http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/805.html
Tweet |
ゼレンスキーのセベロドネツクの嘘がばれた(Moskovskij Komsomolets)
https://www.mk.ru/politics/2022/06/06/zelenskogo-poymali-na-vrane-o-severodonecke.html
2022年6月6日
スヴェトラーナ・サモジェーロワ
セベロドネツクの状況は、あらためてウクライナの政治的中心と軍事的中心の対立がいかに強いかを見せつけた。当初、ウクライナ兵は街を離れるよう命令された。しかし、突然傭兵とスペツナズを派遣し、街を守るという決定がなされた。「ナ・バンコヴィ」(大統領府の通称)は「誰が主人であるか」を示し、軍を意思決定から遠ざけることにした。
私たちは政治学者マラト・バシロフ氏に状況についての評価を依頼した。
「連合軍はセベロドネツクの住宅区域を支配しました。」とバシロフ氏は言う。「ウクライナ軍の残党は、北ドネツ川の左岸工業地帯にあるアゾト工場に残っています。」
「連合軍は、この化学プラントを正面から攻撃することはありません。なぜなら、北ドネツ川対岸のリシチャンスクはセベロドネツクより高く、そこにウクライナ軍の陣地があるからです。工場に入ろうとすると、地の利のある対岸から砲撃されてしまいます。」
「急ぐ必要はありません。問題は私たちの戦闘員の命をいかにして守るかということです。連合軍がリシチャンスクの北から前進し、ウクライナ軍を囲めば、この話はすべてすぐに終わります。ロシア軍は不必要な損失を被らないように考えて行動します。」(著者注:ルガンスク人民共和国駐ロシア大使ロディオン・ミロシュニクは、戦闘が既にリシチャンスク郊外で進行中であることを報告した。)
―ウクライナ側はセベロドネツクで激しい戦いを考えています。
「皆、このことで煽られています。スペツナズと傭兵がそこに送られています。また、国家安全保障防衛委員会委員長代理マリアナ・ベズグリャも派遣されています。彼女がそこで全く役に立たないのは明らかですが。ゼレンスキーも、彼らが言うには、まだリシチャンスクが安全だったころ、そこに行くことができたということですが、彼が左岸に渡ったかどうかはわかりません。単にPRのためです。今ウクライナはどうにかして「良いニュース」が欲しいのです。」
―34歳のマリアナ・ベズグリャは米国国務省の国際リーダーシッププログラムを卒業しましたね? 彼女は、ウクライナ軍においてアメリカ式の命令系統が実行されているかどうかを監視する(アメリカ)国務省の「監視台」と考えられています。
「いま大統領府はウクライナ軍に使者たちを派遣しています。彼らは彼らの姿を見せることで兵士を鼓舞できると思っています。使者たちは、兵士に自分たちが見捨てられていないことを示さなければなりません。指揮官なしで放置され、機関銃一つで戦車の前に放り出された最前線の兵士からのメッセージが次々と届いています。そこで、マリアナ・ベズグリャは「外国軍団」の兵士を連れて現地へ行き、「見て、全世界は私たちと一緒なのよ」と言ったのです。」
―ゼレンスキーは、セベロドネツク―リシチャンスクはどのような代償を払っても死守しなければならないと考えています。
「どのような代償を払っても・・・それはうまく行きません。代償は高いものになるでしょうが、その高い代償を払うことができません。最も重要なことは「動脈」、資源を持ち、必要なものすべて―これには燃料、弾薬、負傷者を撤退させて回転させる能力が含まれます―を前線の軍に提供することです。これは封鎖されている状況では不可能です。どんなに多くの力が後ろにあっても、包囲網の内部にいる人々を助けることはもはや不可能です。そういうわけで、私はどんな代償にも限界があると言うわけです。」
―セベロドネツクの現状で、ウクライナの政治的中心と軍事的中心が対立していると見ることは可能ですか?
「ええ、もちろん、ウクライナ軍は、彼らはもはや街の住宅区域に戻ることができなくなっているので、北ドネツ川そしてアゾト工場から軍隊を撤収する必要があると言っています。重火器をそこに持って行くことはもはや不可能です。
一方ゼレンスキーは、ウクライナ軍がセベロドネツクを保持し続けておりLPR軍がまだルガンスクの行政境界に達していないと言っていますが、これは全くのPRです。道徳について考えることは可能です。ゼレンスキーの気持ちを高めるために何人のウクライナの兵士が死ななければならないのでしょうか?しかし私は、この紳士は長い間、人の命の価値について考えて来なかったと思います。ここで道徳について話しても無意味なのです。(著者注:ロシア国防省によると、ウクライナ軍はセベロドネツクの戦いで人員の90%を失った。)
バシロフ氏によると、遅かれ早かれ―それは2週間のことで、リシチャンスクは包囲され、セベロドネツクのウクライナ軍の運命はマリウポリのそれと全く同じになるということである。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。