Jey 2020年12月27日 11:09:09 : FRaqZnrJmP : eVhnV01CT2dEcWc=[14] 報告
2020.12.27
米国の支配者は自分の都合次第で表現の自由も集会や結社の権利も認めない
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202012270000/

 12月16日に国連総会でナチズムやネオ・ナチズムを賞賛する行為に反対する決議が採択されたのだが、アメリカとウクライナの2カ国は決議に反対した。EUや日本が棄権したのはアメリカからの圧力があったからだろう。アメリカは反対した理由として、ナチスにも表現の自由、集会や結社の権利を同国の憲法が認めているからだとしている。

 しかし、アメリカの支配者は自分に都合が悪い場合、そうした自由や権利を認めてこなかった。アメリカやイギリスを中心にしてCOVID-19(コロナウイルス感染症-2019)を口実にした社会の収容所化、あるいはファシズム化が推進されている。宣伝の主体は有力メディアだ。

 その一方、そうした実態を告発、批判する言論は検閲の対象になっている。COVID-19騒動の非科学性を指摘する意見を西側各国の政府は封印しようとし、インターネット上では巨大な私的企業が検閲してきた。この騒動では言論が封殺されているだけでなく、「安全」を口実にして集会や結社の権利が侵害されている。

 欧米を中心に表現の自由が侵害されてきたテーマがパレスチナ人に対するイスラエルの弾圧。1948年5月14日にパレスチナでイスラエルが作られて以来、先住のアラブ系住民(パレスチナ人)は追放され、虐殺や破壊の対象になってきた。巨大な分離壁を建設し、その内部にパレスチナ人を隔離するということも行われている。物資の搬入を妨害するために海上封鎖も行われてきた。そのイスラエルを支えているのがシオニストだ。

 そうしたイスラエルのパレスチナ人に対する残虐行為を非難する人びとは少なくない。ヨーロッパを中心にして、イスラエルに対するBDS(ボイコット、資本の引き揚げ、制裁)運動も展開されているのだが、そうした行動をアメリカの政界は妨害しようとしてきた。

 アメリカ議会のイスラエル支持も有名で、「1995年エルサレム大使館法」という法律が制定されている。1999年5月31日までにエルサレムへ大使館を建設するべきだという内容だ。その法律が実行されないことからアメリカ上院は2017年6月にその法律を再確認する決議を賛成90、棄権10で採択している。その内容に沿う形でドナルド・トランプ大統領は2017年12月、エルサレムをイスラエルの首都だと認めると宣言したわけだ。

 イスラエル軍は1982年にファランジスト党を使い、レバノンにあったサブラとシャティーラのパレスチナ難民キャンプで無防備の難民を虐殺した。殺対された難民の数は数百人、あるいは3000人以上と言われている。歴史的にイスラエルと近い関係にあったイギリス労働党の内部でもイスラエルの責任を問う声が大きくなり、イスラエルを守るアメリカとの関係を見直すことにもつながった。

 その後、イギリスの労働党は親パレスチナへ姿勢を変更させていく。1992年にジョン・スミスが党首になてからもそうした傾向は続く。そうした流れを元に戻したのがトニー・ブレアだ。

 イスラエルはブレア夫妻を1994年1月にイスラエルへ招待、3月にロンドンのイスラエル大使館で富豪のマイケル・レビーを紹介した。その後、ブレアの重要なスポンサーになるのだが、言うまでもなく、レビーの背後にはイスラエルが存在している。イスラエルとイギリスとの関係強化を目的としているという団体LFIもブレアは資金源にしていた。

 その年の5月、党首だったジョン・スミスが急死。その1カ月後に行われた投票でブレアが勝利して新しい党首になり、イスラエルの思惑通り、労働党はイスラエル支持に逆戻りした。

 しかし、そうした動きは一般党員の意思とは逆。2015年に党首がジェレミー・コービンに選ばれたのはそのためだ。彼が党の幹部や有力メディアから「反ユダヤ主義者だ」と攻撃された理由はそこにある。イスラエルに従属しない人間は反ユダヤ主義者だというわけだ。

 2008年にロスチャイルド系投資銀行へ入り、200万ユーロという高額の報酬を得ていた過去があるフランスのエマニュエル・マクロン大統領も親イスラエルで有名で、反シオニズムを人種差別として取り締まると宣言している。マクロンは強者総取りの新自由主義に対する抗議活動(黄色いベスト)を暴力的に取り締まった。

 アメリカの支配者は私的な利益を守り、増やすため、民主的な政権を倒すだけでなく、国内を収容所化してきた。そうした現実を人びとへ明らかにしようとした告発者に対しては厳しく処罰している。

 権力犯罪を暴いたジュリアン・アッサンジはイギリスで逮捕され、アメリカへ引き渡す手続きが続いている。エドワード・スノーデンはロシアから外へ出られない状態だ。つまり、アメリカ政府が国連でナチズム関する決議に反対した理由を表現の自由、集会や結社の権利にあるとするわけにはいかない。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202012270000/

6. 中川隆[-7764] koaQ7Jey 2021年2月02日 19:22:07 : cJl87yAxbo : bzBJUGR5c082WC4=[23] 報告
イスラエルとは、どういう国か? 2021年02月02日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1392.html
 昨日、ユダヤ教徒による「グレーターイスラエル=シオニズム」について書いた。
 この思想、宗教的洗脳によって、ユダヤ人ホローコストや911テロ、イスラム国テロによるシリア大虐殺が起きていると説明しても、大半の人々は、「そんな恐ろしい人々がいるはずがない」と無邪気に信じ込んで、私のブログを信用しようとしない。
 私は、もしかしたら新型コロナ禍も、イスラエルがやったかもしれないとさえ、思っている。

 そこで、今度は、イスラエルという国について深く考察してみよう。そうすれば、この国の世界史的な恐ろしさが少しは理解してもらえるかもしれない。

 一般的に知られているイスラエルの歴史
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB

 イスラエルは、シオニズム運動を経て1948年5月14日に建国された。
 パレスチナに侵略したユダヤ人たちは、「ここは神に約束された我々の土地だ」と主張し、それまで2000年にわたって、定住してきたパレスチナ人の土地に勝手に侵入し、先住民を射殺し、勝手に入植をはじめ、際限もなく拡大している。

 だが、先住民のパレスチナ人こそ、古代ユダヤ人の血を直接引く人々であり、ユダヤ人を生み出した、セム(ノアの息子)の子孫であり、本来はモンゴロイドだったといわれる。パレスチナ人の髪と目の色は黒く、セム族の特徴を伝えている。
 現在では、彼らのことを「スファラディ」(スペイン系)と呼んでいる。
 ちなみに、ユダヤ人だったイエスキリストは、スファラディ(モンゴロイド)といわれる。
 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35173762

 だが、侵略者である自称ユダヤ人たちは、コーカソイドの特徴を持ち、セム族とは無縁である。
 彼らの大半は、奈良時代に、黒海沿岸にあったハザール国が、宗教上の圧力で、国ぐるみユダヤ教徒に改宗した子孫である。これを「アシュケナージ」と呼んでいて、現在のイスラエルにおける主要な民族であるが、古代ユダヤ人の直接の子孫ではない。

 その「ニセユダヤ人」であるアシュケナージが、欧州一帯で金融業を営んでいた「ユダヤ人」であり、シオニズムの陰謀によって、ナチスを利用して迫害され、600万人のホローコストに怯えて、戦後、大挙してパレスチナに押し寄せ、勝手に「イスラエル建国」を宣言し、先住民パレスチナ人から銃口で土地を奪い続けている。
 以下に、それが、どういうものかの一端が描かれている。

  1番残酷な人権侵害 占領されたヘブロン 2007/03
 https://4travel.jp/travelogue/10210665

  以下一部引用
 ヘブロンはパレスチナ自治区の都市ですが、強硬派ユダヤ人が自分達の土地であるとして住み着いた大きな入植地があります。
 パレスチナは入植地によって虫食い状態とされていますが、ヘブロンの入植地はパレスチナ人への入植者による暴力が特に酷いと有名です。

 94年にイスラエル軍がヘブロンにパレスチナ人住民を追い出すために侵攻、銃撃、砲撃し、ユダヤ人入植者が大量に住み着きました。

 まず、ユダヤの強硬右派集団、カハのゴールドシュタインが、占領する地区のスークの入り口のモスクで祈っている100人余りのパレスチナ人にマシンガンで銃撃し、手榴弾を投げつけ、60人を殺害しました。

 彼は医師であったのに、パレスチナ系の住民が病院に来ても一切治療をしなかったという徹底した差別家でした。

 驚いたことに、調査によるとエルサレムのユダヤ教徒の高校ではこの事件を生徒の半数が支持し、今でもユダヤ人入植地では彼が英雄視されているのです。

 さらにイスラエル兵は「たとえ入植者がパレスチナ人等を銃で撃っていても発砲してはならない」と命じられていたのです。

 彼の論ではパレスチナ人を根こそぎ消滅させるべき、というものでパレスチナ人の妊婦さんを格好の暴力、殺害の対象としました。

 そしてヘブロンに住むパレスチナ人の住居の隅々まで発砲、銃撃し追放してそこに住みつきました。

 【ユダヤ過激派、カハの指導者メイル・カハネはニューヨークからの移民で、68年にユダヤ人防衛連盟(JDL)を設立し、反黒人キャンペーンを開始、ブラックパンサー本部を襲撃したり、在米アラブ人差別反対同盟会長を暗殺したりした。

 このJDLにはアメリカのユダヤ人支援者から年間50万ドルが寄付され、その大口寄付者には日本にも進出しているハーゲンダッツも名を連ねていた。

 そこの会長は「このアイスクリーム一本で野蛮なアラブ人を撃ち殺す銃弾一つになる」と笑って語ったとか。】

 訪れてみて、今でも、占領された大きなスークは4階建の建物がずっと並ぶのですが、3,4階にはユダヤ人入植者がそのまま住み着き、下にいるパレスチナ人に向かってゴミや糞尿の入ったビンなどを投げつけるので、それをよける網が張られているのです。

