http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/316.html
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「新型コロナの論文発表わずか数本…世界の潮流と逆行する日本の弱さ」
(日刊ゲンダイ 2020/8/20)
https://news.yahoo.co.jp/articles/82fd594b28c8c39a73a0fb3ca5c252d85e705c9c
「ポビドンヨード入りうがい薬がコロナに効く」――。
大阪府の吉村洋文知事の会見発言で一時、関連のうがい薬が薬局の店頭から消える騒ぎになったことは記憶に新しい。米国などの医学チームによると、新型コロナウイルスをめぐる、こうした「うわさ」や「偽情報」、「偏見」は世界の80カ国以上で拡散されており、中には死傷者を出す深刻な事態まで起きているという。
吉村知事の発言は論外として、住民が右往左往するのは、いまだに新型コロナという未知のウイルスに対する正確な知識が得られず、疑心暗鬼になっているという証左だが、振り返れば、政府の専門家会議が主張していた「37・5度以上の発熱4日間」もある意味、「うわさの類」だったと言っていいだろう。
「うわさ」の拡散を防ぐには社会で「正確な情報」を共有する以外になく、そのためには臨床研究によってウイルスの本質を理解するしかない。世界の研究機関も「正確な情報」を得るため、日々、ネットや学術誌に新型コロナ関連の論文を掲載している。
論文を掲載し、反証の機会を担保することで「情報の精度」を高めているわけだが、日本ではこうした論文掲載が極めて少ないのが現状だ。これでは、いまだに「うがい薬がコロナに効く」といった「うわさ」が拡散するのも無理はないだろう。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏はこう言う。
「世界の研究機関は論文を発表することが当たり前で、医療ガバナンス研究所でも新型コロナ関連の論文を11日時点で18本を出しています。世界中の研究者がネットを介して情報共有しており、共同論文も少なくない。ところが、日本では他に北海道大学や東京大など限られたところしか論文を発表しておらず、新型コロナ対策の中心である国立感染症研究所に至っては数本しか投稿がありません。これは世界の潮流とは逆行するし、適切な感染防止対策も取れないと思います」
どうりで日本では「ステイホーム」や「ウイズコロナ」なんてスローガンばかりが先行するわけだ。
医療ガバナンス研究所の論文一覧アドレスは次の通り。
(https://www.megri.or.jp/covid-19関連論文)
-------(引用ここまで)-------------------------------------
PCR検査すらできないのですから、まともな研究ができるわけがありませんね。
この分野でも日本は決定的に世界の動きから取り残されてしまっています。
(関連情報)
「児玉龍彦教授 『われわれがPCR検査を行おうとするとありとあらゆる妨害を受けた』」
(拙稿 2020/7/28)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/284.html
「日本の検査件数は世界159位 法改正阻む厚労省と分科会の罪 (日刊ゲンダイ)」
(拙稿 2020/7/30)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/288.html
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