https://miyearnzzlabo.com/archives/69672 カルト版でこのURLを揚げている人がいたので、日本人の反応を知るために、ありがたく使わせていただきます。--- 町山智浩 アメリカ大統領選・トランプ氏の敗北とバイデン氏の就任後の仕事を語る たまむすび 2020.11.10 町山智浩さんが2020年11月10日放送のTBSラジオ『たまむすび』に出演。アメリカ大統領選挙で当選が確実視されるようになったバイデン氏の大統領就任後の仕事や、敗れたトランプ氏の今後について話していました。 (赤江珠緒)ひとまず、お疲れ様でした。大統領選の取材であちこち行かれて。 (町山智浩)はい。なかなか集計がね、すごく時間がかかったんで眠れなかったですよ。夜中じゅう起きていて。 (赤江珠緒)でしょうね! (山里亮太)いつ、どんな形の答えが出るかわからない状態で。 (町山智浩)そうなんですよ。だからもうダラダラと起きていて。もうほとんど寝なかったですけど。 (赤江珠緒)でも、町山さんが先週仰ったようにペンシルベニア。本当にここが結構キーになりましたね。 (町山智浩)はい。ペンシルベニアで決まりましたね! 本当にね、外さなくてよかったです(笑)。 町山智浩 2020年アメリカ大統領選挙・投票日前日の状況を語る 町山智浩さんが2020年11月3日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で大統領選挙前日のアメリカの状況についてトーク。大統領選挙の勝敗を決することになりそうな大激戦地・ペンシルバニアから現地の模様をレポートしていました。 miyearnzzlabo.com 2020.11.03 (山里亮太)いやー、仰った通りでしたけども。 (町山智浩)それはね、世論調査が事前にかなり出ていて。今回、事前投票とか郵便投票の人がすごく多かったんですね。コロナのせいで。投票日当日に人が殺到すると感染しやすくなるから。だから、かなり前の世論調査が正確だったんですよ。 (赤江珠緒)ああ、そうですか。 (町山智浩)だからそれを見て、それぞれの州を埋めていったんですよ。「こっちの州はこっちが勝つな。こっちの州はこっちが負けだな」みたいな。それで最後に残った、どちらに転ぶかわかんない州で、選挙人数っていうポイント数が20点という非常に大きい場所だったのがペンシルベニアだったんですよ。だからペンシルベニアが最終決戦地になるなと思って行ったら、当たりました。 (赤江珠緒)そうですか! だからもう今、アメリカでは一応、放送なんかも次期大統領はバイデンさんという風にしているんですか? 放送とかもしていますか? (町山智浩)しています。全てのメディアは「elected」っていうんですけども。「選出された大統領」っていう意味ですが。それはバイデンさんだという形で報道をしています。 (赤江珠緒)じゃあ、もう「バイデン氏勝利」ということにはなっているんですね。 (町山智浩)なっています。ただ、アメリカ政府自体が正式にはまだ認めてないんですよ。これはですね、もうちょっとして12月8日に各州が最終的な勝者を決定するというタイミングが来るので。その時に正式に決定するんですけどね。 (赤江珠緒)ああ、そうなんですね。12月に。 (町山智浩)ただ普通は「勝ち目がない」と思った方の候補が「負けました」って言うことで大統領選は終わるんですよ。 (赤江珠緒)この敗北宣言っていうのはかならず、今までの大統領選では皆さん、されてるんですか? (町山智浩)そうです。それで終わりっていうのが通常だったんですけど。トランプ大統領は選挙前から「私が負けたら、その選挙は不正だから負けを認めない」と言っていたんで。だから事前に言っていた通りの状況になっています。 (赤江珠緒)そうですね。 (町山智浩)それで裁判とかをしようとしてるんですけど。もうすでに裁判をいくつも起こしてるんですが、各州の裁判所の方で蹴られている状態ですね。 (赤江珠緒)じゃあ、トランプさんの主張というのはそんなに通っていないんですね? (町山智浩)全然通っていないです。片っ端から却下されている状態です。ただね、これはもう不可能に近いなと思っているのは、まず彼は「不正があった」ということを言ってるわけですね。でも、さっき言ったペンシルベニアではバイデンさんの方が4万票、得票数が多いんですよ。「4万票の不正」っていうのはちょっと無理だろうっていう。アメリカの投票は日本と違って先に投票人登録をしてから投票するんですね。で、その登録した情報と投票用紙が一致しないと票がカウントされないので、投票用紙だけを偽造したとしても意味がないんですよ。 (赤江珠緒)ほー! うんうん。 (町山智浩)それでは集計されないんですよ。で、その投票した人の自分の投票がカウントされたかどうかが確認できるようなシステムになってますので、まず入り込めない。あと、集計所には民主党と共和党の両方の人があらかじめいるんですよ。どこの集計所にも。で、その集計しているところを監視するんですよ。そういう状況で、またその集計所は密閉されていて、関係のない人が入れないようになっているんですね。そこに4万票という票を持ち込むことは不可能に近いんですね。 4万票ってトラックとかに乗せるぐらいの量ですよね? それだけ大量の票を入れ替えることはできないし、またその登録者そのものをねつ造することができない。だから、ほとんど不可能なんです。これは無理だなっていう。で、トランプ大統領が「票の数え直しをしろ」と言ってるんですけど、数え直しをしても、その3万票とか4万票とかの差はまあ、変わらないでしょうね。 (赤江珠緒)そうですねちょっと覆る数字じゃないですもんね。じゃあ、トランプの支持者ももうだいぶ熱が収まってきているとみていいんですか? (町山智浩)いや、トランプさんの支持者の人たちはトランプさんの言う通りに「これには何かの陰謀があったんだ!」と言ってまだ、いろんなところで暴れてる状態になんですけどね。ただ、すごく問題なのはトランプ大統領は今回の選挙でお金を500億円ぐらい使いまして。で、途中でそのお金がなくなっちゃったんですよ。で、支持者の人たち……ちなみに僕もトランプさんの支持団体に(情報収集のために)入っていますので。そうすると、すごい量、毎日毎日「お金をくれ! お金をくれ! お金をくれ!」っていうメールが来るんですよ。 (山里亮太)ああ、寄付を募っているんだ。 (町山智浩)はい。で、選挙戦の間もずっとそれをやって、やっと大統領選が終わったら今度は「不正選挙だったから裁判をやるので、裁判費をくれ」っていうことで。またお金の無心が来てるんですけど。それによると、「裁判には最低でも62億円が必要だ」って言っているんですね。でも、これまでにすでに支持者たちは寄付疲れをしていて。 もう寄付は限界に来てるんで、ここからさらなる寄付を募るのは無理だと思います。というのは、トランプさんの寄付者の53パーセントは小口の寄付者なんですよ。みんな、田舎のあんまり豊かではない人たちが一生懸命、お金をなんとか工面してトランプさんに寄付してきたお布施なので。ここでさらに62億円というのはちょっとキツいですね。トランプ大統領は大資本家からお金を集めていた部分が途中でなくなっちゃったんですよね。 (赤江珠緒)そんなに使ったんですね? (町山智浩)500億円使ったんですよ。だからね、結構この裁判費用は集めにくいと思います。あと、やっぱりそれでもお金が足りなかったらしくて。裁判費用を求めているそのメールをよく読むと、「この寄付のうちの半分はそれまでの選挙に使ったお金の負債の返済に充てられます」っていう風に書いてあるんですよ。 (赤江珠緒)ああ、そうなんですか。裁判用ではなくて、そっちの補填にする部分もあるという? (町山智浩)はい。だからかなりキツい状態ですね。なので裁判は難しいかなという風に思いますね。あと、裁判をして、再集計とかをするにしてもさっき言ったみたいに12月8日が限界なので。そこまでには1ヶ月しかないんですよね。だからまあ、ちょっと無理っぽいなと。 (赤江珠緒)そうですね。話を聞くが本当にもうトランプさんには目はないんじゃないかと思えるんですけども。それでもトランプさんがまだ戦うっていうのは、どうしてなんです? (町山智浩)これまでに負けを認めたことがない人だからだと思います。つまり、トランプさんの口癖っていうのはお父さんから言われたことが原因なんですけども。「負け犬(Loser)」っていう風に人のことをすぐ呼ぶ癖があって。これまでにものすごい数、言っているんですよ。数えた人がいるんですけども、何百回、何千回と言っているんですよ。「お前は負け犬だ! 負け犬だ!」って。 たとえばミット・ロムニーさんという人が昔、オバマさんと大統領選で争った時に負けたんですけど。彼のことも「負け犬だ!」って言ったりね。で、ひどいものになるとジョン・マケインさんという人がいて。その人もオバマさんに2008年の選挙で負けたんですけども。その人に対しても「負け犬だ!」と言っていて。要するに選挙で負けた人を「負け犬」呼ばわりする癖があるので、彼は負け犬にはなれないんですよ。 (赤江珠緒)はー! じゃあもう意地とプライドの問題で? (町山智浩)あともうひとつはやっぱり今、大統領なので不逮捕特権があるんですね。起訴をされないんですよ。でも、大統領じゃなくなったらたぶん起訴されますんで。いろんな形で今、彼はいろんな疑惑があって。まあ起訴には至らなくても裁判をやらなきゃならないんですよ。 (山里亮太)でも、裁判をできるお金がない? (町山智浩)その裁判というのもものすごい数で。セクハラとかレイプだけで20件以上、訴えられています。 (赤江珠緒)うわっ、そんなに抱えてるんですか? (町山智浩)はい。そうなんです。 (山里亮太)じゃあ、この選挙で負けたって敗北宣言した瞬間に? (町山智浩)来年の1月20日に大統領を辞めた途端に、ものすごい裁判が待っています。 (山里亮太)で、その裁判に負けていくとどんどん罪が明らかになっていって? (町山智浩)明らかになっていって。脱税とかもあるんですが、裁判以上に恐ろしいって言われているのが450億円の負債です。 (赤江珠緒)なんか相当な借金があるそうですね。 (町山智浩)これも大変で。すでにその返済期限が近づいてるんですね。 (赤江珠緒)じゃあ大統領じゃなくなったら、トランプさんはかなり個人的に破滅になるということなんですか? (町山智浩)その可能性が高いですね。だから彼自身が今、探ってるのは大統領を辞めた後も共和党の重鎮として政治に関わっていく……要する彼は上院議員とかではないですから。地位がいきなり一般人になっちゃうんですよ。だから一般人じゃないように地位を固めた段階で、大統領としては敗北を認めるんじゃないかという風に言われてますね。 (山里亮太)でも周りが今までの行動を見て、その地位を固めるのに力を貸してくれるということはあるんですか? 党内で。 ---まだまだ続くが、妄想モードになるのでカット。
町山智浩が12月8日を過ぎてから、何を言うか楽しみです。 そや、ポップコーンを準備せな。
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