 当時はとても繁栄していたアラブ人の街だったことがよく分かるのですが、どのドアもイスラエル軍によりシャットダウンされていて、本当に閑散としていました。
2階には、占領当時に逃げた家族の子供の自転車などもありました。

 スークの出口の検問所では、パレスチナ人は嫌がらせでいつも大きな銃を持ったイスラエル兵に脅されていて、それも目撃しました。イスラエル兵は笑ってそれを楽しみにしているのが分かりました。

 パレスチナ人の妊婦さんが病院に行こうと通ろうとすると、大きな銃を持ったイスラエル兵がひどく脅すので、流産してしまうということも度々あるんです。(パレスチナ中の検問所で行われていることですが)
 これも、妊婦さんをターゲットにした暴行、殺害というユダヤ過激派カハの思想を思わさせられました。

 案内してくれたパレスチナ人がユダヤ人入植者達に暴力をふるわれてしまいました。

 パレスチナ人は専用の狭い道路を使わなくてはならないのですが、その境目のブロックを集団でユダヤ人達が蹴り倒して、殴る蹴るを始めたのです。
子供までが加わり嘲笑いながら蹴っていることに親から完璧に受け継いでいると感じました。

 家を奪われたパレスチナ人はいつも、偉そうにしているイスラエル兵や入植者にすれちがう度にヘブライ語で笑顔でシャロームと挨拶しなくてはならないという、今の時代とはとても思えない恐ろしい社会でした。
これが「イスラエルによるパレスチナ占領地」ということなのか、と。

*****************************************************************
引用以上

 イスラエルの美人議員「パレスチナの母親は皆殺しにすべき!」
 http://beagle-the-movie.com/news-israeli-mp-said-palestinians-mother-must-be-killed-2014.html

 これが、イスラエルの支配的階層のホンネといえるだろう。イスラエル建国は、最初から最後まで先住民の虐殺の上に築かれている。実は、建国以前には、一部の入植者は、平和的に土地を取得したこともあったが、欧州ユダヤ人が大挙して押しかけてきた戦後は、もう圧倒的な武力で先住民の権利を銃口で踏み潰すスタイルしかなかった。

 なんで、こんなに傲慢なことができるのかといえば、それはユダヤ人の義務として暗誦している旧約聖書に加えて、聖典として共有されているタルムードのせいだろう。
 
タルムードとは何か? 2017年03月07日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-75.html

 ここに記されている「ユダヤ人の義務」エッセンスは、
【ユダヤ王は真の世界の法王、世界にまたがる教会の総大司教となる。
 あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地の面にいるすべて の民の中からあなたを選び、御自分の宝の民とされた。
 人間の獣に優れる如く、ユダヤ人は他の諸民族に優れるものなり。

 神はユダヤ人にすべての方法を用い、詐欺、強力、高利貸、窃盗によってキリスト教徒の財産を奪取することを命ずる。
 汝らは人類であるが、世界の他の国民は人類にあらずして獣類である。

 「汝殺すなかれ」との掟は「イスラエル人を殺すなかれ」との意なり。ゴイ(非ユダヤ人)、異教徒はイスラエル人にあらず。

 ゴイがゴイもしくはユダヤ人を殺した場合は責めを負わねばならぬが、ユダヤ人がゴイを殺すも責めは負わず。

 ゴイに金を貸す時は必ず高利を以てすべし。

 他民族の有する所有物はすべてユダヤ民族に属すべきものである。ゆえになんらの遠慮なくこれをユダヤ民族の手に収むること差し支えなし。

 ゴイに我らの信教を教える者は、ユダヤ人を殺すに等しい。もしもゴイが我らの教説を知ったならば、彼らは公然と我らを殺すだろう。

 ゴイが我らの書物には何かゴイを害することが書いてあるのではないかと聞いたら、偽りの誓いを立てなければならない。そして、そのようなことは誓って書いてないと言わなければならない。

 涜神者(非ユダヤ人)の血を流す者は、神に生贄を捧ぐるに等しきなり。
(「世界の真実の姿を求めて」より引用)】

 まず、これがユダヤ教徒に課された道徳規準である。しかも、このタルムードは、ユダヤ教徒だけの極秘扱いであり、外部に公開することは厳禁されていた。それまで、人々が知っているタルムードは、「生活の知恵」に類する当たり障りのないものだった。だが、隠された真実は、上に引用したエッセンスの通りである。

 「神に選ばれた選民」であるユダヤ人だけが人間であり、他のすべての人々は、ユダヤ人に奉仕するための家畜=ゴイム……というのが、ユダヤ教の倫理観の根底にある。 だから、自分たちが神との契約においてパレスチナにイスラエルを建国するにあたって、先住民の人権など、一切考慮する必要はないというわけだ。

 だが、世界に対しては、タルムードの一説【ゴイが我らの書物には何かゴイを害することが書いてあるのではないかと聞いたら、偽りの誓いを立てなければならない。そして、そのようなことは誓って書いてないと言わなければならない。】
 に従って、自分たちは人権を守っているかのようなポーズを決めてみせるのだ。

 こんな暴虐非道なイスラエル国家が、どうして存在し続けられるのか? といえば、それはアメリカ合衆国が、戦後、一貫してイスラエルの代理人を買って出ているからだ。
 トランプは、2017年、イスラエルの「嘆きの壁」を大統領として公式訪問した。
 
  トランプ米大統領、「嘆きの壁」を訪問 現職大統領として初 2017.05.23
 https://www.cnn.co.jp/world/35101577.html

  これは、ユダヤ教徒だけに許されたヤムルカ(兜巾)を被り、自分がユダヤ教徒であることを宣言するものだった。トランプは大統領就任時にユダヤ教徒に改宗していた。
 もちろん、トランプ一流の世界中のユダヤ人からの支援をアテにした演出ポーズなのだろうが、その後、彼は恐ろしいことを言った。

 「ヨルダン川西岸とゴラン高原はイスラエルのもの」
 この発言は、ネタニヤフを驚喜させ、「以降、ゴラン高原をトランプ高原と改名する」とまで発言した。
 
 イスラエル、ゴラン高原の入植地を「トランプ高原」と命名
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/06/post-12325.php

米、ゴラン高原を地図上でイスラエル領と示す
 https://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2019/04/17/mi-gorangao-yuan-wodi-tu-shang-deisuraeruling-toshi-su-1185371

 ゴラン高原は、パレスチナ人民の最後のよりどころであり、いわば、アシュケナージユダヤ人が先住民を完全に排除して、追放すると表明したに等しい。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-690.html

 なぜ、これほどまでにアメリカがイスラエルに肩入れし、イスラエルの利益がアメリカと一心同体であるかのように振る舞うかというと、実は「シオニズム」が関係している。
 アメリカにおけるキリスト教(プロテスタント)最大の宗派は「福音派」であり、アメリカ総人口の26%を占めているといわれる。大半が共和党支持者だ。
 福音派の別名は「クリスチャンシオニズム」である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0#:~:text=%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AF%E3%80%81%E7%A5%9E%E3%81%8C,%E3%81%AE%E6%95%99%E7%90%86%E3%81%AE%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%80%82

 実は、福音派だけではなく、「エホバの証人」(ものみの塔)や「モルモン教」もシオニズムを支持しているといわれる。これはキリスト教というよりユダヤ教の最大聖典である「旧約聖書トーラー」に記されているからだ。

 シオニズムというのは、何度も説明してきたが、旧約聖書、創世記に書かれた「神との契約」のなかの「約束の地」において、アブラハムの子孫が神から与えられた土地であり、これを大イスラエルとして回復させることがシオニストの義務なのである。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-881.html

 この理屈によって、イスラエルというよりユダヤ教徒の地下軍事組織モサドが、アメリカにおいて911テロを実行し、これをビンラディンのせいにしてアフガン・イラクに軍事侵攻し、事実上、イラクを滅亡させてしまった。
 http://kanumanodamu.lolipop.jp/Sonota/911dead.html

 また、モサドの工作員、サイモン・エリオットが、イスラム国を組織して、シリアの大半を事実上壊滅させた。
 
 イスラム国を作ったのは、イスラエルであること2020年02月07日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1022.html

 そして、ベイルートが、巨大爆発で市街地の大半を吹っ飛ばされた。
 ベイルート巨大爆発とグレーターイスラエル 2020年08月08日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1211.html

 これらは、すべてグレーターイスラエル計画に貢献するテロであり、これを「陰謀論」と決めつけて、私のブログを嘲笑している人が多いことを、もちろん私は知っているが、「陰謀」こそはユダヤ教徒の属性なのだ。
 それは、トーラー五編を暗誦したユダヤ人子弟が、どのような思想を持つようになるのかを想像すれば、「陰謀論」というカテゴリーそのものが陳腐というしかない。

 そして、昨年から始まった新型コロナ禍については、昨日書いた。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1391.html

 これが、グレーターイスラエル計画に対する巨大な壁として屹立する、イラン=中国同盟にダメージを与えるものと考えれば、私の危惧も理解しやすいはずだ。

 実は、イスラエルには、グレーターイスラエルで収まるほどのものでなく、桁違いに恐ろしい「アミシャーブ」という国家プロジェクトがある。
 
 アミシャーブ 2020年10月18日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1283.html

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%96

 これは、1975年につくられたイスラエルの国家プロジェクトで、2700年前、アッシリアによって、イスラエル12支族から失われた10支族を、イスラエルに戻すというものだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%A4%B1%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F10%E6%94%AF%E6%97%8F

 イスラエルは、すでに、数支族を特定し、インドやエチオピアなどから「失われた支族」をシオンに移住させはじめている。
 ところが、アミシャーブプロジェクトでは、日本こそ十支族の大本命で、天皇家がそうだと確定しているといわれる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E3%83%A6%E5%90%8C%E7%A5%96%E8%AB%96

