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旧MRJ失敗で“三菱グループ”内の序列崩れる…三菱重工は失墜、三菱地所が台頭の機運(Business Journal )
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/252.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 3 月 10 日 19:22:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

旧MRJ失敗で“三菱グループ”内の序列崩れる…三菱重工は失墜、三菱地所が台頭の機運
https://biz-journal.jp/2020/03/post_145303.html
2020.03.09 06:10 文=小川裕夫/フリーランスライター Business Journal


MRJ90(「Wikipedia」より/Marc Lacoste)


 三菱重工業(三菱重工)が社運をかけて取り組む国産ジェット機の開発が、苦境に立たされている。

 三菱グループの御三家は、祖業の海運・造船業を手がけてきた三菱重工がその筆頭格とされる。その三菱重工は、かねてから国産ジェット機の開発に血道をあげてきた。それは、もはやビジネスの枠を超えて“三菱の力”を国内外に誇示するため――などとも、政財界では冷ややかに語られてきた。

 三菱重工は国産ジェット機スペースジェット(旧MRJ)の開発にあたり、2008年に子会社の三菱航空機を設立。そこから足掛け10年以上の歳月と莫大な資金を投じてきたが、いまだに飛行機はテイクオフできていない。14年前後には「間もなくロールアウト(発売開始)」とも喧伝されたが、待てど暮らせど朗報は届かなかった。そして、このほど6回目の納入延期が発表され、ロールアウトは早くても21年度以降になることが決定。

 今回の納入延期は、公式発表前から情報を掴んでいた日本経済新聞とNHKが報道していたが、三菱重工はそれを頑なに否定していた。三菱重工にとって、納入延期は三菱グループ全体を揺るがす一大事でもあったからだ。経済紙の記者は言う。

「3度目の納入延期あたりから、記者たちの間では『もはや飛ばないのでは?』という疑問が芽生え始め、今では特に延期が発表されても驚くニュースではなくなりました」

 ここまでの失態を演じている三菱重工だが、実は航空機分野のみならず他分野でも苦戦を強いられている。三菱重工は造船業を18年に分社化。祖業でもある造船業を切り離したことは、三菱の退潮を予感させる出来事だった。

■三菱商事の孤軍奮闘

 しかし、三菱御三家のなかで苦戦を強いられているのは三菱重工だけではない。三菱UFJ銀行もゼロ金利や長引く不況、フィンテックによる金融業界の勢力図再編など、厳しい環境下にある。そうしたなか、三菱商事だけが孤軍奮闘している。2000年前後、ITによって業者間が直につながることが容易になった。これまで業者間の仲介役を務めることで利益を得て巨大化してきた商社は存在意義を失う。そのため、この時期は商社不要論が強くなった。ある大手商社の社員は、言う。

「私が入社したのは2010年代に入ってからですが、このときはすでにITの登場で商社の屋台骨であるトレード事業は見る影もない状態でした。それで、ファイナンスという分野に進出したわけですが、この分野もフィンテックによって侵食されつつあります。そうした逆風もあり、商社は20年代には生き残れないという悲観論もありました。

 しかし、もともと商社の強みだった資源・エネルギー・食糧の3分野が最近になって息を吹き返しています。資源や食糧は需要や価格が安定しないので、売り上げの変動が激しく、黒字と赤字を繰り返すことになりますが、だからこそ長期的なビジネス戦略の取れる商社の出番なのです。また、世界中にネットワークを構築している商社だからこそ、全世界での取引が可能で、食糧の安定供給に商社は欠かすことができないプレイヤーです。エネルギー分野においては、再生可能エネルギーがこれから伸びる分野で、これまで商社が培ったスキルやネットワークが本領を発揮できる分野です」

■勢いに乗る三菱地所

 商社全体が息を吹き返し、5大商社のトップに立つ三菱商事は売り上げを伸ばす。当然、グループ内での地位は自然と上がる。こうなると、三菱重工と三菱UFJ銀行を凌ぐ発言力を持つようになると思われがちだが、実際は簡単に序列が入れ替わることはないのが実情のようだ。

