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収監されたカナダ人将官は何を語るのだろう?
2022年5月5日
ウラジーミル・プラートフ
New Eastern Outlook
5月1日、マリウポリのアゾフスタリから逃れようとしていたカナダ人将官トレヴァー・ジョン・カディエのロシア軍による逮捕は「西側諸国」がウクライナでロシアに対する戦争をしかけた公式証拠の一つになり得る。7カ月前、彼はカナダ軍司令官の最有力候補と思われたが、既に仲間の士官の間ではセックス・スキャンダルで「有名になって」いた。
キエフ当局と欧米が、国連事務総長や、フランスのマクロン大統領やトルコの大統領エルドアンを巻き込んで、アゾフスタリからの一般人用人道的回廊地帯の考えを思いついたのは、このカナダ将官「退去」のためだったとされている。狙いは「難民」に見せかけて、そこに残った多くの他の上級NATO当局者と共に、彼がロシアに管轄されるドンバスの交戦地帯を去り、モスクワによる恥ずかしい束縛だけでなく、見せしめ裁判も避けられることだった。流布している報告によれば、カディエ将官が、18人が致死性ウイルスの分野で働いていた生物学研究所No.1を含め、アゾフスタリ地下バンカーの責任者だったことは注目に値する。
従って彼は、明らかに、モスクワの調査者にだけでなく、ニュルンベルク裁判のような公開裁判で、語るべきことがあるはずで、そこでは、ウクライナで戦争を放ち、この目的でウクライナ人ナチ犯罪人連中を支援し、守り、ウクライナのアメリカ秘密研究所で生物兵器を作り、国際法の全ての規則に違反して、ウクライナ国民で、それらを実験することに対し、アメリカと西洋の同盟諸国が告訴されるのは確実だ。
だが、もちろん、これらの事実は今や誰にとっても秘密ではない。結局、何の理由もない「民主主義国家」だとアメリカが主張しても、今日アメリカのメディアが公然と指摘しているように、とうの昔に、共和国から帝国権力へと自身を変えていたのだ。アメリカ人は既に、大変な代償を支払っているが、更に厳しい道義的な報いが待ち構えている。結局のところ、バイデンと彼の政権は、ウクライナを犠牲にして、連中の家族の富を露骨に増やしているだけでなく、ウクライナを略奪し、ウクライナ人が返済するのに数十年はかかるアメリカと国際的金融負債を課して、自分たちがしたいことをウクライナでしているのだ。アメリカ当局者は、ロシアとの軍事衝突での、アメリカ直接的関与について国際的疑惑を無視する決意が益々強く、現在キエフ当局への殺傷兵器供給を隠そうともせずに拡大している。
紛争が始まって2週間後、ジョー・バイデン大統領は「NATOとロシア間の直接対決は第三次世界大戦になる。我々はそれを防ぐよう努力しなければならない。」と保障した。
だが彼は、またしても皆にウソをついたように思われる。特にアメリカ大統領は繰り返し、ロシア政権転覆を好む率直な意見を述べた。今オースティン国防長官は、感情的爆発の後ろに隠れようとさえせず、政権の目的はロシアを「弱める」ことだと、あからさまに述べている。これはモスクワに対する、敵であり、それに対する戦争の始まりという実際の宣言ではないだろうか?そして、ロシアが直接報復する理由ではないか?