 天皇をシオンに戻すというのだ。もちろん、そんな荒唐無稽なことができるわけがないが、もし仮に、日本国の方が何らかの理由で滅亡して、天皇家だけが生き残っていたとすれば、それが可能になる。
 一部の人々は、東日本大震災やフクイチ原発事故が、そんなアミシャーブの陰謀によって人為的に引き起こされたと主張する人もいる。

 これは、あまりにも壮大で、眉唾どころではないが、もしユダヤ人ホローコストや911テロ、新型コロナが、ユダヤ教徒=シオニストによるプロジェクトだとすれば、底知れない恐ろしさで迫ってくるのだ。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1392.html

7. 2021年5月14日 10:04:01 : CU8lM4oEXo : Y25nUHBzRG42OW8=[23] 報告
2021.05.14
「建国」以来、侵略戦争を続けてきたイスラエルが反撃に遭い、窮地に陥った
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202105130000/

 エルサレムはイスラム教、キリスト教、ユダヤ教、いずれにとっても「聖地」である。その東側が「東エルサレム」。そこをイスラエルは1967年の「第三次中東戦争」で占領、それ以来不法占拠を続けているのだが、そこにはパレスチナ人も住んでいる。そのパレスチナ人を追い出すためにイスラエルは暴力を含むあらゆる手段を講じてきた。

 イスラエルはエルサレムを「首都」だと主張、アメリカ議会はそれを支援している。「1995年エルサレム大使館法」を成立させたのも、そのため。この法律はエルサレムをイスラエルの首都だと承認すべきで、1999年5月31日までにエルサレムにアメリカ大使館を設置すべきだとしている。

 その法律が定める期限までにアメリカ政府はエルサレムを首都と認めず、大使館を設置することもなかった。そこで2017年6月5日に上院はその法律を再確認する決議を賛成90、棄権10で採択している。アメリカでは民主党議員も共和党議員も立場は同じだ。

 その決議に従う形でドナルド・トランプ大統領は2017年12月6日にエルサレムをイスラエルの首都だと承認、アメリカ大使館のエルサレムへの移転を発表した。

 そして2020年1月28日、トランプはパレスチナ問題に関する「世紀の計画」を発表した。イスラエルがヨルダン渓谷やヨルダン川西岸を併合し、領空や領海、治安、水源などの管理を行うことを認めるもので、パレスチナ人は隔離されることになる。これまでイスラエルが進めてきたアパルトヘイト政策、パレスチナの強制収容所化をアメリカ政府が承認するということだ。ガザ地区はイスラエルに封鎖され、巨大な収容所と化している。

 イスラエルはパレスチナをこの世界から消し去ろうとしている。ユーフラテス川とナイル川で挟まれている地域を支配しようとしているのかもしれない。いわゆる「大イスラエル」だが、その中に含まれているシリアに対する攻撃も激しくなり、首都ダマスカスの周辺もターゲットにしている。

 それに対し、イランはイスラエルが一線をこれれば「後悔させる」と語っていたが、4月20日にイスラエルの国有軍需企業の施設で大規模な爆発があった。

 4月21日から22日へ日付が変わる頃、イスラエル空軍の戦闘機がゴラン高原の上空からダマスカスの周辺をミサイルで攻撃するが、大半は防空システムによって撃墜された。その際にシリア軍が発射したS-200防空システムのミサイルがディモナにある核施設から30キロメートル離れた場所に落下する。

 目標を逸れ、「飛びすぎた」とされているが、イスラエルのアメリカ製防空システムが機能しなかったことは間違いない。ロシアで流れている情報によると、ロシアの電子戦用装置でイスラエルの防空システムは無力化され、そのためにディモナ近くまで飛んだのだという。

 その間、東エルサレムではイスラエルの治安部隊によるパレスチナ人に対する暴力的な弾圧が繰り広げられ、アル・アクサ・モスクが襲撃された。ガザではイスラエル軍が高層住宅を破壊している。その直後から3日間にハマスはガザから1500発以上のミサイルをテル・アビブに向けて発射、テル・アビブの南東にあるロドでは非常事態が宣言された。

 イスラエル軍は地上部隊をガザ地区へ侵攻させる準備をしているというが、2006年7月から9月にかけてのレバノン侵攻でヒズボラに敗北している。その際にイスラエルが誇るメルカバ4戦車も破壊されたと報告されている。

 航空機で徹底的に破壊してからでないと地上部隊を送り込めないだろう。イスラエル軍がレバノンへ侵攻した直後に現地へ入ったウルスター大学のクリストファー・バスビー教授によると、調査したクレーターの中で濃縮ウラニウムを発見、レバノンやガザを走っていた自動車のフィルターからもそうした物質が発見されたという。ある種の核兵器が使われた可能性があるのだが、同じことをせざるをえないかもしれない。

 イスラエルはサウジアラビアと同じように、イギリスの支配者によって作られた国である。ユーラシア大陸の周辺部を支配、そこから内陸部を締め上げるという長期戦略に沿っている。

 イスラエルの建国が宣言されたのは1948年5月14日のことだが、そこには多くのアラブ系住民が住んでいた。その住民を追い出すため、4月上旬に「ダーレット作戦」を始めている。これは1936年から39年にかけてシオニストがアラブ系住民を殲滅する作戦を展開した作戦の延長線上にあるとも見られている。

 シオニストの軍隊、ハガナの副官だったイェシュルン・シフはエルサレムでイルグンのモルデチャイ・ラーナンとスターン・ギャングのヨシュア・ゼイトラーに会ったのは4月6日。イルグンもスターン・ギャングもシオニストのテロ組織だ。

 その3日後にイルグンとスターン・ギャングはデイル・ヤシンという村を襲撃、住民を虐殺する。襲撃の直後に村へ入った国際赤十字の人物によると、254名が殺され、そのうち145名が女性で、そのうち35名は妊婦だった。イギリスの高等弁務官、アラン・カニンガムはパレスチナに駐留していたイギリス軍のゴードン・マクミラン司令官に殺戮を止めさせるように命じたが、拒否されている。(Alan Hart, “Zionism Volume One”, World Focus Publishing, 2005)

 こうした虐殺に怯えた住民は逃げ出したが、シオニストは予定していた地域を全て占領することができなかったと言われている。。約140万人いたアラブ系住民のうち、5月だけで42万人以上がガザやトランスヨルダン(現在のヨルダン)へ移住、その後1年間で難民は71万から73万人に達したと見られている。国際連合は1948年12月11日に難民の帰還を認めた194号決議を採択したが、現在に至るまで実現されていない。そしてイスラエルの建国が宣言された。

 そして1967年6月5日に始まった第3次中東戦争。この年の3月から4月にかけてイスラエルはゴラン高原のシリア領にトラクターを入れて土を掘り起こし始めて挑発、シリアが威嚇射撃するとイスラエルは装甲板を取り付けたトラクターを持ち出し、シリアは迫撃砲や重火器を使うというようにエスカレートしていった。

 しかし、この時にイスラエルはシリアに対し、イスラエルに敵対的な行動を起こさなければイスラエルとエジプトが戦争になってもイスラエルはシリアに対して軍事侵攻しないと約束していた。

 軍事的な緊張が高まったことからエジプトは1967年5月15日に緊急事態を宣言、部隊をシナイ半島へ入れた。5月20日にはイスラエル軍の戦車がシナイ半島の前線地帯に現れたとする報道が流れ、エジプトは予備軍に動員令を出す。そして22日にナセル大統領はアカバ湾の封鎖を宣言した。

 イスラエルはこの封鎖を「イスラエルに対する侵略行為」だと主張、イスラエルの情報機関モサドのメイール・アミート長官が5月30日にアメリカを訪問、リンドン・ジョンソン米大統領に開戦を承諾させた。そして6月5日にイスラエル軍はエジプトに対して空爆を開始、第3次中東戦争が勃発する。

 戦争が勃発した4日後にアメリカは情報収集船のリバティを地中海の東部、イスラエルの沖へ派遣するが、そのリバティをイスラエル軍は8日に攻撃している。偵察機を飛ばしてアメリカの艦船だということを確認した後の攻撃だった。ロケット弾やナパーム弾が使われているが、これは船の乗員を皆殺しにするつもりだったことを示している。

 それに対し、リバティの通信兵は壊された設備を何とか修理、アメリカ海軍の第6艦隊に遭難信号を発信するが、それをイスラエル軍はジャミングで妨害している。

 遭難信号を受信した空母サラトガの甲板にはすぐ離陸できる4機のA1スカイホークがあった。艦長はその戦闘機を離陸させたが、その報告を聞いたロバート・マクナマラ国防長官は戦闘機をすぐに引き返させるように命令している。

 その後、ホワイトハウス内でどのようなことが話し合われたかは不明だが、しばらくして空母サラトガと空母アメリカは8機の戦闘機をリバティに向けて発進させた。

 この戦争で圧勝したイスラエル軍はガザ、ヨルダン川西岸、シナイ半島、ゴラン高原を占領している。ゴラン高原の西側3分の2は今でもイスラエルが不法占拠している。勿論、イスラエルはそうした占領地を返すつもりはない。残りの地域を制圧する作戦を進めているのだ。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202105130000/

8. 中川隆[-4754] koaQ7Jey 2021年5月16日 09:30:10 : tW8VAAkK0o : WlZtN0R3YUloTFE=[4] 報告

2021.05.16
ロシア大統領もトルコ大統領もパレスチナ問題から距離を置く事情
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202105150003/


 アメリカでジョー・バイデン政権が誕生して以来、イスラエルの行動は過激度を高めている。東エルサレムではイスラエルの治安部隊によるパレスチナ人に対する暴力的な弾圧が繰り広げられ、アル・アクサ・モスクが襲撃された。ガザではイスラエル軍が高層住宅を破壊、その直後から3日間にハマスはガザから1500発以上のミサイルをテル・アビブに向けて発射、テル・アビブの南東にあるロドでは非常事態が宣言されている。

