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<1>トランプ大統領は弱気も…“追い風”の不気味なデータ 大混乱必至 11.3米大統領選直前リポート
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280171
2020/10/20 日刊ゲンダイ
トランプ米大統領の遊説先では万単位の支持者が集まる(C)ロイター
米大統領選挙の投開票日(11月3日)まで2週間ほどになった。戦後、再選に失敗した大統領は2人(カーター、ブッシュ父)しかおらず、現職大統領は本来有利なはずだが、トランプ大統領は苦戦を強いられている。
強気な発言が多いトランプ氏も、各種世論調査では今、民主党バイデン候補に約10ポイントのリードを許している。10月16日、南部ジョージア州での遊説でこう述べた。
「政治史上、最悪の候補(バイデン氏)に私が負けたとしよう。その時はいい気分ではなくなるだろう。もしかしたらこの国を去らなければいけないかもしれない」
普段の言動からは想像できないほど弱気な発言であり、負けを意識した予防線とも受け取れる。新型コロナウイルスの感染対策の失敗、人種問題への不適切な対応、さらには脱税問題など個人的なマイナス点もある。
調査会社ギャラップ社による「国の歩む方向に満足ですか」との問いに、現在「イエス」と回答しているのはたった14%。再選を逃したカーター(12%)、ブッシュ父(14%)も同じように10%台で低迷していた。
激戦州の共和党選挙登録が20万人増
ただ一方で、逆の現象が見られるのが今年の大統領選の特色だ。保守派地域でのトランプ支持が拡大しているのだ。
米国では投票するためには選挙登録が必要になる。激戦州のひとつであるペンシルベニア州では、4年前から共和党の新規有権者登録数が19万8000人も増えた。一方の民主党は2万9000人に過ぎず、トランプ支持層が拡大している現実がある。
さらに前出のギャラップ調査で「自分と家族の経済状況が4年前よりよくなっているか」との問いに、56%が「イエス」と答えている。この数字はオバマ大統領再選時の45%よりも上である。
トランプ氏は不人気と言われながらも、今どこの遊説先でも万単位の支持者が集まる。ペンシルベニア州のトランプ集会に参加したエドワード・ヤングさんは、地元テレビ局に話している。
「私はトランプ氏が神によって地上に送り込まれたと思っています。冗談ではありません」
こうした熱狂的な支持者がトランプ氏を救うのか。支持率が示すとおり、バイデン氏が勝利を収めるのか。熱戦の佳境はこれからである。
(つづく)
堀田佳男 ジャーナリスト
1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などを経て1990年に独立。以来、ワシントンDCを拠点に政治、経済、社会問題など幅広い分野で取材・執筆。25年間の滞米生活を経て2007年帰国。国内外で精力的にジャーナリスト活動を続ける。著書に「大統領はカネで買えるか」「大統領のつくりかた」「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明」など。
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