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アル・カイダ系武装集団の医療部隊を創設した元英国情報部員がトルコで死亡 (櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/114.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 11 月 12 日 19:33:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アル・カイダ系武装集団の医療部隊を創設した元英国情報部員がトルコで死亡
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201911110000/
2019.11.12 櫻井ジャーナル


 トルコ内務省は11月8日、拘束しているダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)戦闘員のうちヨーロッパ出身者を国外へ追放すると発表した。そのトルコでシリア市民防衛(SCD、通称「白いヘルメット」)創設者のジェームズ・ル・ムズリエが11月11日に死亡、注目されている。

 その3日前、ロシア外務省の広報官、マリア・ザハロワはル・ムズリエをイギリスの対外情報機関、つまりMI6に所属していたと指摘したうえで、「アル・カイダ」と彼がどのように関係していたかを明らかにするよう求めていた。以前からル・ムズリエはMI6の「元」エージェントだと指摘されていた人物で、SCDはジハード傭兵の医療部隊だとも指摘されている。

 ダーイッシュが売り出されたのは2014年だった。アメリカをはじめとする外国勢力がシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒す目的で侵略戦争を始めたのは2011年3月。リビアより1カ月遅れだ。

 その年の10月にリビアのムアンマル・アル・カダフィ体制は倒され、カダフィ自身は惨殺された。リビアではNATO軍が空爆、地上ではアル・カイダ系のLIFGを中心とする戦闘集団が政府軍と戦っていた。カダフィ体制が崩壊した後、戦闘員は武器と一緒にトルコ経由でシリアへ移動したのである。

 その段階でNATO軍がアル・カイダ系戦闘集団と手を組んでいることを知る人が増え、その事実が西側の有力メディアでも伝えられた。それに対し、バラク・オバマ米大統領は自分たちが支援しているのは「穏健派」だと主張するようになる。

 その​オバマ政権の「穏健派支援」を危険だと警告したのがアメリカ軍の情報機関DIAだった​。オバマ政権が支援している武装勢力はサラフィ主義者やムスリム同胞団が主力で、政府軍と戦っている集団としてアル・ヌスラ(AQIと実態は同じだと指摘されていた)の名前を挙げている。シリアの反政府軍に穏健派は存在しないということであり、オバマ政権の政策はシリアの東部(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配地域を作ることになるともDIAは警告していた。


 その警告通り、2014年にサラフィ主義者の支配地域が出現する。そのサラフィ主義者、つまりダーイッシュは自らの残虐さをアピール、世界の人びとにショックを与えた。そのショックを利用してアメリカ軍はシリア政府の承認を得ないままシリア領内で空爆を始める。

 DIAがオバマ政権の「穏健派支援」が危険だと警告した頃、つまり2012年8月にオバマ大統領は軍事介入の「レッド・ライン」として生物化学兵器の使用を掲げ、同年12になると国務長官だったヒラリー・クリントン国務長官がアサド大統領は化学兵器を使う可能性があると語った。

 そして2013年1月29日付けのデイリー・メール紙には、イギリスの軍事関連企業ブリタム防衛の社内電子メールに、オバマ政権がシリアで化学兵器を使ってその責任をアサド政権に押しつける作戦をオバマ大統領が許可したという記述があるとする記事が載った。(同紙のサイトからこの記事はすぐに削除された)その後、西側の政府や有力メディアはシリア政府軍が化学兵器を使ったという宣伝を展開する。

 そうした中、2013年3月にル・ムズリエはトルコでSCDを編成し、訓練を始めた。公開された映像からそのメンバーは医療行為の訓練を受けていないと指摘する人もいる。

 SCDのメンバーがアル・カイダ系武装集団と重複していることを示す動画や写真の存在、アル・カイダ系武装集団が撤退した後の建造物でSCDと隣り合わせで活動していたことを示す証拠などがバネッサ・ビーリーやエバ・バートレットらによって確認されている。

 設立資金の30万ドルはイギリス、アメリカ、そして日本から得たという。その後、西側のNGOやカタールを経由してアメリカ政府とイギリス政府から1億2300万ドルが渡ったとされている。

