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(回答先: 最新の核DNA解析で ・アイヌは縄文人の直系の子孫 投稿者 中川隆 日時 2020 年 11 月 01 日 23:04:18)
>言語学的に日本語とアイヌ語を比較するのは学問的に無理
日本語は南 c house n に居た稲作民が話していた言葉でオーストロネシア系だよ
アイヌ語は縄文人の話していた言葉で島根や九州や沖縄にはアイヌ語地名が沢山ある。
>分子生物学的には77 7が期待するようなもう沿う内容を結果は示していないし
日本列島の各集団と縄文人との関係について諸研究で一致しているのは、縄文人との遺伝的近縁性の順番が、近い方からアイヌ集団→琉球集団→本土集団になる、ということです。船泊遺跡の縄文人のゲノムデータからは、縄文人の遺伝的影響は、アイヌ集団では66%、本土集団では9〜15%、琉球集団では27%と推定されています。もちろん、これは幅の大きい推定値なので、今後修正される可能性は高いでしょう。とくに問題となるのは、西日本の縄文人のゲノムデータが得られていないことです。西日本の縄文人との比較では、本土集団への縄文人の遺伝的影響が20%程度になる可能性も提示されています(関連記事)。また、西日本の縄文人の遺伝的構成は既知の東日本の縄文人のそれとは一定以上異なっている可能性が高そうです。そうだとすると、縄文人の遺伝的多様性は現時点での推定より高くなりそうですが、それでも、古代および現代の各地域集団との比較において、縄文人が一つの分類群を形成する可能性は高いと思います。遺伝的影響の推定値に幅がありますし、各集団の違いも大きそうですが、現代日本人が縄文人の遺伝的影響を一定以上受けていることは間違いないでしょう。
この縄文人と現代の日本列島の各集団との遺伝的継続性についてネットでよく言われているのが、Y染色体DNAハプログループ(YHg)です。縄文人ではYHg- D1bが確認されており、それは現代の日本列島の各集団でも高い割合で確認されています。本土集団でも35.34%と高いのですが、アイヌ集団では81.3%と顕著に高くなっています(関連記事)。このことから、現代日本人の独自性および朝鮮半島や中華地域など近隣地域との違いを強調する見解が、「愛国的な」人々の間では常識になっている感があります。うっかり本土集団と朝鮮人集団や漢人集団との遺伝的類似性を指摘しようものなら、最新の「科学的知見」を無視して捏造に励む「反日左翼」扱いされかねません。じっさい、最近の研究でも、現代日本人のYHg- D1bは縄文人由来と推測されています(関連記事)。しかし、複数の縄文人の核DNA解析で明らかなように、そもそも縄文人は、ユーラシア東部集団という枠組みの中では、既知および古代の各地域集団とは遺伝的に遠い関係にあり、現代日本人の圧倒的多数派である本土集団が、縄文人よりも朝鮮人集団や漢人集団の方と遺伝的に近縁であることは、とても否定できません。mtDNAハプログループ(mtHg)でも、現代日本人と朝鮮人や漢人との類似性が指摘されています。
では、YHgとmtHgや核DNA(この場合、常染色体DNAと言うべきかもしれませんが)で、現代日本人とその近隣集団との遺伝的類似性が異なることはどう説明されるべきなのでしょうか。一つ考えられるのは、縄文時代の後に、アイヌ集団は本土集団とは異なり、朝鮮人集団や漢人集団と近縁な系統の遺伝的影響をほとんど受けなかったために高頻度でYHg- D1bが残り、一方本土集団は朝鮮人集団や漢人集団と近縁な系統から強い遺伝的影響を受けたものの、6世紀前半に父系継承の王族(皇族)を確立した氏族がYHg- D1bだったため、臣籍降下した天皇の父系子孫である武士(源氏や平氏、もちろん父系が皇族にさかのぼらない武士も多数いましたが)の勢力拡大により、再度YHg- D1bの頻度が本土集団において増加した、ということです。
もう一つ考えられるのは、現代日本人のYHg- D1bのうちかなりの割合が、弥生時代以降にアジア東部から日本列島に到来した、朝鮮人集団や漢人集団と近縁な系統の農耕民もしくは特定の技術集団に由来する、ということです(関連記事)。現在、朝鮮人集団や漢人集団にはYHg- D1bがほとんど見られませんが、これは南北朝時代や五代十国時代なども含めてユーラシア東部における青銅器時代以降の人類集団の移動の結果で、かつてはアジア東部にも広範にYHg- D1bが存在したのではないか、というわけです。この仮説の検証は、ユーラシア東部における古代DNA研究の進展を俟つしかありませんが、傍証として、縄文人のYHg- D1bでは、最近までYHg-D1b2aしか確認されておらず(関連記事)、最近公表された船泊縄文人もYHg- D1b2bだったことが挙げられます。しかし、現代日本人のYHg- D1b のうち、多数派はYHg- D1b 1です。YHg- D1bにおける合着年代は19400年前頃と推定されており(関連記事)、アジア東部でYHg-D1b1とYHg-D1b2が分岐し、日本列島へは、末期更新世までにYHg-D1b2系統が、弥生時代以降にYHg- D1b2bが拡散した、とも考えられます。もちろん、まだ西日本の縄文人のYHgは明らかになっていないので、それがYHg-D1b1で、YHg-D1bの分岐は後期更新世に日本列島で起きた可能性も考えられます。やはり、この仮説の妥当性も古代DNA研究の進展を俟つしかありません。
なお、「アイヌ民族が12世紀ごろ樺太から北海道に渡来した」というような見解がネットで拡散されつつあるようですが、その遺伝学的根拠は北海道の人類集団におけるmtHgの構成の変容を誤解したもので、とても通用する話ではありません(関連記事)。これまでのDNA解析からは、現代の日本列島の各集団のなかで、アイヌ集団が最も強く縄文人の遺伝的影響を保持していることは否定できないでしょう。もちろん、アイヌ集団は縄文人の「純粋な子孫」ではなく、オホーツク文化集団の遺伝的影響も強く受けています。
https://sicambre.at.webry.info/201907/article_32.html
77 7
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1 秒前
@juist schijnsel
>77 7が被差別部落民と縄文人の結びつきを主張している形態人類学については分子生物学が登場して以降、もともと主観にすぎるきらいがあったし、今では時代錯誤の学問分野であり
自然人類学や考古学は今でも第一線の研究だよ、DNA解析では民族の移動経路とかはわからないからね。
アプローチの仕方が違うだけさ。
- 小野寺まさるは完全なバカの詐欺師だった 中川隆 2020/11/03 09:55:35
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- 日本人はこうやってアイヌ人から北海道を乗っ取った 中川隆 2020/11/03 09:57:53
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- 騙せる奴だけ騙せればよい、と考えている詐欺師の元北海道議員の小野寺まさる 中川隆 2020/11/10 13:52:17
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- 騙せる奴だけ騙せればよい、と考えている詐欺師の元北海道議員の小野寺まさる 中川隆 2020/11/10 13:52:17
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- 日本人はこうやってアイヌ人から北海道を乗っ取った 中川隆 2020/11/03 09:57:53
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