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米英を後ろ盾とする香港の破壊行為と国家安全法の現実を見ない人びと(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/20/kokusai29/msg/118.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 7 月 09 日 09:20:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

米英を後ろ盾とする香港の破壊行為と国家安全法の現実を見ない人びと
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202007090000/
2020.07.09 櫻井ジャーナル


 中国で香港国家安全法が成立した。香港の基本法は第23条で中国政府に対する反逆、分離、扇動、転覆を禁止する内容の国家安全法を制定することを定めているが、これまで制定されず、結果として破壊活動を放置することになった。「民主化運動」の活動家は交通手段や店舗を破壊、そうした行為を抗議した市民に殴りかかったり火をつけると行ってきたのである。

 破壊活動の実行部隊は黃之鋒(ジョシュア・ウォン)、羅冠聰(ネイサン・ロー)、周永康(アレックス・チョウ)らを中心とする若者の集団で、その背後には元王室顧問弁護士の李柱銘(マーチン・リー)、メディア王の黎智英(ジミー・リー)、香港大学の戴耀廷(ベニー・タイ)副教授、あるいは陳日君(ジョセフ・ゼン)、余若薇(オードリー・ユー)、陳方安生(アンソン・チャン)らがいる。その後ろ盾になっているのがCIAやMI6だ。

 昨年9月に黄之鋒、戴耀廷、李柱銘はフリーダム・ハウスなる団体に栄誉を称えられたが、その団体の資金源はCIAの工作資金を動かしていることで有名なNED。CIAが工作で利用している組織や人物へダイレクトに渡すだけでなく、NEDへ流れ込んだカネはNDI、IRI、CIPE、国際労働連帯アメリカン・センターなどへ渡り、そこから渡されることも珍しくない。

 1960年代から70年代にかけてアメリカの評判は地に落ちた。ベトナム戦争やラテン・アメリカでの汚い戦争などが影響したのだが、そこでイメージを回復するため、宣伝に力を入れることにする。メディアの統制を強め、宣伝会社を使い始めるのだ。

 1970年代にはアフガニスタンでCIAが秘密工作を始めて体制を揺るがしているが、これは秘密にされた。ベナジル・ブット首相(1988年12月から90年8月、1993年10月から96年11月)の特別補佐官を務めていたナセルラ・ババールによると、アメリカは1973年からアフガニスタンの反体制派へ資金援助を始めている。

 そうした工作に耐えられなくなったアフガニスタンはソ連に支援を要請、1979年12月にソ連の機甲部隊が派兵された。そのソ連軍を戦うためにジミー・カーター政権の国家安全保障補佐官だったズビグネフ・ブレジンスキーが用意した戦闘集団はサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団が中心。その戦闘員を送り込んだのがサウジアラビアだ。

 その工作にはパキスタンの情報機関も協力したのだが、それには障害があった。ズルフィカール・ブットだ。1971年12月から73年8月にかけて大統領、73年8月から77年7月まで首相を務めている。1977年に首相でなくなるのは、ムスリム同胞団のジアウル・ハク陸軍参謀総長による軍事クーデターがあったからだ。1979年にズルフィカール・ブットは処刑された。言うまでもなく、こうしたパキスタンの動きを背後から操っていたのはアメリカにほかならない。

 こうした始まったアフガニスタンでの戦いを西側の有力メディアは「良い戦争」と表現、ソ連軍と戦うジハード傭兵を「自由の戦士」と呼んだ。その傭兵を募集する仕組みとして作られたのが「アル・カイダ」である。

 ロナルド・レーガン政権はイメージ戦略を本格化する。その始まりは1983年に署名されたNSDD77。国内での作戦は「プロジェクト・トゥルース」、国外での作戦は「プロジェクト・デモクラシー」と呼ばれている。それ以降、アメリカは侵略戦争を始める際、民主、自由、人道といったタグをつけるようになり、そうしたタグに即したストーリーを宣伝するようになる。そこで宣伝会社の役割が強まっていく。香港でも同じことが行われ、効果を発揮している。

 ところで昨年8月、破壊活動が盛んだった時期に黃之鋒や羅冠聰を含む若者の指導者はジュリー・イーディー米領事とJWマリオット・ホテルで会っているところを撮影されている。香港の活動家は自分たちがイギリスやアメリカに従属していることを隠さず、両国の国旗を掲げ、国歌を歌っていた。

 イーディー本人によると、彼女の外交官としての赴任地はエルサレム、リヤド、ベイルート、バグダッド、台北、上海、ドーハ、そして香港。戦争地帯や秘密工作の拠点と言われる地域を移動していることもあり、彼女はCIAの非公然オフィサーだと噂されている。こうした構図は2014年9月から12月まで続いた「佔領行動(雨傘運動)」と同じ。

 こうした運動を複雑化させている一因はイギリスが発行するBNOパスポート(海外市民旅券)。1997年より前から香港に住んでいる人は取得でき、約350万人が持っていると言われている。香港での破壊活動で逮捕されてもBNOパスポートを持っているとすぐに釈放されていると伝えられている。香港はイギリスの植民地から脱していないということだ。