 ル・ムズリエはイギリス軍の元軍人で、2000年に退役、その後オリーブ・グループという傭兵組織の特別プロジェクトの幹部になった。この組織は後にアカデミ(ブラックウォーターとして創設、Xeに改名、現在に至る)に吸収されている。

 2008年に彼はオリーブ・グループを離れてグッド・ハーバー・コンサルティングへ入り、アブダビを拠点として活動し始めるのだが、この段階でもイギリスの情報機関と緊密な関係を維持している。



 

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コメント
1. 赤かぶ[39679] kNSCqYLU 2019年11月12日 19:36:19 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[29752] 報告


2. 赤かぶ[39680] kNSCqYLU 2019年11月12日 19:36:59 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[29753] 報告


3. 2019年11月12日 20:01:17 : 6nRcL5HbW2 : MENLU1NzU2FtdFE=[206] 報告
正義派を 名乗って起こす 侵略を
4. 2019年11月13日 12:34:50 : bzDNJxYI7I : LjFLUlNoOVBTR1k=[1] 報告
用済みか。
5. 2019年11月16日 09:25:41 : 1hFwhl5XF6 : dXZTY1pyS01GUXM=[333] 報告
MI6工作員の首を折って、階上から放り出す、一般的手口。
ムズリエの悪事を知っているので、何ら躊躇しなかっただろう。

https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=167937
シリアの国民には、ホワイト・ヘルメットは“市民を拷問し殺しその内臓を売っている”組織だと認識
〜ホワイト・ヘルメットがプロパガンダ創作物であるのは明白〜

ロンドンに居れば安全だったのに。
なにせ、アカデミー賞ですから。

6. 2019年11月17日 08:32:25 : zWPiE8is1Y : SndLeXJVSzN3c0U=[16] 報告

 (自殺)が示しているのは。シリア侵略が収束に向かっている事を暗示している。

 為政者が国民に対して化学兵器をしている、それ故にその為政者を認めることはできない。その為、彼と協力してISILを打ち負かすのではなく、彼の協力を得ることをせずにISILを打ち負かす。このようなスキームでシリアへの侵略を正当化していた。

 その過程でホワイトヘルメッツを称賛し。国際機関による化学兵器の使用への調査にバイアスをかけ続けた。

 MSMによる歪曲記事を除去してしまえば、醜悪なスケルトンが露わになる。

 シリアの戦後において、国際法廷は開かれないのであろう、プロットが失敗しているが故に(例えば、ユーゴスラビアではうまくいき国際法廷は開催可能であった)。付け加えるならば、ラッセル。サルトルが鬼籍に入っているからには、民間による法廷を主宰する大物も存在しない今、それもなかろう。

 化学兵器の使用を根拠に時はまさしくUS−チャイナ首脳の晩餐会の最中にUS、UK、仏によるシリアへの空爆が行われたが、国際法上の非合法性が戦後のシリアに於いて突出せざるを得ない。がしかし化学兵器使用の本尊の自殺なるものにより。証言は得られなくなった。ホワイトヘルメッツのメンバーは証言するならば、その先には自殺は待っている。

 シリアの戦後では、つまるところ、US主導の国際連合軍への参加国は自国出身者の帰国という顛末を自ら刈り取ることになる。各国の不安定要因となろう。

 無関係なことを追記するが、US−チャイナ関係において、USのチャイナの国家主席に対して、晩餐会に空爆をぶつけた非礼さは云いつくしても云い尽くせないであろう、そうではあるまいか?

 要するにUS−チャイナ貿易交渉なるものは、そのような冷え込んだ感情の下で行われている、そのような認識が必要であろう。(現US政権は貿易交渉中にチャイナサイドの重要民間人を拉致し未だにその帰結は未定のまま中空をさまよっているいる、カナダの裁判所はファウェイのお嬢さんをUSに引き渡すか否かの裁判の判決を出していない、少なくとも新たなニュースはない。晩餐会といい、拉致といい現US政権の素人ぶりは心にとめておくべきであろう)。

 

 

 

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