http://www.kcna.kp/siteFiles/img/202010/MM00282992.jpg 党創立75周年慶祝閲兵式〖平壌10月10日発朝鮮中央通信〗朝鮮労働党創立75周年慶祝閲兵式が10月10日零時、平壌の金日成広場で盛大に行われた。 閲兵式の奏楽を受け持った国務委員会演奏団と朝鮮人民軍軍楽団が広場に入場して演奏席に上がった。 わが共和国の力、共和国武力の正規化の面貌(めんぼう)を誇示しながら、閲兵縦隊が不夜城を成した広場に歩武堂々と入場した。 広場につながる大路には、無敵の機械化縦隊がまぶしい照明に鉄板を光らせて整列していた。 閲兵飛行縦隊も、出撃命令を待機していた。 総合軍楽隊が広場に入場して、党マークと「10.10.」「1945」「2020」「百勝」という数字と文字を形象化し、雄々しい軍楽を響かせて軍楽礼式を行った。 朝鮮労働党委員長で朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長、わが共和国武力の総司令官である金正恩同志が広場に到着すると、朝鮮人民軍名誉儀仗隊の厳かな迎接儀式が行われた。 金正恩党委員長は、朝鮮人民軍名誉儀仗隊隊長の迎接報告を受けて名誉儀仗隊を査閲した。 百戦百勝の鋼鉄の総帥であるわが武力の傑出した総司令官同志を朝鮮人民軍陸・海・空軍の将軍たちが迎えた。 歓迎曲が響く中、金正恩委員長が閲兵式広場の幹部席に姿を現した。 金正恩委員長は、熱狂の歓呼の声を上げる閲兵式参加者と観衆に手を振って温かいあいさつを送った。 金正恩委員長と党と政府、軍部の幹部に少年団員が花束を差し上げた。 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会第1副委員長である最高人民会議常任委員会の崔龍海委員長(朝鮮労働党政治局常務委員)、朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長である党中央委員会の李炳哲副委員長(同)、朝鮮民主主義人民共和国内閣の金徳訓総理(同)、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会副委員長である党中央委員会の朴奉珠副委員長(同)が、幹部席についた。 金才龍、李日煥、崔輝、朴太徳、金英哲、崔富一、太亨徹、呉秀容、金衡俊、ホ・チョルマン、趙甬元、金與正、朴明順、鄭京擇、キム・イルチョル、任哲雄、李龍男、金栄煥、朴正男の各氏をはじめ、党中央指導機関のメンバー、朴正天、金秀吉、金正官の各氏をはじめとする軍部の指揮メンバーが、幹部席についた。 金永南、崔永林、楊亨燮、金己男、崔泰福の各氏をはじめ、党と政府、軍部に長期間勤めた老幹部が、招待席についた。 招待席には、朝鮮労働党創立75周年慶祝代表らが席についていた。 歌謡「かがやく祖国」が奏楽される中、朝鮮労働党創立75周年を祝って21発の礼砲が発射された。 わが党と国家、武力の最高指導者である金正恩委員長が、演説を行った。 金正恩委員長は、類を見ない厳しい苦難を切り抜けて一心全力で収めた高価な成果と勝利を抱いて、偉大な10月の祝日を大きな栄光と誇りをもって輝かせた全国の人民と人民軍将兵に心からの感謝と熱烈な祝賀を送った。 金正恩委員長は、強い軍事力によって偉大なわが国家と偉大なわが人民の永遠なる安寧と未来を守り、より大きな勇気と確信、ほとばしるような熱情と覚悟を持って新たな発展と繁栄に向けた進軍を開始する決心を披歴し、社会主義の輝かしい未来に向けて、新たな勝利を得るために力強く前進しようと切々とアピールした。 人民に対する強烈な愛と真心こもった信頼が一節一節ごとに熱く溢れる金正恩委員長の演説を限りない感動の中で接した全ての参加者は、感激の涙を流し、偉大な慈父を仰いで熱狂の歓呼の声を上げた。 