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社会的弱者に厳しく、イスラエルと友好的なハリスが民主党の副大統領候補に
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2020.08.13 櫻井ジャーナル
SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)という悪霊を主人公とする恐怖劇で人びとの関心から外れているかもしれないが、今年は次期アメリカ大統領を決める選挙が行われている。共和党の候補者は現職のドナルド・トランプ、民主党の候補者はバラク・オバマ政権で副大統領だったジョー・バイデン。そのバイデンは副大統領候補としてカマラ・ハリスを選んだ。
ハリスはカリフォルニア州オークランドで生まれた。父親はジャマイカからの移民で、スタンフォード大学で経済学の教授をしていた人物。母親はインドからアメリカへ移り住んだ。生家はバラモン階級、つまりカーストの最上位に属し、インド政府高官を輩出している。
インドのデリー大学を出た後、アメリカではカリフォルニア大学バークレー校で栄養学と内分泌学で博士号を取得した。カリフォルニア大学で夫妻は知り合っている。彼女は同大学の動物学科の癌研究所で研究を続け、落ちに乳癌大統領特別委員会に加わった。
それに対し、カマラ・ハリスは法律の世界へ進む。2004年1月から11年1月までサンフランシスコ第27地区検事を、また11年1月から17年1月までカリフォルニア州司法長官を務めたのだが、その当時のことを民主党の大統領候補者選びに参加していたタルシ・ガッバード下院議員に批判されている。
州司法長官時代のカマラは人びとを刑務所へ入れることに熱心で、不登校の子どもの親も刑務所へ送り込んでいたが、それ以上に批判されているのはケビン・クーパーという死刑囚に対する姿勢。
クーバーは1983年に引き起こされた殺人事件で有罪となり、2004年2月10日に死刑が執行されることになっていた。逮捕されたときから彼は無罪を主張、DNAの検査をするように嘆願していたが、検事時代も州司法長官時代もカマラは拒否している。姿勢を変えたのは大統領選挙が視野に入り始めた2018年である。
カマラはエリート一家の出身で、社会的な弱者には厳しい。クーパーは逮捕から裁判までが人種差別に基づいているとも主張しているが、ミネソタ州ミネアポリスで警官に取り押さえられた際に死亡したジョージ・フロイドに対するような動きはなかった。
アメリカでは国内問題より国際問題に対する制約が強い。イスラエルを支持しなければ大統領になることは不可能に近い。イスラエルの核兵器開発を批判、阻止しようとしたジョン・F・ケネディ大統領も当選する前はイスラエルを支持していた。
アメリカの政界にイスラエルが大きな影響力を持つことは有名な話だが、その実働部隊として動いているのがロビー団体のAIPAC。カマラは2017年にAIPACで講演している。
2016年の大統領選挙に立候補した人のうち、AIPACで演説しなかったのは民主党のバーニー・サンダースだけだった。そのサンダースを民主党の幹部だけでなく、CIA、司法省、FBI、そしてイギリスの情報機関MI6も潰そうとした背景はそこにある。
そうしたサンダース潰しを暴露したのがウィキリークスであり、その象徴的な存在であるジュリアン・アッサンジをアメリカの支配者は厳しく罰しつつある。
こうしたネットワークが次期大統領にしようと目論んでいるバイデンがウクライナでスキャンダルの主役になっていることは本ブログでも繰り返し書いてきた。
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