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ウクライナ軍、砲撃の戦術を変更:防空システムを撹乱するために弾薬の種類・発射方向を多角化(Voennoe Obozrenie / Military Review)
https://topwar.ru/198956-vsu-izmenili-taktiku-obstrelov-bjut-raznymi-boepripasami-po-gorodam-dlja-snizhenija-jeffektivnosti-pvo.html
2022年7月13日
ドンバスでのロシア軍の前進、ルガンスク人民共和国の全領土の解放という事態に対して、ウクライナ軍はドンバス、ヘルソン州、ザポロージエ州の都市への砲撃を強化した。 メディアは毎日、ウクライナ軍による新たな攻撃を伝えている。
攻撃の目標は同じである:ウクライナ軍はロシア連邦軍とドネツク・ルガンスク人民軍の弾薬を減らすために弾薬庫を攻撃しており、一方で一般市民のインフラを破壊している。住宅地はウクライナの砲火にさらされている。ウクライナ軍は市民に死傷者が出ていても関せずに都市を砲撃している。
興味深いことに、最近ウクライナ軍は、ドンバスの都市を砲撃するために多種多様なロケットランチャーと大砲を使う戦術を採っている。その狙いは防空システムの有効性を減弱することである。
ウクライナ軍は、多連装ロケット発射システム(MLRS)「グラード」と「ウラガン」、トーチカ-U ミサイル、大砲と迫撃砲、そして最近では海外の支援国によってキエフに移されたアメリカの MLRS、HIMARS を使用している。さらに、ドネツク人民共和国の領土防衛本部の記録によれば、フランスのカエサルがドンバスの集落の攻撃に使用された。この戦術は、まずいくつかの旧式のソ連式 MLRS を発射し、それに反応して防空計算が行われている、すなわち「気をとられている」間に、数十kmの射程距離のあるアメリカの MLRS で攻撃するというものである。
ウクライナ軍は、ドンバスとヘルソン州の集落を砲撃するために、禁止されたクラスター弾を使用している。クラスター弾はポーランド、ドイツ、リトアニア、ラトビアからウクライナ軍に移管されたことが知られているが、もともとウクライナ軍が所有しているものもある。クラスター弾は目標に近づくと爆発し、断片がそのあたり一帯に降る。断片は高度を感知して開く特別なカプセルに入っている。断片の総重量は、ウクライナ軍のミサイルを使用した場合には 400 kg に達することがある。
そもそもクラスター弾は野戦で敵の人員を破壊することを意図して作られたものであり、戦闘員が掩護物に避難できるような場所では使用する意味がない。しかし、ウクライナ軍は戸外にいる市民を殺傷するために都市に対する攻撃にクラスター弾を使用するのである。この場合、クラスター弾頭を備えたミサイルを防空システムで迎撃したとしても、爆発物の入ったカセットが街に雹のように降ってくるので、被害が甚大になる。
都市を砲撃するためにさまざまな種類の弾薬を使っていることには、(防空システムの有効性を低下させることに加えて)他の理由もある。 第一に、ウクライナ軍は、利用可能なすべてのミサイルと砲門を使用することで、自分たちの武器が増えているとロシア軍にアピールしている。第二に、都市を砲撃するための異なる道具と弾薬を使用することは、攻撃とその結果の予測可能性を大幅に低下させる。これはウクライナ軍にとって重要なことである。また別の目的は、砲撃された地域の住民の間にパニックを引き起こすことである。ウクライナ軍は戦場で実際の軍事的成功を収めていないので、その代わりに率直に言って国家テロの部類に属するようなことを追求しているのである。
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