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ゼレンスキー大統領ついに国外脱出か 浮上する「ポーランド亡命政府」樹立計画
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/302185
2022/03/07 日刊ゲンダイ
米国と退避策を協議中(ウクライナのゼレンスキー大統領)/(C)ロイター
ロシア軍がウクライナで攻勢を強めている。チェルノブイリ原発に続き、欧州最大級のザポロジエ原発も占拠。南部の都市へルソンを制圧し、人口の多い都市に狙いを定めて攻撃を続けている。首都キエフへの空爆も続く中、ゼレンスキー大統領が亡命政府を樹立する計画が進められているという。米国から国外脱出をすすめられても突っぱねたゼレンスキー大統領だったが、いよいよなのか。
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米紙ワシントン・ポスト電子版(6日配信)によると、欧米側はロシア軍が態勢を立て直し、戦況は長期泥沼化すると予測。ロシア軍が遠からずウクライナを占領すると見込み、ゼレンスキー政権による亡命政府の樹立とその支援に向けた準備を始めているという。亡命政権がゲリラ戦を指揮する想定だ。移転先には隣国ポーランドなどが浮上しているが、英国のジョンソン首相は議会で亡命政府を受け入れるか問われ、「もちろん」と答えている。
ワシントン・ポストによれば、米国務省や国防総省などの米政府機関はキエフ陥落に備えてゼレンスキー大統領の脱出を計画。ゼレンスキー大統領はポーランド国境に近いリビウの安全な地域への移動を米当局と協議し、大統領警護隊も内閣を迅速に移動させるプランを立てているという。
ゼレンスキー大統領暗殺の密命を帯びた傭兵部隊4000人がキエフに送り込まれ、クレムリンは「処刑リスト」を作成中だといわれている。身の安全が第一なのは言うまでもないが、ゼレンスキー大統領は侵攻3日目に「私はここにいる。武器を下ろすつもりはない。領土を、国を、子どもたちを守る」と大統領府内で力強く語る自撮り動画を公開。国民を鼓舞し、徹底抗戦を訴えていた。18歳から60歳の男性の出国を禁じる総動員令は5月下旬まで有効だ。にもかかわらず、リーダーが退避すれば、ウクライナ国民は腰砕けではないのか。士気を保てるのか。
市街戦は10分の1の兵力で応戦できる |
ロシアが侵攻後、新たに志願し入隊したウクライナ国防軍の兵士たち(C)ロイター
軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう言う。
「第2次世界大戦中のフランスで似た動きがありました。ナチス・ドイツによるパリ陥落で英国に逃れたドゴールはロンドンで亡命政府『自由フランス』を立ち上げ、現地のレジスタンスと共闘。連合国の支援も受けてパリを解放し、最終的に戦勝国となった。そうした歴史からいえば、ゼレンスキー政権が亡命先から指揮を執り、ロシア軍に抗戦し続けるシナリオは考えられます。都市部での市街戦が本格化すれば、土地勘のあるウクライナ側は有利に戦える。ロシア軍の10分の1ほどの兵力で応戦できるでしょう。ロシア軍がキエフに猛攻をかけても、1カ月は持ちこたえられるとみています。ただし、ウクライナ側が十分な兵器を備えているとの前提です。NATO(北大西洋条約機構)などから供与される武器はポーランドを経由して陸路で運び込まれる。都市部が完全包囲されて補給路が断たれれば、戦況はより厳しくなる」
ロシアとウクライナ代表団による3回目の停戦協議は、7日にも行われる見通しだが、決着はつきそうにない。
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