続けて、国旗掲揚式が行われた。 党中央軍事委員会の李炳哲副委員長(朝鮮人民軍元帥)に朴正天総参謀長(同)が、閲兵部隊が朝鮮労働党創立75周年慶祝閲兵式の準備の検閲を受けるために整列したという報告をした。 李炳哲副委員長が、閲兵部隊を点検した。 朝鮮労働党委員長に、李炳哲副委員長が党創立75周年慶祝閲兵式の準備ができたということを丁重に報告した。 共和国武力の閲兵縦隊が、朴正天総参謀長(元帥)の号令に従って行進を開始した。 わが革命武力が抗日戦のひづめの音を高く鳴らして白頭広野で縦横無尽に活動した朝鮮人民革命軍の誇るに足る伝統を継承したことを見せる名誉騎兵縦隊が、クァク・ジェヨン少将の引率の下で豪気満々と走った。 党中央を決死擁護する第一の親衛隊、第一の決死隊の誇りと栄誉を抱いて、ハン・スンチョル、キム・チョルギュの両上将、キム・ヨンホ中将、クァク・チャンシク上将率いる閲兵隊伍が、勇気百倍、天を突く勢いで広場に入った。 第1軍団縦隊と第2軍団縦隊が、パク・スイル上将、チェ・ドゥヨン上将の引率の下で威風堂々と行進した。 続けて、第4、第5軍団縦隊もパク・クァンジュ、リ・テソブの両上将を先頭に前進した。 地上と海上、空中の任意の作戦空間でも、課された戦闘任務を立派に遂行できる特殊作戦武力に成長し、強化された狙撃兵、軽歩兵の両縦隊と、祖国防衛の前哨線、革命防衛の最前方を頼もしく守っている各軍団縦隊の力強い足取りの音が絶えず響き渡った。 金正恩委員長は、各閲兵縦隊に戦闘的あいさつを送った。 近衛ソウル柳京守第105戦車師団縦隊をはじめ、無敵の戦闘隊伍に成長した戦車装甲師団、機械化歩兵師団の縦隊と専門兵縦隊、社会安全武装機動部隊縦隊が、革命軍歌に合わせて勇猛な気概を轟かしながら進んだ。 革命軍隊の気概が羽ばたく広場に、金正日軍政大学縦隊と金日成軍事総合大学縦隊、金日成政治大学縦隊、金正恩国防総合大学縦隊に続けて、朝鮮人民軍、社会安全軍の各級軍事学校縦隊が、歩武堂々と通り過ぎた。 革命武力の一翼を担当した無敵の戦闘隊伍に成長した労農赤衛軍縦隊、赤い青年近衛隊縦隊が、限りない誇りと歓喜に満ちて幹部席の前を行進した。 金正恩委員長は、百戦必勝の勇猛な気概を轟かし、地軸を揺るがす閲兵隊伍に温かいあいさつを送った。 首都の夜空では、主体的航空武力の不敗の威力を遺憾なく誇示しながら、閲兵飛行が行われた。 護衛飛行縦隊の後に続いて、赤いタカが、党マークと「75」という数字隊形を成し、夜空にすばらしい花火を打ち上げながら、慶祝広場の上空を過ぎ去った。 大管弦楽の壮快なメロディーが広場を震撼させる中、最精鋭革命軍隊の威力を誇示しながら、装甲車縦隊を先頭に機械化縦隊の閲兵進軍が始まった。 人民軍戦闘力の象徴であり、鉄拳である主力戦車縦隊が、キム・ジュサム中将の引率の下、轟音を鳴らして前進した。 見るほど、心強くなる最強の武力である頼もしい砲兵武力の進軍シーンが、次々と続いた。 国防科学者、技術者と軍需労働者階級の高潔な忠誠心と英雄的闘争によって生れたハイテク兵器が、朝鮮の軍事的潜在力を誇示しながら、勢いよく進んだ。 祖国と民族の千年、万年の未来を保証する朝鮮労働党の自衛的核抑止力の象徴であるロケット縦隊が力強く行進した。 敵を恐怖と戦慄に追い込んだ歴史的な2017年11月29日、朝鮮の尊厳と力を宇宙万里に浮上させた誇りを抱いて、チャン・チャンハ上将率いる大陸間弾道ロケット赤旗第1中隊縦隊が進軍した。 キム・ジョンシク上将の引率の下、偉大なわが国家と人民の権威と安全が搭載されている巨大な核戦略武力が、地心を重く押さえつけるかのように入場すると、広場全体が感動と興奮の熱波で激しく沸き返った。 閲兵式が終わると、祝賀の花火が打ち上がった。 最高指導者金正恩委員長は、熱狂的に歓呼する観衆に温かい答礼を送った。