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COVID-19で重要な数値は陽性率でなく致死率
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202007280000/
2020.07.28 櫻井ジャーナル
西側の有力メディアはSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)を悪霊のごとく描き、人びとを恐れさせている。安全と安心を求める人びとは主権やプライバシーを放棄、支配者は社会を収容所化しつつある。そうした流れを作る切っ掛けはWHO(世界保健機関)が3月11日に出したパンデミック宣言にほかならない。
パンデミックは世界で同時に起こり、多くの人びとを死亡させる伝染病を指していたが、2009年1月から10年8月にかけて「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」が流行する直前に変更され、死亡者がいなくても宣言できるようになる。そこでWHOはパンデミックを宣言できたのだが、実際は大騒ぎするような状態でなかった。
死亡者がいなくてもかまわないとは言うものの、伝染病の深刻度を評価するためには重要なファクターだ。SARS-CoV-2によって引き起こされるCOVID-19も当初は致死率が注目されていた。その致死率ではなく陽性率を有力メディアが宣伝するようになったのは死亡者数が急速に減少したからだろう。病院で死人が出ると検査せずに原因を新型コロナウイルスと書き込んでいるアメリカでも死者数は大きく減少している。
検査はPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)で調べられているのだが、この方法に問題があることは以前から指摘されていた。ウイルスのゲノムの破片を検出するだけなので、ウイルスそのものが存在しているかどうかはわからないのだ。そこでウイルスの死骸や不活性ウイルスでも陽性になってしまうのだ。
人間の免疫システムはSARS-CoV-2に対しても機能しているが、無害化した後、体内にウイルスの残骸は残る。つまり陽性反応が出る。陽性率を重視するのは正しくないのはそのためだ。それでもいかがわしい数値を宣伝するのはCOVID-19を悪霊化し、人びとを脅して主権やプライバシーを放棄させ、社会の収容所化を進めたいからだろう。
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