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「“遺体預かり民泊”トラブルの真相『家の前にはドライアイス、庭先に遺体も』
《「多死社会」の前兆か》」 (文春オンライン 2021/3/19)
https://bunshun.jp/articles/-/44157
大阪市住吉区の、一軒家やマンションが建ち並ぶ閑静な住宅街。20分ほど歩けば、全国でも有数の人出を誇る住吉大社がある。どこにでもありそうな住宅街だが、この地で前代未聞のある不気味なトラブルが起きているのだ――。
トラブルの渦中にあるのは、地区の中心に建つ一軒家。今時珍しい瓦ぶきの古風な家で、周囲は人の背丈ほどの塀に囲われている。地元関係者の1人が語る。
■ 「時には庭先に遺体が置かれていたことも」
「ここには普段誰も住んでいなくて、しばらく空き家やってん。それがな、近くの住民が言うには、ある日、黒塗りの車が家の前にやってきてスーッと停まったんやて。それで何かをストレッチャーに乗せて、家に運び込んでいたと。ストレッチャーには白い布が被せられていたらしいんやけど、それが人の形をしていたもんやからえらいびっくりして! あ、これは遺体を運んでいるんやなとピンときたらしいねん」
一体、何が起きていたのか。全国紙の社会部記者が解説する。
「2年程まえにこの住宅に住んでいた方がいなくなり、その後に民泊として届けが出されているんです。経営者は50代の外国人男性で、しばらくは旅行客向けの民泊として貸し出していました。しかし新型コロナの影響で外国人観光客が激減。困った男性が、葬儀が行われるまでの間に遺体を一時保管する場所として提供するようになったといいます」
経営者の男性が遺体の受け入れを開始したのは2020年12月頃。1カ月に2体から3体ほど遺体を受け入れていたというが、程なくして、事態を察知した住民から「怖い」などの声が相次いだのだ。
「家の前には大きいドライアイスの箱が置かれていてね。時には庭先に遺体が置かれていたこともあって、外からも見える状態やったみたいやねん。数日間、民家の中に遺体が放置されていることもあったようで、正直、気持ちがいいものではないわな」(前出・地元関係者)
そして今年1月、近隣住民から区役所に「民泊で遺体を安置している」という苦情が寄せられる事態に発展したというわけだ。区役所でも対応を検討したというが、遺体の一時預かりを規制する法律などはなく、民泊事業をめぐる法令にも違反していないという。
「法律や条例の規制がないため、最終的には、当事者同士の話し合いで解決するほかないのが実態です。民泊を経営する男性は、『普段は棺桶やドライアイスを販売していた。葬儀業者から遺体を一時的に預かって、棺桶に納めてドライアイスを入れることはあったが、悪いことはしていない』と説明しています。一方で、『住宅が売れるまでは、遺体の搬入は続けたい』とも話していたのですが、近隣住民からの反発を受けて預かりを中止することにしたようです」(前出・社会部記者)
■ コロナ禍で家族葬や直葬を選ぶ人が急増
そもそも、なぜ、葬儀業者は民泊に遺体の預かりを依頼していたのか。業界関係者は、現代特有のやむを得ない事情があったのではないかと指摘する。
「大手の葬儀業者は自前の遺体安置所を持っていますが、小規模の葬儀業者は持っていないことが多いんです。しかも最近は親戚や会社の同僚など大人数の参列者を集める昔ながらのお葬式よりも簡素な家族葬や直葬を選ぶ人が増え、小規模葬儀業者へ依頼が急増している。自前の安置所を持たない葬儀業者は、何とかして遺体の保管場所を確保しなければならない。規制がない民泊に遺体の預かりを依頼するのも、やむを得ない一面があるのかもしれません」(葬儀業関係者)
■ 本格的に多死社会が到来すると...
また、前出の社会部記者は「この状況は『多死社会』の到来を予感させるトラブルだ」とも語っている。
「2016年、厚労省が『新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 第1回』で作成した資料に、『多死社会の到来』という項目がありました。多死社会というのは、高齢化社会が進行した後にやってくると言われていて、人口の大部分を占める高齢者が寿命で亡くなり、人口減が急速に進む社会の形態のことです。日本では2040年頃に年間死亡者数が最大になると言われています。
本格的に多死社会が到来すると火葬場が不足する。つまり亡くなってから火葬するまでの“順番待ち”の期間が生まれるということです。“遺体一時預かり民泊”は今後も増えていくかもしれません」
前出の地元関係者はこうも語っていた。
「こんな時代やし、法律に違反しているわけでもないから、民泊業者もちょっと不憫ではあるわな」
今後、日本は迫りくる多死社会とどう向き合っていくのだろうか。
------(引用ここまで)--------------------------------
なかなか死なないから高齢化社会になるのであって、それがいきなり多死社会になる
というのはおかしいです。
そもそも、多いと言われる団塊の世代は、団塊ジュニアとの谷間の世代と比べても
せいぜい5割程度多いだけです。
この世代が10年後に寿命をむかえるとしても、葬儀は5割増えるだけ、
せいぜい火葬は2日待ち程度でしょう。
火葬が1-2週間待ち、遺体保管業が大繁盛しているのは、寿命とはいえない年齢の人が
大量に亡くなっているからです。
その原因は言うまでもありません。
数年前に、首都圏では遺体保管所に対し反対する周辺住民がニュースになりましたが、
ついに関西でも死体が火葬しきれずあふれる状況になったのでしょう。
前兆ではなく、すでに多死社会になっているのです。
いくら政府が人口統計を改ざんしたところで、隠し通せないということです。
(関連情報)
「まさに柩の列島 --- 火葬場が大混雑、お葬式10日待ち」 (拙稿 2012/12/12)
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/284.html
「火葬場大混雑は高齢化や火葬場不足のせいではない 放射能被ばくによる大量死が原因だ」
(拙稿 2016/2/10)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/820.html
「住民街に突然『遺体保管所』 住民大反対 (TBSニュース)」 (拙稿 2014/7/27)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/501.html
「福島第一原発事故の犠牲者は500万人を優に超え、1000万人に向かって急増中」
(拙稿 2021/3/13)
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/368.html
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