 そうした中、3月12日にロシアの​ウラジミル・プーチン大統領​とトルコの​レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領​が電話で会談、パレスチナ情勢がさらに悪化しないよう、国連が決議した「2国家解決案」に従って自体のさらなる悪化を防ぐべきだということで意見が一致したという。

 イスラエルと共存するパレスチナはヨルダン川西岸地区とガザ地区で構成され、首都は東エルサレムとされている。その東エルサレムをイスラエルは制圧しようとしているわけだ。すでに「ユダヤ人」の入植でヨルダン川西岸は浸食され、「2国家解決案」の基盤は崩壊しているが、東エルサレムの制圧は「止めを刺す」行為だと言えるかもしれない。

 イスラエルの建国が宣言されたのは1948年5月14日のことだが、そこには多くのアラブ系住民が住んでいた。「パレスチナ人」と呼ばれる人びとだ。その住民を追い出すため、シオニストの武装勢力は4月上旬に「ダーレット作戦」を始めている。これは1936年から39年にかけてシオニストがアラブ系住民を殲滅する作戦を展開した作戦の延長線上にあるとも見られている。

 シオニストの軍隊、ハガナの副官だったイェシュルン・シフがエルサレムでイルグンのモルデチャイ・ラーナンとスターン・ギャングのヨシュア・ゼイトラーに会ったのは4月6日。イルグンもスターン・ギャングもシオニストのテロ組織だ。

 その3日後にイルグンとスターン・ギャングはデイル・ヤシンという村を襲撃、住民を虐殺する。襲撃の直後に村へ入った国際赤十字の人物によると、254名が殺され、そのうち145名が女性で、そのうち35名は妊婦だった。イギリスの高等弁務官、アラン・カニンガムはパレスチナに駐留していたイギリス軍のゴードン・マクミラン司令官に殺戮を止めさせるように命じたが、拒否されている。(Alan Hart, “Zionism Volume One”, World Focus Publishing, 2005)

 こうした虐殺に怯えた少なからぬ住民は逃げ出した。約140万人いたアラブ系住民のうち、5月だけで42万人以上がガザやトランスヨルダン(現在のヨルダン)へ移住、その後1年間で難民は71万から73万人に達したと見られている。国際連合は1948年12月11日に難民の帰還を認めた194号決議を採択したが、現在に至るまで実現されていない。そしてイスラエルの建国が宣言された。

 しかし、シオニストは「建国」の際、予定していた地域を全て占領することができなかったと言われている。そして1967年6月5日に第3次中東戦争が始まる。

 この年の3月から4月にかけてイスラエルはゴラン高原のシリア領にトラクターを入れて土を掘り起こし始めて挑発、シリアが威嚇射撃するとイスラエルは装甲板を取り付けたトラクターを持ち出し、シリアは迫撃砲や重火器を使うというようにエスカレートしていった。この時にイスラエルはシリアに対し、イスラエルに敵対的な行動を起こさなければイスラエルとエジプトが戦争になってもイスラエルはシリアに対して軍事侵攻しないと約束していたとされている。

 軍事的な緊張が高まったことからエジプトは1967年5月15日に緊急事態を宣言、部隊をシナイ半島へ入れた。5月20日にはイスラエル軍の戦車がシナイ半島の前線地帯に現れたとする報道が流れ、エジプトは予備軍に動員令を出す。そして22日にナセル大統領はアカバ湾の封鎖を宣言した。

 イスラエルはこの封鎖を「イスラエルに対する侵略行為」だと主張、イスラエルの情報機関モサドのメイール・アミート長官が5月30日にアメリカを訪問、リンドン・ジョンソン米大統領に開戦を承諾させた。そして6月5日にイスラエル軍はエジプトに対して空爆を開始、第3次中東戦争が勃発したわけだ。

 戦争が勃発した4日後にアメリカは情報収集船のリバティを地中海の東部、イスラエルの沖へ派遣するが、そのリバティをイスラエル軍は8日に攻撃している。偵察機を飛ばしてアメリカの艦船だということを確認した後の攻撃だった。ロケット弾やナパーム弾が使われているが、これは船の乗員を皆殺しにするつもりだったことを示している。

 それに対し、リバティの通信兵は壊された設備を何とか修理、アメリカ海軍の第6艦隊に遭難信号を発信するが、それをイスラエル軍はジャミングで妨害している。

 遭難信号を受信した空母サラトガの甲板にはすぐ離陸できる4機のA1スカイホークがあった。艦長はその戦闘機を離陸させたが、その報告を聞いたロバート・マクナマラ国防長官は戦闘機をすぐに引き返させるように命令している。

 その後、ホワイトハウス内でどのようなことが話し合われたかは不明だが、しばらくして空母サラトガと空母アメリカは8機の戦闘機をリバティに向けて発進させた。

 この戦争で圧勝したイスラエル軍はガザ、ヨルダン川西岸、シナイ半島、ゴラン高原を占領している。ゴラン高原の西側3分の2は今でもイスラエルが不法占拠している。勿論、イスラエルはそうした占領地を返すつもりはない。残りの地域を制圧する作戦を進めているのだ。

 イスラエルは「建国」以来、ユーフラテス川とナイル川で挟まれている地域を支配するという「大イスラエル」計画を捨てていない。アメリカ、イスラエル、サウジアラビアが中心になり、2011年3月に始められたシリアへの侵略戦争で、イギリスとフランスが「サイクス・ピコ協定」の亡霊に取り憑かれていることもわかった。こうした国の支配者はパレスチナ人の人権など考えていないだろう。

 サイクス・ピコ協定とは1916年5月、秘密裏にイギリスとフランスが中東を分け合う目的で結んだもので、後に帝政ロシアも協定に同意している。話し合いはフランスのフランソワ・ジョルジュ・ピコとイギリスのマーク・サイクスによって行われた。

 協定が結ばれた当時、中東を支配していたオスマン帝国を乗っ取ろうというような話。大雑把に言って、ヨルダン、イラク南部、クウェートなどペルシャ湾西岸の石油地帯をイギリスが支配、フランスはトルコ東南部、イラク北部、シリア、レバノンを支配下に置くとされた。

 協定が結ばれた翌月、「アラブの反乱」が始まる。その「反乱」で中心的な役割を果たしたのはデイビッド・ホガースを局長とするイギリス外務省アラブ局。そこにはマーク・サイクスやトーマス・ローレンスもいた。一般に「アラビアのロレンス」とも呼ばれている、あのローレンスだ。

 この段階ではすでにイギリスの支配層はユーラシア大陸の周辺部を支配して内陸部、つまり中国(清)やロシアを締め上げるという長期戦略を立てていた。この戦略を可能にしたのは1869年に完成したスエズ運河だと言えるだろう。1875年に運河はイギリス系企業の所有になる。

 イギリスは第1次世界大戦の際、ウィリアム・シェークスピアというエージェントを後のサウジアラビア国王、イブン・サウドに接触させている。このエージェントは1915年1月に戦死、ジョン・フィルビーが引き継ぐ。この頃、イギリスはイブン・サウドとライバル関係にあったフセイン・イブン・アリを重要視するようになり、ローレンスもイブン・アリを支援する。

 このイブン・アリは1915年7月から16年1月にかけてイギリスのエジプト駐在高等弁務官だったヘンリー・マクマホンと書簡のやりとりをしている。その中で、イギリスはアラブ人居住地の独立を支持すると約束した。いわゆる「フセイン・マクマホン協定」だ。

 イブン・アリは1916年、アラビア半島西岸にヒジャーズ王国を建国した。1924年にカリフ(イスラム共同体を統合する指導者)を名乗るものの、イスラム世界から反発を受けてしまい、追い出される一因になった。ヒジャーズ王国は1931年にナジェドと連合、32年にはサウジアラビアと呼ばれるようになる。

 その一方、1917年にはイギリスのアーサー・バルフォア外相がロスチャイルド卿宛ての書簡で、「イギリス政府はパレスチナにユダヤ人の民族的郷土を設立することに賛成する」と約束している。この書簡を実際に書いたのはアルフレッド・ミルナーだ。その延長線上にイスラエルの建国はある。

 ミルナーはイギリスのシンクタンク、RIIA(王立国際問題研究所)を創設した人物で、「ミルナー幼稚園」や「円卓グループ」は彼を中心に組織されたという。ミルナーの前にイギリスをコントロールしていたメンバーはネイサン・ロスチャイルド、セシル・ローズ、ウィリアム・ステッド、レジナルド・バリオル・ブレットたちだ。

 サウジアラビアとイスラエルはイギリスの長期戦略に基づいて作り出されたが、その戦略で想定された大陸周辺の三日月帯の東端が日本列島である。

 そこでは19世紀後半にイギリスを後ろ盾とするクーデターがあり、「明治体制」が成立、新体制は琉球を併合、台湾へ派兵、李氏朝鮮の首都を守る江華島へ軍艦を派遣して挑発、そして日清戦争、日露戦争へと進んだ。大陸の国を締め上げていったわけだ。

 ところで、イスラエルはフランス、イギリス、アメリカなどの富豪から支援を受けて核兵器を保有している。核兵器を製造している場所は砂漠地帯であるネゲブにあるディモナ。ここで1977年から約8年にわたって技術者として働いていたモルデカイ・バヌヌによると、イスラエルが保有している核弾頭の数は200発以上。イツハーク・シャミール首相の特別情報顧問を務めたこともあるアリ・ベン・メナシェによると、1981年にイスラエルはインド洋で水素爆弾の実験を成功させたが、その時点で同国がサイロの中に保有していた原爆の数は300発以上だった。バヌヌは中性子爆弾も製造していたとしている。

