明けましておめでとうございます。

新年、初投稿はお正月にふさわしい明るい話題をと思ったが、
各地の原発周辺で地震が頻発し、次の事故が刻々と近づいており、
そうも言っていられない。

丑年にちなんで衝撃的な記事を紹介しよう。

「原発事故で取り残され……『牛は悲鳴をあげて餓死した』　
南相馬市の元酪農家が語る“9年間の悔恨”」　（文春オンライン　2020/3/11）
https://bunshun.jp/articles/-/36553
「
　牛は牛舎でつながれたまま飢えて、死んだ。政府はそうして死んだ大量の牛を、牧草地などに埋却する方針を打ち出し、半杭さんも防護服を着て作業に当たった。ずらりミイラ化した牛を運び出すと、閑散とした牛舎で柱だけが目立つ。その時、柱の「変形」に気づいた半杭さんは、愕然とした。
　牛は食べるものがなくなり、木の柱までかじったのだと、すぐに分かった。最後まで生きようと、必死であがいた痕跡が刻まれていたのだ。「牛さんに悪いことをした。本当に申し訳ないことをしてしまった……」
」

原発事故の悲劇の一つは、何の罪もない動物たちが悲惨な死に追いやられることだ。

HBOドラマ「チェルノブイリ」でも、避難はペット帯同禁止だったため、置いてきぼりにされ、
ひどく汚染されてしまった犬たちを射殺する悲しいエピソードがあった。

原発事故は、われわれの生活も自然環境も徹底的に破壊し、
人間も動物も容赦なく死に追いやる。

こんな悪魔のような装置がこの地上に存在してよいわけがない。

原発があるかぎり、いつ爆発するかとびくびく怯えながら暮らさなければならない。
決して枕を高くして寝ることはできない。

一日も早く原子力を廃絶するため、今年もみんなで力を合わせてがんばりましょう。
　

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