http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/529.html
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「被曝(ばく)の森2021 変わりゆく大地」 (NHKスペシャル 2021/5/9放映 )
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/JPVLL7XQ61/
原発事故以来「被曝の森」の水田や畑は、草原や林に飲み込まれ、イノシシやアライグマ、キツネなどの野生動物が闊歩(かっぽ)。
森の奥では、これまでいなかったツキノワグマが進出するなど、生態が大きく変わった。研究者の調査からは、マツの形態異常が放射線によって起きる
メカニズムの一端が初めて解明。さらに、被曝によってイノシシやネズミ、そしてサルの体内で何が起きているのか、
細胞・遺伝子レベルで徐々に見えつつある
-------(引用ここまで)--------------------------------
「被曝の森 2018」が放映されたときにも書きましたが、深刻な被ばく被害を隠ぺい、
矮小化している偏向番組ですね。
今のところ被ばくの影響は見られない、といった原子力ムラに都合のよい研究結果だけを
紹介しています。
ニホンザルの甲状腺 → 今のところ、がんは見つかっていない。
イノシシの小腸でサイトカイン過剰 → 免疫暴走は起こっていない。生理学的範囲で対応できているらしい。
アカネズミの精巣の精原細胞増加 → 増殖機能、生命現象の一つ。精子数と受精能力は変化なし。
ニホンザルの血液染色体 → 転座の発生頻度が減少、回復している。
マツやヒノキが内部まで放射能汚染 → 新たに芽吹いた木は汚染されていない。
セシウムは土壌に強く吸着され、根からの吸収は少ない。
この地域は人類が経験したことがないほど最高度の汚染に晒されており、
被ばくの影響はこんな甘いものではありません。
植物だけではなく、動物にもすぐに見てわかる奇形が相当数出ているはずです。
動物は体の具合が悪くても病院には行かないので、上面を眺めるだけでは何が起きているか
わからず、個体数が増えた、で終わりです。
セシウムが土壌に強く吸着され根からの吸収は少ないのなら、なぜ山菜の汚染が
ひどいのでしょうか。
大学の研究室も原子力推進に不都合な研究をするとすぐに予算をカットされてしまうので、
当たり障りのない研究に終始しているのでしょう。
手入れのために地元の人が定期的に森に入っているとのことですが、超高汚染地域であり
被ばくが非常に心配ですが、そういうことにもこの番組は触れません。
こんな御用番組を見て、順調に回復しているのだ、とだまされてはいけません。
(関連情報)
「被曝の森 2018 見えてきた“汚染循環” (NHKスペシャル)」
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/501.html
「福島・帰還困難区域のシジュウカラの死骸 血液の集まる脳に放射性セシウムが集中していた」
(拙稿 2018/3/9)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/502.html
「被曝ニホンザルは警告する (Bee Media)」 (拙稿 2018/8/4)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/189.html
「福島のサル:内部被ばく 放射性セシウム、筋肉中に78-1778ベクレル (毎日新聞)」
(拙稿 2015/2/9)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/795.html
「福島第一原発の近くに生息するサルの血球数が少ない 若いサルほど
放射性セシウムとの相関性高い(natureasia.com」 (阿修羅・赤かぶ 2014/7/26)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/480.html
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