http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/866.html
Tweet |
柴又の帝釈天参道“宝くじの聖地”」も売り上げ激減の大打撃 コロナ禍の現場から
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/282922
2020/12/20 日刊ゲンダイ
帝釈天参道(C)日刊ゲンダイ
映画「男はつらいよ」の舞台でお馴染み、東京都葛飾区柴又。
京成線柴又駅から帝釈天まで約200メートル続く参道には、団子屋や土産物屋など風情ある店が軒を連ねているが、この人気観光スポットも人通りはまばらだ。本来なら年末年始の行事や帝釈天参りの客でごった返す季節だというのに、今年は大苦戦している。
その中のひとつ、土日だけ営業する「中村堂」は、80歳になる中村紀子さんが営む雑貨店だ。伝統的な民芸品が並ぶ昔ながらの店構え。実はこの店、“宝くじの聖地”として知る人ぞ知る存在。というのもオリジナル金運シリーズの布製品「宝くじ入れ」がファンの間で評判で、「買った宝くじを入れて持っていたら2400万円当たった」という高額当せん者もいるのだ。メディアでも取り上げられ、全国から人が訪れていた。ところが今年は年末ジャンボ発売後の日曜に店をのぞいても、客はひとりもいない。
「今は参道の人出もガラガラですからね。要請に従って店を休業し、6月から営業再開しているけど現実は厳しい」と、中村さんは肩を落とす。特に痛手だったのは、これまで客の中心だった年配者と外国人観光客の激減だ。
話題の「宝くじ入れ」を持つ中村さん(C)日刊ゲンダイ
1日の売り上げが890円の日も
「うちは日本の伝統的な商品を扱っていることもあり、参道の店の中でもコロナの影響を受けた方だと思います。今まで年配客や外国人客がお土産に買ってくれていたので、月に10日ほどの営業でも利益はあった。でも11月は店を一日中開けていても890円しか売れない日もありました。私自身、交通費を往復1200円かけて店まで通っているのに、ね」
参道の飲食店は週末にはそれなりに客足が戻っている店もあるが、雑貨店は参拝者の減少と年齢層の変化が売り上げ減に直撃するのだ。
「若いお客さんは散策で飲食はしても、民芸品はなかなか買ってくれないので……」
それでも「悪い時期があるなら、逆に言えば今後はいいこともあるはず」と力を込める。つい最近も「宝くじ入れ」を活用して昨年1000万円当せんしたという女性が再来店し、「その後も数十万単位でいろいろなくじに当たった」と喜びの報告に来てくれたという。「私も下を向いているわけにはいかない」と言う中村さん、国や行政に対しては決断力を求めたいと話す。
「店の営業や感染対策にしても、政府や都は“お願い”の要請ばかり。ダメならダメと、しっかり補償をして店に休業や時短させるのが政府の役目。リーダーシップを持って対応してほしい。柴又はお年寄りが多い町ですから、これ以上、第3波が尾を引くのが私も怖いのです」 =来週につづく
(取材・文=肥田木奈々)
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民134掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民134掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。