http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/467.html
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東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出決定を受け、
復興庁が発表したチラシの一部=復興庁ホームページより (引用元[1])
政府は、福島第一から放出する汚染水は100倍以上に薄めるので
心配ないと言っているがこれはマヤカシである。
無知な人間はコロリとだまされてしまうだろうが、放出前にいくら希釈しようがしまいが、
海に流せば薄められるので同じである。
濃度ではなく放射性物質の放出総量 (ベクレル)を議論しないと意味がない。
いくら希釈しようと魚介類が放射性物質を何千、何万倍にも生体濃縮するので、
安全だとは言えない[2]。
現に自然界ではあり得ない高濃度のトリチウムやセシウムが魚介類から検出されているが、
これは食物連鎖の中で放射性物質が生体濃縮されている動かぬ証拠である[3][4][5]。
英国セラフィールド再処理工場では1980年代になってやっと放射性廃液の垂れ流しをやめ、
処理して海に流すようになったが、魚介類の汚染はなかなか下がっていない[6]。
一度海を汚染させてしまったら、取り返しがつかなくなることは明白である。
あわてて汚染水を放出をするのではなく、たとえお金がかかっても大型タンクを建設し、
汚染水を数十年保管することが最良の選択である。
(関連情報)
[1] 「復興庁、電通に3年で10億円 原発事故の風評払拭事業」 (毎日新聞 2021/4/15)
https://mainichi.jp/articles/20210415/k00/00m/040/247000c
[2] 「[復習] 生物濃縮(生体濃縮)について 放射性物質は希釈しても無害にはならない」
(拙稿 2019/11/2)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/226.html
[3] 「英国ブリストル海峡の二枚貝やカレイのトリチウム濃縮率は2000-3000倍」
(拙稿 2021/4/12)
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/436.html
[4] 「福島の魚から2年ぶり基準値超え クロソイ、国が出荷制限へ (共同)」
(拙稿 2021/2/23)
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/310.html
[5] 「沼津産アオザメからセシウム134/137合算で707ベクレル/kg検出!」 (拙稿 2016/6/10)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/817.html
[6] 「魚介類の汚染はごくゆっくりとしか減少しない --
セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態」 (拙稿 2016/8/4)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/253.html
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