 ネゲブ地方でイスラエルが地質調査を始めたのは1949年。1952年にはIAEC(イスラエル原子力委員会)が創設された。核開発の開始だ。

 このプロジェクトで重要な役割を果たしたひとりがフランスのCEA(原子力代替エネルギー委員会)で1951年から70年まで委員長を務めたフランシス・ペリン。1956年にはシモン・ペレスがフランスでシャルル・ド・ゴールと会談し、フランスは24メガワットの原子炉を提供することになった。

 また、イスラエルの核兵器開発には欧米の富豪、例えばフランスを拠点とするエドモンド・アドルフ・ド・ロスチャイルドやアメリカのアブラハム・フェインバーグが資金を提供していたと言われている。フェインバーグはハリー・トルーマンやリンドン・ジョンソンのスポンサーとしても知られている。

 1958年にCIAの偵察機U2がネゲブ砂漠のディモナ近くで何らかの大規模な施設を建設している様子を撮影、それは秘密の原子炉ではないかという疑惑を持ち、CIAの画像情報本部の責任者だったアーサー・ランダールはドワイト・アイゼンハワー大統領に対してディモナ周辺の詳細な調査を行うように求めたのだが、それ以上の調査が実行されることはなかった。

 コラムニストのチャールズ・バートレットによると、フェインバーグは1960年の大統領選でジョン・F・ケネディに対し、中東の政策を任せてくれるなら資金を提供すると持ちかけている。その提案をケネディは呑んだとされている。(Seymour M. Hersh, “The Samson Option,” 1991, Random House)

 ところが、ケネディ大統領はイスラエルの核兵器開発には厳しい姿勢で臨んでいる。イスラエルのダビッド・ベングリオン首相と後任のレビ・エシュコル首相に対し、半年ごとの査察を要求する手紙をケネディは送りつけ、核兵器開発疑惑が解消されない場合、アメリカ政府のイスラエル支援は危機的な状況になると警告しているというのだ。(John J. Mearsheimer & Stephen M. Walt, “The Israel Lobby”, Farrar, Straus And Giroux, 2007)そのケネディは1963年11月22日に暗殺され、副大統領だったジョンソンが昇格した。

 イスラエルは欧米の巨大な私的権力が生み出した国である。パレスチナ問題に首を突っ込むということは、その私的権力の利権に触れることを意味する。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202105150003/

9. 2021年5月17日 16:55:32 : S2N0hfpiB6 : L1ZtQm5XQ2lVSkE=[25] 報告

ガザの人々
2021年05月17日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1497.html

 イスラエルのガザ空爆で計192人死亡、首相は継続表明 ハマスもロケット弾 2021年05月17日
 https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2021/05/327014.php

 現在、連日イスラエルによる空爆を受けて、すでに数百名の死者を出しているパレスチナの事実上の首都であるガザ(古代名カナン)。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B6%E5%9C%B0%E5%8C%BA

gaza.jpg
 

 東京都区部の半分の土地に二百数十万人の人々が暮らす、国連に承認されたパレスチナ自治政府の最大都市だ。
 現在暮らしている人々の大半が、1948年第一次中東戦争(イスラエル建国戦争)の避難民であり、民族としては、現代イスラエル人が、AD600年台に黒海沿岸のハザール国が国防上の理由で、国ぐるみユダヤ教に改宗した人々の子孫(アシュケナージ・ユダヤ人)であるのに対し、3000年以上前からカナンの地に住み続けてきた本来の古代ユダヤ人「ノアの子、セムの子孫」の末裔モンゴロイド(スファラディ・ユダヤ人)である。

 現代イスラエル人シオニストが、カナン(シオン)は、旧約聖書創世記に示された「神との約束の土地」であり、自分たちが神に選ばれた所有者だと主張して、数千年も平和に暮らしてきたパレスチナ人の土地に武力で侵入し、先住民の土地を次々に強奪していった。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0
 そのイスラエルは、第一次中東戦争によって強奪的に独立したのが1948年で、まだ70年あまりの歴史しかない。
 現代イスラエルの歴史は、70年以上にわたってパレスチナの土地強奪の歴史であり、パレスチナの人々を武力で虐待する歴史であった。そこには傲慢と憎悪しかない。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB

 イスラエルの建国は、アメリカの全面的援助がなければ不可能だったが、なぜアメリカがイスラエルを支援したかというと、アメリカの支配階級である共和党支持者の大半が「プロテスタント福音派」に加入していて、この福音派の別名を「クリスチャン・シオニズム」というくらい、ユダヤ教シオニズムと思想が一致していたこと。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0

 またアメリカの特権階級(大金持ち)の大半がユダヤ人(アシュケナージ)であることから、あらゆる政治力・財力を使ってイスラエルを支援してきたからだ。
 https://www.multilingirl.com/2017/01/super-rich-8.html

 パレスチナの人々は、その意味で、旧約聖書におけるシオニズムの犠牲者なのだ。
 また、シオニズムは、パレスチナや旧イスラエルにとどまらず、「約束の地」に描かれた大イスラエル(グレーターイスラエル)の実現を、宗教的使命としている。

 これは第二次大戦のホローコストや、911テロ、イラク侵攻、イスラム国の暴虐、シリア壊滅、ベイルート大爆発なども本当の実行者=黒幕であるといわれている。
 さらに、新型コロナウイルス禍についても、イスラエルは「真の犯人」と目されても仕方のない極めて疑わしい行動があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%B3%E5%B7%9D%E8%A5%BF%E5%B2%B8%E5%9C%B0%E5%8C%BA

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1211.html

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1392.html

 ガザのパレスチナ人を代表する武装組織「ハマス」は、なぜ、勝ち目のない戦いをイスラエルに挑み続けるのか?
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B9

 今回も、ハマスがイスラエル領内に、数百発のロケット弾を撃ち込んだことへの報復として、爆撃のみならず、地上軍の侵入まで受けている。
 これは、一説によれば、ハマスの幹部の相当数がイスラエル・モサドの秘密工作員で、報復攻撃を正当化する目的で、90%以上が飛行中に撃墜されるロケット弾を故意に打ち込ませているという論評が多い。
 つまり、ガザ地区の本当の壊滅を目的としたニセ旗作戦だと……。
 (こうしたハマス=モサドスパイ説の大半がグーグル検索から排除されている)

 パレスチナ人は、一般に「アラブ人」と呼ばれているが、実際には、混血子孫を別にすれば、本来は先住民族ヘブライ人(古代ユダヤ人)であり、アラブ人がコーカソイド系であるのに対し、セム族=モンゴロイドである。
 スファラディというのは、「スペイン人」を意味して、黒髪で黒い目のモンゴロイド(セム族)の特徴を持っている。一番近いのはスペインのバスク人だと言われている。

 イエス・キリストも古代ヘブライ人だった。現在、想定された「本当のキリスト」の姿は、日本人に近いヘブライ系スファラディの姿だ。
 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35173762

 それどころか、日本人こそが2800年前、アッシリアによる古代イスラエル侵略によってイスラエルの地を追われて行方不明になった古代ユダヤ人「失われた10支族」の末裔であると、イスラエルの国家プロジェクト、「アミシャーブ」が断定している。

 もちろん全員ではなく、エフライム族の王=天皇家を指すのだが、おそらく、これはAD300年前後に、日本列島に大量に移住した「弓月(キルギスタン)の君=秦氏」の末裔を指すと考えるしかない。
 天皇家こそは、弓月氏=秦氏の末裔なのだ。
 http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/jinmukeizu.htm

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-337.html

 つまり、現在、爆撃を受けているガザの人々は、我々日本人の古い兄弟というわけだ。
 アミシャーブプロジェクトは、天皇家を「失われたユダヤ人の末裔」と断定し、「シオンの地」に戻す対象としている。 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%96

 シオニズムは、「約束の地」にユダヤ人を戻すことを宗教的使命にしていて、戦前、欧州に分布したユダヤ人たちに、600万人を虐殺したホローコストを仕掛け、生き残ったユダヤ人たちを殺戮の恐怖で追い詰めて、無理矢理パレスチナに現代イスラエル国を建国し移住させた。

 そして大イスラエル主義(グレーターイスラエル)を掲げ、旧約聖書創世記に描かれた、北はユーフラテス川から南はナイル川までの広大な土地は、すべてユダヤ人(ユダヤ教徒)が、神から与えられたものとして、それを回復する義務があると主張している。これがシオニズムの本質と考えて良い。

 @ ナイルからユーフラテまで、大イスラエルの土地をユダヤ教徒が支配すること。
 A アッシリア侵攻によって失われたユダヤ十支族を、すべてシオンの地に戻すこと。
 この目的の邪魔になるのが、大イスラエル内の国家、シリア・イラク・ヨルダン・レバノン・サウジであり、もっとも危険な敵対勢力がイランであった。

 モサドが仕組んだと解明されている911テロは、それを口実にして、米軍が中東に侵攻し、イラク国家を完全破壊した。
 モサド工作員、サイモン・エリオットが、イスラム国を結成し、先住民の大虐殺と暴虐的住民支配を行うことで、事実上シリアを壊滅させた。サウジアラビアに関しては王族をモサドがコントロールしていて、反イスラエル勢力を抑え込んでいる。

 レバノンは、首都で巨大爆発を起こし、事実上、壊滅状態にした。
 残るはヨルダンだけだが、これも時間の問題で、陰謀を仕掛けられて国家が破綻することだろう。
 こうした大イスラエル主義に立ちはだかるのがペルシア帝国=イランであり、イランを崩壊させなければ、大イスラエルの実現はありえない。
 今回の新型コロナ禍で、世界最大の被害を被ったのが実はイランであった。そして最初に完全制圧に成功したのがイスラエルである。

 こうしてみれば、ガザへのイスラエルによる攻撃の意味が浮かび上がってくる。
 現代イスラエル=アシュケナージユダヤ人たちは、パレスチナの完全破壊を狙っている。だが、それをやれば、アメリカ国内の反イスラエル世論を抑え込むことが不可能になるので、なし崩し的なパレスチナ国家崩壊作戦を行っているのだ。

