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シリアで負けるトルコの博打
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2020年3月 4日 マスコミに載らない海外記事
Tony Cartalucci
2020年2月28日
LandDestroyer
シリア政府が北部の県イドリブの掌握を強化する中、シリア領域からの撤退を拒否しているトルコは今週シリアで更に33人の兵隊を失ったと報じられている。
BBCは記事「シリア戦争:イドリブでの空爆で33人のトルコ兵死亡」でこう報じている。
北西シリアで、少なくとも33人のトルコ兵が、シリア「政権軍」空襲で殺害されたとトルコ当局幹部が述べた。 更に多くがイドリブ州で負傷したと、トルコ・ハタイ県知事ラーミ・ドアンが述べた。他の報道では、死者数がより多い。 トルコは後に、シリア部隊標的に報復した。 |
アメリカに率いられたシリアに対する代理戦争はほとんど終わっている。ダマスカスと同盟諸国がシリア全体の支配を復活させ、再建し始めるまで、時間の問題に過ぎない。
2011年以来、シリアを破壊した、アメリカが武装し資金供給したテロリストは、暴露され、枯渇し、追い詰められている。この代理戦争の状態が実に深刻なので、近年、アメリカやトルコとイスラエルを含む同盟諸国は、代理人連中が、もはや自身では持続的軍事行動を実行できないので、ダマスカスに対して益々直接軍事行動をしている。
トルコはシリア地上侵略を推進している
ダマスカスとその軍に対する恥知らずな侵略にもかかわらず、アメリカとトルコとイスラエルの合同軍事力は、ダマスカスの目前に迫る勝利と対照的に、いかなる注目すべき、あるいは持続可能な戦利も産み出し損ねている。
優雅な退場は断念
トルコは1950年代からNATOメンバーで、ワシントンのシリアに対する代理戦争の熱心な参加者で、自国領土と資源を、破壊的な9年の紛争に拍車をかけるテロリストや武器や機器装や金で、シリアを溢れさせるために使わせてきた。
ワシントンの悪意ある破壊的代理戦争を促進する上でのトルコの不可欠な役割にもかかわらず、シリアの同盟諸国は、ダマスカスに有利なように紛争を終わらせようと考えて、トルコのために優雅な退場のために、ワシントンではなく、彼らが今形づくろうとしている地域で、より建設的な役割を演ずる可能性を作り出そうとしてきた。
これには、ますます従順でなくなるアンカラを罰するために、両方を切断しようと試みている、ワシントンの圧力を和らげるのを助けるためのロシアとイランの経済的、軍事的結びつきを含んでいる。
だが、最近の出来事は、トルコがこの優雅な退場を拒絶したことを示しているように思える。今やトルコ軍は、シリア軍や核武装した同盟国ロシアに対してさえ、益々直接エスカレートしている。
トルコにとって、北シリアでの下降しつつある運命を逆転できるのは総力戦以外ない。
枯渇した代理勢力を使用していては、北シリア占領は、もはや持続可能ではない。核武装したロシアに支援されているシリア政府軍を撃退してのトルコ軍による北シリア侵略・占領も実行可能な政策ではない。
依然、北シリアでの好戦的態度と破壊の政策を続けることで、ワシントンによって約束されている、あるいは脅かされている、アンカラは一体何者なのかの発見が、アメリカとのトルコの協力を思いとどまらせるか、ワシントンとその二つの最高のパートナー、トルコとイスラエルの延々続く陰謀を挫折させる戦略を定式化する鍵だ。
今トルコは、紛争後、シリア紛争の勝者との有望な結びつきを放棄し、地域再編成のための建設的役割も何もない、誰もうらやまない立場にある。トルコは、血と資本のみならず、近・中の未来、地域での立場も失うという代償を払う敗戦を強化している。
記事原文のurl:https://landdestroyer.blogspot.com/2020/02/turkeys-losing-bet-in-syria.html
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