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※2021年4月19日 朝日新聞25面 紙面クリック拡大
福島第1原発「汚染水」は海洋放出でもタンク増設は不可避
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288121
2021/04/19 日刊ゲンダイ
東京電力福島第1原発の敷地内に並ぶ処理水を保管するタンク(C)共同通信社
東日本大震災で事故になった福島第1原発からの海洋放出が決まった「汚染水」について、政府が定めた放射能の放出上限まで処分しても、なお処分し切れない汚染水が残り、タンクの増設が不可避であることが分かった。
19日の朝日新聞が報道。同紙は政府と東電の公表資料から試算した。政府の基本方針では、海に流す放射性物質トリチウムの総量を年間22兆ベクレルとしている。東電によると、原発敷地内のタンクの水に含まれるトリチウムの平均濃度は、昨年3月時点で1リットル当たり73万ベクレル。単純計算で、22兆ベクレル分は約3万トンの水に相当。
一方、建屋に入り込む雨や地下水によって、昨年は1日平均140トンの汚染水が発生。年間約5万1000トンに当たる。昨年と条件が同じなら、タンクにためる水は差し引き年間約2万トン増える計算になるという。
政府や東電は2年後に海洋放出を開始する方針だが、タンクの増設は避けられそうにない。
※朝日新聞、紙面文字起こし
処理水放出しても タンクの増設必要 汚染水発生が上回る 本社試算
東京電力福島第一原発から海に流す方針が決まった処理水について、政府が基本方針で定めた放射能の放出上限まで処分しても、タンクに保管する水が減らない可能性が高いことがわかった。雨や地下水の流入で増える汚染水が、処分量を上回るためだ。政府や東電は2年後の海洋放出を見込むが、満杯が迫るタンクの増設は避けられそうにない。
政府と東電の公表資料から朝日新聞が試算した。政府が13日に決めた基本方針では、海に流す放射性物質トリチウムの総量を年間22兆ベクレル以下とした。これは、事故前に福島第一から排出されていたトリチウムを含む水の放出上限だ。
東電によると、敷地内のタンクの水に含まれるトリチウムの平均濃度は、昨年3月時点で1リットルあたり73万ベクレル。単純計算すると、22兆ベクレル分は、約3万トンの水に相当する。
一方、建屋に入り込む雨や地下水で、昨年は1日平均140トン(年間約5万1千トン)の汚染水が発生。降水量にもよるが、昨年と条件が同じなら、タンクに貯蔵する水の量は年間約2万トン増える計算になる。
政府と東電は2025年に汚染水の発生量を1日平均100トン(年間約3万6千トン)まで減らす目標を掲げる。しかし、それを達成しても、汚染水の発生量は、処理水の放出量を年間数千トン上回ることになる。
試算について、政府関係者は「厳しい結果。タンクを造らざるを得ないだろう」と受け止める。
東電によると敷地内にあるタンクの容量は計約136万8千トン。先月18日時点で約125万トンの水がたまっている。昨年と同じペース(1日130〜150トン)で汚染水が増え続けると、23年の春から夏ごろに満杯に達する。(福地慶太郎)
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