大人しく餓死する母娘が、死後、共感される一方で、電車に飛び込んで非難される親子もいる大体、こういう人たちは、軽度な知的な障害があり、 周囲にとっては迷惑な人たちで、福祉の狭間にあり、対応が困難なパターンだが 報道の仕方で、大衆の反応は簡単に変わり 無責任な当事者や政権批判のコメントが多くつくが 結局、経済が発展し科学技術が進歩して、ない限り、何も変わらないものだ https://news.yahoo.co.jp/articles/1be744fdb32fa0f431803ef7b88697fd7dcc2009
「100円でもいいから」と金を無心 飛び込み自殺の母娘、心中の原因となった貧困生活 12/16(水) 5:56配信 1250 デイリー新潮 駅のホームには、1時間ほど前から母子の姿があったという 80代の母と50代の娘が通過するロマンスカーに身を投げた。当初は分からなかった身元がようやく判明すると、追い詰められていた「8050」の二人の実像が浮かび上がって……。 安藤和津「介護自殺」を身近に感じた20年間の介護生活 *** 事故が起きたのは先月28日の午後11時7分。東京都町田市にある小田急線の玉川学園前駅で87歳と52歳の母娘が駅を通過する新宿行きの特急ロマンスカー「はこね72号」に並んで飛び込み、亡くなったのだ。 社会部記者の話。 「駅では1時間ほど前から逡巡する母子の姿が防犯カメラに収められていました。何度も身を投げようとしては、決心できずにためらう様子だったそうです。この駅はホームドアが設置されておらず、人身事故が度々発生。“自殺の名所”としても知られています」 走るロマンスカーへ飛び込んだゆえに、 「遺体は損傷が激しく、身元特定までに数日かかりました」(警視庁関係者) 二人の生活圏は町田ではなく、神奈川県座間市にあった。 小田急相模原駅から徒歩15分ほどの閑静な住宅地に古い3階建てのマンションがある。7世帯が入居していて、この1階に母子は二人で住んでいた。 「6年ほど前に引っ越してきたんです」 とは同じマンションに暮らす住人である。 「当初からお母さんも娘さんも仕事をしている様子がなくてね。娘は身長が150センチちょっとなのに60キロは超えているような体形で、朝から家の前でたばこを吸っては缶ビールを呷(あお)るような生活。駅前のパチンコが行きつけだったんだけど、風呂に入っていないのか、臭いがきつくて、客の間で評判になっていました」 4億円の遺産 生活は苦しかったようで、 「年金暮らしだった二人は同じマンションの住人に借金をしていたんです。しかも一人ではなく複数人から借りていましたよ」(同) 実際に、金を貸したことのある住人に聞くと、 「今年の9月、夜になって突然、娘がピンポンしてきたんだよ」 思い悩んだ末のように、娘はこう切り出してきた。 「“2千円貸してくれませんか”って。このマンションって近所付き合いがあって、彼女も知らない仲ではないし、貸してあげたんですよ。そうしたらまた3日後に来た。“今度、遺産が入るので収入印紙が必要なんです”と言って、“1万円貸してくれ”と。たまにお母さんも来るようになって、合計で10万2千円を貸したんですよ」 ところが、待てど暮らせど金は戻ってこず。 「10月末に娘が“また借りたい”と来た。“いつ返してくれるんだ”と聞いたら、“近々、遺産が4億円入ります。そのための印紙代が必要で。そうしたら色を付けて100万円で返します”だって。これで嘘だとわかったね」 まるで寸借詐欺の手口で金を無心していた親子。近隣住人が自宅に押し掛け、金を返せと騒ぎになったこともあったという。 「ある人には金を借りられなくなると、“100円でもいいから”なんてせがんだこともあった。面倒だから100円渡して追い返したそうだよ」(別の住人) 自宅のある小田急相模原駅から玉川学園前駅まで電車で約15分。身を投げたホームにはその時間、10分おきに列車が到着していた。「8050」母娘はいつでもその場から離れられたのに、心中を思い留まることはできなかった。やがて直面する老老介護の難局を生き抜ける自信などなかったのだろう。 「週刊新潮」2020年12月17日号 掲載 新潮社 コメントを書く
タバコとビール、パチンコの余裕があったんなら8050問題とは違うと思う。まぁそのお金も既に借金だったんだろうね。 最後まで迷惑かける人たちだったんだなという印象の方が強いです。 返信 76件 24207 1236 https://news.yahoo.co.jp/articles/19e0d94373aac88332e94b71221b446e7df88c1b 50代と80代の母娘がホームから飛び込み…悲痛な自死の背景 12/1(火) 11:02配信
