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2021年7月27日 10時30分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/119626
東北に上陸する恐れがある台風8号に備え、東京電力は事故収束作業中の福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)で、大型クレーンが倒れないようにしたり、建屋に雨水が入り込まないよう土のうを置いたりして対策を講じている。
台風8号は28日未明に東北に接近し、上陸するとみられる。東電は、強風で資機材が飛ばないようにシートをかぶせて固定。27、28日は台風の接近状況に応じて、屋外作業を原則中止する方針。
また、放射性廃棄物を保管する角形タンク2基のふたが長期間開けっ放しで、中に雨水が大量にたまって汚染水が漏れ出した事故があったことを受け、屋外にある同種タンク90基に雨水が入り込まないようシートでかぶせる。また、仮にタンクから水が漏れ出したとしても拡大を防ぐため、排水溝に土のうを置いた。
福島第一原発では大雨のたびに、原子炉建屋などに雨水が大量に入り込み、汚染水の急増につながっている。東電は、放射能汚染がひどい1〜4号機の屋根の補修や周辺道路の舗装を進めているが、線量が高いことや他の作業の支障になるため、作業が遅れている。(小野沢健太、小川慎一)
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/117551
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