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(回答先: チャンネル桜で大騒ぎしている中国人の土地買いとかどうでもいい小さな問題 投稿者 中川隆 日時 2020 年 8 月 01 日 17:50:50)
『正論』の凋落
編集長が上島嘉郎になってからは衰退が著しく、田北真樹子になったらもう廃刊前の『新潮45』と同じ状態だ。
先週、チャンネル桜が歴史修正主義をテーマにした討論会を放送し、ゲストの一人である筑波大学の掛谷英紀(かけや・ひでき)が、米国における人種問題と黒人暴動についてちょっと述べていた。掛谷氏は左翼思想と黒人運動を説明するため、若手知識人であるベン・シャピロ(Ben Shapiro)の著書を参考にしていたが、シャピロの保守主義には“胡散臭い”ところがあるので、そのまま信じるのは危険である。
掛谷氏の発言を切っ掛けに色々な事を述べてしまったが、チャンネル桜の視聴者のみならず、一般の保守派国民はアメリカ社会に興味を持っていても、その知識が乏しいので、ちょくちょく知識人から騙される。
なぜなら、一応「保守派雑誌」と呼ばれている『正論』や『WiLL』、『Hanada』といったオピニオン誌が、目先の話題を追求するだけの週刊誌(月刊の同人誌)になっているからだ。月刊『Hanada』の花田紀凱編集長は、元々『週刊文春』の編集長なので、時事ネタを扱って部数を伸ばせばいいという考えだ。それゆえ、知的な記事を求める読者でも、いつの間にか凡庸な論調に慣れてしまい、気楽な記事しか読まなくなる。
まぁ、『Hanada』は娯楽雑誌だからいいけど、問題なのは『正論』の凋落だ。編集長が上島嘉郎になってからは衰退が著しく、田北真樹子になったらもう廃刊前の『新潮45』と同じ状態だ。
平成の頃から保守の言論界は徐々に落ちぶれてきた。こんな状態だから、チャンネル桜が掛谷氏を招くのも当然だし、彼がベン・シャピロに引っ掛かっても不思議じゃない。一般の視聴者は掛谷氏の解説に頷き、「さすが、掛谷先生すごい!」と大感激。「なんで?」と疑問に思う視聴者の方が圧倒的に少数派である。
日本の総合雑誌は「米国の保守派がどうなっているのか?!」については無関心だし、購読者自身が幼稚になっているから救いようがない。これじゃあ、雑誌の中身が適当な政治記事で埋め尽くされていても当然である。保守派雑誌を買う一般人は、国内政治のゴタゴタと「韓国・中国けしらからん!」という特集記事を目にすれば満足なんだから、馴染みの無い話題は敬遠となる。こうした知的頽廃に気づけば、どうして櫻井良子なんかが未だに支持されているのかが分かる。「チョコプラ」の松尾じゃないけど、Ikkoを真似て「驚愕ぅぅ〜!」と言いたくなるよねぇ〜。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68815064.html
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