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ゴーストタウン化するホワイトハウスに残された“2つの謎” 窮地のトランプ大統領 焦燥の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279720
2020/10/09 日刊ゲンダイ
トランプ米大統領は健在をアピールしたが…(C)ロイター/Abaca Press
新型コロナウイルスで「約20人の感染者」(ワシントン・ポスト紙)を出したホワイトハウスは今や「クラスターの館」と化したようだ。
ドナルド・トランプ米大統領も感染したが、わずか3日間入院しただけで帰任し「気分は20年前よりいい」と空元気の表情。あと1カ月を切った米大統領選で、大統領は対立候補のジョー・バイデン前副大統領追撃を図るため、「すぐ選挙戦線に戻る」とツイートした。だが、病を押してまで、勝利にこだわるのはなぜか。緊急連載でその秘密に迫る。
◇ ◇ ◇
新型コロナウイルスに感染して一時は重症化したと言われるトランプ大統領。この入院騒ぎでも、いくつかの重大な秘密を隠している。第1に大統領が感染した正確な日時が不明だ。大統領が感染をツイッターで明らかにしたのは2日午前1時だった。しかし、医師の1人は3日の記者会見で、大統領が実験的な抗体治療を始めたのは「約48時間前」、つまり1日の昼ごろだったというのだ。
他方、大統領の主治医ショーン・コンリー氏は3日の会見で「診断から72時間経過した」と述べており、それが正しければ、9月30日昼ごろに感染が分かったことになる。コンリー氏は後に、「診断から3日目」と訂正したが、真実はどうか。
大統領は30日にミネソタ州での集会に参加、10月1日には、ニュージャージー州の資金集め集会に出席した後、ワシントンに戻っており、感染を知りながら、これらの集会に出ていた疑いがある。それが事実なら、大統領が自ら、多数の人々に新型コロナを感染させる「スーパースプレッダー」を演じた可能性がある。それが実証されれば、再選は不可能だ。
ホワイトハウスは大統領自ら、スタッフにマスクの着用を求めておらず、代わりに頻繁に検査を行ってきた。しかし、大統領が最後に「陰性」だった検査の日時も明らかにしようとしない。
第2点は、大統領の肺検査で炎症ないし損傷があったか、なかったか明らかにしていないことだ。重症患者向けとされるステロイド系の「デキサメタゾン」などを投与したことを明らかにしたが、症状に関する詳細は明らかにしていない。本人は現在、新型コロナ感染が陽性か陰性かも不明だ。
また、ホワイトハウスで多数の感染者を出した事実は、トランプ大統領が足元の新型コロナ対策もできていなかったことを露呈した。トランプ大統領は今後数日間、ホワイトハウスの「マップルーム」と「外交接受室」を執務用に使い、24時間医師の監視下に置かれる。多くのスタッフは感染防止のため自宅で「テレワーク」の予定で、ホワイトハウスは不吉にも「ゴーストタウン化」しそうだという。 =つづく
春名幹男 国際ジャーナリスト
1946年生まれ。元共同通信特別編集委員。元名大教授。ボーン・上田賞受賞。著書に「秘密のファイル CIAの対日工作」など。
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