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COVID-19で世界の収容所化が進む中、イスラエルがイランをサイバー攻撃
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202007040000/
2020.07.05 櫻井ジャーナル
イランのナタンズにあるウランの濃縮施設で7月2日に爆発があり、遠心分離機がダメージを受けたと伝えられている。クウェートの新聞によると、爆発の原因はイスラエルによるサイバー攻撃だったという。
イスラエルはイランの核施設を破壊しようとしてきた。現段階におけるイランの核開発は軍事目的と言えないが、非軍事から軍事へ移行することは難しくないと自らの体験から考えているのだろう。アメリカ政府もイスラエルに協力してきた。
有名な例では、ビル・クリントンが大統領だった2000年2月にCIAは買収済みのロシア人核科学者を介してイラン政府高官へ核兵器に関する欠陥設計図を渡し、核兵器の開発に進むように誘いをかけている。マーリン作戦だ。核兵器の開発を始めれば、それを口実にして軍事侵略しようとしたと考えられている。(James Risen, “State of War : The Secret History of the CIA and the Bush Administration,” Free Press, 2006)
この秘密工作は違法であるうえ危険だと考えたCIAオフィサー、ジェフリー・スターリングは内部で告発したのだが、そのため、2015年5月に懲役3年半が言い渡されている。
イスラエルの電子情報活動は軍の情報機関AMANのSIGINT部門である8200部隊が中心になっている。この部隊はアメリカのNSAやイギリスのGCHQからの協力も受けていて、その「企業舎弟」的な企業が世界中で活動している。
NSAと8200部隊はコンピュータ・システムに関する情報を入手して外部に伝える不正プログラムであるフレームと、そのフレームのプラグインであるスタックスネットを開発してイランの核施設をコントロールしているシステムに感染させた。このコンピュータ・ウイルスは2010年にロシアの企業カスペルスキーが発見、その事実は12年に報道された。
ちなみに、マーリン作戦が実行された翌年にジョージ・W・ブッシュ政権が誕生、2002年にはネオコンが1980年代から目論んでいたイラクのサダム・フセイン体制打倒を実現するために戦争を始めようとしている。そのタイミングでSARS(重症急性呼吸器症候群)が出現した。
バラク・オバマ大統領は2010年8月にPSD-11を出し、アメリカへの従属度が足りない中東から北アフリカにかけての体制をムスリム同胞団を使って倒すプロジェクトを始め、12年にはシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すためにジハード傭兵を増強している。そのときにサウジアラビアでMERS-CoVスによる病気が出現した。
そして現在、SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)の感染が問題になっている。新たな軍事作戦をアメリカやイスラエルが始めても驚かない。
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