 香港は19世紀のアヘン戦争でイギリスへ割譲され、その後は麻薬取引やマネーロンダリングを含む秘密工作にイギリスやアメリカの情報機関は利用してきた。また米英は中国侵略の拠点として保持したいはずだ。アングロ・サクソンのアヘン戦争、中国からの略奪戦争はまだ続いている。外国からの中国に対する内政干渉の仕組みを今回の法律制定は壊そうとしている。



 

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コメント
1. 赤かぶ[87027] kNSCqYLU 2020年7月09日 09:22:35 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[16870] 報告

2. 2020年7月09日 09:50:00 : FGnOQRqLW9 : YS5jVE1jd2NjWS4=[202] 報告
>そうした工作に耐えられなくなったアフガニスタンはソ連に支援を要請、1979年12月にソ連の機甲部隊が派兵された。

その支援を要求したアミン大統領を1979年12月27日にソ連が大統領宮殿を襲撃して殺害し、アフガニスタンに完全な傀儡政権を立てようとしたことを故意に無視している時点で論じる価値もない。

3. 2020年7月09日 10:43:59 : dKWGAWCUcY : RmRWVDlCaUZXSEU=[7] 報告
2>>
意味不明かな
4. 2020年7月09日 11:29:05 : 2OexZMFRxc : Z0swWk1EOFo0Z2M=[1] 報告
2020年の半年で、米国の警察官は、自国民を含めて506人を、射殺している。

https://www.statista.com/statistics/585152/people-shot-to-death-by-us-police-by-race/

それに比べると、香港警察のデモ隊に対する姿勢は、抑制されている。

不幸な事態で、デモ参加者が死亡すると、これまでかと騒ぎ立てる、西側メディアは、自国や米国の治安機関による、市民の殺害や負傷について、目をつぶっている。

そもそも、当時の清国から、アヘン戦争の結果、勝ち取った香港割譲は、大英帝国の植民地主義の遺産で、それ自体が侵略行為で、恥ずべきことだ。

中国は、当時の清国政府の行った外交行為ではあるけれど、我慢強く、割譲期間が切れるまで待ち、1984年に、英国政府と新たに交渉し、「一国二制度」を、2047年まで、維持することを、明らかにした。

今や香港は、一国二制度の下で、中国の支配が及ぶ、中国領だ。

香港独立は、1984年の中英共同宣言の原則に反して、それ自体、日本であるならば、内乱罪に相当する罪である。(最近、英国では、BNOパスポート保持者に、市民権を与えようとする動きがあるようだが、違法行為だ。)

国家安全法は、中国の憲法と香港政庁の憲法と称すべき法律に則って、成立しており、西側フェイクメディアが匂わすような、違法性は、全くない。

最後に、日本はどう転んでも、中国には勝てない。

中国では、13の通信衛星を利用して、飛行機内で、インターネットにアクセスすることが可能になった。

日本は、西側のパシリではなく、中国と協力して、双方、あるいは広くユーラシアのの繁栄を目指すべきだ。

5. 2020年7月09日 14:49:33 : RgzvCTPQ3c : YktlYkp3d010YXM=[373] 報告
この問題は、中国の完勝かな。
結局、香港国家安全法は成立してしまった事だし、それに反対する「民主化運動」の行動があまりにも過激化しすぎて、まともな市民が眉をひそめる結果になりつつある。

それに、どうせ香港が中国から独立なんて事もできやしない。そのまま時間の経過と共に、「民主化運動」の活動家も孤立を深めていくと思う。

6. 2020年7月09日 17:30:35 : tfYODpkQKM : eUkvSnVaVklUeWs=[1] 報告
つか20世紀は完全に共産圏の完敗だろう?
覇権国家アメリカの横暴さ、
それ以上に悪辣だったのが共産圏。

この認識は幾らアメリカに
責任転嫁しようとしても揺るがないと思うけど?

7. HIMAZIN[1029] SElNQVpJTg 2020年7月09日 18:31:53 : bDx4MNgvM2 : dXZsUnlFVWx6cVE=[1] 報告
>>6
冷戦の遺物みたいなお題目唱えても欧米の化けの皮は剥がされているから無駄。
8. 2020年7月09日 19:02:06 : DcdEUvtEiA : cjFpWEpPNUhSMU0=[85] 報告
虎の威を 借りて暴れる 「民主化」と
9. 2020年7月09日 19:25:00 : 959MABXYlg : Y0lqMTBMV3pkWC4=[14] 報告
アメポチ根性を棄てられない日本人らしいよ、バカウヨにしろ、無気力国民にしろ。

大和なんてウスラデカイだけの役立たずを造った思考が色濃く残っているから、未だにアメポチ思考からも脱しきれない。

10. 2020年7月09日 19:50:46 : 01RD4qcyZw : SGxvaFBabmY4VUE=[1] 報告
>>9
戦前も君のような人間が「アメリカに勝てないなどというヤツは非国民だ!」
と大騒ぎしていたんだろうな。
11. 2020年7月10日 03:14:38 : Di4zJKdhHE : RTdPc3ZLTi9HR0U=[1] 報告
「虎の威を借る狐」に例えるのはおかしいんじゃないか?

