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COVID-19を利用した監禁政策を批判、低額薬の有効性を主張した医師に報復
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202008010000/
2020.08.02 櫻井ジャーナル
SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)の伝染拡大を防ぐという口実でロックダウン(監禁)した国が少なくない。伝染病を口実とした戒厳令、あるいは社会の収容所化だ。
そうした政策が効果的でないことは現実が示している。5月にはその負の側面を指摘する手紙を600名以上の医師がドナルド・トランプ大統領へ送付している。
ロックダウンによって職を失ってホームレスになる人が増えているが、それだけでなく精神的な重圧から逃れようとしてアルコールやたばこへ逃げ込む人、さらに自殺する人も急増した指摘されている。
有力メディアはSARS-CoV-2が引き起こすCOVID-19について、あたかも治療薬のない重大感染症であるかのように宣伝しているが、実態は違う。例えば、イギリス政府は3月19日にCOVID-19を重大感染症から外している。そのうえでボリス・ジョンソン首相は23日にロックダウンを宣言したのだ。
COVID-19に対して有効だとされる治療法はいくつか上げられているが、そのひとつが抗マラリア剤として知られているヒドロキシクロロキンを抗生物質のアジスロマイシンと一緒に処方するというもの。これはフランスの著名な微生物学者、ディジェ・ラウルを含むグループが3月の段階で報告していた。このコンビネーションが有効だとアメリカ人医師のグループも指摘している。
また、ヒドロキシクロロキンからヒドロキシル基を取り去った構造をしているクロロキンがコロナウイルスに対して有効だとする論文も存在する。2005年8月22日、ウイルス・ジャーナルというNIH(国立衛生研究所)の公式刊行物に掲載された。
それに対し、ヒドロキシクロロキンのCOVID-19に対する有効性を否定する論文がイギリスのランセット誌とアメリカのニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌に掲載された。ランセット誌に掲載されたのは5月22日、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌に掲載されたのは6月3日(オリジナルは5月1日)のことだ。
ところが、ふたつの論文が依拠しているサージスフィアのデータが信頼できないことが発覚、両誌はそれぞれ掲載した論文を撤回している。サージスフィアの分析能力に疑問が持たれているだけでなく、データそのものが存在しない疑いがあるのだ。
また、インターフェロン・アルファ2bもCOVID-19に有効だと言われている。この薬はキューバで研究が進んでいるのだが、その切っ掛けは1981年に同国でデング熱が流行したことにある。この流行はアメリカによる攻撃だったと見られているが、その際に有効だったのだ。この薬は病原体を攻撃するのではなく、リンパ球を刺激して免疫能力を高めるとされている。
トランプに意見書を出した医師グループの中心的な存在である緊急医療医のシモーン・ゴールドは最高裁前の会見にも参加していたが、そうした活動が原因で医療の現場から外されたという。誹謗中傷も浴びせられているようだ。
抗マラリア剤と抗生物質のコンビネーションが封印され、インターフェロン・アルファ2bが無視される中、保健福祉省は6月29日、ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス剤、レムデシビルを1錠3200ドルで50万錠購入すると発表した。総額16億ドル。安全性が確認されていない薬を「緊急事態」という名目で大量に買おうというわけだ。
ちなみに、アメリカのCOVID-19対策を指揮、トランプ大統領と対立してきたアンソニー・ファウチは1984年からNIAID(国立アレルギー感染症研究所)の所長を務めている。NIAIDは保健福祉省の下部機関だ。
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