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今回の米国大統領選は、トランプ対バイデンではなく、トランプの再選は是か非かの戦いである。
調査でバイデンを支持すると答えている人たちの多くは、バイデンそのものを支持しているわけではなく、嫌いなトランプを再びは大統領にしたくないという思いである。
PCにそぐわない、ヒトにバカにされそうなどの理由で支持を言わない隠れトランプ支持者が少なからぬいることは確かだが、それでも、トランプ氏の再選が難しい情勢だ。とりわけ、コロナ騒動で、高齢者や女性がトランプ離れを起こしているのがイタい。
トランプが再選を勝ち取るためには、何はさておき、接戦州で、自分を支持する人たちを確実に投票に向かわせなければならない。
(選挙人数が多いテキサスとフロリダは絶対に落とせない。他の州すべてが16年と同じ結果でも、テキサスを落とすだけで負けてしまう)
トランプは支持者の投票行動を固めたら、自民党の総理大臣(今は五輪関係のトップ)が思わず口走ったように、投票するならバイデンと思っているひとが寝たままで実際の投票をしないよう“祈る”しかない。
幸いなことにバイデンのほうがいいと答えている人たちの多くが、バイデンの積極的支持者ではなく、トランプを嫌っているからバイデンという立場なので、世論調査や選挙情勢番組などで、“バイデン優勢”と報じられるたびに、バイデンが勝つのなら、投票するのはめんどうだしコロナに感染する可能性もあるからやめておこうということになるヒトが増える。
世論調査の現状は、52%ほどがバイデン支持で43%ほどがトランプ支持である。
しかし、これは言葉だけの支持で、投票そのものではない。
さらに言えば、10未満の接戦州は支持率の差が2、3%である。
そうなると、それぞれの候補に実際に投票する割合がどうなのかが勝負の分かれ道になる。
投票率で支持率がどれほど影響を受けるか簡単に計算すると、
バイデン支持者の50%が実際に投票すると、52%×50%=26%
トランプ支持者の70%が実際に投票すると、43%×70%=30%
大統領選の全国平均投票率は50〜55%だが、今回の大統領選は、それぞれに投票したいと思っている有権者のうち実際に投票するひとがどの程度なのかで勝負が決することになる。
接戦州は、バイデン48%・トランプ45%といった程度の支持率の差である。
その場合は、実際の投票率がバイデン50%・トランプ55%という少ない差でも、
バイデン:48%×50%=24.0%
トランプ:45%×55%=24.7%
僅差ながら、トランプが勝つ。
問題の接戦州は、1票でも多く得票した候補者が選挙人総取りなので、僅差でもその州の選挙人はすべてトランプになる(ごくたまに裏切るひともいるが)。
いずれにしても、郵便投票が多いので投票日の翌日(現地11月4日)には決着が付かず、大統領選の結果が確定するのはずっと先になるだろう。
開票でトランプの負けと判断された場合は、よほどの大敗でないかぎり、法廷闘争に持ち込まれるはずだ。
「新型コロナ騒動」を引き起こした一因としてトランプの再選阻止を上げられる。その意味でも、トランプ大統領には是非とも再選を果たして欲しい。
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