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https://parstoday.com/ja/news/iran-i94636
イラク北部のイスラエル拠点に対するイラン革命防衛隊のミサイル攻撃
3月 14, 2022 16:18 Asia/Tokyo
イラクのクルド人自治区は、13日日曜未明に同地区首都エルビルが東方から発射された弾道ミサイル12発による攻撃を受けたと発表しました。
この攻撃はシオニスト政権イスラエルに対するものでした。同政権は、しばらく前からイラク・クルド自治区でイランに対する策略を行っていました。そのため、エルビル市内のイスラエル諜報特務庁・モサドの2拠点がミサイル攻撃の目標とされたのです。
イラク情報筋は、この攻撃でシオニスト要員9人が死亡、数人が負傷したと伝えています。
今回の攻撃は、複数の側面において重要性があります。
第一に、この攻撃は、イランが自らの安全保障の確保に完全に真剣であり、イランの安全を脅かす行動は全て必ず報復を受けることを示したことです。イランはこの戦略を以前から何度も立証しています。その一例として、2020年1月にイラン革命防衛隊のソレイマーニー司令官が米軍により殺害されたことの報復として行われたイラク・アサド米軍基地へのミサイル攻撃が挙げられます。
今回の攻撃を受けてイラン・イスラム革命防衛隊が発表した声明でも、「国家の安全と安寧はイラン武装軍にとって譲れない一線であり、何者にもそれを脅かしたり、犯したりすることは許さない」としています。
そして、シオニスト政権イスラエルを名指しして、「我々はシオニスト犯罪政権に再度警告する。いかなる謀略でも繰り返そうものなら、断固たる手厳しい破壊的な報復に直面することになる」と表明しています。
第二に、革命防衛隊は今回の攻撃で、純粋にモサドの拠点のみを狙い、イラクやアメリカの拠点は一切攻撃対象としなかったということです。したがって、敵のメディアや心理戦がこれに関して、どれだけアメリカやイラクの拠点が攻撃されたと報じても、それは誤りです。
第三に、今回の攻撃はイラン武装軍の情報能力の高さを示しました。なぜなら、エルビル市内のモサド拠点を把握し、それのみを攻撃対象としたからです。
第四に、イランのミサイルの精確さも証明されました。その理由として、民間人の被害は一切発生しておらず、モサド関連施設・人員以外は攻撃されていないことが挙げられます。このことは、イランの軍事能力の高さを示しています。
第五に、今回の攻撃は、先日のイスラエルによるシリア攻撃とそれによる革命防衛隊員2名の殉教とは何ら関係がないということです。イランは、この攻撃に対する報復は別の機会にもっと厳しい形で行うとしています。
第六に、イラクやクルド自治政府の高官は、今回のイランによるモサド拠点への攻撃に抗議していますが、イランはかねてからイラク・クルド自治区におけるイスラエルの反イラン活動について何度も警告してきました。それだけでなく、イラクは全体的にその地理的条件から、ここ数年イランの敵に利用されてきました。その一例として、ソレイマーニー司令官の暗殺が挙げられます。
したがって、イランによってイラクの主権が侵害されたという主張は正しくありません。なぜなら、シオニスト政権やアメリカが、イラク、特にクルド人自治区の地理的条件を利用して、その反イラン的目的を果たそうとしているからです。
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