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以下は小説である。実際の人物とは何の関係もない
これは以前書いたものの2020年改訂版である。
「亡国の人物と火の鳥」2020年VER
亡国の人物と火の鳥
75歳で亡国の「彼」は、死んだ。
死因は肝臓ガンであった。
郵政民営化や、数々の民営化という名称の「国家資産売却」
水道網を外資に持たせること、種子法廃止によって外国の種子メーカーに
日本の食を明け渡すこと、カジノを導入すること、戦争の下請けの
国家にすること、そしてそれを支える不正な選挙態勢を構築すること、
副作用ばかりのワクチン導入など
によって外国資本に利益供与をすることで
莫大な金融資産を海外にきづきあげて
亡国の彼は死んだのであった。
人間は必ず死ぬ。
当然、すべての金は使われないまま、この世に置き去りにされていった。
亡国の「彼」に何が起こるのか?
ここから先は、物語として書いてみたい
題名は「火の鳥と亡国の人物」である。
「火の鳥」とは、手塚治虫という天才漫画家が
インスピレーションによって書いた漫画で、
手塚治虫の集大成のような大作である。
亡国の人物の「彼」はその後どうなるか?
人間は輪廻転生をしている。これから永遠に生き死にを繰り返して生きるのである。
良くなろうと悪くなろうと「死ねない」のだ。
亡国の「彼」は、
なんとも皮肉なことに、また長野県の片田舎に生まれてしまった。
亡国の○○○○
「おんぎゃあ」
「おんぎゃあ」
時は西暦2030年。
そうして長野県の片田舎に亡国の「彼」は生まれた。
前世の記憶は残っていた。
母親「あら、ずいぶん太ったえらそうな男の子だこと。
どうしてそんなにえらそうなのかしら?」
「彼」は赤ん坊でも「自分はえらい」と勘違いしていた。
「彼」は、しばらくして、「自分が赤ん坊であること」を知り、がく然とした。
「どうしてだ!俺が赤ん坊になっている。こんなことは聞いていないぞ」
「なんで俺はまたこんな同じど田舎に生まれているんだ!」
「せっかくこの田舎から逃げられたと思ったのに、これじゃ前と同じではないか
!」
貧しい両親は共働きではなかった。
父親は、近くのレンズ工場で研磨工として働いているが、
母親は、何もすることなく家にいるのであった。
とにかく、「金」がない。靴下は、やぶれたままだった。
靴下も買ってもらえない。
何も食べられない
。
格差社会の結果である。
父親の勤めているレンズ工場は、
親会社のカメラメーカーが外資に買収されていた。
日本の歴史史上最悪の売国奴内閣の
小泉内閣と安倍内閣がやった結果である。
そして当然、収益を追及するために、
その昔、自民党政権において
働き方改革という美名のもと
残業代ゼロ法案が可決されて、
残業代がゼロで昇給もゼロとなっていた。
当時日本国民は抗議したが、
もう、ほとんどの会社が外資のものになっていたので、
外資からの献金が目当てだった政権はそのまま強行採決をした。
そのしわよせで、当然レンズ工場も、
父親がいくら働いても初任給からまったく給料は上がらないのであった。
なにしろ、父親の手取りは12万円しかなかった。
それで一生据え置きらしい。奴隷だからである。
しかも、郵便局はそんな ど田舎からは撤退してしまっており
存在していなかった。つまり金融機関が存在していないのである。
給与はいつも手渡しである。
そのころには郵便局は、
ゴール○マンサ〇クスポスタルサービスと
いう名称になっており、
口座維持手数料を毎月3千円は取るようになっていた。
つまり口座をもつだけで、
お金を毎月3千円引き落とされるのである。
「亡国の彼」は、
「まずい。俺が前世で稼いだお金。
国家資産を売却して得た、何百億円という海外金融資産は、
ロスチ〇イルド銀行にあるはずだ。
引き出さないとだめだ。
あれがあれば、また一生遊んで暮らせるだろう」
しかしいったいどうすればいいんだ。
すると彼はまた
「恐ろしいこと」に気づいた。
「ぎゃあ!まずい。俺は前の「俺」じゃないんだ!
