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米国では相変わらずCOVID-19による危機が演出され、ファシズム体制の樹立へ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202007220001/
2020.07.23 櫻井ジャーナル
SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)の感染が深刻化していると宣伝しているのは日本に限らない。日本の宗主国とも言われるアメリカでも似たことが行われている。そうした動きはアメリカから日本へ波及していると言うべきかもしれない。
アメリカでは危機を演出するため、カネの力が利用されたことは本ブログでも紹介した。この実態を早い段階で指摘したのはアメリカ上院のスコット・ジャンセン議員。4月8日にFoxニュースの番組へ出て、病院では死人が出ると検査をしないまま、死亡診断書に新型コロナウイルスと書き込んでいると話している。新型コロナウイルスへ感染していた場合、病院が受け取れる金額が多くなるからだ。人工呼吸器をつけるとその額は3倍になるため、器具が不適切な使われ方をして患者の病状を悪化させたり、病気を広めたしているとも言われている。
こうした状況になっていることは医療の現場からも告発されている。検査態勢が整っていない病院では検査せずに死因を新型コロナウイルスと書き込んでいるという。その方が経営的には良いからだ。同じ理由で人工呼吸器をつけようとする。(例えばココやココ)
標準的に使われているPCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応)に問題があることも知られている。この検査は検体内のウイルスのゲノムの破片を検出しているだけなので、ウイルスの残骸があっても陽性になり、ウイルスそのものを見つけているわけではない。つまりウイルスの残骸や不活性ウイルスでも陽性になってしまう。風邪の原因であるベータ・コロナウイルスでも陽性になる可能性がある。
パンデミックをWHO(世界保健機関)が宣言したのは3月11日。その日、NIHの機関であるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)のアンソニー・ファウチ所長はアメリカ下院の管理改革委員会でCOVID-19の致死性は季節性インフルエンザの10倍だと発言、13日にアメリカ政府は国家緊急事態を宣言して人びとは「監禁」状態になった。
しかし、ファウチを含む3名の研究者は2月28日にCOVID-19の致死率は1%未満かもしれないとニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンで発表している。つまり季節性インフルエンザ並みということだ。この結果はほかの研究者、例えば京都大学のチームの報告とも合致する。
しかも死亡した人の大半は高齢者で、心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍(癌)、肝臓や腎臓の病気を複数抱えていた。SARS-CoV-2に感染していると、死因が何であれ、「新型コロナウイルスの患者が死亡した」と報道され、危機感を煽ってきたのだ。
そうした「COVID-19に感染していた人」と「COVID-19が原因で死亡した人」を含めた数字で見ても、1日当たりの死亡者数はピーク時から90%程度減少、スタンフォード大学のジョン・イオアニディスによると、45歳以下の死亡率は「ほとんどゼロ」、45歳から70歳までは0.05%から0.3%の間。
テキサス州やフロリダ州でも状況は同じ。患者数を膨らませて見せるため、熱や頭痛があるとCOVID-19の患者と推定されるとされる。病床がCOVID-19の患者で満床で、陽性率は90%以上だと宣伝されたが、そうした事実はなかった。アメリカでは公的な医療体制が貧困で、病気の蔓延に対処できないことは事実だが、それは構造的な問題。そうした状況の中、SARS-CoV-2の感染が問題になっているのだが、医療現場の状況が極度に悪化しているわけではないようだ。
それでも危機を演出する理由のひとつは11月の大統領選挙だろうが、本ブログで繰り返し書いているように、アメリカの少なくとも一部の支配者はCOVID-19を悪霊化して人びとを脅し、支配体制を「リセット」、私的権力が直接統治するファシズム体制を樹立しようとしている。
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