 そして、御三家に迫るほど勢いをつけているのが、“丸の内の大家さん”と呼ばれてきた三菱地所だ。丸の内という一等地に安住してきた三菱地所だが、ここ数年間は“丸の外”で奮闘してきた。それらが実を結びつつあるなかで、再び丸の内に目線を向けている。

 三菱地所は21年からの今後10年間で、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)に6000億円〜7000億円を投資すると発表。大丸有が再び変貌しようとしている。三菱地所にとって、10年間で6000〜7000億円という投資額は決して大きな額ではない。これまでにも三菱地所は大丸有の開発に十分すぎるほどの莫大な投資をしてきたが、さらに投資をするのだ。それだけに、今回の発表は「大丸有開発の主導権を取りにきた」「三菱グループ内での覇権争いではないか?」といったさまざまな憶測を呼んでいる。

 三菱重工と三菱UFJ銀行が逆風にさらされているのを尻目に、三菱商事、そして三菱地所が着々と歩を進めている。

(文=小川裕夫/フリーランスライター)


 

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コメント
1. 赤かぶ[63053] kNSCqYLU 2020年3月10日 19:23:15 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[133] 報告

2. 赤かぶ[63054] kNSCqYLU 2020年3月10日 19:23:55 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[134] 報告

3. 赤かぶ[63055] kNSCqYLU 2020年3月10日 19:24:19 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[135] 報告

4. 2020年3月10日 21:19:59 : 2Cw4Aszkow : VTg0YzZ4WGlwVHc=[81] 報告
どれも未来は無いように思います。犯罪まがいの土地売り買いと
無縁だと誰が言い切れますか。
これらの企業体は、倫理・道徳が最初から破綻していますでしょう。
5. 2020年3月11日 20:34:11 : wlIpBGJoGE : OExCMVoyNzV0T00=[280] 報告
ハゲタカに 振り回される 象の群れ
6. 2020年3月11日 21:05:46 : H5RPNr1M4o : OUlmQzZYSzJtbm8=[1] 報告
恨むのなら、国民やポンコツ製品じゃなく、日本のハゲタカの元祖である創業者の岩崎弥太郎を怨むんだな。
7. 2020年3月12日 04:29:11 : ZEpZjRC56Q : NGxhbk9qZHBlbUU=[246] 報告
三菱重工は国産ジェット機スペースジェット(旧MRJ)の開発

技術の断絶が国産ジェットの製造にはあった。これを埋めるコストはとてつもなく大きかった。同業の競争相手の行動を見ると、どこも同じように技術の壁に苦戦している。

8. 2020年3月12日 22:46:02 : ATjTyCYFps : Mk4wUE1zVkdqeHM=[42] 報告
まあ、スペースキーのスペース(空白)だからな
飛ぶわけがない
9. 2020年3月13日 04:07:10 : 6RQsaC0HyQ : eGtuMEY0WG5VWEE=[26] 報告
とりあえず、
アベグル一番企業で、
N●Kに、アベ工作員社員、上田を派遣して、
アベクーデター洗脳・隠ぺい・捏造世論調査と出口調査等、
報道実行担当として大きな仕事をされた企業さん、
たしか親族さんも重役さんでしたカ?!

せっかくなので、全国民の皆様に周知徹底してあげてください!
また、
国民を放射能三昧させる原発と、
先の戦争の反省ができない
ポンコツヒトゴロシ兵器しか売るものがない、
ミツビ●さん!
せっかく自動車部門を立て直してくれた、
最大の営業マンの無実のゴーンさんを
憲法さえ守らないアベの口頭決裁で行った
公権力職権乱用、
司法取引西川を使って公権力拉致監禁・・・・

核兵器村に国民のお金を流す蛇口の企業は、
早めに、つぶれてくださいね!

そして、納期も守れず、
これから損害賠償請求が山のように来る
企業様は、公的取引停止で、1円も国民のお金、
払わないようにしましょうネ!