名前も違うし顔も違う。
それじゃ金が引き出せないじゃないか!
ATMカードもない。
いったいどうすればいいんだ」
彼は途方にくれた。
なにしろ母親の作るご飯はとても貧弱だった。お米がないのである。
彼はあんぱんをたべることが、最上のごちそうだった。
亡国の彼は「どうしてまた生まれ変わってこんな貧乏な目にあわなくてはいけな
いんだ」と怒った。また貧乏生活に逆戻りか。
ふと、彼の頭に「因果応報」とは実はこのことなのか
という考えが浮かんだ。
「俺が日本人全体をだまして外資に売却をしてやったことがこんな形で俺にも帰
ってくるなんて」
しかし後の祭りである。誰も彼に こんな人生が待っているとは
教えてくれなかったからだ。「いつも「俺は太く短く生きる」と思っていた
がまさかこんなことになるとは」 と彼は思った。
そして、彼は破れた靴下をぬえないまま小学校に入った。
なにしろ、歯ブラシもない。
そのころには学校では「愛国心」という授業がなされていた。
「愛国心」
1 お国のためには命を捨てる。
2 誰から言われなくても自ら進んで軍隊に行くことこそ人生の模範である。
3 戦争は平和である。
と教室の前の壁に書いてある。
彼はこう思った。
「こんなのは軍需産業をもうけさすために俺が考えたスローガンじゃないか」
するとそれを見ていた
「正義の教師」から怒りの鉄拳が見舞われた。
「正義の教師」は絶叫して怒鳴った。
「何だ 貴様!! その態度は!!!
さては命が惜しくなったか!!!!!!」
その日は算数の授業であった。
先生は質問してきます。
「3人のイラ〇人を殺しました。
また2人のア〇ブ人を殺しました。
さて何人殺したでしょう?」
クラスで一番できる男の子は
「はいっ」と手をあげた。
「合計で5人の相手を殺しました。
もちろんお国のためにです。誇りをもって。」
「正義の教師」は「すばらしい!」
「そうだね。5人だね。正解!」
と絶叫した。
そしてその男の子は、
「もし戦場だったら
僕はがんばってもう一人殺します」
と言っていた。
正義の教師」は「偉い!さすがだ!」
と絶叫していた。
じゃあ今度は、
応用問題だ。
「一人で3人殺せる兵士がいました。
その兵士が二人いたら何人殺せる?」
はい 「はい
3人×2人で合計6人殺せます。
もちろんお国のためにです。すぐ実行です。」と答えた。
「亡国の彼」は、授業中落ち着きがなかった。
授業がつまらないし、なんのための授業なのかよくわからなかったからだった。
すると「正義の教師」がこう言ってきた。
「貴様、私の授業であくびをするとは、
いい度胸だ!」「カウンセラーに会いなさい」
そこにはスクールカウンセラーがいた。
「すみません。ちょっと授業中にあくびしました。」
スクールカウンセラーは言った。
「ははーん わかったわ。あなたはADHDですわね。
学習遅滞児童ですわ。じゃあこれはお薬よ。リタリン、コンサータ、これはビバンセ」
「えっこれは、まずいんじゃ。
リタリンもコンサータも覚せい剤に似ているから
結局とり続けると廃人みたいになってしまうんでは?」
それにビバンセは体内に入ってから赤血球の酵素と反応して
覚せい剤に変化してしまうぞ」
と思ったが、そんな専門的な知識は先生には知らされていなかった。
民営化された株式会社学校には「ノルマ主義」
が導入され会議室には、
「必達! 精神医薬を児童に2千錠でハワイ旅行!」
と書いてあった。まるでどこかの生保の営業所のよう
なノルマ主義である。
「一週間に5件、新規に児童を精神病院に入院させて
お金を得る。」というノルマもあった。
そして「ちょっとかぜぎみ」で
というと「じゃあ 強力版精神医薬も出しておきます」
といわれた。「副作用として、
時々、高いビルから衝動的に飛び降りたくなることあり。
もし衝動的に飛び降りたくなったらすぐに服用を止め、医師に相談のこと」
と書いてあった。
「この精神医薬は、金儲けのために効果のないものを俺が国家に買わせただけじ
ゃないか」
