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トランプ“私怨粛清”続出か…ホワイトハウス機能不全の危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281445
2020/11/17 日刊ゲンダイ
次はおまえだ!(トランプ米大統領)/(C)ロイター
「トランプ大統領が米国にとって一番の脅威になっている」――。
政権移行を妨害しているトランプに、米国内でこんな声が噴出している。トランプが国防総省トップや幹部を“粛清”したことに続き、政府内でクビ切り人事が続出するとささやかれているからだ。そんな事態になれば、ホワイトハウスが機能不全に陥ることは間違いない。
国民の不安を知ってか知らずか、トランプは16日、「私は選挙に勝った!」と、唐突に勝利を宣言。選挙の違憲性を訴える「大型訴訟」を起こすと息巻いたが、これまで起こした訴訟では、ことごとく敗北している状況だ。
懸念されているのは、軍トップのエスパー国防長官の電撃解任に続き、CIAのハスペル長官やFBIのレイ長官などの「すげ替え」が取り沙汰されていることだ。アフガニスタンからの米軍の完全撤退を政治レガシーとするためとか、ロシア疑惑を晴らすためとか、さまざまな理由がささやかれている。
トランプの“魔の手”はエネルギー政策にも及んでいる。つい最近も、再生可能エネルギーの利用を支持した米連邦エネルギー規制委員長や、地球温暖化に関する政府の調査責任者を突然、更迭した。
エスパー国防長官(右)の電撃解任を皮切りに次々と”すげ替え”…(C)ロイター
職員も辞めていく
クビになったり、これからクビになりそうな人物に共通しているのは、トランプにとって「厄介な相手」ということだ。国際ジャーナリストの春名幹男氏が言う。
「解任されたエスパー国防長官はBLM運動が暴動に発展した時、トランプ氏の意向に反し、軍動員を可能にする反乱法の発動を『支持しない』と表明しましたし、FBIのレイ長官はロシアが米国政治に介入していると主張し続けています。CIAのハスペル長官に至っては、大統領へのブリーフィングでハエに気を取られて話を聞かなかったトランプ氏に対し、皮肉交じりに『ハエ取り紙』を執務室へ持っていったエピソードもあります。トランプ氏からすれば、どの人物も忠実とは言い難い。個人的な感情でクビにしようとしているのでしょう」
気にくわないから「You’re fired!(おまえはクビだ!)」なんてやっていたら、ホワイトハウスが機能不全に陥る可能性が高い。
「どの人事でも後任には自分のお気に入りを据えている一方、ホワイトハウス職員が次々と辞めているといいます。『Make America Great Again』を掲げていますが、政権移行妨害や度重なる更迭はむしろ、米国に大きなキズを残しかねません」(春名幹男氏)
「偉大な国」の復活には程遠い。
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