http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/304.html
Tweet |
(回答先: 安倍首相とトランプ大統領が画策していた欧米資本による日本の銀行と大企業の乗っ取り 投稿者 中川隆 日時 2020 年 8 月 31 日 21:10:13)
日本は輸出と観光を辞め、労働力を国内のために使うべき
観光客が10倍に増えてもサービスを受け取るのは外国人なので、GDPが大幅に増えたりはしない
訪日外国人が過去最多になり3,000万人を突破し、これも「大変良い事だ」と言われています。
観光客が増えたり輸出が黒字になったら、ドルから円に交換するので、円高を招いてしまうだけです。
外人観光客が日本に来ると、ドルを売って円を買いますから、永久的に円高圧力が高まります。
円高になると日本は輸出でダメージを受けるので、外人観光客が使った金は泡のように消えるのです。
これが世界一の純債権国なのに、日本が世界一貧乏になっている仕組みです。
観光客が3,000万人来日して一人数十万円ずつを日本円に交換したら、いったいどれだけ円高になるでしょうか?
私には安倍首相の外国人観光客誘致は、自分の首を自分で締めているようにしか見えないのです。
輸出と観光にはもう一つ問題があり、それは日本人の労働力が外国人のために「浪費」されるという問題です。
日本人観光客に日本人従業員が奉仕するのは問題ないが、国内労働力を外国のために使ったら、理論上経済成長の足を引っ張ります。
日本が貧困国家だった頃には、自動車を生産してアメリカ人に使ってもらい、日本はドルを受け取ってドルで国内に必要な物を買っていました。
今の日本が自動車を生産してアメリカに買ってもらっても、それで経済成長はできないのです。
逆にアメリカから見て日本の自動車を輸入するのは、日本人の労働者を雇ってアメリカの資産を増やしている事になります。
外国人観光客で経済成長はしない
工場が日本に存在するというだけで、生産した自動車はアメリカの資産になり、日本はドルという紙切れを受け取ります。
自動車は廃車になるまでアメリカで走ってアメリカのGDPを増やし続け、日本は輸出代金を受け取る。
だがドルを受け取ったために円高を招いてしまう原理は、先ほど説明した通りです。
困った事に日本経済を主導している財務省はこれを分かっておらず「輸出が増えるのは良い事だ」「観光客が増えるのは良い事だ」と考えている。
良い事かも知れないが、観光客や輸出がいくら増えても、それで日本のGDPが増えたりはしません。
日本の工場で生産した自動車をアメリカに輸出するのは、日本の労働力が日本の為に使われず、アメリカに移住したのと同じ事です。
逆にアメリカから見ると、住所が日本にあるだけで、工場で生産したものはアメリカの資産になるのであり、対価として紙切れを印刷して渡せば良いだけです。
この理屈は分かり難いのだが、国内の労働力を国内資産を増やすために使わないと、労働力不足なのに経済はマイナス成長という結果になる。
- "国家社会主義"というのはファシズムの事だよ 中川隆 2020/9/03 03:35:22
(0)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。