http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/595.html
Tweet |
福島の畜産に復興の兆し…大規模農場でブランド力向上へ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/290416
2021/06/12 日刊ゲンダイ
和牛の販売などで期待が集まる(写真はイメージ)/(提供写真)
東電福島第1原発事故から今年3月11日で10年が経過した。
福島県内の農畜産品は原発事故による風評被害だけでなく、新型コロナの影響で大きなダメージを受けている。そんな中、酪農や和牛の飼育などの畜産で復興の動きがあるという。
福島県の中通りに位置する田村市都路町。福島第1原発から20キロ圏にあるため、一時、避難地域に指定されていたが、2014年に避難指示が解除。現在、震災前の9割以上が帰還している。
もともと牛の飼育に適したエリアで畜産が盛んだったが、震災と原発事故の影響で、乳牛、肉牛ともに飼育頭数は大幅に減少。現在も、セリにかける“枝肉”の販売価格は低迷した状態だ。
田村市では、お隣の川内村に接する26ヘクタールほどの場所で、和牛など3000頭を飼育する県内最大級の大規模牧場を計画。2024年の一部稼働を目指している。
「21年度新設の国の補助金を活用する事業で、今年度からの計画でしたが、まだすべての協議が終わっていないため、具体的な動きは始まっていません。桃などの農産品と同様、和牛の価格も全国平均で見ると落ち込んでいる状況で、震災前の水準には戻っていません」(田村市農林課)
福島牛は昨年の緊急事態宣言で外食向けが大きく需要を落としたが、ただ、ネット通販などで家庭用の販売が上向きつつあるという。
県や市は牧場の整備計画に、県内畜産の復興拠点として大きな期待を寄せている。
県内最大級の牧場でブランド力向上へ |
この牧場では、ICT(情報通信技術)を活用した搾乳機器を導入するなど、最新の設備を揃えるほか、避難地域に指定されていた12市町村のコメを飼料用米として活用することも検討。さらに、牛のたい肥を農家に供給するなど、循環型の運営を目指しているという。
「福島牛のブランド向上につながる拠点として、早期の実現を期待しているところです」(同)
牧場の始動はこれからだが、飼育された和牛や牛乳が県内だけでなく、全国的に広く消費されることで、初めて復興といえるだろう。今後の動向に注目したい。
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素53掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素53掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。