戦闘訓練を受けたアメリカ人が、何千人もの他の外国人と共に、キエフ側でウクライナでの戦争に参加しているとポリティコが報じている。特に、アメリカ人のハリソン・ジョセフォヴィッツ率いるタスク・フォース・ヤンキーがウクライナで活動している。アメリカは、ウクライナ兵士をロシアと戦うようドイツで訓練しているとドイツ・テレビ局ダス・エルステが報じた。ウクライナでアメリカ軍を使用する好戦的決議が、既に下院共和党のアダム・キンジンガー議員に立案されている。
4月下旬、文書と写真を引用して、ラジオ-カナダは、カナダがウクライナで(ロシアではその戦士が犯罪捜査対象の)ナチ・アゾフ連隊メンバーにロシアに対する軍事行動を訓練していると報じた。だが、おそらく「謙虚さから」彼らは、ロシアとの軍事紛争における彼の国のこのような直接関与の上で、捕虜にされたカナダ人将官トレヴァー・カディエの役割を説明しなかったが、彼は今や自身で全てを語るだろう。
フランスの「フィガロ」や多くの他の欧米メディアが、ロシア軍に対するウクライナでの戦いにおけるNATO関与について報じている。4月28日、連合国は、ウクライナへの軍事援助で、合計80億ドルを既に供給したか、提供すると約束したとイェンス・ストルテンベルグNATO事務局長が公的に自慢した!
最近ほぼ毎日のように、ウクライナで亡くなる欧米兵士に関する報道がある。例えば、デンマークの新聞ユランズ・ポステンとデンマーク外務省が、4月末、ウクライナ軍のため行動していた25歳のデンマーク人兵士がロシア軍砲撃でニコラエフで亡くなったと報じた。22歳のアメリカ人ウィリー・ジョセフ・キャンセルの母親は彼の死を主張している。オレホヴォ町付近で「ジャベリン・システムでロシア戦車を攻撃しよう」としていたアメリカ人マヌス・マキャフリーとポール・グレイは負傷と捕虜について語っている。2月下旬、ロシア航空宇宙軍がリヴィウ付近のウクライナ軍訓練基地に爆弾投下した後、ニコラエフ知事ヴィタリー・キムのパソコンにある名簿の、著名な前ノルウェー人政治家、ノルウェー・サミ議会前議員ノルウェー国民サンドラ・アンデルセン・アイラと数人の他のノルウェー人女性兵士が行方不明になった。ウクライナで戦争を始める上でのNATO指導者の役割は、マリウポリでロシア軍に降状したイギリス傭兵のショーン・ピナー、アンドリュー・ヒルや27歳のエーデン・エスリンや多くの他の人々が率直に述べている。
同様に、包囲された過激派戦士が、アゾフスタリで降伏について、なぜ対話を禁止され、キエフの圧力で、武器を放棄しようとする誰でも即座に撃つようアゾフ大隊の民族主義者に命じたかを、捕虜にされたカナダ人将官トレヴァー・カディエが、我々に明白な暴露は語るまい。この産業施設と地下避難所の中に潜む「知られたくない内輪の秘密」を覆う秘密は、既にパレスチナ人ジャーナリスト、著者のナビル・セーラムの調査で明らかにされている。「この全ては、NATO秘密本部と、生物兵器生産のための40号ピットNを収容する工場地下専用室の存在に関する報告を背景に起きている。多数のNATO士官、アメリカ、ドイツ、カナダ、イタリア、スペイン、トルコ、スウェーデン、オーストリア、ポーランド、ギリシャの様々な国籍の240人の外国人研究者や、フランスの部隊の兵士も、そこに配置されている。この秘密本部は、ジョー・バイデン大統領の息子、ハンター・バイデンと彼のパートナー、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の会社メタビオタ社に運営されていることが明らかになった。」
おそらくは、ウクライナのアメリカ生物学研究所でのトレヴァー・カディエの直接関与を考えると、イギリスを本拠とするThe Exposéの調査のCOVID-19大流行出現における、アメリカとウクライナの直接の犯罪関与に、彼は何か加えることが可能かもしれない。
アゾフスタリからの難民の「コンビナート地下壕の将官とウクライナ大統領との個人的」な緊密な連携に関する最近の情報という条件のもとで、トレヴァー・カディエが、最近判明した彼の10億ドル外国銀行預金口座の監督に加えて、イギリスが既に彼に市民権を与えたゼレンスキーの「価値」に、更なる光をあてる可能性は排除できない。
ウラジーミル・プラートフは中東専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。
記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/05/05/what-can-the-imprisoned-canadian-general-tell/
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