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マスク1枚10円台に急落 参入の中小、生き残りへ知恵 企業名を印字、夏用に薄手タイプ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61228600X00C20A7AM1000/
2020/7/7 11:30 日経新聞
マスク製造機は1機あたり数千万〜1億円ほどするという(兵庫県尼崎市のショウワの工場)
新型コロナウイルスによるマスク需要の高まりを見込んで異業種から参入した中小企業が、採算の確保に苦心している。安価な輸入品が流通するようになり、国産品も大手企業が生産量を増やしているためだ。新型コロナの「第2波」などで再び需給が逼迫する可能性があり、参入組はマスクへの印字サービスや通気性のいい夏用の開発など事業継続の道を探っている。
「国産マスクは1枚50円程度で売らないと事業を続けられない」。4月から3層構造の不織布マスクの生産を始めた業務用洗浄機メーカー、ショウワ(兵庫県尼崎市)の藤村俊秀社長は話す。マスク製造機は一機当たり数千万〜1億円程度と高額。一時の原材料の高騰もあり今のところマスク事業は赤字だ。
通販マスクの価格比較サイトを運営するアスツール(東京・渋谷)によると1枚当たりの平均価格は4月の70円台から6月下旬には10円台後半となり、7月2日は16円だった。安価な輸入品が増えている。
国産の高価格帯でも、大手とはブランド力や大量発注への対応、販路に差がある。ショウワは接客業向けに企業名を印字し、夏場の工場向けには薄手タイプなど高機能品を開発。10月までにマレーシアの他社工場で廉価タイプの委託生産も始め、品ぞろえを拡充する。
靴メーカーの三倉(神戸市)は6月に布マスクの生産を一時停止した。足元で注文は4月の10分の1に落ち込み、約5千枚の在庫を抱える。谷山貴彦社長は「付加価値を高める必要がある」として、7月中に通気性を良くした夏用の新製品を発売する。ダンス衣装などを手掛ける名和(大阪市)も日焼け防止の布マスクを発売する予定だ。
国内で流通するマスクの量は輸入を含め月9億枚強とされる。日本衛生材料工業連合会の高橋紳哉専務理事は「『第2波』の可能性を考えると足りているとはいえない」と話す。再び輸入品が入ってこなくなる局面も想定され、国産マスクの供給力が求められる。あるメーカーの社長は「リスク分散のためにも国産品は必要。企業はノウハウを共有するなど協力し合うべきだ」と訴える。
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