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2021/01/03
Harano Times Official Channel
皆さん、こんにちは。テッド・クルーズさんを初め、11人のアメリカ上院議員が今回1月6日、国会で投票結果を集計した時に、選挙の結果に異議を申し立てると正式な声明を出しました。
彼らは根拠に基づいたシッカリしたアナウンスメントを出しました。その内容について簡単に説明すると、アメリカは共和国である。共和国のリーダーは民主的な選挙で選ばれるべきだ。
だから、この選挙はアメリカの憲法、アメリカの連邦の法律、州の法律に基づくべきだ。アメリカの国民が正当な選挙を通してアメリカのリーダーを選んだ後に、失敗した側も自分の失敗を認めて、合法的又は正当な選挙の結果を尊重すべきだ。
国民が新しい公職者を選んだ後に、権力は平和的に以降されるべきだ。今回の大統領選挙は2016年と同じく、かなり激しい競争にはなったが、違うのは、沢山の所で今回の選挙の結果を巡って訴訟が起きている。
有権者の詐欺の事や、選挙の法律を守らなかった事、他の理由での訴訟の沢山起きている。選挙の不正は今迄の大統領選挙でズッとあったチャレンジだが、今回の大統領選挙であった山程の紛争と証拠は今迄のモノを遥かに超えている。
39%のアメリカの国民は今回の大統領選挙に不正が存在すると思っている。もう、信用してもしなくても、今回の大統領選挙の公平性が疑われている事は明らかである。
裁判所は今回の大統領選挙に関する不正の証拠を確認して、正当な判決をすべきだったが、しかし逆に、最高裁判所が2回も今回の大統領選挙に関わる不正を調査するチャンスを拒否した。
1874年の大統領選挙でヘイズとティルデンが競争した時も沢山の不正に関する告発があった。その時は、国会がその不正を見逃さずに、逆に選挙委員会を立ち上げた。
当時の選挙委員会は上院5名、下院議員5名、最高裁判官5名で出来上がった選挙委員会で、その選挙委員会を通して、不正が存在すると思われている投票結果を審議した。
このアナウンスメントの結論としては、私たちは前例に基づいて、国会で今回の不正の事実について調査を行う委員会を設立して、十日間の緊急調査を行って、その後に各州がこの調査結果を見て、特別な会議を開いて、今回の選挙結果についてもう1回決めてもらうべきだと言っています。又、この十日間の調査が終わる迄に選挙人の認定をしないと明言しました。
今迄、今回の大統領選挙の結果に異議を申し立てると言ってきた人のメインは下院議員です。上院議員で明確に今回の選挙の結果に異議を申し立てると言ったのは、ジョシュホーリさんだけです。
アメリカの法律に基づきますと、上院議員1人、下院議員1人が居れば、選挙の結果について異議を申し立てる事が出来て、上院、下院が別々で2時間選挙の結果について話合う事になります。
ジョシュホーリさん1人が居れば、勿論、条件を満たす事は出来ますが、彼1人が選挙の結果に異議を言い続けるのもキツイですし、万が一、彼に何か起きた場合は、その日に異議を申し立てる事が出来ないので、本当に問題無いかと心配していた人も居ました。
又、ジョシュホーリさんが選挙の結果に異議を申し立てると発表した後に、上院の多数党リーダー、共和党籍のマコネールさんが、上院の電話会議を開いて、ジョシュホーリさんにプレッシャーを与えようとしました。
ジョシュホーリさんは、その電話会議で、マコネールさんの話に返答しませんでしたが、矢張り、上院の中でも、今回の選挙の結果に異議を申し立てる事について、各議員にプレッシャーを掛けていた事は明らかです。
又、同じ電話会議で、マコネールさんは、今回の大統領選挙では、バイデンを支持する事を明言しました。このポイントから、上院の中で高い地位を得ている議員たちが、上院議員にプレッシャーを与えている事が分かります。
だから、1月6日に、本当にジョシュホーリさんが今回の選挙の結果に異議を申し立てる事が出来るかどうかについて、沢山の人がネガティブな意見を持っていました。
今回、テッド・クルーズを初め、十数名の上院議員が正式な声明を出しまして、調査委員会を設置して調査しなければ、必ず選挙の結果に異議を申し立てると意思を表明をしました。
