http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/282.html
Tweet |
北朝鮮いきなり弾道ミサイル発射 緊迫のヤマ場は8月にくる
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/287052
2021/03/26 日刊ゲンダイ
金正恩総書記はこれからどう動く?(25日、朝鮮中央通信が配信した北朝鮮の新型戦術誘導ミサイルの発射実験) (C)ロイター/KCNA
北朝鮮が1年ぶりに弾道ミサイルをぶっ放した。トランプ大統領と米朝交渉をつづけていた間は自重していたが、バイデン政権に代わり、動きだした。
すでに北朝鮮は、バイデン大統領が就任した直後の1月22日と、3月21日にもミサイルを発射しているが、過去2回は“巡航ミサイル”だった。バイデン政権も「国連決議違反にはあたらない」と静観していた。しかし、今回は国連決議が禁じている“弾道ミサイル”である。
バイデン政権がコンタクトを取ろうとしても、北朝鮮は「無視する」と拒否。さらに、弾道ミサイルまで放った格好だ。
金正恩総書記は今年1月、アメリカを「最大の敵」と名指しし、米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)の改良や戦術核の開発を表明している。
日本政府は「バイデン政権の出方を探っているのだろう」と楽観視しているようだが、この先、金正恩はどう動いてくるのか。
「金正恩総書記には、バイデン政権の出方を探る気持ちはないと思います。核・ミサイル開発に関して、北朝鮮は有言実行の国です。宣言通り、開発を進めるでしょう。北朝鮮はカネと時間をかけて開発した“大陸間弾頭ミサイル”と“新型潜水艦発射弾道ミサイル”を軍事パレードで披露しています。実戦配備する前に、一度は試射したいはずです」(コリア・レポート編集長・辺真一氏)
大陸間弾道ミサイルはアメリカの脅威にもなるだけに、もし発射したら、朝鮮半島が緊迫するのは間違いない。
3月8日から10日間行われた米韓合同軍事演習(C)ロイター/聯合
中国が裏で糸を引く |
「米朝対立が緊迫するのは、8月ではないか。8月には“米韓合同軍事演習”が行われる。北朝鮮は、この合同軍事演習をとくに嫌がっている。今回、弾道ミサイルを発射したのも、3月に合同軍事演習が行われたことに対する意思表示でしょう。厄介なのは、北朝鮮のバックに中国がいる可能性が高いことです。対中強硬策を取るバイデン政権を揺さぶるために、中国が裏で糸を引いていても不思議ない。北朝鮮が暴れれば暴れるほど、アメリカは中国を重視せざるを得ませんからね。だとすると、北朝鮮はさらに強気に出てこられます」(辺真一氏)
ただでさえ新型コロナが蔓延し、国際社会が東京五輪の開催を疑問視しているのに、朝鮮半島がキナ臭くなったら、ますます五輪開催は厳しくなる。
ホワイトハウスで記者会見するバイデン米大統領(C)ゲッティ=共同
バイデン大統領「相応の対応する」
バイデン米大統領は25日、ホワイトハウスで記者会見を行い、北朝鮮による25日の弾道ミサイル発射は、国連安保理決議違反だと批判した。バイデンが正式な記者会見をするのは大統領就任後初めて。
バイデンは「ミサイル発射は(弾道ミサイル発射を禁じた)国連安保理の決議1718号に違反する」と断じ「北朝鮮が事態をエスカレートさせることを選べば、相応の対応をする」と警告した。そのうえで「外交の用意もあるが、非核化が最終目標であることが条件だ」とも述べ、北朝鮮の非核化に向けて同盟国と連携して対応すると強調した。
弾道ミサイル発射を受け、国連安保理の北朝鮮制裁委員会は26日午前(日本時間同日深夜)に協議を行う。米国連代表部報道官が25日明らかにした。米国が協議を要請した。
一方、朝鮮中央通信は26日、北朝鮮国防科学院が25日に新型戦術誘導ミサイルの発射実験を行い、「成功した」と伝えた。金正恩総書記は発射実験に立ち会わなかった。
新型ミサイルはこれまでの戦術誘導ミサイルの核心技術を利用し、弾頭重量を2.5トンに改良。2発が発射され、日本海上に設定した600キロ先の目標を「正確に打撃した」という。国防科学院は「事前の予想通りで、発射実験は成功した」と主張した。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。