−−− (2020.10.10) http://www.kcna.kp/kcna.user.special.getArticlePage.kcmsf;jsessionid=AA4C57186F6BD07459A6D4241D07B76F http://www.kcna.kp/siteFiles/img/202010/MM00282991.jpg 党創立75周年慶祝閲兵式で行った最高指導者金正恩同志の演説 〖平壌10月10日発朝鮮中央通信〗わが党と国家、武力の最高指導者金正恩同志が、朝鮮労働党創立75周年慶祝閲兵式で演説を行った。 演説の全文は、次の通り。 めでたい10月の祝日を迎えた全国の人民と人民軍将兵の皆さん! 社会安全軍将兵と労農赤衛軍、赤の青年近衛隊隊員諸君、党創立75周年慶祝代表と平壌市民の皆さん! 栄えある10月の祝日閲兵式に参加した閲兵部隊の指揮官、戦闘員諸君! 親愛なる同志の皆さん! 栄えあるわが党の創立節が来ました。 偉大な栄光の夜を迎えました。 なぜか、類を見ない困難に際会した今年に迎える党創立節は、この栄光の夜がようやく来たという事実だけでもあまりにも感激的です。 偉大なわが党の創立75周年を迎えて、私は朝鮮労働党中央委員会を代表して、今日の10月の祝日を大きな栄光と誇りをもって輝かせた全ての人に心から祝賀の挨拶をささげます。 全人民に熱い感謝と祝賀の挨拶をささげます。 同志の皆さん! 偉大な祝日のこの夜、首都の通りとこの栄光の広場はこのように歓喜と誇りに満ちていますが、今日のこの栄光の瞬間が今、全国各地の数多くの党員と労働者階級、われわれの革命軍隊将兵の目に見えない努力と献身によって守られているということをわれわれは忘れてはなりません。 今日のこの栄光の瞬間をもたらし、守るために今年、どんなに多くの人たちがひどい環境にたえて奮闘してきたのでしょうか。 われわれがどれほど多くの挑戦をはねのけてここまで来たのでしょうか。 特に今年、予想外に出くわした防疫戦線と自然災害復旧戦線で人民軍将兵が発揮した愛国的かつ英雄的な献身は、誰しも感謝の涙を流すことなしには対することができません。 祖国防衛、人民防衛、革命防衛は人民軍の当然にして本然の任務ではありますが、われわれの将兵はあまりにも多くの苦労をしました。 われわれの将兵はあまりにも多くの仕事を受け持ち、多くの苦労をしました。 それであまりにもすまなく、この栄光の夜を彼らと共にできないので心が痛みます。 今この瞬間にも、数多くのわが軍隊の将兵が栄光のこの金日成(キムイルソン)広場に来ることができず、国家の安全と人民の安寧を守って防疫最前線と災害復旧戦線で勇敢に闘っています。 われわれの軍隊はこのように、敵対勢力の軍事的威嚇だけでなく、防疫や自然との闘いのような突発的な脅威にも、国家防衛の主体としての自分の任務を立派に遂行しています。 わが国家と人民に対する彼らの熱烈な忠孝心に最大の敬意を表し、全軍の全ての将兵に熱い感謝を送ります。 また、自分たちに与えられた災害復旧建設の任務を完遂しても、愛するわが家がある平壌ではなく、進んでまた他の災害復旧地域に足を向けた愛国者たち、当然この席にいるべきわれわれの中核、私の最も頼もしい首都党員師団の戦闘員にも戦闘的鼓舞と感謝の挨拶を送ります。 そして、全国の全ての勤労者に戦闘的な挨拶と感謝を送ります。 自然の災難を振り払い、新しい村、新しい家にすみかを構えた世帯と全国の家庭に幸福と喜びだけが訪れることを祈ります。 われわれの子供たちにいつも美しい夢がもたらされることを願います。 この席を借りて、今この瞬間も悪性ウイルスによる病魔と闘っている全世界の全ての人々にあたたかい慰労の念を表し、心から手を合わせて、心底全ての人の健康が守られ、幸福と笑いが守られることを切に願います。 