http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/715.html
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「【社説】ファウチ氏と武漢ウイルス研究所」 (WSJ 2021/6/4)
https://jp.wsj.com/articles/anthony-fauci-and-the-wuhan-lab-11622781002
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)当初、アンソニー・ファウチ氏が行った電子メールのやりとりが明らかになった。これにより、ファウチ氏のマスク政策の評価や医師としての名声を疑う声も出るきっかけとなった。しかし、本当に重要なのは、これらメールの一部が新型コロナウイルス感染症の発生源に関するより多くの疑問を浮かび上がらせるという点だ。
米国立アレルギー感染症研究所所長のファウチ氏は、新型コロナが武漢ウイルス研究所(WIV)のような研究施設から流出したとの説に疑問を呈してきた。こうした説を何度か否定した後でファウチ氏は先月、施設からの流出の可能性を認めた。それは、メディアや学者の間で、この仮説が見直された始めたからだ。
メディアによる情報公開請求を受けて公表された一連の電子メールは、ファウチ氏が最初から新型コロナの発生源に関する議論をフォローしていたことを示すものだった。免疫学者のクリスチャン・G・アンダーセン氏は2020年の早い時期にファウチ氏へのメールで、このウイルスが「奇妙な性質」を持っていることを指摘していた。これは、研究所のような施設での操作の可能性を示唆するものだ。
アンダーセン氏はその後、証拠が不足しているとして、研究所流出説を否定する論文を発表した。そして、ファウチ氏は自然界起源説を支持する記事の共有を始めた一方、この問題について論文を書く科学者に助言した。しかし、人畜共通感染が起源であることを示す決定的証拠は出てきていないため、ファウチ氏が研究所流出の可能性を認めるのが遅かったのはなぜかと問うのは、妥当だと言えるだろう。
とりわけ興味深いのは、以下の件だ。米国立衛生研究所(NIH)は2014年から19年にかけ、非営利団体エコヘルス・アライアンスを通じ、WIVに340万ドル(約3億7400万円)を送金していた。同団体のピーター・ダシャック代表は一部編集された2020年4月のメールでファウチ氏に対し、「公の場で立ち上がり、科学的証拠が自然界起源説を裏付けていると言明したことに対し、われわれのスタッフや協力者を代表して、個人的に感謝を述べたい」と語っていた。「あなたの勇気ある、信頼ある声によって発せられたコメントは、ウイルスの起源について流れている作り話を一掃するのに役立つだろう」
NIHの資金はコウモリのコロナウイルスの研究に費やされていた。そして、WIVはウイルスの毒性や感染力を高めるための機能獲得実験を実施していた公算が大きい。ファウチ氏は2020年2月のメールで、自らの部下にあたるヒュー・オーキンクロス氏にコロナウイルスの機能獲得実験に関する論文を送付した。ファウチ氏は「この論文を読め」と命じ、「今日中にやらなくてはならない任務がある」と述べた。オーキンクロス氏は論文についてコメントし、彼らは「われわれに、海外で行われているこの作業との何らかのつながりがあるかを判断しよう」としていたのだろうと述べた。
ファウチ氏はそれ以降、彼の所属する組織は機能獲得の研究への資金提供は行っておらず、エコヘルス・アライアンスの資金はサンプル収集のために利用されるものだった、と話すようになった。しかし、同氏は2日、ポータルサイト「ニューズ・ネーション・ナウ」とのインタビューで、「WIVに関するもの全てを保証することはできない。われわれにそれは無理だ」と述べている。
ファウチ氏は今週、自身の電子メールについて、「文脈から外れて引用される可能性が極めて高い。全文の意味がとらえられていない」と語った。それは真実かもしれない。しかし、そうであればなおのこと、米国とWIVおよび機能獲得の研究とのつながりを調査するべき理由がある。この問題は新型コロナの起源に関するものだが、同時にこの種の研究の将来のリスクと利益にも関係している。
現在の議会はこの問題に関心がないように思われる。しかし、バイデン大統領は、イラク戦争開始前の情報収集の失敗を調査するために立ち上げられた超党派による委員会のような事実調査委員会を設置することで、支援することができるかもしれない。それは「ファウチ氏を解任せよ」といった党派色の強い動きであってはならない。パンデミックがどこから来たのか、そして関係者は何を知っていたのか、またそれをいつ知ったのか、などについて理解することは、貴重な教訓をもたらし、そして恐らく、人命を救うことにつながる可能性がある。
------(引用ここまで)----------------------------------------------
これは大スキャンダルになるかも知れませんね。
武漢研究所から新型コロナウイルスが流出した。
その研究所にファウチの所属するNIHが研究資金を提供していた。
となれば、「ワクチンで大儲けするために、武漢研究所に人工ウイルスを開発させてばら撒いた」
と疑われても仕方がありません。実際はそうではないかも知れませんが。
とにかく、ファウチに対する信用はこれで全く無くなりました。
(関連情報)
「『研究所流出説』を甦らせた素人ネット調査団、新型コロナの始祖ウイルスを『発見』! (Newsweek)」」
(拙稿 2021/6/7)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/712.html
「『コロナウイルスは武漢研究所で人工的に変造された』英研究者らが法医学的学術論文発表へ (FNN)」
(拙稿 2021/6/7)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/713.html
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