 ニセモノであるアシュケナージ・イスラエル人は、ホンモノの古代ユダヤ人の末裔であるパレスチナ人の存在に、宗教的な意味で激しくコンプレックスを抱かざるをえない。
 そこで、パレスチナ支援の最大勢力であるイランを中核としたアラブ勢を次々に破壊してきた。
 イラクから始まり、シリア、レバノン、イランだ。サウジに関しては、王族を完全に経済的に掌握し、独裁体制で抑え込んできた。

 イスラエルは、アメリカ特権階級と一心同体である。先に、トランプは、ヨルダン川西岸地区やゴラン高原はイスラエルのものと断定し、米国大使館をテルアビブからエルサレムに移駐させた。
 そしてユダヤ教徒を意味するヤムルカを被り、嘆きの壁を参拝した。トランプの行動は、アメリカ共和党支持者のシオニズムを反映したものだった。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-690.html

今後、ガザ地区を廃墟にする作戦が行われることは、ほぼ確実であり、そのためには、モサドスパイの潜り込んだハマスに、はるかに過激な行動を実行させることになるだろう。
 同時に、イスラエルはアミシャーブ・プロジェクトについても、我々が想像もできないほど恐ろしい事態を引き起こす可能性がある。

 東日本震災によって巨大原発事故を起こした福島第一原発のすべての炉心に、イスラエルモサドの直営企業といわれる「マグナBSP社」が、監視施設を設営していた。
  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-881.html

 もしも、フクイチ事故を本当に引き起こしたのがイスラエル・モサドであったなら?
 日本が原発事故によって壊滅したなら、「天皇家は日本を離れてシオンの地に戻る」という途方もない思惑が、果たして空想にすぎないのだろうかと私は思う。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1497.html

10. 2021年5月18日 15:59:02 : Ru7jTCeWgM : LzB5ZE9zSkhoS28=[16] 報告

2021年05月18日
中国のウイグルとイスラエルのパレスチナ、なにが違うのか
http://www.thutmosev.com/archives/85841627.html


11-israel-gaza-air-strikes-0511-super-169
画像引用:https://www.cnn.co.jp/world/35170557.html CNN.co.jp _ イスラエルとパレスチナの応酬激化、空爆やロケット弾で死傷者 - (1_2)


欧米人の人道はその場だけ

一時期欧米諸国は競うように中国のウイグル弾圧を非難したが、もう飽きたようで最近は言わなくなった。

結局欧米人にとってアジアの人権とは娯楽、あるいは自分を人道者に見せるためのツールなのかも知れません。

2021年にミャンマーでクーデターがあり軍が政権を握り、抵抗する市民1000人以上がなくなったとされる。

欧米人は最初関心を示したがこれも飽きたようで、NY株価や経済回復などに関心が移っている。

21年5月になってイスラエルとパレスチナの衝突が激化し、パレスチナはロケット弾、イスラエルは空爆で応酬している。

イスラエルはパレスチナの全域を占領していて、ガザ地区西岸など一部でパレスチナが独立運動をしている。


アメリカは近年イスラエルへの肩入れを控える動きを見せていたが、米トランプ政権はエルサレムをイスラエルの首都として承認した。

これを例えると「東京を韓国の首都に承認する」ようなもので、両国の対決に油を注ぐ結果になった。

イスラエルはアメリカの支持を受けてパレスチナへの入植を強化し、パレスチナ人を排除して団地を造成したりした。


今回の対立はシェイク・ジャラー地区への入植を巡る対立で、パレスチナ人を追い出してユダヤ人居住区にしようとした。

やっている事は中国がチベットやウイグルでしている事と同じで、明白な国際法違反です。

だが欧米諸国の多くはイスラエルの「やり方」をやんわりと非難するが、承認している。


欧米人の人道とは、自分をカッコよく見せるツール

日本を含めた先進国はイスラエルに「もう少しおだやかにやりましょう」とは言うがパレスチナ侵略そのものは承認している。

中国によるウイグル弾圧を形だけ批判するが、今日も中国とビジネスをし大儲けしているのと同じ図式です。

欧米人は様々な問題で「人権」を語り自分が人道者だというのだが、決して信じない方が良い。


イスラエルとアラブは4000年戦っていると欧米人は言うが、実際には最近70年であり原因を作ったのはアメリカとイギリスでした。

第一次大戦前に欧州各国では難民や移民問題が発生し、問題になったのがユダヤ人でした。

それまでローマ帝国という大帝国の「地方自治体」に過ぎなかった英独仏らは国となり、民族主義が高揚した。


各国に住んでいたユダヤ人が邪魔になり、英仏は第一次大戦で負けたドイツに押し付けた。

戦勝国の英仏はユダヤ人が邪魔だからドイツに住まわせたのだが、これが後にドイツのユダヤ人排斥の原因となった。

第二次大戦で米英はユダヤ人の協力を取り付ける為、「勝ったらエルサレムにユダヤ人の国を建国する」と約束した。


一方ドイツが占領したアラブ地域でアラブ人の協力も必要だったので、「勝ったらアラブ人の国をエルサレムに建国する」と約束した。

米英はめでたく勝ったのだがユダヤ人の約束だけを守り、パレスチナ人はイスラエル建国の為に国を奪われ難民になった。

これが大戦後ずっと続いている中東戦争の原因で、始まりは米英がどっちにも口約束をした事でした。


ユダヤ人はアメリカで巨大勢力を築いていたがアラブ人は大戦時には石油も無く貧困だったので、アメリカはユダヤ人だけを優遇した。

「人道、人道」と言っている欧米人はこういう人たちなので、彼らが立派な演説をしても嘘だと思った方が良い
http://www.thutmosev.com/archives/85841627.html

11. 中川隆[-4670] koaQ7Jey 2021年5月22日 09:21:26 : jJNYa2PyeU : SlIxQ2pKL2N5MjI=[4] 報告
【ゆっくり解説】パレスチナ問題をわかりやすく解説しました。
2021/05/21




12. 2021年5月24日 11:41:59 : FYvhqrAm1o : bTZac3A2bWJqOFU=[11] 報告
イスラエルの無差別爆撃に全世界で抗議 1948年以来の占領が根源 パレスチナ問題を考える
2021年5月23日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/21017


 イスラエル軍がパレスチナ自治区のガザ地区に対し、10日から戦闘機による空爆や戦車、艦船による砲撃を無差別におこなっている。イスラエルの民間人に対する攻撃はエルサレムやヨルダン川西岸でもおこなわれている。これによって少なくともパレスチナ人240人が死亡(うち子どもは65人以上)し、数千人が負傷。7万2000人以上が家を失った。これに対してガザや西岸だけでなく、イスラエル全土でも大規模な抗議行動が巻き起こっており、インティファーダ(民衆蜂起)の様相を呈している。また中東・アラブ、アフリカ諸国をはじめ、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国やオーストラリア、ニュージーランド、また日本国内でも「イスラエルは戦争をやめろ!」と集会やデモ行進がおこなわれている。一方国連安保理では、アメリカ以外の14カ国が暴力の停止を求める声明の発表をくり返し求めたが、アメリカの反対で阻止されている。

 イスラエルのガザ爆撃によって、これまでに17の病院や唯一のコロナ検査所を含む建物約450棟が全半壊し、少なくとも80万人の上水道の利用に問題が生じている。

 イスラエルの爆撃は殺傷能力の高い米国製兵器を使い、ほとんど事前通告なしに無差別におこなわれており、子どもや女性、老人など民間人が多数死亡している。ある地区では、生後6カ月の赤ん坊から84歳の老人まで、一家17人が一度に殺された。しかもガザ地区は、イスラエルの妨害で医薬品を送ることができない状態にある。カタール国営衛星通信アルジャジーラなど各国のメディアが入居するビルも爆撃され、崩落した。


イスラエルのあいつぐ空爆で瓦礫の山と化しているガザ地区

 一方、ガザを実効支配するイスラム民兵組織ハマスのミサイル攻撃で、イスラエル人12人が死亡した。

 これに対してガザや西岸、エルサレムだけでなく、パレスチナ全土で抗議行動が起こっている。また、イスラエル国内でも大規模な抗議行動が広がっている。イスラエルにはパレスチナ系市民が約193万人暮らしている(人口の20%)が、9日以来、各地で何千人ものパレスチナ市民がパレスチナを支持するために街頭に出た。抗議行動はハイファ、ヤッファ、ロードなど混血のアラブ系イスラエル人が住む都市と、ナザレやウンムアルファームなどパレスチナ人が住む都市の両方に広がっている。

 18日にはイスラエル国内とパレスチナ自治区で、イスラエルの爆撃に反対するゼネストが同時にたたかわれた。これはイスラエルのパレスチナ人政党や組合が組織し、数百万人のパレスチナ人ムスリムやクリスチャンが連帯して参加。店舗、企業、銀行、行政機関、大学が一斉に閉鎖された。

 サウジアラビア外務省は、イスラエルによるアルアクサ・モスクへの攻撃を非難する声明を出した。イラン司法府人権本部は今の状況を「人道に反する犯罪および戦争犯罪」だとし、国連が加害者を裁判にかけてこうした行為がくり返されないようにすべきだと提案した。

 今回の問題の性質は、日本のメディアがいうような「ハマスが最初に攻撃したからイスラエルが反撃した」とか「どっちもどっち」というようなものではない。

 直接の発端になったのはエルサレムでの二つの事件である。そもそもここは、イスラエルが国際法に背いて違法に占領している場所だ。イスラエルは1967年の第三次中東戦争で、東エルサレムを含むヨルダン川西岸、ガザ、シナイ半島、ゴラン高原を占領したが、国連安保理はイスラエルの占領地からの撤退を求めてきた。その後、イスラエルは東エルサレムを併合し、1980年には東西を統合したエルサレムをイスラエルの首都とする基本法を成立させたが、国連総会はこの決定を国際法違反で無効としている。