354 FRIDAY 玉川学園前駅のホームは長い。端から端まで350歩のこの場所で1時間を過ごし、ホームの中ほどから、ふたりは一緒に線路に踏み出した 11月28日土曜日23時10分ごろ、東京町田市にある小田急線「玉川学園前」駅で人身事故があった。週末の深夜、駅のホームから線路に踏み出したのは、50代と80代の女性。ふたりは親子だった。 【画像】猛暑のゴミ部屋で愛児2人が餓死 ホスト遊びに走った「美人ホステス」写真 駅のホームには、その1時間ほど前から、ふたりの姿があったという。とまどうように、迷うようにいるようすが、駅のカメラの映像に残っていた。そして23:07、2番ホーム中央付近から特急ロマンスカー「はこね72号」新宿行きの通過列車に飛び込んで亡くなった。 新宿から快速と各駅停車を乗り継いで33分、東京郊外の住宅地にある小さな駅のホームで、ふたりはなにを話したのだろう。ともに生きてきた母娘にはどんな思いがあっただろう。 駅で過ごした1時間のあいだ、夜のホームにはおよそ10分に1本、新宿に向かう各駅停車が停車していった。その電車から降りる人、乗り込む人たちを、どのような思いで見ていたのだろう。寒くはなかったか、心細くはなかったか。誰かに、助けを求めることはできなかったのだろうか。 新宿までいく最終の各駅停車が22:56に発車した10分後に、玉川学園前駅を通過する最終の特急列車がやってきた。 「特急通過のときって、けっこう怖いですよ。ぼくは仕事で慣れてますけど、それでも怖いから、ホームの端を避けて奥の壁のほうに身を寄せるんです」 大きな音を立てて特急が通過する玉川学園前駅のホームで、この駅で働く男性はそう言った。 ◆地続きにある「ふつう」と「困窮」 女性の自死が増えている。今年10月、日本で自ら死を選んだひとは2153人。昨年の同じ月と比べて4割増えている。女性の自死は82.6%増。今年、とくに女性の自死が激増している。 「死にたくなる背景は複合的であることが多いですが、なかでも生活困窮は自殺リスクを高めます。コロナ禍で影響の大きい職種、雇用形態が女性に多かったため、相談件数も増えています。今、女性たちに起こっていることに、現場も困惑しています」(都の自殺相談窓口で対応するカウンセラー) 11月16日の早朝に渋谷区幡ヶ谷のバス停で殺された64歳の女性は、そのときの所持金が8円、ホームレスの状態だったが、今年の2月までは「ふつうに」働いて暮らしていたという。 「解雇にならなくても、シフトが減らされて収入が半減したりして、これまでギリギリやれていた人がばたっとくるケースが多い。もう他人事ではない『地続き』なんです。 自殺しようとするとき、人は混乱しています。けど、死のうと思ってホームにいたとき、たまたま携帯電話が鳴って踏みとどまれたケースもあります。ちょっとした声かけではっと我にかえることがあるんです」(同前) 週末の深夜に電車に飛び込んだふたりになにがあったのか。経済的な理由、健康上の理由、ほかにも、なにかあったのかもしれない。なにがあったにせよ、それを訴える、助けを求める道はなかったのだろうか。生きていくことに力尽きそうなとき、頼る場所はどこなのか。 「気になる人がいたら、声をかけてみる。相談にきた方には話を聞いて、状況に応じて地域の保健所や福祉事務所、関連機関につなぎます。生活保護の申請のため役所に同行することも。今、どこの窓口もいっぱいですが、頼れる場所はあります。諦めないでほしい」(同前) 「自助」の国、日本には、それでも福祉や生活保護の仕組みがある。オリンピックを開催しようという国力があるのだから、市民が最低限生きていく「生活」を維持することは可能なはずだ。生きることを諦めることはない。 「4人家族。有職の男性、専業主婦、子ども2人」 新聞などで「標準世帯」のモデルケースになるこの家族構成は、じつは、日本の世帯の4.6%しかない。非正規雇用率は38%だ。 女性の自死が激増している。12月に入り、困窮する人がますます増えていくことが予想される。声をあげることは恥ずかしいことではないし、かっこ悪くもない。生活を守るための保護を求めることはけっして間違っていない。 ◆「もう、こんなことは嫌です」 困っている女性の相談窓口にもなれたらと、10月から「夜のパン屋さん」を開いている料理家の枝元なほみさんは言う。 「変えなければ」 小田急線玉川学園前駅の2番ホームには、小さな待合室があった。11月28日土曜日の夜遅く、10分おきに到着する電車を見送りながら1時間、駅のホームで50代と80代の母娘は、なにを思っていたのだろう。互いの手のぬくもりを、あるいは冷たさを感じながら踏み出した一歩は、あまりに重い。 FRIDAYデジタル
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