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円高どこまで?1ドル=100円突破目前…弱体政権が後押し
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/283553
2021/01/07 日刊ゲンダイ
大統領が代わっても米国の経済政策は変わらない(C)ロイター
円高・ドル安が進んでいる。6日の東京外為市場の円相場は、一時1ドル=102円60銭近辺に上昇。10カ月ぶりの高値水準をつけた。
円相場は昨年秋ごろ、105円台で推移していたが、徐々に円高が進み、最近は1カ月に1円のペースで円高が進んでいる。“株高”の時は“円安”に振れるのが一般的だが、セオリーを無視して、“株高”でも“円高”が進んでいる状態だ。この円高はどこまでいくのか。経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
弱体政権は介入不能
「円高の原因はアメリカです。これは円高というよりドル安です。理由は、新型コロナウイルスが猛威を振るいはじめた昨年3月から、トランプ政権が大規模な金融緩和と大規模な財政出動にかじを切ったことです。その結果、ドルが下落した。大統領がバイデンに代わっても、新型コロナが終息しない限り、アメリカの政策は大きく変わらないでしょう。低金利と財政出動が続く。となると、円高・ドル安のトレンドも変わらない。1ドル=100円を突破するのは時間の問題だと思う。株高=円安というセオリーを無視して円高が進んでいるのは、それだけ円高圧力が強いということです。もし株価が下落したら、さらに円高が加速する可能性が高いです」
1ドル=100円を突破する円高となったら、輸出企業は大打撃だ。トヨタ、ホンダ、日立製作所などは、2021年3月期の想定為替レートを1ドル=106円前後に設定。トヨタの場合、円ドル相場が計画より1円上昇すると年400億円の営業減益要因となる。
円高が加速しているのは、菅政権が力を失っていることも大きい。もともと、菅首相は為替へのこだわりが強い。昨年9月の自民党総裁選の時も「為替は105円前後」と口にしていた。105円を超える円高となったら、介入するとみられていたが、コロナ政策の失敗によって、もはや為替に目を配る余裕を失っている状況だ。
「円高が輸出企業に打撃を与えるのは確かです。でも、輸入物価が下がるので、個人には恩恵があります。海外からの“円高減税”とも言えます」(斎藤満氏)
あれよあれよという間に、一気に円高が進む可能性がある。
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