全国民の下僕公務員の皆様、
よろしくお願いいたします。

10. 2020年3月13日 12:10:49 : nT50y7RTf6 : ZW0vUjFVeTBpTjI=[4] 報告
戦後アメリカに航空機製造を禁止されたブランクは大きい。
特に、本格的ジェット旅客機製造は初挑戦なんだから。
プロペラターボプロップのYS-11ですら商業的失敗作。
本格ジェット旅客機では、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアに大差付けられてしまってる。
安全性でどうかと思う中国機にも?
ホンダのプライベートジェットとか、軍用機なら、大勢の人を乗せることないから、まだ安全性という点で本格旅客機ほどシビアでないからね。
11. 2020年3月13日 21:29:21 : ATjTyCYFps : Mk4wUE1zVkdqeHM=[45] 報告
>>10
計画初期の頃に経営難だったボンバルディア(カナダの航空機メーカー)を買収して傘下に加え、1機目は堅実にやるべきだったな
ボンバルディアの技術があれば、2012年頃には飛べてたと思うけど
ボンバルディアはプロペラ機の技術も持ってるから、島嶼部や国内の近場路線用の機体も自前で調達できる筈だったのに・・・世の中のニーズを考えないで、自分らの実力に不相応な夢ばかりをお経の様に唱えてるから、こういうことになる
団塊世代の経営者の、果ての無い無能さと日本製の品質への驕りが、取り返しのつかない失敗を生んだ・・・巻き返せるだけの体力は、既に日本には無いだろうな
団塊の世代に食い潰されるばかりの日本経済・・・・成功するはずの無いプロジェクトだった
12. 2020年3月21日 18:46:16 : 58xAOgfnAk : NmtISmVXUkhmdlk=[12] 報告
三菱の歴史を見ていると、かつて戦前、戦中に多種多様な軍用機を製造していたことを思い出す。特に海軍向けの零式艦上戦闘機や、九六式陸上攻撃機、一式陸上攻撃機など、長大な航続距離を誇り、戦爆連合を組んでラバウルからオーストラリア北部準州のダーウィンを爆撃していたのだ。

輝かしい歴史に彩られた三菱の飛行機の栄光は、伝説になっている。しかし問題はここからで、伝説にとどめておけばよかったのに、「飛行機に再挑戦」する機運がどんどん高まっていき、過去の栄光を取り戻そうとする三菱グループ経営陣が政府を動かし、国家プロジェクトになった途端、引くに引けなくなったと思われる。

海外の在留邦人の間でも、三菱のヒコーキの復活は話題となり、大きな期待を抱かせたものであった。あの頃は、まさかここまで苦労するとは予想もできず、耐空証明も取得して2010年代の中ごろには次々と完成機が世界の空を飛ぶものと期待していた。

海外在住なので、日本国内の詳しい状況は把握できず、ただ期待が高まるだけであったことを覚えています。それが一転して開発は泥沼化してしまい、いつ商用化できるか見透しすら立たない状況に追い込まれてしまいました。

●航空大国のロシアでも、かつてソ連時代は同盟国がソ連製のツポレフ機やイリューシン機を買ってくれたものの、ベルリンの壁崩壊で西側旅客機が売り込まれるようになると、ソ連→ロシアの航空機産業は苦しくなり、軍用機製造は維持しているものの、旅客機が苦しくなっていますね。

1989年に初飛行したツポレフTu-204は85機の製造に終わり、採算は取れていません。後継機のTu-214は1996年に初飛行したものの、僅か17機の製造に終わり、失敗作と言われています。

ロシアでは、後継機としてイルクートMS-21を開発していますが、これはツポレフ設計局が開発に参加している形になっており、このためツポレフTu-〇〇〇と言った機種名は与えられなくなりました。しかもエンジンや操縦機器の多くが西側諸国からの輸入品となっており、かつてソ連時代なら100%純国産だった誇りも失われてしまいました。

ロシア政府は、自国の産業振興のため、輸入品の比率を減らす方針ですが、メーカー側と対立してうまくいっていないみたい。まだ日本の三菱に比べたらマシですが、ロシアも旅客機は苦労しているのです。

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