「もしこんなものを飲んで自殺したらどうするんだ」
と不安になった。
そして亡国の彼は大人になった。
まず、「車を使って都会に出よう」高速道路に
乗ろうとしたところ、
そこにはゴール〇マンサ〇クス高速道路株式会社と書いており
通行料は、
日本道路公団の時の10倍になっていた。
そして速度制限も厳格化されて
100キロの速度を一キロでも超えたら、
厳罰化し罰金100万円となっていた。
そしてその速度違反を取り締まる罰金も
「民営化」されて、
その収入はすべて高速道路株式会社に入ることになっていた。
だからいたるところに監視カメラが設置されていた。
すでに高速道路は、新規建設はすべて中止となり、
単に通行料の2兆円はすべて株主に流れ込む仕組み
に変化しており道路を走れば、いつも恐ろしいほど渋滞していた。
しかもろくに修理をしないため、
高速道路にはところどころに穴がボコッとあいていた。
しかし、もうそのころには、官僚がいないため
誰もそんな苦情を聞いてくれないのであった。
その当時には、すでに官僚制度は、
崩壊してしまい、まったく魅力のない職になっていた。
聞いたこともないような大学が今年の官僚の最大
のパーセンテージを占めるとニュースでやっていた。
そして亡国の「彼」は今度は、
生まれ故郷から都会に出れずに一生を終えることになった。
なぜなら、格差社会を推し進めた結果、
東京への流入が増えすぎて、「東京へ田舎者は住むべからず」
と流入制限をかけていたからだ。
そのため、亡国の彼は、レンズ工場で
レンズの研磨工として一生を過ごした。
彼は朝から夜まで働いていたが誰も結婚してくれなかった。
それ以外に職がなかった。
そして工場の役職までになったが、
月給は手取りで15万円だった。
ボーナスはなかった。年収200万円が夢だった。
結婚相手はいなかった。
日本人の女性はすべて、
米国人と結婚をするようになっており、
誰も日本人男性とは結婚したがらなかった。
そして彼は一生を終えた。
「ああろくなことがなかった」と死の直前思った。
そして死んだ。
しかし、そしてなんとも皮肉なことに、
再びまた長野県に生まれたのだ。
「おんぎゃあ おんぎゃあ」今度は彼は、
驚いた。なにしろ、食べるものがない。
戦争によって疲弊している。生きるための職は
、実は、兵隊になることしかなかった。
女性は外国人相手の売春ぐらいしか仕事のない世の中になっていた
。彼は、戦争株式会社の設立した小学校に入学した。
長野州立戦争興業第一小学校
それぐらいしかなかったからである。
なにしろ、その戦争株式会社設立の小学校は、
授業料が無料だったからだ。
しかしその代わり卒業時には、
必ず兵士になることが義務づけられていた。
そこには、総統校長がいた。総統校長が歩いてくると
、「なんだ。お前のその軟弱な態度は。
歯をくいしばれ!この俺が性根をたたきなおしてやる!」
といわれた。そして、自作自演のテロ行為が、
4年にいっぺんは公共事業のように
定期的に起こされてそれに対する戦費に
郵便貯金の金が湯水のごとく使われている
のである。そこに「火の鳥」が現れてこういった。
「亡国の○○、あなたは、
日本人の信頼を裏切って人々を不幸のどん底にしました。
ですから、あなたは、「因果応報」というところから、
今度は相手の立場になっているのです。あなたは、一生、
これから何回も転生しても、長野県のそこに生まれて
永遠にでれないのです。これから100回も1千回も生き死にを
あなたは繰り返すでしょう。
亡国の彼は 怖くなって こう聞いた。
「火の鳥様 私は それだけ何回も生き死にを繰り返して
どんどんさらにひどい状態になっていったら 最終的にはどうなるのでしょうか?」
火の鳥は言った。「あなたは、生き死にを繰り返して 最終的には
意識そのものがなくなり、「無」そのものになるのです。
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