これで1月6日に、国会で必ず今回の選挙の結果についてディスカッションが行われる事が決まりました。
では、先程テッド・クルーズさんが出した声明の内容について、皆さんに説明を
します。
皆さんもご存知の様に、アメリカは前例に基づく事が多いです。1969年、2001年、2005年、2017年の選挙で、民主党が選挙の結果について異議を申し立てました。
1969年と2005年の2回の選挙で、少なくとも1人の上院議員と1人の下院議員が選挙の結果に異議を申し立てて、上下両院で選挙の結果についてディスカッションした事があります。
テッド・クルーズさんが、この事を声明の中に入れた理由としては、今回、彼ら国会議員たちは選挙の結果に異議を出した事は、特に選挙の今迄のルールを破った事ではなく、今迄、何回も前例があった事で、前例に基づいた判断になるという事をアピールしています。
では、テッド・クルーズさんが出した1877年の例は何かというと、1865年から1876年の間の、この十年間はアメリカが南北戦争の内戦から再建をしていた十年間になります。
その時は1872年から1876年の間に大統領だったゴラント大統領の二期目の成績が余りにも悪くて、共和党の人気がかなり落ちていました。
彼の成績が悪くなった理由で、1874年の中間選挙で、民主党が十数年ぶりに下院の多数党席を勝ち取りました。
その事も当時の共和党には大きなショックを与えました。当時、アメリカではまだ大統領の任期の回数制限はありませんでしたので、ゴラント大統領は、それでも第三期目を目指していました。
しかし、ゴラント大統領をもう一回選挙に出てもらうと、共和党が負ける事が決まっていましたので、共和党が押し出したのはヘイズさんでした。民主党の候補者はティルデンさんでした。
その選挙の結果は予想通り共和党のヘイズさんが一般投票で負けました。民主党が184票を獲得して、共和党が165票を獲得しました。その時は185票を獲得すれば勝利しますので、民主党のティルデンさんが勝利迄、後一票残っていました。
その時は、未だ4つの州で選挙の結果に異議があったので、結果は未だ決まっていませんでした。当時の状況から考えると、ティルデンさんが、その4つの州のどちらか一つを取れば、アメリカの大統領になる事は決まっていました。
しかし共和党はその4つの州で、共和党をサポートする人が、脅迫を受けたので、投票に行きませんでした―という理由で、その4つの州で、共和党が勝利すべきと主張しました。
当時、アメリカで全国の選挙を総括的に纏める管理委員会は無かったので、彼らが緊急委員会を設立して、この案件に対応する事を決めました。
この委員会はテッド・クルーズさんがアナウンスの中に入れた上院議員5名、下院議員5名、最高裁判官5名で出来た委員会になります。
その委員会が調査した結果、4つの州の20枚の選挙人の票を、共和党籍のヘイズさんに充てました。その結果、ヘイズさんが調度185票獲得し、逆転勝利してアメリカの大統領になりました。
勿論、その判決の内容だけでは、民主党が納得しませんでした。沢山の民主党議員が、その調査を信用してはいけないという事で、その判決の内容に反対を出して、もう1回、戦争を起こす事すら言いだしました。
それで民主党と共和党が交渉をし続けた結果、1877年の妥協になりました。この1877年の妥協についてウィキペディアでも説明がありますので、リンクを動画の説明欄に貼っておきます。(此処では太字部分)
この妥協案は正式な契約的な物ではありません。共和党がメインに妥協した部分としては、共和党がアメリカの南部に残している駐留軍を引き上げる事です。
民主党がメインに妥協した部分としては、彼らは共和党のヘイズさんが大統領になる事を認める。ただ、任期は4年間で再選する事が出来ない事が条件でした。これがテッド・クルーズさんがアナウンスの中で話をしました1877年の例になります。
1月6日に、選挙の結果についてディスカッションが行われる時は、どうなるかと言うと、新しい下院は引き続き民主党が多数席を占めていますので、下院で結果を覆す事は難しいです。
上院の多数党は共和党ですが、先程紹介しました通り、多数党のリーダーが上院の議員にプレッシャーを与えていますので、共和党全員が正しい判断をすると思えないです。