愛する南朝鮮の同胞たちにもこのあたたかい気持ちを謹んで伝え、一日も早くこの保健危機が克服され、北と南が再び手を携える日が来ることを祈願します。 同志の皆さん! 今日われわれは、一意専心してもたらした価値ある成果と勤労の結実を抱いて10月の慶祝広場に集まりました。 われわれがここに来るまでの道程は本当に生易しいものではありませんでした。 厳しい闘いの連続であり、幾多の困難を乗り越えなければなりませんでした。 過ぐるわが党の75星霜の全期間がそうでしたが、特に今年は、年初から一日一日、一歩一歩が、予期しなかった途方もない挑戦と障害により、実に厳しく、困難をきわめました。 われわれはそれら全てを勇敢に克服し、誇らしく晴れ晴れとした気持ちで意義深いこの場に列しました。 世人が驚嘆するこの光景自体が、われわれを悩ませ、われわれの前に立ちはだかっていたあらゆる災難が制圧され、われわれが掲げた正義の闘争目標が立派に達成されたことを示しています。 親愛なる同志の皆さん! 今日われわれは、わが党の75回目の誕生日を盛大に迎えています。 世界に、われわれのように自分の党の誕生日を全人民が喜びの祝日として、大慶事の日として盛大に祝う国はないでしょう。 全国の心が熱く渦巻く、このように胸がおどり、歓喜に満ちた夜、この席に立ってみると、全人民に何から話したらよいのか分かりません。 わが党が歩んできた栄光に満ちた75年の歴史を一つ一つ振り返るこの瞬間、今日この席に立てば何から話そうかとあれこれと考えてみましたが、真に人民に打ち明けたい心のうち、真情は「ありがとうございます!」の一言につきます。 何よりもまず、今日このように、みなが、全ての人民が無病息災であることを本当にありがたく思います。 このことを必ず話したいと思っていました。 一人の悪性ウイルス被害者もなく、みなが健康であってくれて本当にありがとうございます。 世界を恐怖におとしいれている悪性の伝染病からこの国の全ての人をついに守り抜いたというこの事実、わが党が当然なすべきことであり、当然の成果と言うべきなのでしょうが、なぜか、守り抜いたというこの感激の喜びに目がかすみ、みなさんの健康な姿を見ると、「ありがとうございます」という言葉以外に言うべきことがありません。 世界が驚かざるを得ない今日のこの勝利は、わが人民自らもたらした偉大な勝利です。 わが党にとって一人一人の人民の生命は何よりも貴重であり、全人民が健在で、健康であってこそ、党もあり、国家もあり、この地のあらゆるものがあるのです。 ところが、この世界には、貴重なわが人民の生を脅かし、害しようとする不安定な要素があまりにもたくさんあります。 それで、年初から世界的な保健危機が到来し、周辺の状況もよくないので、悩みも心配も大でありました。 しかし、わが人民は磐石のごとく踏みこたえて立ち上がり、党と国家が講じる措置を絶対的に支持して従い、自分たちの運命を頑強に守り抜いたばかりか、活気に満ちて厳しい苦難と試練を剛毅に乗り越えました。 互いに相手のことを心配し、相手のためを思い、かばい合う心の美しい人民、このような人民が強い愛国心と自覚を持ち、互いに協力し合って暮らす社会主義でなかったなら、恐ろしい災難を防ぐことはできなかったでしょう。 すべての人民が進んで防疫の主体となって、国家と自分自身を守り、われわれの子どもたちを守るための闘いにこぞって決起したので、あらゆるものが不足し、立ち後れている国の防疫部門が立ち上がり、普通の国なら想像もできない防疫安定形勢を維持することができたのです。 まだ裕福に暮らせなくても、仲むつまじい大家庭をなし、ただ一人の悪性ウイルス被害者もなく、みなが健康であることが、どんなにありがたく、力になるのか分かりません。 国が置かれた困難な状況を深く理解し、自分の家のことのように引き受けるありがたい人民も、世界にわが人民しかいないでしょう。 