 ところがイスラエルはこれを聞き入れず、それどころか2000年代に入ってからはエルサレムをぐるりととり囲む形で、そこに住むパレスチナ人を強制的に追い出してはイスラエル人をどんどん入植させる政策を進めてきた。国連安保理は占領地への入植禁止を決議しているが、それも無視している。

 そして今回の発端となったのが、シェイク・ジャッラーハ地区のパレスチナ人を強制的に立ち退かせる動きだった。それは旧市街の壁の外にあるパレスチナ人の居住区だが、イスラエル人の入植者たちが土地や家屋の所有権を主張し、10日にイスラエル法廷がパレスチナ人の立ち退き命令を出そうとしていた。それで4月以来、パレスチナ人がこれに抗議し、イスラエル警察が弾圧するということをくり返してきた。

 同時に、イスラム教の聖地の一つであるエルサレム旧市街のアルアクサ・モスク内にイスラエル治安部隊が踏み込み、礼拝に集まっていた数千人のパレスチナ人たちに催涙弾とスタン擲弾を打ち込んで300人以上を負傷させた。今年は4月13日から5月12日がイスラム教のラマダン(断食月)だったが、イスラエルはエルサレムにイスラム教徒が集まって大規模集会を開くことを恐れ、4月からバリケードを築くなどしてパレスチナ人を排除しようとしてきた。それが頂点に達したのが、アルアクサ・モスクの事件だった。

 ハマスや他の組織はイスラエル政府に対して、アルアクサ・モスクへの侵入は「こえてはならない一線」であるとくり返し警告した。ハマスは10日、アルアクサ・モスクとシェイク・ジャッラーハから治安部隊を撤退させるよう要求した後、イスラエルにロケット弾攻撃をおこなった。すると、イスラエル首相ネタニヤフは「ガザのテロ組織はこえてはならない一線をこえた。代償を払うことになる」といって、無差別爆撃を開始した。

 注目すべきは、シェイク・ジャッラーハやアルアクサ・モスクの抗議行動に、イスラエルに住むアラブ系イスラエル人が多数参加していることだ。また、イスラエル国内でおこなわれたパレスチナ爆撃に抗議する行動に対し、軍が発砲して参加者が殺害されると、軍に対する抗議行動にかわり、ネタニヤフが非常事態を宣言するまでになっている。

天井のない監獄の形成

 今回の問題を考えるうえで、パレスチナをめぐる歴史的な背景を理解することが不可欠だ。

 エルサレムにはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の三つの宗教の聖地がある。この地域で今日に至る矛盾が形成された契機は、第一次大戦の戦勝国となったイギリスの三枚舌外交にあるといっていい。イギリスは一方で、アラブがオスマントルコから自力で解放した地域にイギリスは干渉しないと約束しつつ、その裏でアラブ世界をイギリスとフランスで山分けする秘密協定を結び、他方でユダヤ人がパレスチナにナショナル・ホーム(民族的郷土)を建設することを承認・支援するという、相矛盾した政策をとった。

 第二次大戦が終わり、1947年の国連総会は、パレスチナの土地の56・5%をユダヤ国家、43・5%をアラブ国家のものにするというパレスチナ分割決議を採択した。当時のパレスチナのユダヤ人人口はアラブ人の1割に満たず、これは実際とかけ離れていた。アラブは、オスマントルコを倒すために英仏に利用されただけだった。

 翌1948年、イスラエルが建国を宣言すると、これに反対したアラブ諸国軍との戦争が始まり(第一次中東戦争)、勝利したイスラエルは西エルサレムを含むパレスチナの75%を分捕った。イスラエルによって500以上の村々が強奪され、住む場所を失った75万人以上のパレスチナ難民がイスラエルとその周辺国にあふれた。この一連のできごとをナクバ(大災厄)といい、毎年5月15日、現在まで続くイスラエルの占領をやめさせ、自分たちの故郷に帰る帰還権を主張する大行進をパレスチナ人がおこなっている。

 1956年、エジプトのナセル大統領がスエズ運河を国有化すると、イギリスはフランスとイスラエルに働きかけてエジプトに侵攻した(第二次中東戦争)。その結果、イギリスはスエズ運河を放棄し、アラブ諸国で民族独立の機運が高揚するが、今度はイスラエルが1967年、エジプトに奇襲攻撃をおこなった(第三次中東戦争)。これによってイスラエルは東エルサレムを含むヨルダン川西岸、ガザ、シナイ半島、ゴラン高原を占領した。

 1993年にはアメリカが仲介する格好でイスラエルとパレスチナの「二国家共存」をめざす「オスロ合意」が結ばれ、パレスチナ自治政府が成立した。現在、パレスチナ国(ヨルダン川西岸地区とガザ地区)を承認する国は、国連加盟国の7割をこえる。しかしイスラエルはオスロ合意を一方的に反古にし、パレスチナ国家を否定する行動をとり続けている。

 ガザは「天井のない監獄」と呼ばれる。約194万人が暮らし、うち144万人が難民となっているガザ地区は、イスラエル政府の厳格な経済封鎖下にあり、空港は破壊され、港湾からの輸出も禁止。エジプトに通じる陸路も検問所が閉鎖され、域外に出ることが厳しく制限されている。経済封鎖の影響で、ガザでは電気が1日2〜3時間しか使えず、上下水道の設備も多くが破壊されたまま。ガザの失業率は44%、若者に限れば60%をこえ、世界最悪だ。

 このようにイスラエルが国連の決議にも違反して野蛮な侵略と戦争をやり続けることができるのは、バックにアメリカがいるからだ。アメリカは国連安保理常任理事国として、民主党政権時代であれ共和党政権時代であれ、安保理のあらゆる措置に対してイスラエルを擁護し、これまでに44の対イスラエル安保理決議に対して拒否権を行使してきた。アメリカはイスラエルに毎年約38億j(約4100億円)の軍事支援をおこない、イスラエルへの最大の武器売却国となっている。

 そしてバイデン政府は、今回のガザ爆撃の真っ最中に、イスラエルに対する7億3500万j(約800億円)の精密誘導兵器の売却案を承認した。その大半は「ダム・ボム」といわれる無誘導爆弾を誘導爆弾に変換する装備のキットである。イスラエルは過去にもこのキットを大量に購入し、その誘導爆弾によってガザ爆撃をおこなっている。また、ガザ空爆をおこなっているF16戦闘機や攻撃用ヘリも米国製だ。

 だが、中東アラブ地域において、このアメリカの指導力は劇的に低下している。アメリカは世界最大の武器市場である中東に米国製兵器を売りつけ、軍産複合体の利益を増やすことには関心があるが、「中東和平」に関与する力を失い、この地域から引こうとしている。国内ではイラク・アフガン戦争をへて厭戦機運がかつてなく高まっている。

 一方イスラエルのネタニヤフ政府も、政権基盤が崩壊の危機にある。ネタニヤフは2019年1月、メディアに自分の都合のいい記事を書かせようとしたことが発覚して贈収賄や詐欺、背任で起訴された。ネタニヤフ率いる与党リクードは議会の過半数を獲得できず、連立協議にも失敗して、2019年度には1年に3回ものやり直し総選挙をやったがうまくいかず、今年4月に4度目をやったが、それでも変わらなかった。対外的な強硬姿勢は危機の裏返しといえる。

 こうしたとき、日本の防衛副大臣・中山泰秀がガザ爆撃の最中に「私たちの心はイスラエルとともにある」とツイートし、内外から厳しい批判を浴びた。中山は2015年の「イスラム国」による日本人人質事件のさい、ヨルダンで現地対策本部の本部長をしていた。そのとき首相の安倍晋三がわざわざイスラエルを訪問し、ネタニヤフと会談して「テロに屈しない」と宣言したものだから、日本は米・イスラエル側とみなされ人質が殺害された。

 長年にわたって欧米の侵略を経験してきた中東・アラブ諸国の人々は、日本はアメリカによる原爆投下を受けながら、焦土のなかから立ち上がって国を再建した平和国家だとして尊敬の念を抱いている。その日本がアメリカに隷属し、孤立する米・イスラエル連合の血なまぐさい戦争に加担するなら、長年の親日感情は一気に崩れ去ることになる。イスラエルの占領地からの撤退をはじめ和平合意実現のために、平和国家としていかに尽力するかが問われている。

 なお、21日午前の時点で停戦合意がされたと報道されている。しかし事態は流動的だ。

https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/21017

13. 2021年5月24日 11:43:14 : FYvhqrAm1o : bTZac3A2bWJqOFU=[12] 報告
許されぬパレスチナ人大量虐殺 世界中で怒りの抗議行動
2018年5月18日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/8053

銃撃にひるまず抗議するパレスチナ人(14日、ガザ地区)

 中東・パレスチナ自治区のガザ地区では、イスラエル建国でパレスチナ人70万人以上が故郷を追われたナクバ(大破局。1948年5月15日)70周年を目前にした14日、アメリカ大使館のエルサレム移転に抗議して4万人がデモ行進をおこなった。素手で抗議するパレスチナ人たちに対して、国境沿いで待ち構えていたイスラエル軍が実弾による狙撃をくり返し、8人の子どもを含む60人以上を虐殺した。8カ月の赤ん坊はイスラエルの催涙ガスで殺された。また、2700人以上にのぼる負傷者も、下半身を切断する以外手の施しようがないような重篤患者が多く、しかもイスラエルの経済封鎖で医療施設が不足している。この虐殺に対して全世界で抗議行動が巻き起こっている。パレスチナ自治区では16日、ゼネストがたたかわれた。

 発端は昨年12月6日、米大統領トランプがエルサレムをイスラエルの首都と認定し、テルアビブにある米大使館をエルサレムに移転する手続きの開始を指示したことだ。国連総会は緊急特別会合を開き、アメリカにエルサレム首都認定の撤回を求め、すべての国にエルサレムに大使館を置かないよう要請する決議案を、193カ国中128カ国の賛成多数で採択した。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の3つの宗教の聖地があるエルサレムについて、イスラエルは2度の戦争で武力占領して勝手に「首都」と宣言したが、国連はそれを認めず撤退を要求し、「エルサレムの地位はイスラエルとパレスチナの和平交渉で決める」としてきた経緯がある。