あのストーリーをよく思い出せ。
虎に捕まって食われそうになった狐が、とっさの機転で嘘をついて、虎を騙して窮地を脱した、そういう筋書きだっただろ。当の狐は真実を知っていた。虎はバカだから騙された。

元になったのは、昭奚恤(楚国の将軍)が諸国から恐れられている、という評判を聞いた楚王が、「あいつの一体どこが?」と大臣に尋ねた時の、返答。「楚国という大国の将軍だから、恐れられているのです。あいつ個人は、全然大した奴じゃありません」と。

12. 2020年7月10日 03:31:55 : Di4zJKdhHE : RTdPc3ZLTi9HR0U=[2] 報告
だが、「虎の威を借る狐」にはさらに続きがある。
昭奚恤は楚王の威光を借りて威張る小物なんかじゃなく、本当に有能だった。むしろ、楚王にこんな返答をした奴こそが、有能な昭奚恤を失脚させようとした、外国のスパイだった、というのが真相。

上のコメント欄、「大臣」と書いたのは、誤り。魏国の遊説家の江乙だった。
なお、楚王は昭奚恤を解任などしなかったので、中傷作戦は失敗したことになる。

「虎の威を借る狐」を持ち出す時は、ここまで知った上でやるべきです。

13. 2020年7月10日 09:01:53 : AEAP4rxr1c : UFdvWi5ERTdQYWM=[44] 報告
歴史を「もし」で論じてもお遊びにしかならないが、あえて

もし、香港が一国二制度でなければ、香港は転覆されていた
そして、カラー革命の他国の例のように、搾取され香港は政治的に破壊された

中国は、香港デモの暴力を抑制的に取り締まり
世論を味方につけて法的な手段に出た
中国の経済的、政治的パワーのなせること
そして歴史からの学習

ベネズエラ、シリア、イラクでも同様の転覆をはかるが
うまくいっていない だよね

14. 2020年7月10日 10:57:28 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[340] 報告
この記事は良い記事だ。

もうアングロサクソンの手口は完全にバレてしまった。シリアであれリビアであれベネズエラであれ、香港であれ、体制に不満を持つものをカネで雇って「リーダー」にして、武器と資金を与え、大衆を扇動して社会を不安定にする。それに乗じて、NYT、WaPo、WSJ,CNN、ABC、PBS、NBC、BBC、、、がワアーっとCIAストーリーを「ナンチャッテNews」として垂れ流す。

シリアの毒ガスもウソだった(本当はホワイト・ヘルメットの仕業だった)、MH17の撃墜をドンバスの反乱軍がやったというのもウソだった(本当は99%の確かさで、当時のヤツエニク政権がやった)、ベネズエラの不正選挙もウソだった(マドゥロは国民から支持されていたし、またされている)、ボリビアの不正選挙もウソだった(コレアの票には何の不審な点もなく、正当に選ばれた。メキシコに逃亡したのはでっち上げた不正を口実に買収された軍に暗殺されるところだったからだった)、ロシアによるアメリカ大統領選挙のカイニューもウソだった(ロシアは何もしていないし、一個の証拠もない)、Huaweiが通信機器にバックドアを設置しているというのもウソだった(世界最高の技術を持っていると自慢しているアメリカ自身がたった一つの証拠も見つけることができずにいる)、このほか多数の実例がある。

アメリカの最大の特徴は、気に入らない国に難癖をつけ(多くの場合、NEDやCIAの国際法違反の謀略によって)証拠を示さずに、制裁、武力行使を行う。日本メディアは完全にコントロール下にあるので、今やCIAの広報部のようなものだ。日本人は世界を知らなさすぎる。

15. 2020年7月11日 01:25:48 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[6216] 報告
@香港が物凄いスピードで自由が制約。「国家」ってなんのため? A蛭子能収さんがアルツハイマー病 B「敵基地攻撃」と「先制攻撃」 C金子勝さん「野党は明確なコロナ対策を提示しろ」

•2020/07/10
野菜デモラジオ役立ち情報局
https://www.youtube.com/watch?v=vysDtf_EqDg

16. 2020年7月15日 02:48:46 : o6tCbmnkcw : RzQ5T3ROLi5qRzY=[12] 報告
>>10

阿呆

>戦前も君のような人間が「アメリカに勝てないなどというヤツは非国民だ!」
と大騒ぎしていたんだろうな。

それはお前のような人間だろう。
天皇陛下→アメリカへ崇拝対象が変わっただけ(笑

17. 2020年7月15日 02:52:40 : o6tCbmnkcw : RzQ5T3ROLi5qRzY=[13] 報告
>>4

香港基本法にちゃんと明記されてるんだよね、国家安全基本法を制定することと。
そのことメディアはまったく報道しない。

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