今この惑星に、苛酷で長期的な制裁のため、あらゆるものが不足している状況のもとで、非常防疫も行い、ひどい自然災害も復旧しなければならないという途方もない挑戦と困難に直面している国はわが国だけです。 これらの試練は言うまでもなく、わが国の各家庭、各公民にとって重荷となり、痛みとなっています。 しかし、かえって家事より国事を優先視し、国家が直面している困難が十であれ、百であれ共に立ち向かい、誠実な汗と努力によってこの国をしっかり支えるありがたい愛国者が、ほかならぬわが人民なのです。 それで、わが党は、国情についてありのままに話せばいつも敢然として立ち上がる人民を信じ、人民に依拠してあらゆる国難を打開しているのです。 わが人民は常にわが党をありがたがっていましたが、本当に感謝の挨拶を受けるべき主人は、ほかならぬ偉大なわが人民です。 わが人民は75星霜、ひたすらわが党に従い、聖なる革命偉業を、自分の血と汗を惜しみなくささげて守ってくれました。 最も困難で試練に満ちた革命の道を踏み分けてきたわが党が、この血のにじむ道程を勝利と栄光によって織りなすことができた主な秘訣は、ほかならぬわが人民が党を心から信頼し、従い、わが党の偉業を守ってくれたからです。 常に賢明な師となって知恵と英知、無限の力と勇気を与え、決死の覚悟で擁護し、誠意を尽くして支持し、党の構想と路線を輝かしい現実にしてくれた歴史の全能の創造者である偉大なわが人民をぬきにしては、わが党の栄光に輝く75年の歴史について一瞬たりとも考えることはできません。 党が大高揚を呼びかければチョンリマ(千里馬)を駆って呼応し、大建設の作戦を示せば速度戦をもって応え、党の決心を水火も辞せず無条件に実践する偉大な人民が常にそばにいたがゆえに、わが党はいつも心強く、いかなる苦境にあってもこの地に奇跡の年輪を刻んでくることができたのです。私は、尽きせぬ忠孝心と不屈の闘志、誠実な努力によってあらゆる試練を乗り越え、偉大な10月の祝日を勝利の壇上に押し上げたわが人民の姿に、今後75年でなく、750年、7500年でも党に従い、守ってくれる天のごとき力を全身で感じています。 同志の皆さん! 天のようで海のようなわが人民のあまりにも厚い信頼を受けるだけで、ただの一度も満足に応えることができず、本当に面目ありません。 私は、全人民の信頼を得て、金日成同志と金正日(キムジョンイル)同志の偉業を継承して、この国を導いていく重責を担っていますが、まだ努力と真心が足りず、わが人民は生活上の困難を脱することができずにいます。 にもかかわらず、わが人民は常に私を信じ、私に絶対的な信頼を寄せており、私の選択と決心を全て支持し、支えてくれています。 たとえそれがより大きな苦労を覚悟しなければならないものであっても、私とわが党に対する人民の信頼は常に無条件的で確固不動のものとなっています。 このように強烈で、真心のこもった信頼と鼓舞激励は、私にとっていかなる名誉ともかえることができず、億万の富にも比べることのできない最も貴重な財産であり、恐怖と不可能を寄せ付けない無限の力です。 この世のなんぴとも望むことのできない最上最大の信頼があったがゆえに、私は滅私奉仕の使命感と意志を固め、無数の挑戦に躊躇なく立ち向かうことができたのであり、戦争をも覚悟しなければならない決死の戦いにも臨むことができたのであり、史上初めての大災難にも強く対処することができたのです。 このような立派な人民に仕えて闘うことを無上の光栄に思います。 私は、わが人民の大いなる信頼を守る道で、たとえ全身が引き裂かれ、粉々になろうとも、その信頼だけは命をささげてでも無条件に守り、その信頼にあくまで忠実であることを今一度この場を借りて厳かに確言するものです。 尊敬する全国の人民と皆さん! 本当に、本当にありがとうございます。 金日成同志と金正日同志の心まで合わせて、全国の人民に敬虔な気持ちで、感謝に満ちる真心を丁重にささげます。 