そうなると、何も変化が無ければ、下院が今回の大統領選挙の結果を認めて、上院も選挙の結果を認める可能性が半分あります。
しかし、この様な十日間の特別調査が行われる事になった場合は、アメリカの国民が今国会でこの様な事が起きている事が分かります。
今迄、アメリカの大統領選挙に興味が無かったアメリカの国民、又は大統領選挙で起きた不正の事実について知らなかった国民が、今回の大統領選挙で不正が起きている事に気付く可能性が高いです。
又、トランプ大統領陣営が1月6日に今迄出した事が無かった重要な証拠を公開すると話をしています。その証拠の内容にも依りますが、1月6日にその証拠を出されたその場で、今迄バイデンを支持してきた議員たちが、直ぐにトランプ大統領を支持する事に切り替える事には難しい部分があります。
もし、その重要な証拠と、この十日間の準備期間があれば、アメリカの国民が大統領選挙で起きた不正についてもっと知る事が可能ですし、それと同時に、今迄、目をつぶってきた議員たちが、自分の立場を変える可能性も増えます。
民主党といっても、普通のリベラル派と極左の勢力がありますので、そのリベラル派たちが立場を変える可能性が出て来ます。
又、アメリカの国会で投票を集計する時は、国のテレビチャンネルでライブ配信しますので、各主流メディアが報道しなくても、国民がその内容を知る可能性があります。
勿論、本当に調査委員会が立ち上がる事になった場合は、主流メディアが、その調査の内容を報道しない事を選んでも、少なくとも調査委員会が立ち上がった事を報道する事になります。
調査委員会の調査に依って国民に紹介される証拠が多ければ多い程、国会の議員たちが、この歴史的なポイントで引き続き目をつぶっていく事が段々難しくなっていきます。
ただ、今回のこの委員会を立ち上げるなら、どんなプロセスが必要か分かりませんので、これからの動きを見ながら、皆さんに紹介していきます。
もう1つ、今回のテッド・クルーズさんたちが出した案件で感じた事は、今回の1月6日が最後のラインと言われてきた事がもう成り立たない可能性があります。
今迄の話で考えると、1月6日に異議のある選挙結果を1つ1つディスカッションしていくと、1月6日だけでは選挙の結果は出ず、結果が出るのは翌日になる可能性も出て来ました。
でも、テッド・クルーズさんたちが提案しました調査委員会が立ち上がる事になった場合は、十日間調査されますので、少なくとも結果が出るのは1月16日前後になります。1月20日迄にこの政争の期限が長くなる可能性が大きくなってきました。
又、先程皆さんに紹介しました1877年の妥協を例に考えると、当時は調査委員会の結果が出た後も、負けた側はその結果を認めず、再度、戦争する話迄出ていましたので、もし今回、調査委員会が出来て、その結果について、民主党側も引き続き目を潰す事を選ぶと、トランプ大統領が何か特別な行動をとらない限り、1月20日迄に結果が決まらない可能性があります。
もし、1月20日迄にその結果が決まらなければ、その後にかんしては、憲法でハッキリ決まりがありますので、トランプ大統領陣営も、その法律に反対出来ない可能性が高いです。
その場合は、下院議長のペロシ氏がアメリカの大統領代行になって、その後は分かりません。
今回、この様な大事なタイミングでテキサス州のテッド・クルーズさんが、自分だけではなく、他の上院議員も連れて、この様な感じで出て来ました。
実は前回、テキサス州が最高裁判所で4つの州を訴えたその訴訟もこのテッド・クルーズさんが提案した話ではないかという話もあります。彼の様な人が、この重要なタイミングで出て来ると、他の上院議員も、彼から勇気をもらって、マコネールさんの反対を押し切って、前に出て来る上院議員も増えてくる可能性が高いです。
そうなると、この1月6日は、私たちの想像を超える大きな嵐になるかもしれません。今日のニュースの部分は此処迄にします。
ひたすらトランプ大統領応援歌
https://tora3ohenteam4ever.seesaa.net/article/479347865.html
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