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「『私は若い人に高度医療を譲ります』 注目浴びる新型コロナ『意思カード』」
(毎日新聞 2020/6/6)
https://mainichi.jp/articles/20200606/k00/00m/040/135000c
新型コロナウイルス感染症を巡り、高齢の患者が集中治療を若者に譲ることを想定した意思カードに注目が集まっている。公開したのは、循環器内科医の石蔵文信・大阪大招へい教授(64)が代表を務める団体。人工心肺装置など医療資源が逼迫(ひっぱく)した現場で、どの患者に使うべきか「命の選択」を迫られた場合の医療従事者の精神的負担を減らすのが目的だが、高齢者への圧力になると批判する意見もある。
この団体は、高齢者らの健康などをサポートする一般社団法人「日本原始力発電所協会」。意思カードには「新型コロナウイルス感染症で人工呼吸器や人工肺などの高度治療を受けている時に機器が不足した場合には、私は若い人に高度医療を譲ります」と記載され、同意した人が署名する。4月にホームページで紹介すると、アクセス数はそれまでに比べ100倍以上に急増したという。
イタリアやスペインでは急激な患者の増加で、必要とする患者全てに人工呼吸器などが行き渡らず、生存する可能性が高い患者の治療を優先すべきか選択を迫られた医師らが少なくなかった。日本でも患者が多い東京などで一時、最も重篤な患者に使う人工心肺装置「ECMO(エクモ)」の不足が懸念された。石蔵さんは「新型コロナの治療で過度な負担がかかる医師らに、エクモなどが足りないからといって治療をするかどうかを判断させるのはあまりに酷だ」と語る。
自身の体験も、意思カード発案の動機になっている。1997年の臓器移植法施行前、勤務医として移植以外に救う方法のない患者と向き合ったが、「何もできず、つらい思いばかりだった」と振り返る。
さらに、今年は前立腺がんが全身に転移していることが判明。体重が一時10キロ近く落ちた。「病気のこともあって、感染したら助かる可能性が高い若い人の治療を優先してほしいと考えるようになった」と話す。自身もカードに署名し、所持している。
病気などで意思決定の力が衰えた時に備え、厚生労働省も、治療や生き方について事前に家族や医師らと話し合って決めておくACP(アドバンス・ケア・プランニング)を勧めている。石蔵さんは「『高齢者が切り捨てられる』といった批判があることは承知している。だが、いざという時にどうしてほしいのか。先送りせず、考えるきっかけにしてほしい」と訴えている。【渡辺諒】
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ついにこういう動きが出てきましたね。
いろいろ批判もあるでしょうが、社会に余裕がなくなると、
高齢者を犠牲にせざるを得なくなる。
「姥捨て山」の時代に逆戻りです。
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