同志の皆さん! わが人民をしっかり守り、より高く押し上げ、何うらやむことのない生活を営ませるのは私とわが党の第一の使命であり、確固不動の意志です。 わが党はすでに、わが人民の尊厳であり生命である社会主義を固守し、わが人民が永遠に戦争を知らない地で子々孫々繁栄できるように、平和守護のための最強の軍事力を築き上げました。 威風堂堂と整列している今日の閲兵隊伍は、朝鮮労働党が自己の革命軍隊をいかに育成したかを、また、その軍隊の威力がいかに強いかを明確に示すでしょう。 わずか5年前、まさにこの場で行われた党創立70周年慶祝閲兵式と比べてみると、誰もがよく分かるでしょうが、われわれの軍事力の近代性は大きく変わり、その発展速度は誰もが容易に推しはかることができるでしょう。 われわれは、自分の党の革命思想で武装し、自分の革命の利益に全的に奉仕する忠実で、かつ強力な国防科学技術の大集団と軍需部門の労働者階級を有しています。 われわれの軍事力は、なんぴとも侮ったり肩を並べることができないほど発展し、変貌を遂げました。 われわれが直面しているか、直面しうるいかなる軍事的脅威も十分統制し管理できる抑止力を保有しました。 われわれの軍事力は、われわれの方式、われわれの要求どおりに、われわれの時間表どおりに、その発展速度と質、量が変っています。 わが党は、わが国家と人民の自主権と生存権を侵したり脅威を与えうる勢力を先制して制圧できる軍事的能力を最も確実で、かつ強固な国防力として規定し、それを実践しうる軍事力を保有することに全力を尽くしてきたし、今この瞬間にも不断の更新目標を達成しつつあります。 われわれは、敵対勢力によって持続的に増大する核の脅威を含むあらゆる危険な企図と威嚇的行動を抑止し、統制、管理するために、自衛的正当防衛手段としての戦争抑止力を引き続き強化していくでしょう。 国家の自主権と生存権を守り、地域の平和を守ることに寄与すべきわれわれの戦争抑止力が決して濫用されたり、絶対に先制して使われることはないでしょうが、万が一、いかなる勢力であれ、わが国家の安全を脅かしたら、われわれを標的にして軍事力を使用しようとしたら、私はわれわれの最も強力な攻撃的な力を先制して総動員して膺懲するでしょう。 私は決して、われわれの軍事力が誰かを標的にすることを望みません。 われわれは、誰かを標的にしてわれわれの戦争抑止力を培うものではないことを明らかにします。 それは、ただわれわれ自身を守るためです。 もし力がなければ、拳を振り上げても流れる涙と血を拭うしかないでしょう。 わが党は、強力な軍事力によって国の主権と領土の確固たる安全を保障し、国家と人民の永遠なる安寧と平和、未来を守っていくでしょう。 同志の皆さん! 朝鮮労働党の革命思想で武装し、祖国と人民に忠孝を尽くし、わが人民の力と精神がこもった強力な最新兵器を装備した革命武力があるがゆえに、いかなる侵略勢力も絶対に神聖なわが国家を侮ることはできず、あえて朝鮮人民の行く手を阻むことはできません。 いま残っていることは、わが人民がこれ以上苦労をせず、裕福で文化的な生活を思う存分享受できるようにすることです。 わが党は、人民の福祉を増進させ、より多くの恩恵を施すすぐれた政策と施策を変わることなく実施し、絶えず拡大していくであろうし、人民が夢にも描き見る復興・繁栄の理想社会の実現を最大限に早めていくでしょう。 これまでわが党は厳しい苦難の中で人民と運命を共にしながら、そしてわが人民の団結した力を体得する過程を通じて、今後われわれが何をなすべきかがよく分かりました。 朝鮮労働党第8回大会はその実現のための方策と具体的な目標を示すであろうし、人民の幸福をもたらすためのわが党の闘いは近く新しい段階へと移行するでしょう。 