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しがみつく原発マフィア トランプ支持のカルト団体みたい 中村敦夫 末世を生きる辻説法
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284824
2021/02/05 日刊ゲンダイ
六ケ所村の核燃料再処理工場(C)共同通信社
来月で、福島原発事故から10年が経つ。
原因究明も中途半端なのに、避難民は支援金を打ち切られ、20ミリシーベルト以下の汚染地へ、帰郷せよと迫られている。国際基準の数値は、1ミリシーベルト以下だというのにだ。
メルトスルーして地下に潜り込んだデブリは放置されたままだし、汚染水も流れっ放し。
たまる一方の核廃棄物にしても、処分する方法も場所も未定だ。
原発は「安全」「安価」の2本柱で推進されてきたが、今ではどちらも真っ赤なウソだと証明されている。ついでに、3つ目のウソも付け加えれば、「原発がないと電力が足りない」というデマだ。これは電力需要量と供給量のグラフを見れば一目瞭然。電力はいつも、原発の発電量分だけ余ってきた。
それでも原発にしがみつき、再稼働を策謀するグループがいる。論理性、科学性を無視して突進する姿は、トランプ支持のカルト宗教団体のようだ。
宗教団体なら名義と教義が必要だ。名義は「オウム原発真理教」、教義は「核燃料サイクル」というところか。「サイクル」とは、日本はエネルギー資源がないので、原子力を利用すべきという信仰だ。ウランを普通の原子炉で燃やすと、3種の核燃廃棄物が出現する。プルトニウム、ウラン、高レベル放射性廃棄物だ。
さて、この中のプルトニウムだけを分離し、特別な高速増殖炉で燃やすと、さらに新しいプルトニウムが生まれるという。最初のウランがあれば、永遠に核燃料が手に入る!
こんなことが可能になるはずだった高速増殖炉の名が、他ならぬ「もんじゅ」だった。
そして、大量のプルトニウム分離を目指していた大型処理施設が、青森県六ケ所村の再処理工場(写真=共同通信社機から)。この2つがセットで稼働することで「サイクル」が起動する。
ところが、押しても引いても「もんじゅ」は動かない。揚げ句、大事故隠蔽がバレて、その後は修理に20年かかった。1日の経費がなんと5500万円! 一度も動かず、1兆円を使ったところで、廃炉が決定。
六ケ所村も、故障続きでまともに動かない。分離したプルトニウムが増え続けても、もんじゅがなければ使い道もない。それでもカルト信者たちは、新型「もんじゅを造れ」などと叫び続けている。
彼らは別名「原発マフィア」と呼ばれ、国政、行政、産業界、学会、マスコミに巣くっている。
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