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米バイデン新政権 分断解消を強調するも内政面で課題山積/nhk
2021年1月2日 17時59分 アメリカ大統領選
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210102/k10012793761000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_002
アメリカで今月、新政権を発足させるバイデン次期大統領は、国民に融和を呼びかけ、アメリカ社会の分断を解消すると強調しています。しかし、野党となる共和党との隔たりはかつてなく大きいうえ、身内である民主党内での路線対立も懸念されるなど、内政面で多くの課題が待ち受けています。
今月20日にアメリカ大統領に就任するバイデン氏は、選挙後の勝利宣言で、「分断ではなく、結束を目指す大統領になる」と述べるなど、国民に融和を呼びかけるとともにアメリカ社会の分断を解消すると強調しています。
しかし、トランプ大統領は、選挙で不正があったとしていまも敗北を認めておらず、選挙後に行われた一部の世論調査では共和党の支持者の9割の支持を得るなど、支持者の大半も大統領の主張を信じているとみられています。
また、バイデン氏が公約に掲げる気候変動対策や医療保険制度改革などについて、共和党との隔たりも大きく、連邦議会で協力を得るのは容易ではありません。
さらに、身内である民主党内での結束も課題です。
若者を中心に影響力を持つ党内の左派は大統領選挙でバイデン氏の勝利に大きく貢献したことから党内での発言力を増していますが、新政権の人事や社会保障費の増額などの政策をめぐってバイデン氏との足並みの乱れが表面化しており、今後、路線対立する可能性も指摘されています。
バイデン氏が目指す「融和」に向けて内政面での課題は多く、バイデン氏は政権発足直後から難しいかじ取りを迫られそうです。
政権運営左右する連邦議会 上院の決選投票に注目
バイデン氏の政権運営を大きく左右することになるのが連邦議会における与野党の構図です。
大統領選挙と同時に行われた議会選挙の結果、議会下院は民主党が過半数の議席を獲得しましたが、上院は今月5日に南部ジョージア州で行われる2つの議席の決選投票の結果で多数派が決まることになりました。
このジョージア州の選挙で民主党が2議席とも獲得できなければ、上院は共和党が多数派となり、バイデン次期政権は政権と上院の多数派が異なるいわゆる「ねじれ」の状態で発足することになります。
新政権の発足当初から「ねじれ」の状態となれば、1988年の共和党のブッシュ政権以来、32年ぶりです。
「ねじれ」の状態では閣僚人事の承認や法案の採決で困難も予想されることから、ジョージア州の選挙は、バイデン政権が順調なスタートを切れるかどうかを占う重要な選挙として注目されています。
トランプ大統領とバイデン氏は、いずれも投票日前日の4日にジョージア州で集会を開く予定にするなど、両党による激しい選挙戦が繰り広げられています。
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