われわれが立ち上がるほどあらゆる反動勢力は一層狂奔し、予期しない困難に直面することもあるでしょうが、それはこれまでわれわれが経てきた試練に比べれば何でもなく、われわれにはそういったものを全て粉砕できる力があり、自信があります。 長きにわたる闘争の道程で打ち固められた党と人民大衆の一心団結があり、われわれの社会主義が育て上げ、築き上げた人材の集団と自立の土台は、間違いなくわれわれの前進を促し、速める強力な力となるでしょう。 他人は経験していない無数の苦難と試練を乗り越えながら、他人は考えることもできないあらゆることを成し遂げたわが党と人民は、より大きな勇気と確信、ほとばしるような熱情と覚悟を持って新たな発展と繁栄に向けた進軍を開始するでしょう。 私は、すべての党組織と政府、政権機関、武力機関が、人民のために、人民によりよい明日をもたらすために尽力し、真心を尽くして仕事をするよう、要求の度合いをさらに強めて闘うようにします。 わが人民の理想は偉大であり、その理想が実現する日は必ず来ます。 偉大なその理想を実現することに総力を集中することによって、社会主義建設のより高い目標を達成する道で、誰もが体感できる革新と発展、実質的な変化をもたらすようにします。 同志の皆さん! われわれは強くなり、試練の中でいっそう強くなっています。 時間はわれわれの側にあります。 ともに、社会主義の輝かしい未来に向けて、新たな勝利を得るために力強く前進しましょう。 終わりに、全人民が無病息災であってくれたことに対して今一度感謝の挨拶をささげます。 そして、変わることなくわが党に信頼を寄せてくれる真情に、心から感謝をささげます。 偉大なわが人民万歳! −−− (2020.10.10) http://www.kcna.kp/kcna.user.special.getArticlePage.kcmsf;jsessionid=AA4C57186F6BD07459A6D4241D07B76F http://www.kcna.kp/siteFiles/img/202010/MM00283196.jpg 金正恩党委員長が閲兵式参加者と共に記念写真を撮る 〖平壌10月12日発朝鮮中央通信〗 朝鮮労働党委員長で朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長、朝鮮民主主義人民共和国武力最高司令官であるわが党と国家、武力の最高指導者金正恩同志が11日、朝鮮労働党創立75周年慶祝閲兵式の参加者と共に記念写真を撮った。 朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員で党中央軍事委員会副委員長である李炳哲党副委員長(朝鮮人民軍元帥)が、これに参加した。 軍部の指揮メンバーである朴正天朝鮮人民軍元帥、金秀吉、金正官の両陸軍大将が参加した。 金正恩党委員長が撮影場に姿を現した。 全ての参加者は、金正恩委員長を仰いで嵐のような「万歳!」の歓呼の声を上げた。 金正恩委員長は、閲兵式を通じて党の指導に限りなく忠実な革命的党軍、最精鋭強兵の威風堂々たる姿と無尽強大な威力を誇らかに見せた参加者に温かく手を振って答礼を送った。 金正恩委員長は、屈強で頼もしいわが革命武力の将兵が祖国と人民に無限に忠孝を尽くし、国家防衛の主体として、人民の幸福の創造者、新しい文明の開拓者としての使命と本分に限りなく忠実であろうとの期待と確信を表明し、彼らと共に意義深い記念写真を撮った。−−− (2020.10.12) http://www.kcna.kp/kcna.user.special.getArticlePage.kcmsf;jsessionid=AA4C57186F6BD07459A6D4241D07B76F
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