http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/264.html
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「福島第一原発事故による放射性物質汚染の実態〜2019年、
福島県二本松市の汚染の現状と黒い土 」 (NET IB News 2021/1/20)
https://www.data-max.co.jp/article/39641
NetIB-Newsでは、千葉茂樹氏が福島第一原発事故による放射性物質汚染の実態について行った調査結果を、環境放射能除染学会誌の同氏の論文から紹介する。
2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生し、直後に福島第一原発事故が発生した。3月15日、本論の二本松市を含む福島県中通りは、放射性物質に汚染された。
2019年、著者は二本松市市街地南部の空間線量率を調査した。調査地域は、1972年の国道4号バイパスの開通、92年の二本松市役所の移転と周辺地域の造成などで、里山が開発された地域である。調査地域の中心部は丘陵地で、小山が南南西―北北西に分布する。この丘陵の中に二本松市役所がある。
「各市町村の除染実施状況」によれば、汚染状況重点調査地域(除染実施区域)の除染(住宅・公共施設・道路・農地・森林(生活圏))は、18年3月に完了した。この中に二本松市が含まれる。また、「除染について」は、除染の目標を「長期的な目標として追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下」(原文)としている。1mSv/yは、時間当たりに換算すると0.23μSv/hになる。
調査では、地上1mの空間線量率を測定した。調査期間は19年5〜9月の延べ25日、測定器は日立TCS-171である。
5,921地点で測定した結果、全域の空間線量率は0.06〜2.56μSv/h、平均は0.28μSv/hであった。この中で、0.10μSv/h以上0.40μSv/h未満の地点が4,832地点と全体の約82%を占めた。
また、1μSv/h以上の地点が22地点であった。さらに、廃業したパチンコ店のアスファルト駐車場に「黒い土」と呼ばれる高放射能土を確認した。高放射能土の空間線量率(高さ1m)は2.26μSv/hであった。
------(引用ここまで)------------------------------------------------
これは地上1mの空間線量であり、地表はさらに高いはずです。
そろそろ事故から10年、除染をした地域すら
いまだにこれだけの汚染があることに驚きます。
除染をしても、汚染されたままの山、森林から汚染が移動してくるので
あまり意味はないでしょう。
ちなみにチェルノブイリでは0.28uSv/h以上で居住禁止です。
(関連情報)
「福島県郡山市、二本松市の放射能汚染がものすごい」 (拙稿 2017/9/10)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/653.html
「2017年12月に二本松市・下水処理場の汚泥から8800ベクレル/kgものヨウ素131を検出
再臨界は確実」 (拙稿 2018/6/28)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/876.html
「祝!環境省が福島・二本松市での除染土再利用実証実験を断念
他の地域に持っていく可能性もあり要注意」 (拙稿 2018/7/16)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/127.html
「山から押し寄せる放射能 (小澤洋一氏監修)」 (拙稿 2014/8/14)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/713.html
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