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https://parstoday.com/ja/news/middle_east-i100836
アラブ連合軍がイエメン北部を砲撃、数百人死傷
7月 11, 2022 16:31 Asia/Tokyo
サウジアラビアが主導しUAEアラブ首長国連邦も参加するアラブ連合軍が、停戦中にもかかわらずイエメン北部へ砲撃を行い、数百人の死傷者が出ました。
侵略者たるアラブ連合軍は10日日曜、イエメンでの停戦に再度違反して、同国サアダ県西部の国境地帯を標的に砲撃を行いました。
イエメン保健省は、このアラブ連合軍によるサアダ県への砲撃で31人が殉教し、さらに261人が負傷したと発表しました。
国連イエメン特使は今年6月2日、イエメンでの停戦が2ヶ月延長されたと発表しています。しかしイエメン保健省によれば、アラブ連合軍の攻撃による停戦発表後から現在までの死傷者数は、のべ387人に達しているということです。
ICRC赤十字国際委員会職員のBashir Umar氏は9日土曜、ロシアのニュース専門局・RTとのインタビューで、「イエメンの人道状況は、同国に対するアラブ連合の攻撃のために非常に悪化している。イエメンの人口の3分の2は現在、基本的な保健サービスが受けられない状況にあり、2時間あたり妊産婦1人・新生児6人が命を落としている」と説明しました。
同氏は続けて、国際社会に対しイエメンの人々を支援するよう求めました。
サウジアラビアは2015年3月、UAEを含む複数のアラブ諸国との連合軍という形で、アメリカの支援を受けそのゴーサインの下、アラブ圏の最貧国であるイエメンに対して大規模な攻撃を開始しました。そして、亡命したイエメンのハーディ元大統領を復権させるという口実とともに、自身の強欲な政治的目的をかなえようとしました。
しかし、イエメン国民と軍の勇敢な抵抗、そしてミサイルや無人機を使った彼らの特別作戦により、それらの目的は達成されず、アラブ連合軍は停戦受諾を余儀なくされました。
国連の提案により、イエメンでは今年4月2日より2ヶ月間の停戦が成立しました。
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