 しかしトランプはこれを無視し、パレスチナ人を挑発するかのように悲劇の日にあわせて米大使館を移転した。この日イスラエル軍は、平和的デモ行進に参加した老若男女の命を弄ぶかのように無差別の狙撃をやり続けた。

 ナクバの日に向けてパレスチナ難民の帰還を求めるデモ行進は3月30日から続いているが、国連の人権団体はこの間、イスラエル軍の銃撃によって14人の子どもを含む112人のパレスチナ人が殺され、数千人が負傷したと発表している。しかし責任を問われた米国政府は、「原因が大使館移転にあるというのは全くの誤り」(国連大使ヘイリー)であり、イスラエルの行動は自衛行為であると開き直った。これに対して中東アラブ諸国をはじめ世界中で、激しい怒りをぶつける抗議行動が巻き起こっている。

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は、米大使館の移転は「東エルサレムに米国入植者の前哨基地をつくるもの」と強く非難し、ゼネストを呼びかけた。16日、公務員や民間企業の労働者、学生などの多くがストライキのために家に留まったため、工場はストップし店舗は閉鎖された。ヨルダン川西岸地区のラマラでは15日、数千人のパレスチナ人がパレスチナ国旗を掲げながら行進し、国際的に保証された自由、独立、すべての難民の帰還権を訴え、「エルサレムを首都とするパレスチナ国家を樹立するまで解放と独立のためのたたかいを続ける」との決意を示した。

 トルコの都市イスタンブールでは14日、約6000人がアメリカ大使館の移転とイスラエルの大量虐殺に抗議する集会とデモ行進をおこない、「イスラエルはテロ国家」「パレスチナはパレスチナ人のものだ」と叫んだ。イエメンの首都サヌアでは15日、数千人が集会を開き、「パレスチナ人と一体となってたたかう」と決意を表明した。ヨルダンの首都アンマンでも米大使館前で抗議行動がおこなわれた。非武装のパレスチナ人殺害への抗議はイスラエルの国内でもとりくまれた。


トルコで開かれた虐殺抗議デモ(14日、イスタンブール)

 南アフリカのケープタウンでも15日、数千人が抗議行動をおこなった。同国の国会議員やアフリカ民族会議(ANC)、ユダヤ教徒やキリスト教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒を代表する人人も参加し、「ガザで起こったことは宗教の問題ではなく、人間的な原因があり、流血に直ちに終止符を打つべきだ!」と訴えた。同国のヨハネスブルグの集会では、「南アフリカのパレスチナへの支援の歴史は、アパルトヘイトの人種差別とのたたかいのなかでも何十年と続いてきた」との、共通の敵とたたかう発言が注目された。


南アフリカでも「流血に終止符を!」と数千人が行動(15日、ケープタウン)

 インドネシアでは11日、数万人のイスラム教徒が米大使館の移転に抗議するためにジャカルタ市内に集まった。集会では発言者が「インドネシアのイスラム教徒の若者たちは、イスラエル、アメリカ、そして同盟国の暴力とたたかう準備ができている」と語った。

 アイルランドでは15日、首都ダブリンをはじめ7つの都市で抗議集会がとりくまれた。「アイルランドとパレスチナ連帯行動」(IPSC)の議長ファティン・アル・タミミ氏は「非武装の抗議者たちがイスラエルの狙撃兵の弾丸を受けている。過去2カ月間に非武装のパレスチナ人100人以上が虐殺されたのに、イスラエルを罰する者は誰もいない。それどころか米国は大使館をエルサレムに移して祝杯を挙げ、殺害を非難する安保理決議を阻止している。EUは引き続きイスラエルに国民の税金を経済協力といって与えている。全体の状況はまったく恥ずべきで、病気だ」と強く抗議した。

 ギリシャのアテネでは、国境沿いの流血と米国大使館のエルサレム移転に抗議するためのデモ行進がとりくまれた。イスラエルの旗を燃やし、イスラエル大使館に投石した。ベルギーのブリュッセルでも、ベルギーの平和団体とパレスチナの組織が共同でデモ行進をおこなった。

 イギリスでは数千人がロンドンやマンチェスター、バーミンガム、グラスゴーなど10以上の都市で、パレスチナ人との連帯を掲げて猛烈な抗議行動をおこなった。そのほかフランスのパリ、アメリカの首都ワシントンやシカゴなどでも集会やデモがおこなわれている。ワシントンでは14日、アメリカの若いユダヤ人たちがデモ行進し、「パレスチナ人、イスラエル人、アメリカのユダヤ人の危機の瞬間なので、未来のラビ(宗教指導者)として行動した。米大使館をエルサレムに移転することは、イスラエルの東エルサレムでのパレスチナ人の迫害や、ガザとヨルダン川西岸での暴力に対して、米国政府がお墨付きを与えることだ」と訴えた。


「米国とイスラエルはエルサレムに干渉するな!」のプラカードを掲げてデモ行進(15日、シカゴ)

 こうしたなかでクウェートの国連大使が「イスラエルの行動は明らかに国際法と安保理決議違反だ」として国連の緊急会合を要請。その場でパレスチナ自治政府のマンスール国連大使は、イスラエルの虐殺を「戦争犯罪で人道に反する罪」と強く非難するとともに、「国連が腰を上げるまで、あと何人のパレスチナ人が死ななければならないのか」と強く抗議した。

 トルコ政府はイスラエル大使を国外退去させるとともに、アメリカとイスラエルの大使を召還し、南アフリカもイスラエルの大使を召還した。親米のサウジアラビアやエジプトもイスラエルのパレスチナ人殺害を非難し、チュニジアの労働組合は米国船の入港禁止を検討している。戦争狂のイスラエルとアメリカの孤立は覆い隠すことができない。

イスラエルの横暴な虐殺に何故厳罰が下されぬ

 パレスチナの地では70年前まで、140万人のパレスチナ人が1300の町や村にわかれて平和的に暮らしていた。それが1948年のイスラエル建国と同時に突如として土地を強奪され、故郷を追い出され、いまだに530万人が難民としてガザ地区(135万人)やヨルダン川西岸地区(81万人)、また隣国のヨルダン(218万人)、レバノン(46万人)、シリア(54万人)などで困難な生活を送っている。

 このパレスチナ問題のそもそもの発端は、第1次大戦の戦勝国イギリスの「三枚舌外交」にある。イギリスをはじめ列強は、戦争中から中東アラブ地域を支配していたオスマン帝国を滅ぼして領土を分割しようと狙っていた。イギリスは、聖地メッカの総督フサイン・イブン・アリーと「オスマン帝国に対して反乱を起こせば、アラブ国家の独立とアラブ人のパレスチナ居住を認める」という密約を結んだ(フサイン・マクマホン協定)。同時にその裏で、オスマン帝国の領土を戦後はイギリスとフランス、ロシアで山分けするという密約を結んだ(サイクス・ピコ協定)。さらにその裏で、欧米やロシアで影響力を拡大するユダヤ人をとり込むため、パレスチナにユダヤ人の民族的郷土を建設すると約束した(バルフォア宣言)。こうして国境線を直線に引き、民族や言語、文化を無視した人工国家をつくってきたことが、今日まで続く火種の根源である。

 第1次大戦が終わると、イギリスがパレスチナを委任統治領にした。当時、パレスチナのユダヤ人人口はアラブ人人口の1割未満にすぎなかったが、パレスチナの将来はバルフォア宣言にのっとって進めるとした。

 第2次大戦が終結すると、今度は戦争を通じて圧倒的な力を持ったアメリカが、冷戦という状況下で中東の膨大な石油を支配しようと動き始めた。イランでは石油を国有化したモサデク政府をCIAによるクーデターで転覆し、サウジアラビアとは軍事同盟を結んでカネと武器を与えた。そして1947年に国連でパレスチナ分割決議(パレスチナの土地の56・5%をユダヤ国家、43・5%をアラブ国家とする)を上げ、エルサレムは国際管理にすると決めた。だが翌年イスラエルが建国を宣言すると周辺のアラブ5カ国との戦争になり(第1次中東戦争)、勝利したイスラエルは西エルサレムを占領。1967年の第3次中東戦争では東エルサレムを含むヨルダン川西岸やガザなども占領した。

 アメリカはイスラエルを中東支配の前線基地にするために、毎年毎年膨大な軍事援助をおこなって最新兵器で武装させるとともに、イスラエルの度重なる国際法違反には目をつむり続けた。イランや北朝鮮が核兵器を保有しようとすると軍事恫喝や経済制裁で締め上げるが、イスラエルの300〜400発といわれる核兵器保有は黙認している。1993年のオスロ合意で「2国家共存」を決めた後も、イスラエルはパレスチナ人に対して、市民への軍事攻撃や虐殺をくり返し、ガザ地区は経済封鎖をおこなうと同時にユダヤ人の入植地ばかり拡大し、東エルサレムには分離壁をつくってパレスチナ人の通行の自由を禁止し、難民キャンプで生活することを強いてきた。

 しかしここにきてアメリカのイラク、アフガニスタンへの侵略戦争は行き詰まり、シリア転覆も失敗して、中東支配は泥沼に陥っている。エルサレム首都認定からパレスチナ人虐殺まできて、アメリカを中東和平の仲介者と見なす者はいなくなった。アメリカの絶対的な力が失われ、覇権をうち立てようにもそれが重荷になるほどに国力が衰退しているが、一方で引き続きイスラエルの横暴極まる虐殺はくり返されている。東アジアだけでなく中東アラブ地域においても、絶えざる戦火と貧困を諸国民に押しつけてきた歴史、とりわけ米国覇権体制に決着をつけるたたかいが高まらざるをえない状況を迎えている。

https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/8053

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